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『ビジネス書大賞2017』受賞作品が決定! 大賞は、人類の壮大な歴史を辿る異色の書『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ著 河出書房新社刊)に!

ビジネス書大賞2017実行委員会は、『ビジネス書大賞2017』において、受賞作品が決定したことを発表いたします。

当賞では、2016年発売のビジネス書の中から、書店員、ブロガー、出版社、マスコミの代表とNewsPicksユーザー、六本木アカデミーヒルズライブラリー会員および一般読者の一次投票によってノミネート10作品を選出いたしました。
その後、最終審査員による審査のもと、大賞ほか各賞を決定いたしましたので、ここに発表いたします。




[画像1: https://prtimes.jp/i/18193/134/resize/d18193-134-311824-0.jpg ]

<受賞作品>
<大賞>『サピエンス全史』 ユヴァル・ノア・ハラリ 訳 柴田 裕之 河出書房新社
<準大賞>『LIFE SHIFT』 リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット 訳 池村 千秋 東洋経済新報社
<審査員特別賞>『小倉昌男 祈りと経営』 森 健 小学館
<読者賞>『やり抜く力 GRIT』アンジェラ・ダックワース 訳 神崎 朗子 ダイヤモンド社

<ノミネート作品>
『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット[著] 池村 千秋[訳] 東洋経済新報社
『生産性』伊賀 泰代[著] ダイヤモンド社
『やり抜く力 GRIT』アンジェラ・ダックワース[著] 神崎 朗子[訳] ダイヤモンド社
『職場の問題地図』沢渡 あまね[訳] 白井 匠[イラスト] 技術評論社
『「言葉にできる」は武器になる。』梅田 悟司[著] 日本経済新聞出版社
『鬼速PDCA』冨田 和成[著] クロスメディア・パブリッシング
『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』デービッド・アトキンソン[著] 東洋経済新報社
『小倉昌男 祈りと経営』森 健[著] 小学館
『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ[著] 柴田 裕之[訳] 河出書房新社
『いま世界の哲学者が考えていること』岡本 裕一朗[著] ダイヤモンド社


[画像2: https://prtimes.jp/i/18193/134/resize/d18193-134-548257-1.jpg ]

「ビジネスパーソンが知識やスキルを得る書籍」といった従来のビジネス書の役割が変化しつつある──。昨年、ビジネス書大賞2016で多くの選考委員が指摘した流れが、さらに加速していることを再認識する選考結果となりました。
今回の最終選考会においては選考委員より以下の4点の変化が指摘されました。

第1の変化「教養」への流れ。
哲学・歴史・科学など、教養への関心が高まっています。社会環境の変化が早まる中、人生や仕事の意義を問い直し、判断基準を形作るための読書の必然性が高まってきていることによると思われます。

第2の変化「インターネットの対極としての本の価値の高まり」。
ビジネスのノウハウを得るツールはインターネットに移行しつつありますが、その反面、ネットでは得ることのできない深い体験や大きなストーリー性と言った書籍独自の価値を体現することが、より強く求められるようになっています。
今年度の大賞『サピエンス全史』、準大賞『LIFE SHIFT』は、長い時間軸の視点に読者を誘い、人生や社会そのものを見直すきっかけを与える作品で、第1および第2の変化を象徴する作品。第1次選考から最終選考へのすべての選考において、高い評価を得て文句なしの受賞決定となりました。

第3の変化「ビジネスパーソンの課題の変化・深まり」。
昨年は教育(『「学力」の経済学』準大賞授賞)、AI(『人工知能は人間を超えるか』審査員特別賞)といった、従来のビジネス書の定義に必ずしも当てはまらないテーマの作品が授賞作に選ばれ、ビジネスパーソンの注目するテーマの広がりを示す結果になりました。
今年度を象徴するテーマは「生産性」。『デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論』『生産性』『鬼速PDCA』『職場の問題地図』が最終ノミネート作に選ばれ、「生産性」という課題に日本のビジネスパーソンの目が向いていることを反映した結果となりました。

