奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良(ことほぐなら)」 イベント開催情報
[20/11/25]
提供元:PRTIMES
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「石の形のお菓子」と「思い入れのある石」を交換!?EAT&ART TARO氏による食の体験型アートプロジェクト「動く石」
全国各地で食を通じたアート活動を展開する現代美術作家、EAT&ART TARO氏が食のアートプロジェクト「動く石」を春日大社参道にある「鶴の茶屋」を会場に展開します。
「古都祝奈良2020-2021」では、その他にも多彩なプログラムを開催します。
2016年に行われた「東アジア文化都市2016奈良市」のレガシィを未来につなぐため、奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良(ことほぐなら)」を2017年から毎年度、開催しています。
令和2年度の美術プログラムとしてEAT&ART TARO「動く石」を開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-927552-0.jpg ]
EAT&ART TARO「動く石」
開催情報
〈作品名〉
動く石
〈作家〉
EAT&ART TARO
(プログラムディレクター:西尾美也)
〈会場〉
鶴の茶屋(奈良市春日野町160)
※オンライン参加は特設ウェブサイトから
〈会期〉
令和2年12月11日(金曜日)から20日(日曜日)まで 各日10時〜16時
〈主催〉
奈良市アートプロジェクト実行委員会、奈良市
作品趣旨
食をテーマに作品を作り続ける現代美術アーティストのEAT&ART TAROが奈良の地で展開する、新たなアートプロジェクト。
奈良のある地域で農作業の時に食べるおやつのことを「ほうせき」と呼ばれることを聞いたEAT&ART TAROは、奈良の石に着目します。寺院の礎石など、奈良に暮らす人々が日常のなかで目にする石の数々からは1300年前の記憶を辿ることができます。
そんな石の形をした菓子が並ぶ“石の菓子店”。お金ではなく石で菓子と交換するその店は、さまざまな事物の価値を問い直す機会をつくりだします。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-365595-1.png ]
参加方法
“石の菓子店”へ来店し参加
会期中、春日大社参道にある茶屋(鶴の茶屋)が“石の菓子店”としてオープンします。
この菓子店では石の形をしたお菓子が店内を彩ります。店に並ぶ菓子を求めるには、お金ではなく「思い入れのある石」との交換になります。来場者は持参した石のエピソードを添えてスタッフへ渡すことで、「石の菓子」を手に入れることができます。
オンラインストアから参加
公式ウェブサイト(https://kotohogunara.jp/)内の「動く石」特設ウェブサイトでは、オンラインで「石の菓子」をお求めいただけます。オンラインでもお金ではなく「思い入れのある石」と交換になりますので、ウェブサイトで示された方法で石を送付いただくことで、後日「石の菓子」をお送りします。
アーティストへの取材について
会期中のうち、12月11日(金曜日)〜13日(日曜日)(10時00分-16時00分)の3日間はアーティストのEAT&ART TARO氏が会場に滞在予定のため、アーティストへの取材が可能です。
アーティスト プロフィール
EAT&ART TARO 氏
[画像3: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-441328-2.jpg ]
調理師学校卒業後、飲食店勤務を経て芸術祭や美術館で食のワークショップ、作品制作を行っている。これまでに、自分で購入したものが次の人のものになってしまう、おごることしかできないお店「おごりカフェ」や、昭和の料理本を調査収集し、レシピ再現などを行う「レトロクッキング」、美味しいおにぎりを食べるためだけに参加者と共に運動会をする「おにぎりのための、毎週運動会」など食をテーマにした作品を多数発表している。
プログラムディレクター プロフィール
西尾 美也(にしお よしなり) 氏
[画像4: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-846044-3.jpg ]
1982年奈良県生まれ、同在住。美術家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、現在、奈良県立大学地域創造学部准教授。本事業のきっかけとなった東アジア文化都市2016奈良市「古都祝奈良」出展作家。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目した作品や日本とアフリカをつなぐアートプロジェクトを各地で展開している。
奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2020-2021」その他のプロジェクト
演劇創作&公演「ならのまちと創る演劇」
「ならのまち」に暮らす人たちのエピソードを演劇作品にするプロジェクト。募集で集まった「食」にまつわるエピソードを短編作品に創り上げ、オーディションで選ばれた出演者たちが演じます。
作・演出は「青少年と創る演劇」で中学・高校生たちと演劇を創作してきた田上豊。「古都祝奈良」の新たな演劇プログラムです。
※入場無料/要申込
〈作・演出/プログラムディレクター〉
田上 豊
〈上演作品〉
「おっぱい饅頭」
「うまいもののないところ」
「ぜんざいマラソン」
〈公演日〉
2020年12月26日(土曜日)
〈会場〉
ならまちセンター市民ホール
〈申込方法〉
メール、はがき、FAXに「ならのまちと創る演劇観覧申込」、観覧希望者数、代表者の住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を明記し、12月16日(水曜日)までに事務局宛先へ。
公式ウェブサイト(https://kotohogunara.jp/)からも申込可。後日入場券を送付します。
残席に余裕があれば当日券を会場にて発行します。
ラーニングプログラム 「グリーン・マウンテン・カレッジ」
グリーン・マウンテン・カレッジは、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」です。今年度は「食」をテーマにゲストを迎え、ならまちセンターを拠点に開校します。「学び」とは、さまざまな事がらをさまざまな方法で捉え、咀嚼(そしゃく)して自らのものとし、それを未来の他者へと手渡していくこと。文化は、その学びの膨大な蓄積です。
カレッジの象徴である「ティピーテント」のもとに集まった人々と小さな「火」を囲むひとときを過ごします。
〈校長〉
小山田 徹
〈とき・講師・テーマ〉
■第1回(実施済)
2020年11月15日(日曜日)
上田假奈代(詩人・詩業家)×小山田徹
「共に食す」
■第2回
2020年11月29日(日曜日)
鷲田清一(哲学者)×小山田徹(※鷲田氏はオンラインでの出演)
「拡大食卓」
■第3回
2020年12月13日(日曜日)
EAT&ART TARO(アーティスト)×小山田徹
「握り石」
〈ところ〉
ならまちセンター 芝生広場(東寺林町)
「古都祝奈良2020-2021」開催スケジュール(既実施分含む)
○2020年10月3日(土曜日)
平田オリザの表現ワークショップ―演劇メソッドでコミュニケーションのヒントをつかむ―
○2020年11月15日(日曜日)
グリーン・マウンテン・カレッジ 第1回
○2020年11月29日(日曜日)
グリーン・マウンテン・カレッジ 第2回
○2020年12月11日(金曜日)
〜20日(日曜日)
EAT&ART TARO「動く石」(鶴の茶屋・オンライン)
○2020年12月13日(日曜日)
グリーン・マウンテン・カレッジ 第3回
○2020年12月7日(月曜日)〜25日(金曜日)
「ならのまちと創る演劇」 稽古(一部オンライン)
○2020年12月26日(土曜日)
「ならのまちと創る演劇」公演
※各プログラムとも感染症対策を行ったうえで開催いたします。
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、プログラムの内容変更や中止などを行うことがあります。
(参考)奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良」
奈良市アートプロジェクトでは、「東アジア文化都市2016奈良市」で行われた「古都祝奈良-時空を超えたアートの祭典」の趣旨を受け継ぎ、現代社会がもつさまざまな課題や事柄、そして未来に対して奈良がなすべきこと、奈良だからできることを、現代のアートを通じて古都奈良を掘り下げて考える機会とし、奈良に集う国内外の人びとと奈良で生活する人びとが友になって新たな価値の創造につなげていくことをめざしています。
古都祝奈良2017-2018(平成30年3月開催)
〈プログラム〉
チェ・ジョンファ「花 Welcome」:作品展示、ワークショップ、アートディスカッション
青少年と創る演劇「ならのはこぶね」
古都祝奈良2018-2019(平成30年10月〜平成31年2月開催
〈プログラム〉
対話型アートプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」
美術ワークショップ&展示 チェ・ジョンファ「花の舎利塔 Blooming Matrix」
青少年と創る演劇「ならのはこぶね」
古都祝奈良2019-2020(令和元年9月〜令和2年2月開催)
