ピアッジオグループ:2023 年度 第3四半期も過去最高の業績を達成
[23/11/17]
提供元:PRTIMES
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ピアッジオグループ CEO ミケーレ・コラニーノは、「世界的なマクロ経済のシナリオは四半期ごとに複雑さを増していますが、ピアッジオグループの正しい国際展開戦略により、一部の市場における一時的な低迷を、より好調な地域における良好な反応で相殺することができました。世界中で当社のブランドや製品に対するお客様の認知度が向上したことにより、非常に興味深い利益率を達成することができ(今後数年間で確固たるものになる見込み)、また当第 3 四半期連結累計期間としては過去最高となる 8,570 万ユーロの純利益を計上することができました。新技術、デザインそして生産性は、今日、そして何よりも将来の当社のグローバル成長の原動力となります。当グループは、計画に従って、グリーンモビリティと ESG 課題への投資を強化し、実施してまいります。」と発表。
[画像: https://prtimes.jp/i/41137/139/resize/d41137-139-7afa64152a6f10bea298-0.png ]
連結売上高16億2,620万ユーロ、前年同期並み (2022 年 9月 30 日実績 16億2,690ユーロ)
産業売上総利益4億6,880万ユーロ、9.3%増 (2022 年 9月 30 日実績4億2,890万ユーロ)、売上高純利益率28.8%(2022 年 9月 30 日実績26.4%))
EBITDA 2億6930万ユーロ、13.8%の改善(2022 年 9月 30 日実績2億3,670万ユーロ)により当該期間としては過去最高の業績を達成。EBITDAマージン16.6%(2022 年 9月 30 日実績14.5%)
EBIT 1億6,010万ユーロ、18.7%増 (2022 年 9月 30 日実績1億3,490万ユーロ)。
EBITマージン9.8% (2022 年 9月 30 日実績8.3%)
税引前利益 1億2,990万ユーロ、13.6%増 (2022 年 9月 30 日実績1億1,430万ユーロ)
純利益 8,570 万ユーロ、第3四半期としては過去最高の業績で20.9%増 (2022 年 9月 30 日実績7,090万ユーロ)
純金融負債-3億8,920万ユーロ (2022 年 12月 31 日実績 -3億6,820万ユーロ)
世界出荷台数 454,400台 (2022 年 9月 30 日実績 490,400台)
資本的支出 約1億370万万ユーロ (2.2%増、2022 年 9月 30 日実績1億140万ユーロ)
ポンテデーラ、2023年10月30日- マッテオ・コラニーノが議長を務める本日の会議で、ピアッジオ&C.S.p.A. (PIA.MI) の取締役会は、2023年9月30日までの9ヶ月間の事業に関する中間報告書を審査し承認しました。
2023年9月30日現在のピアッジオグループの事業および財務実績[1]
グループ連結売上高は16億2,620万ユーロ、2022年度第3四半期連結累計期間と同水準となりました(2022 年 9月 30 日実績 16億2,690ユーロ)。
EMEA&アメリカ大陸(4.3%増)およびインド((13.6%増、恒常為替レートベースで22.9%増)における増加が、アジア太平洋地域(19.4%減、恒常為替レートベースで15.9%減)における低迷と相殺となりました。
産業売上総利益は4億6,880万ユーロと9.3%改善し(前年同期4億2,890万ユーロ)、売上高純利益率は28.8%(2022 年 9月 30 日実績26.4%)となりました。
2023年9月30日までの9ヶ月間におけるグループ営業費用は3億870万ユーロ(前年同期2億9,410万ユーロ)となりました。
上述の損益計算書の変更により、連結EBITDAは2億6,930万、13.8%増 (2022 年 9月 30 日実績2億3,670万ユーロ)となり、第3四半期としては過去最高の業績を達成しました。EBITDAマージンは16.6% (2022 年 9月 30 日実績14.5%)となりました。
