ザイリンクス、2016 会計年度第 3 四半期業績を発表、新製品の好調な販売により売上が前期比 7% 増加
[16/01/25]
提供元:PRTIMES
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ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 1 月 20 日 (米国時間)、2016 会計年度第 3 四半期売上が 5 億 6,600 万ドルで、前期比 7% 増加、前年同期比 5% 減少、と発表した。2016 会計年度第 3 四半期純利益は、1 億 3,100 万ドル (希釈株 1 株当たり利益 0.49 ドル) となった。
ザイリンクス取締役会は、普通株の発行済み株式 1 株当たり 0.31 ドルの四半期配当を行うと発表した。配当は 2016 年 3 月 2 日営業終了時点の株主全員に対して 2016 年 3 月 16 日付で実施される。
2016 会計年度第 3 四半期の会計報告 (2015 年 10 〜 12 月)
GAAP (一般会計原則による)
(1 株当たりの利益以外は百万ドル単位)
[表1: http://prtimes.jp/data/corp/5196/table/138_1.jpg ]
ザイリンクスの社長兼 CEO であるモーシェ ガブリエロフ (Moshe Gavrielov) は、「第3四半期は、新製品の売上が非常に堅調で前期比 18% 増加し、売上目標をほぼ達成することができました。同四半期、7シリーズと UltraScale ファミリはいずれも、幅広いエンド市場に牽引され、過去最高の売上を記録しました。また、次世代 UltraScale+ ファミリの開発環境を一般公開することで、引き続き、同ファミリの提供に取り組みました。UltraScale+ ファミリの開発環境の一般公開は、予定より早く前四半期に出荷を開始した Zynq UltraScale+ MPSoc の出荷に続くものです。UltraScale+ 製品ファミリは、その性能に先発優位性も加わって、次世代 の先進運転支援システム (ADAS) やインダストリアル IoT (I-IoT) から 5G ワイヤレスに至るまで、さまざまなアプリケーション向けの最適なデバイスです」と述べている。
地域別の売上構成
[表2: http://prtimes.jp/data/corp/5196/table/138_2.jpg ]
エンド マーケット別の売上構成
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製品分野別の売上構成
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製品分類 :
ニュー プロダクト : Zynq Ultrascale+、Virtex および Kintex Ultrascale、Virtex‐7、Kintex‐7、Artix-7、Zynq-7000、Spartan‐6 製品ファミリ
メインストリーム プロダクト : Virtex-6、Virtex-5、CoolRunner-II 製品ファミリ
ベース プロダクト : Virtex-4、Virtex-II、Virtex-E、Spartan-3、Spartan-II、CoolRunner、XC9500 製品ファミリ
サポート プロダクト : コンフィギュレーション ソリューション、ソフトウェアおよびサポート/サービス
2016 会計年度第 3 四半期のハイライト
・ザイリンクスは、予定より1四半期早く業界初の 16nm All Programmable マルチプロセッサ SoC (MPSoC) を出荷した後、Vivado Design Suite HLx Edition、エンベデッド ソフト開発ツール、ザイリンクス パワー エスティメーター、Zynq UltraScale+ MPSoC および Kintex UltraScale+ デバイスの技術資料など、16nm UltraScale+ ファミリの開発環境を一般公開した。今回発表された 16nm デバイス向けツールの一般公開は業界初であり、市場における 16nm UltraScale+ デバイスの幅広い採用を可能にする。
・ザイリンクスおよびIBM 社は、データ センター アプリケーションの開発を加速する戦略的提携を発表した。この提携は、IBM POWERベース システム上でザイリンクスの FPGA 対応ワークロード アクセラレーションを使用して、より高性能でエネルギー効率の高いデータ センター アプリケーションを可能にすると見込まれている。これは、前四半期のQualcomm Technologies 社との技術提携の発表に続くものである。対象アプリケーションは、機械学習、ネットワーク機能仮想化 (NFV)、ゲノム解析、ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC)、ビッグデータ解析などである。
・ザイリンクスは、コスト重視のアプリケーション向けの I/O 数の多いデバイスである Spartan-7 FPGA ファミリを発表した。新たな製品ファミリは、自動車、民生機器、I-IoT、データセンター、ワイヤードおよびワイヤレス通信、携帯医療ソリューションなど、広範な市場におけるコネクティビティの要件に対応する。
2016 会計年度第 4 四半期 (2016 年 1 〜 3 月) の事業展望
・売上は前四半期から横ばいと予想される。
・粗利益率は約 68~69% と予想される。
・営業経費は、企業買収に関連する無形資産の償却費 100 万ドルを含め、約 2 億 2,000 万ドルと予想される。
・その他収益および費用は、約 600 万ドルの純費用が発生すると予想される。
・希釈ベースでの株式数はおよそ 2 億 6,700 万株になると予想される。
・第 4 四半期の税率は約 13 〜 14% と見込まれる。
本リリースには、将来に関する記述および予測が含まれている。将来に関する記述および予測は、「予想する (expect)」、「考える (believe)」、「かもしれない (may)」、「だろう (will)」、「あり得る (could)」、「予測する (anticipate)」、「推定する (estimate)」、「継続する (continue)」、「計画する (plan)」、「意図する (intend)」、「予測する (project)」など将来に関する言葉の使用で識別できる場合が多い。予測、不確実な事象もしくは仮定に関する記述またはそれらに基づく記述もまた、 将来に関する記述と見なされる。そのような将来に関する記述には、半導体市場、当社製品の拡大および浸透、予想される売上増加、当社が活動する市場の需要および成長、新しい市場への参入機会、当社の 2016 会計年度第 4 四半期事業展望についての当社予想などに関する記述が含まれるが、それらに限定されない。将来に関する記述および予測は、それらが記述または予測された時点についてのみのものであり、過度に依拠することはできない。当社は、かかる将来に関する記述を更新する義務を負わない。実際の事象や結果は、将来に関する記述に含まれる内容と大幅に異なるものとなる可能性があり、当社新製品の顧客への浸透、現在の世界経済の状況、顧客企業が活動するエンド マーケットの健全性、最終顧客需要を予測する当社の能力、ターンズ ビジネスへの依存度の高さ、予想を超える大口顧客向け値引き、プロダクト ミックスの予想を上回る変化、製造歩留まりの変動、製品を顧客にタイムリーに提供する当社の能力、複数のファウンドリにおける生産を管理する当社の能力、 ウェハ価格の変動、現在および将来の訴訟に関連する費用および債務、ならびに当社最新の「Form 10-Q」および「Form 10-K」に記載されるその他リスク要因など、さまざまなリスクおよび不確実性によって左右される。
ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA、SoC、MPSoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。ソフトウェア定義でハードウェアが最適化されたアプリケーションを可能にすることによって、クラウド コンピューティング、SDN/NFV、ビデオ / ビジョン、インダストリアル IoT および 5G ワイヤレスなどの分野に飛躍的進歩をもたらす。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、CoolRunner、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
■ 下記のザイリンクス株式会社 ウェブサイトもご参照ください。
・トップページ : http://japan.xilinx.com/
・プレスリリース (日本語) : http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/
・このリリースの全文は次の URL を参照のこと :
http://japan.xilinx.com/japan/j_prs_rls/2016/ireye/q3fy16-financial-results.htm