〈プログラム〉
北澤潤「You are Me」
対話型アートプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」
青少年と創る演劇「奈良の夜の夢」
平田オリザさんによる演劇ワークショップ
(参考)「古都祝奈良2020-2021」参加アーティスト EAT&ART TARO氏について
EAT&ART TARO氏は、芸術祭や地域アートプロジェクトを主な活動舞台に、作品を発表してきました。数々のプロジェクトを通して、「食べる」という行為が単純な生命維持活動なのではなく、状況やコミュニケーションに左右されるものだということを参加者に実感させます。
その作品の多くは、食の美味しさや綺麗な盛り付けではなくて、「どのような環境で食べるか?」を取り上げ、飲食店では行えない食へのアプローチについて作品を展開してきました。
EAT&ART TARO氏のこれまでのプロジェクト紹介
〈おにぎりのための運動会(2014年/いちはらアートミックス)〉
美味しいおにぎりを食べるために、運動会をする作品。8週間あった期間中、毎回150人の運動会を実施しておにぎりを食べました。
会期後も、運動会での大玉ころがしは「おにぎりころがし」として継続され、さらに2017年のいちはらアート×ミックスでは、地元住民たち自らが主体的に運営を行うこととなり、作家名を冠することをせず、地域によるプロジェクトとして展開されました。
〈おごりカフェ(2008年/柏の葉アーバンデザインセンター)〉
「飲食店で、メニューを選んで、食べて、帰る」、その当たり前の行為に窮屈さを感じたEAT&ART TARO氏は、人におごってあげることしかできないお店を《おごりカフェ》というアート作品として展開します。
自分のオーダーした商品が次の人に提供される《おごりカフェ》のシステムは、「おごる」という親密な関係でしかできない行為を先行させることで、人間同士の距離感をかき混ぜ、違った方法で関係性を構築します。
〈夕飯コンシェルジュ(2016年/TURN展<東京都美術館>)〉
障害のあるなしや家庭環境、働き方、料理技術などによって、何をどのように食べるかについて悩む人は多いと思います。《夕飯コンシェルジュ》は、そうした誰にとっても日常の悩みである夕飯について、管理栄養士などで構成されるコンシェルジュとのコミュニケーションを通して一緒に考えるプロジェクトとして展開されました。
本件に関するお問い合わせ先
市民部 文化振興課
TEL:0742-34-4942
[画像5: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-367502-4.jpg ]
全国各地で食を通じたアート活動を展開する現代美術作家、EAT&ART TARO氏が食のアートプロジェクト「動く石」を春日大社参道にある「鶴の茶屋」を会場に展開します。
「古都祝奈良2020-2021」では、その他にも多彩なプログラムを開催します。
2016年に行われた「東アジア文化都市2016奈良市」のレガシィを未来につなぐため、奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良(ことほぐなら)」を2017年から毎年度、開催しています。
令和2年度の美術プログラムとしてEAT&ART TARO「動く石」を開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-927552-0.jpg ]
EAT&ART TARO「動く石」
開催情報
〈作品名〉
動く石
〈作家〉
EAT&ART TARO
(プログラムディレクター:西尾美也)
〈会場〉
鶴の茶屋(奈良市春日野町160)
※オンライン参加は特設ウェブサイトから
〈会期〉
令和2年12月11日(金曜日)から20日(日曜日)まで 各日10時〜16時
〈主催〉
奈良市アートプロジェクト実行委員会、奈良市
作品趣旨
食をテーマに作品を作り続ける現代美術アーティストのEAT&ART TAROが奈良の地で展開する、新たなアートプロジェクト。
奈良のある地域で農作業の時に食べるおやつのことを「ほうせき」と呼ばれることを聞いたEAT&ART TAROは、奈良の石に着目します。寺院の礎石など、奈良に暮らす人々が日常のなかで目にする石の数々からは1300年前の記憶を辿ることができます。
そんな石の形をした菓子が並ぶ“石の菓子店”。お金ではなく石で菓子と交換するその店は、さまざまな事物の価値を問い直す機会をつくりだします。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-365595-1.png ]
参加方法
“石の菓子店”へ来店し参加
会期中、春日大社参道にある茶屋(鶴の茶屋)が“石の菓子店”としてオープンします。