EBIT は 1億6,010万ユーロとなり、2022 年 9月 30 日実績の 1億3,490万ユーロから 18.7%%改善しました。EBITマージンは9.8%(2022 年 9月 30 日実績 8.3%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の税引前利益は1億2,990万ユーロとなり、13.6%増加しました(前年同期1億1,430万ユーロ)。当該期間の法人所得税は4,420万ユーロ、税引前利益への影響は約34%となります。
2023年9月30日現在、ピアッジオグループの純利益は8,570万ユーロとなり、20.9%(2022 年 9月 30 日実績7,090百万ユーロ)改善し、第3四半期連結累計期間としては過去最高の業績を記録しました。
2023 年 9月 30 日現在の純金融負債は 3億8,920万ユーロ(2022年12月31日現在3億6,820万ユーロ)となりました。
2022 年 9月 30 日実績のグループ株主資本は 4億1,790万ユーロ(2022 年 12 月 31 日現在 4億1,780万ユーロ)となりました。
当第3四半期連結累計期間のピアッジオグループの資本的支出は1億370万ユーロ(前年同期1億140万ユーロ)となりました。
******
[1] ピアッジオグループが採用する主な代替的業績指標は、経営陣がデータを監視しており、以下の通りとする:
・ EBITDA:連結損益計算書に反映される有形固定資産、無形固定資産、使用権に関する償却・減価償却・減損損失控除前の利益(EBIT)。
・ 産業売上高総利益:売上高から販売に要した費用を差し引いたもの。
・ 純金融負債:金融負債総額から現金、現金同等物およびその他の流動金融債権を差し引いたもの。純金融負債の決定には、公正価値の測定から生じるその他の金融資産および負債、ヘッジとして指定された、または指定されていない金融派生商品、関連するヘッジ対象となる商品や関連する会計発生高の公正価値の調整を含まない。
******
2023年9月30日までの9ヶ月間の事業
2023年9月30日までの9ヶ月間において、ピアッジオグループは全世界で454,400台(前年同期490,400台)を販売し、連結売上高は16億2,620万万ユーロ(2022 年 9月 30 日実績 16億2,690ユーロ)を計上しました。
二輪車:
2023年9月30日現在、ピアッジオグループは全世界で364,900台の二輪車を販売し(2022 年 9月 30 日実績410,000台から11%減)、純売上高12億9,360万ユーロ (前年同期13億3,890万ユーロから3.4%減)を計上しました。この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は1億2,390万ユーロ(2022 年 9月 30 日実績1億1,720万ユーロから5.7%増)に達しました。
二輪車販売の売上は、EMEA&アメリカ大陸において5.1%増加し、イタリア市場が非常に好調で(13.2%増)、次いでアメリカ市場(5.4%増)が続きました。インドおよびアジア太平洋地域では売上が鈍化しました。
ヨーロッパ市場では、ピアッジオグループは当第3四半期累計において、スクーター市場で23.1%のシェアを獲得し、リーダーとしての地位を明確にしました。また、北米のスクーター市場では、29.5%のシェアを獲得しました。北米では、当グループはアプリリアとモト・グッツィのブランドでモーターサイクル市場での存在感を高める取り組みをしています。
スクーター部門におけるハイライトは、ピアッジオ ビバリーおよびピアッジオ メドレーのハイホイールモデルの好調な販売業績と、欧米市場でのベスパスクーターの売上高が2桁の伸びを示しました。
モーターサイクルでは、新型モト・グッツィV100マンデッロが市場で大きな反響を呼びました。アプリリアでは、新型660ccエンジンを搭載したアプリリア・トゥアレグ660がヤコポ・チェルッティをイタリアモトラリー選手権優勝に導き、その卓越した多機能性を実証しました。一方、アプリリアRS 660スポーツバイクは、権威あるモトアメリカ選手権のツインズカップ部門の主役となり、2人のライダーが総合スコアボードで表彰台に立ちました。
