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4月上旬の学生モニターの内定率は23.7%

〜2015年度日経就職ナビ学生モニター調査結果(2014年4月発行)より〜

株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2015年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、4月1日現在の就職活動状況に関する学生調査を行いました(調査時期:2014年4月1日〜7日、回答数:1,325人)。




1.内定率23.7% リーマン・ショック以降では最高値 2007年卒者並みに回復
4月上旬のモニターの内定率は23.7%。前年同期より4.1ポイント高く、リーマン・ショック後の就職戦線(2010年卒者以降)で、4月の内定率としては最も高い数字を示しました。内定取得学生のうち就職先を決定し活動を終了させたのは20.1%で、前年同期調査(18.6%)よりもやや増加し、活動終了者が増えています。一方、内定を得ても活動を継続している学生が前年同時期の15.1%から2.7ポイント増加しており、今後の内定辞退増加が予想されます。(図表1参照)

2.内定を得た業界、文系1位「建築・住宅・不動産」理系1位「情報処理・ソフトウエア」
文系は、前年調査に引き続き「建設・住宅・不動産」が1位、「情報処理・ソフトウエア」が2位でした。これらの業界は、やはり業界全体での採用規模が大きく、早期に選考を行う企業も多いため、毎年早い時期から多くの内定が出ています。理系は、「情報処理・ソフトウエア」が1位で30.9%に上り、2位の「建設・住宅・不動産」(15.4%)を大きく引き離しています。去年に引き続きこの2業界が目立ちますが、今年は他業界にもポイントが分散していることから、二極集中が和らぎ、全体的に他の業界も早めに内定を出していることがうかがえます。(図表2参照)

3.エントリーやセミナー参加などの活動量、ほぼ昨年並み
一人あたりのエントリー社数は平均82.1社で前年同期(81.3社)より微増、エントリーシート提出社数は平均18.2社で前年同期(18.6社)より微減、企業単独セミナーへの参加社数は21.0社で前年同期(21.9社)より微減しています。活動量は前年と比べ変わっていないにもかかわらず、内定率が上がっていることから、就活環境が改善していることの証左の一つと言えそうです。(図表3参照)

4.ここまでの就職活動で後悔していること「自己分析」52.3%で最多
本格的な選考シーズンを迎えたばかりですが、96.2%と9割以上が「もっとしっかり(たくさん)やっておけばよかった」と後悔していることがあると回答しました。後悔している内容としてあてはまるものをすべて選んでもらったところ、「自己分析」が最も多く、52.3%と過半数。次いで「業界研究・企業研究」49.4%、「面接試験対策(グループディスカッションを含む)」40.5%と続きます。(図表4参照)

5.就活生の憧れのリーダーは?
就活を通じて出会った(直接の出会いだけでなく、書籍やテレビ等のメディアも含む)、憧れるリーダーについて男女1名ずつ挙げてもらったところ、男性は「稲盛和夫」氏、女性は「南場智子」氏が1位にランクインしました。しかし、「なし/分からない」という回答が男性では22票、女性では185票に上りました。男女ともにサンプル数が少ないため、あくまで参考値ですが、女性リーダーの認知度が伸び悩む結果となりました。(図表5参照)


《調査概要》
調査対象       : 2015年3月卒業予定の全国の大学生4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答数        : 1,325人
調査方法       : インターネット調査法
調査期間       : 2014年4月1日〜7日
サンプリング     : 日経就職ナビ2015就職活動モニター
調査機関       : 株式会社ディスコ キャリアリサーチ
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