さらに、第4の変化「ハードワーク」。
長時間労働やブラック企業へ厳しい目が向けられていますが、その反面、世界のトップビジネスパーソンは、自ら選んでハードに働き学んでいる―そんな現実を伝える翻訳書が、ここ数年続けて授賞しています(『ゼロ・トゥ・ワン』2015年大賞、『HARD THINGS』2016年大賞)。今年度、読者賞授賞『やり抜く力 GRITGRIT』は、そうした流れをさらに強く予感させる作品であることが指摘されました。

以上の流れの中で、「翻訳書優位の傾向が今後しばらく続くのではないか」との指摘がありました。本賞の意義として、日本のビジネス書の作り手の奮起を促し、後押ししていきたいということも最終選考の場で再確認されました。
審査員特別賞『小倉昌男 祈りと経営』は、図抜けた仕事をされた日本の書き手に差し上げることで、続く日本人の書き手が現れることへの期待の表明でもあります。


<ビジネス書大賞について>
ここ数年間、いわゆる「ビジネス書」が出版業界を活性化しています。多忙ゆえに活字から離れていた多くのビジネスパーソンが書籍に戻ってくるとともに、ビジネス書が社会現象となり、テレビや新聞・インターネットをはじめとするメディアに大きな影響を与える事例が増えてきています。

また、ビジネス書ブームは、著者についても新しい現象を生み出しています。著名経営者やビジネスリーダーのみならず、普通のビジネスパーソンが書いたビジネス書がベストセラーとなり、書籍から新たに影響力を持つ人物が生まれてきています。明治時代、福沢諭吉の『学問のすすめ』がポスト身分制度の生き方を提示してベストセラーになったように、現代においてビジネス書は時代の変化を先取りし、新しいライフスタイルを提案するとともに、時代を代表する人物を輩出する基盤となっています。

激しく変化し、これまでの考え方が通用しない時代環境において、ビジネス書は新しい考え方・方法論を提示し、時代を創る存在になったといえるでしょう。

そのような潮流を背景とし、私どもは、その年を代表するビジネス書を選出し表彰するビジネス書専門の賞を創設することにいたしました。なおここでビジネス書とは「ビジネスパーソンにとって学びや気づきがある本」と広く定義し、単行本・新書等の体裁や実用書・文芸等のジャンルにはこだわらないとします。賞の選考は、書店、ブロガー、出版社、マスコミの代表と一般読者の投票によって進めます。これは、現在のビジネス書が、単に著者の力だけでなく、多くの関係者の力がまとまって一つのムーブメントになることで初めて、読者の広い支持を受けるようになる現状を反映したものとしたいためです。

ビジネス書大賞を通じて、ビジネス書のプレゼンスをさらに大きなものとし出版書店業界の活性化に貢献するとともに、日本のビジネスパーソンの成長、ひいては日本のビジネス界の発展に貢献してまいりたいと考えております。

<ビジネス書大賞2017・概要>

[画像3: https://prtimes.jp/i/18193/134/resize/d18193-134-836890-2.jpg ]

■目的:ビジネス書のプレゼンスをさらに大きなものとすることで、出版業界の活性化に貢献するとともに、日本のビジネスパーソンの成長、ひいては日本のビジネス界の発展に貢献する。

■対象作品:2016年1月から12月刊行のビジネス書

■公式サイト:http://biztai.jp/

■ビジネス書大賞2017実行委員会:
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン、アカデミーヒルズ六本木ライブラリー、News Picks
【協力】株式会社オトバンク、日本出版販売株式会社、株式会社トーハン

本年の最終審査員(敬称略・50音順)
<経済界の方>
岩崎 賢二:東京海上日動火災保険株式会社 取締役副社長
大西 洋:株式会社三越伊勢丹ホールディングス 取締役 
雑賀 大介:三井製糖株式会社 代表取締役社長
田中 一行:日立化成株式会社 取締役会長 / 株式会社日立製作所 取締役

<若手実業家の方>
白木 夏子:株式会社 HASUNA 代表取締役
豊田 剛一郎:株式会社メドレー 代表取締役医師
仲 暁子: ウォンテッドリー株式会社 代表取締役 CEO