商用車:
商用車では、ピアジオ・グループの2023年度第3四半期累計販売台数は前年同期比11.4%増の89,500台(前年同期80,300台)、純売上高は2022 年 9月 30 日実績の2億8,800万ユーロから15.5%増の3億3,270万ユーロとなりました。この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は4,570万ユーロ(2022年度第3四半期累計の4,450万から2.7%増)に達しました。
地域別では、インド市場が回復基調で、商用車の売上高は25.6%増加し、販売台数は14.2%増加しています。
ピアッジオ・ファストフォワード:
ピアッジオ・ファストフォワード(PFF)は、ピアッジオグループのロボティクスとフューチャーモビリティを担うボストンを拠点とする会社であり、地上型ドローンgita(R)と、革新的な「兄貴分」の技術と機能をよりコンパクトなデザインに凝縮した新型ロボットgitamini(R)の販売を継続し、製品ラインナップの拡充を図っています。
Gita(R)とgitamini(R)は、ボストンのチャールスタウン地区にあるピアッジオ・ファストフォワード工場で製造されています。このロボットのマーケティング初期段階では、市街路でのロボットの巡回がすでに整備されている米国市場に焦点を合わせています。
PFFが設計、開発した革新的な技術を搭載したセンサーは、新型ピアッジオMP3三輪スクーターに採用され、比類ない安全性を実現しました。アドバンス ライダーアシストシステム(ARAS)を搭載した新型センサーが事故防止とライダー保護に重要な役割を果たします。
2023年度第3四半期およびそれ以降の重要イベント
本項では、上記または上半期報告書の承認時(2023年7月28日開催の取締役会)に公表した情報を補足し、2023年度第3四半期およびそれ以降の重要イベントを説明します。
9月1日、ロベルト・コラニーノ会長兼CEOの死去に伴う取締役会において、ピアッジオ&C.S.p.A.取締役会は新たなコーポレートガバナンス体制を確立しました。マッテオ・コラニーノ取締役が会長に、ミケーレ・コラニーノ取締役が最高経営責任者(CEO)に任命されました。取締役会はまた、カルロ・ザネッティを新たな非常勤取締役に選任しました。
9月3日、バルセロナで開催されたMotoGPグランプリで、アプリリアのバイクに乗ったアレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスがそれぞれ1位と2位を獲得しました。
9月26日、S&Pグローバル レーティングは、ピアッジオ・グループ(PIA.MI)の見通しを修正し、ネガティブからポジティブへ格上げし、格付け「BB-」を確定したと発表しました。
9月27日、ピアッジオ&C.S.p.A.は、年利6.5%固定、発行価格100%の条件で、ハイイールド市場にて2億5,000万ユーロの7年物無担保シニア債の発行に成功しました。
10月19日、ピアッジオグループと福田汽車グループは、電動ポーターモデルの新シリーズの共同開発に関する契約を北京で締結しました。電動ポーターはピアッジオグループのイタリア国内ポンテデーラ工場で生産予定です。2024年末までに欧州主要国にて販売開始を予定しています。
見通し
地政学的な緊張と世界的なマクロ経済情勢に起因する困難な状況が続いているため、ガイダンスを提供することは困難ですが、ピアッジオグループは、象徴的なブランドのポートフォリオにより、生産、物流、調達コストの管理並びにすべての国際市場の管理において、利益率と生産性の目標達成を追求し続けます。生産性の向上によりアジア市場の一時的な低迷を相殺します。
インド、ヨーロッパ、アメリカの市場は、過去12ヶ月間の金利上昇にもかかわらず、依然として好調です。
これを踏まえ、ピアッジオは、二輪車部門と商用車部門の新製品への投資計画、およびESG課題への取組みも強化してまいります。
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連結売上高16億2,620万ユーロ、前年同期並み (2022 年 9月 30 日実績 16億2,690ユーロ)