この菓子店では石の形をしたお菓子が店内を彩ります。店に並ぶ菓子を求めるには、お金ではなく「思い入れのある石」との交換になります。来場者は持参した石のエピソードを添えてスタッフへ渡すことで、「石の菓子」を手に入れることができます。
オンラインストアから参加
公式ウェブサイト(https://kotohogunara.jp/)内の「動く石」特設ウェブサイトでは、オンラインで「石の菓子」をお求めいただけます。オンラインでもお金ではなく「思い入れのある石」と交換になりますので、ウェブサイトで示された方法で石を送付いただくことで、後日「石の菓子」をお送りします。
アーティストへの取材について
会期中のうち、12月11日(金曜日)〜13日(日曜日)(10時00分-16時00分)の3日間はアーティストのEAT&ART TARO氏が会場に滞在予定のため、アーティストへの取材が可能です。
アーティスト プロフィール
EAT&ART TARO 氏
[画像3: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-441328-2.jpg ]
調理師学校卒業後、飲食店勤務を経て芸術祭や美術館で食のワークショップ、作品制作を行っている。これまでに、自分で購入したものが次の人のものになってしまう、おごることしかできないお店「おごりカフェ」や、昭和の料理本を調査収集し、レシピ再現などを行う「レトロクッキング」、美味しいおにぎりを食べるためだけに参加者と共に運動会をする「おにぎりのための、毎週運動会」など食をテーマにした作品を多数発表している。
プログラムディレクター プロフィール
西尾 美也(にしお よしなり) 氏
[画像4: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-846044-3.jpg ]
1982年奈良県生まれ、同在住。美術家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)などを経て、現在、奈良県立大学地域創造学部准教授。本事業のきっかけとなった東アジア文化都市2016奈良市「古都祝奈良」出展作家。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目した作品や日本とアフリカをつなぐアートプロジェクトを各地で展開している。
奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2020-2021」その他のプロジェクト
演劇創作&公演「ならのまちと創る演劇」
「ならのまち」に暮らす人たちのエピソードを演劇作品にするプロジェクト。募集で集まった「食」にまつわるエピソードを短編作品に創り上げ、オーディションで選ばれた出演者たちが演じます。
作・演出は「青少年と創る演劇」で中学・高校生たちと演劇を創作してきた田上豊。「古都祝奈良」の新たな演劇プログラムです。
※入場無料/要申込
〈作・演出/プログラムディレクター〉
田上 豊
〈上演作品〉
「おっぱい饅頭」
「うまいもののないところ」
「ぜんざいマラソン」
〈公演日〉
2020年12月26日(土曜日)
〈会場〉
ならまちセンター市民ホール
〈申込方法〉
メール、はがき、FAXに「ならのまちと創る演劇観覧申込」、観覧希望者数、代表者の住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を明記し、12月16日(水曜日)までに事務局宛先へ。
公式ウェブサイト(https://kotohogunara.jp/)からも申込可。後日入場券を送付します。
残席に余裕があれば当日券を会場にて発行します。
ラーニングプログラム 「グリーン・マウンテン・カレッジ」
グリーン・マウンテン・カレッジは、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」です。今年度は「食」をテーマにゲストを迎え、ならまちセンターを拠点に開校します。「学び」とは、さまざまな事がらをさまざまな方法で捉え、咀嚼(そしゃく)して自らのものとし、それを未来の他者へと手渡していくこと。文化は、その学びの膨大な蓄積です。
カレッジの象徴である「ティピーテント」のもとに集まった人々と小さな「火」を囲むひとときを過ごします。
〈校長〉
小山田 徹
〈とき・講師・テーマ〉
■第1回(実施済)
2020年11月15日(日曜日)
上田假奈代(詩人・詩業家)×小山田徹
「共に食す」
■第2回
2020年11月29日(日曜日)
鷲田清一(哲学者)×小山田徹(※鷲田氏はオンラインでの出演)
「拡大食卓」
■第3回
2020年12月13日(日曜日)
EAT&ART TARO(アーティスト)×小山田徹
「握り石」
〈ところ〉
ならまちセンター 芝生広場(東寺林町)
「古都祝奈良2020-2021」開催スケジュール(既実施分含む)
○2020年10月3日(土曜日)