<ビジネス系メディアの方>
井上 威朗:株式会社講談社 COURRiER JAPON 編集長
竹田 孝洋:株式会社ダイヤモンド社 週刊ダイヤモンド 副編集長
浜田 敬子: Business Insider Japan 統括編集長 / 前 AERA 編集長
安原 ゆかり:株式会社日経BP 日経WOMAN編集部 編集長
柳瀬 博一:株式会社日経BP チーフ企画プロデューサー
山田 俊浩:株式会社東洋経済新報社 東洋経済オンライン 編集長

<協力会社の方>
上田 渉:株式会社オトバンク 代表取締役会長
大橋 功幸:日本出版販売株式会社
篠田 晃典:株式会社丸善ジュンク堂書店 丸善日本橋店 店長

<実行委員会より>
小林 麻実:アカデミーヒルズ六本木ライブラリー アドバイザー
佐々木 紀彦:株式会社ニューズピックス 取締役 NewsPicks 編集長
干場 弓子:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン 取締役社長

<参考:過去の受賞作品>
<2016年(第7回)>
【大賞】『HARD THINGS』(ベン・ホロウィッツ、日経BP社)
【準大賞】『「学力」の経済学』(中室牧子、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
【審査員特別賞】『人工知能は人間を超えるか』(松尾豊、KADOKAWA/中経出版)

<2015年(第6回)>
【大賞】『ゼロ・トゥ・ワン』(ピーター・ティール他、NHK出版)
【準大賞】『How Google Works』(エリック・シュミット他 日本経済新聞出版社)
【書店賞】『エッセンシャル思考』(グレック・マキューン、かんき出版)
【審査委員特別賞】山形浩生氏『21世紀の資本』など
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<2014年(第5回)>
【大賞(経済書部門)】『統計学が最強の学問である』(西内啓、ダイヤモンド社)
【大賞(経営書部門)】『経営戦略全史』(三谷宏治、ディスカヴァー)
【書店賞】『伝え方が9割』(佐々木圭一、ダイヤモンド社)
【審査委員特別賞】古賀史健氏『嫌われる勇気』などの執筆・構成に対して
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<2013年(第4回)>
【大賞】『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン、プレシデント社)
【優秀翻訳ビジネス書賞】 『スタンフォードの自分を変える教室』
(ケリー・マクゴニガル、大和書房)

【書店賞】『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ』
(河野英太郎、ディスカヴァー)
【新人賞】『採用基準』(伊賀泰代、ダイヤモンド社)
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<2012年(第3回)>
【大賞】『僕は君たちに武器を配りたい』(瀧本哲史、講談社)
『スティーブ・ジョブズI・II』(ウォルター・アイザックソン、講談社)
【優秀翻訳ビジネス書賞】 『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』
(カーマイン・ガロ、日経BP社)
【書店賞】『究極の判断力を身につける インバスケット思考』
(鳥原隆志、WAVE出版)
【特別賞】『ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録』(西川善文、講談社)
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<2011年(第2回)>
【大賞】『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建、東洋経済新報社)
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
(岩崎夏海、ダイヤモンド社)
【最優秀著者賞】 佐々木常夫
(『働く君に贈る25の言葉』『そうか、君は課長になったのか』WAVE出版)
【ベスト翻訳ビジネス書賞】『20歳のときに知っておきたかったこと』
(ティナ・シーリグ、阪急コミュニケーションズ)
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<2010年(第1回)>
【大賞・出版社賞】『ブラック・スワン』
(ナシーム・ニコラス・タレブ、ダイヤモンド社)
【書店賞】『成功は一日で捨て去れ』(柳井正、新潮社)
【ブロガー・マスコミ賞】『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』
(神永正博、ディスカヴァー)
【読者賞】『起きていることはすべて正しい』(勝間和代、ダイヤモンド社)
【新人賞】『「20円」で世界をつなぐ仕事』
(小暮真久、日本能率協会マネジメントセンター)
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お問い合わせ
ビジネス書大賞2017実行事務局 担当:田中亜紀・松原史与志
(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン内)
東京都千代田区平河町2-16-1平河町森タワー11階
電話番号:03-3237-8991 メールアドレス:biz-tai@d21.co.jp

【ビジネス書大賞2017実行委員会】
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン、アカデミーヒルズ六本木ライブラリー、NewsPicks
【協力】
株式会社オトバンク、日本出版販売株式会社、株式会社トーハン
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