平田オリザの表現ワークショップ―演劇メソッドでコミュニケーションのヒントをつかむ―
○2020年11月15日(日曜日)
グリーン・マウンテン・カレッジ 第1回
○2020年11月29日(日曜日)
グリーン・マウンテン・カレッジ 第2回
○2020年12月11日(金曜日)
〜20日(日曜日)
EAT&ART TARO「動く石」(鶴の茶屋・オンライン)
○2020年12月13日(日曜日)
グリーン・マウンテン・カレッジ 第3回
○2020年12月7日(月曜日)〜25日(金曜日)
「ならのまちと創る演劇」 稽古(一部オンライン)
○2020年12月26日(土曜日)
「ならのまちと創る演劇」公演
※各プログラムとも感染症対策を行ったうえで開催いたします。
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、プログラムの内容変更や中止などを行うことがあります。
(参考)奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良」
奈良市アートプロジェクトでは、「東アジア文化都市2016奈良市」で行われた「古都祝奈良-時空を超えたアートの祭典」の趣旨を受け継ぎ、現代社会がもつさまざまな課題や事柄、そして未来に対して奈良がなすべきこと、奈良だからできることを、現代のアートを通じて古都奈良を掘り下げて考える機会とし、奈良に集う国内外の人びとと奈良で生活する人びとが友になって新たな価値の創造につなげていくことをめざしています。
古都祝奈良2017-2018(平成30年3月開催)
〈プログラム〉
チェ・ジョンファ「花 Welcome」:作品展示、ワークショップ、アートディスカッション
青少年と創る演劇「ならのはこぶね」
古都祝奈良2018-2019(平成30年10月〜平成31年2月開催
〈プログラム〉
対話型アートプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」
美術ワークショップ&展示 チェ・ジョンファ「花の舎利塔 Blooming Matrix」
青少年と創る演劇「ならのはこぶね」
古都祝奈良2019-2020(令和元年9月〜令和2年2月開催)
〈プログラム〉
北澤潤「You are Me」
対話型アートプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」
青少年と創る演劇「奈良の夜の夢」
平田オリザさんによる演劇ワークショップ
(参考)「古都祝奈良2020-2021」参加アーティスト EAT&ART TARO氏について
EAT&ART TARO氏は、芸術祭や地域アートプロジェクトを主な活動舞台に、作品を発表してきました。数々のプロジェクトを通して、「食べる」という行為が単純な生命維持活動なのではなく、状況やコミュニケーションに左右されるものだということを参加者に実感させます。
その作品の多くは、食の美味しさや綺麗な盛り付けではなくて、「どのような環境で食べるか?」を取り上げ、飲食店では行えない食へのアプローチについて作品を展開してきました。
EAT&ART TARO氏のこれまでのプロジェクト紹介
〈おにぎりのための運動会(2014年/いちはらアートミックス)〉
美味しいおにぎりを食べるために、運動会をする作品。8週間あった期間中、毎回150人の運動会を実施しておにぎりを食べました。
会期後も、運動会での大玉ころがしは「おにぎりころがし」として継続され、さらに2017年のいちはらアート×ミックスでは、地元住民たち自らが主体的に運営を行うこととなり、作家名を冠することをせず、地域によるプロジェクトとして展開されました。
〈おごりカフェ(2008年/柏の葉アーバンデザインセンター)〉
「飲食店で、メニューを選んで、食べて、帰る」、その当たり前の行為に窮屈さを感じたEAT&ART TARO氏は、人におごってあげることしかできないお店を《おごりカフェ》というアート作品として展開します。
自分のオーダーした商品が次の人に提供される《おごりカフェ》のシステムは、「おごる」という親密な関係でしかできない行為を先行させることで、人間同士の距離感をかき混ぜ、違った方法で関係性を構築します。
〈夕飯コンシェルジュ(2016年/TURN展<東京都美術館>)〉
障害のあるなしや家庭環境、働き方、料理技術などによって、何をどのように食べるかについて悩む人は多いと思います。《夕飯コンシェルジュ》は、そうした誰にとっても日常の悩みである夕飯について、管理栄養士などで構成されるコンシェルジュとのコミュニケーションを通して一緒に考えるプロジェクトとして展開されました。
本件に関するお問い合わせ先
市民部 文化振興課
TEL:0742-34-4942
[画像5: https://prtimes.jp/i/36429/129/resize/d36429-129-367502-4.jpg ]