産業売上総利益4億6,880万ユーロ、9.3%増 (2022 年 9月 30 日実績4億2,890万ユーロ)、売上高純利益率28.8%(2022 年 9月 30 日実績26.4%))
EBITDA 2億6930万ユーロ、13.8%の改善(2022 年 9月 30 日実績2億3,670万ユーロ)により当該期間としては過去最高の業績を達成。EBITDAマージン16.6%(2022 年 9月 30 日実績14.5%)
EBIT 1億6,010万ユーロ、18.7%増 (2022 年 9月 30 日実績1億3,490万ユーロ)。
EBITマージン9.8% (2022 年 9月 30 日実績8.3%)
税引前利益 1億2,990万ユーロ、13.6%増 (2022 年 9月 30 日実績1億1,430万ユーロ)
純利益 8,570 万ユーロ、第3四半期としては過去最高の業績で20.9%増 (2022 年 9月 30 日実績7,090万ユーロ)
純金融負債-3億8,920万ユーロ (2022 年 12月 31 日実績 -3億6,820万ユーロ)
世界出荷台数 454,400台 (2022 年 9月 30 日実績 490,400台)
資本的支出 約1億370万万ユーロ (2.2%増、2022 年 9月 30 日実績1億140万ユーロ)
ポンテデーラ、2023年10月30日- マッテオ・コラニーノが議長を務める本日の会議で、ピアッジオ&C.S.p.A. (PIA.MI) の取締役会は、2023年9月30日までの9ヶ月間の事業に関する中間報告書を審査し承認しました。
2023年9月30日現在のピアッジオグループの事業および財務実績[1]
グループ連結売上高は16億2,620万ユーロ、2022年度第3四半期連結累計期間と同水準となりました(2022 年 9月 30 日実績 16億2,690ユーロ)。
EMEA&アメリカ大陸(4.3%増)およびインド((13.6%増、恒常為替レートベースで22.9%増)における増加が、アジア太平洋地域(19.4%減、恒常為替レートベースで15.9%減)における低迷と相殺となりました。
産業売上総利益は4億6,880万ユーロと9.3%改善し(前年同期4億2,890万ユーロ)、売上高純利益率は28.8%(2022 年 9月 30 日実績26.4%)となりました。
2023年9月30日までの9ヶ月間におけるグループ営業費用は3億870万ユーロ(前年同期2億9,410万ユーロ)となりました。
上述の損益計算書の変更により、連結EBITDAは2億6,930万、13.8%増 (2022 年 9月 30 日実績2億3,670万ユーロ)となり、第3四半期としては過去最高の業績を達成しました。EBITDAマージンは16.6% (2022 年 9月 30 日実績14.5%)となりました。
EBIT は 1億6,010万ユーロとなり、2022 年 9月 30 日実績の 1億3,490万ユーロから 18.7%%改善しました。EBITマージンは9.8%(2022 年 9月 30 日実績 8.3%)となりました。
当第3四半期連結累計期間の税引前利益は1億2,990万ユーロとなり、13.6%増加しました(前年同期1億1,430万ユーロ)。当該期間の法人所得税は4,420万ユーロ、税引前利益への影響は約34%となります。
2023年9月30日現在、ピアッジオグループの純利益は8,570万ユーロとなり、20.9%(2022 年 9月 30 日実績7,090百万ユーロ)改善し、第3四半期連結累計期間としては過去最高の業績を記録しました。
2023 年 9月 30 日現在の純金融負債は 3億8,920万ユーロ(2022年12月31日現在3億6,820万ユーロ)となりました。
2022 年 9月 30 日実績のグループ株主資本は 4億1,790万ユーロ(2022 年 12 月 31 日現在 4億1,780万ユーロ)となりました。
当第3四半期連結累計期間のピアッジオグループの資本的支出は1億370万ユーロ(前年同期1億140万ユーロ)となりました。
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[1] ピアッジオグループが採用する主な代替的業績指標は、経営陣がデータを監視しており、以下の通りとする:
・ EBITDA:連結損益計算書に反映される有形固定資産、無形固定資産、使用権に関する償却・減価償却・減損損失控除前の利益(EBIT)。
・ 産業売上高総利益:売上高から販売に要した費用を差し引いたもの。
・ 純金融負債:金融負債総額から現金、現金同等物およびその他の流動金融債権を差し引いたもの。純金融負債の決定には、公正価値の測定から生じるその他の金融資産および負債、ヘッジとして指定された、または指定されていない金融派生商品、関連するヘッジ対象となる商品や関連する会計発生高の公正価値の調整を含まない。
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2023年9月30日までの9ヶ月間の事業
2023年9月30日までの9ヶ月間において、ピアッジオグループは全世界で454,400台(前年同期490,400台)を販売し、連結売上高は16億2,620万万ユーロ(2022 年 9月 30 日実績 16億2,690ユーロ)を計上しました。
二輪車:
2023年9月30日現在、ピアッジオグループは全世界で364,900台の二輪車を販売し(2022 年 9月 30 日実績410,000台から11%減)、純売上高12億9,360万ユーロ (前年同期13億3,890万ユーロから3.4%減)を計上しました。この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は1億2,390万ユーロ(2022 年 9月 30 日実績1億1,720万ユーロから5.7%増)に達しました。
二輪車販売の売上は、EMEA&アメリカ大陸において5.1%増加し、イタリア市場が非常に好調で(13.2%増)、次いでアメリカ市場(5.4%増)が続きました。インドおよびアジア太平洋地域では売上が鈍化しました。
ヨーロッパ市場では、ピアッジオグループは当第3四半期累計において、スクーター市場で23.1%のシェアを獲得し、リーダーとしての地位を明確にしました。また、北米のスクーター市場では、29.5%のシェアを獲得しました。北米では、当グループはアプリリアとモト・グッツィのブランドでモーターサイクル市場での存在感を高める取り組みをしています。
スクーター部門におけるハイライトは、ピアッジオ ビバリーおよびピアッジオ メドレーのハイホイールモデルの好調な販売業績と、欧米市場でのベスパスクーターの売上高が2桁の伸びを示しました。
モーターサイクルでは、新型モト・グッツィV100マンデッロが市場で大きな反響を呼びました。アプリリアでは、新型660ccエンジンを搭載したアプリリア・トゥアレグ660がヤコポ・チェルッティをイタリアモトラリー選手権優勝に導き、その卓越した多機能性を実証しました。一方、アプリリアRS 660スポーツバイクは、権威あるモトアメリカ選手権のツインズカップ部門の主役となり、2人のライダーが総合スコアボードで表彰台に立ちました。
商用車:
商用車では、ピアジオ・グループの2023年度第3四半期累計販売台数は前年同期比11.4%増の89,500台(前年同期80,300台)、純売上高は2022 年 9月 30 日実績の2億8,800万ユーロから15.5%増の3億3,270万ユーロとなりました。この数字にはスペアパーツやアクセサリー類が含まれており、その売上高は4,570万ユーロ(2022年度第3四半期累計の4,450万から2.7%増)に達しました。
地域別では、インド市場が回復基調で、商用車の売上高は25.6%増加し、販売台数は14.2%増加しています。
ピアッジオ・ファストフォワード:
ピアッジオ・ファストフォワード(PFF)は、ピアッジオグループのロボティクスとフューチャーモビリティを担うボストンを拠点とする会社であり、地上型ドローンgita(R)と、革新的な「兄貴分」の技術と機能をよりコンパクトなデザインに凝縮した新型ロボットgitamini(R)の販売を継続し、製品ラインナップの拡充を図っています。
Gita(R)とgitamini(R)は、ボストンのチャールスタウン地区にあるピアッジオ・ファストフォワード工場で製造されています。このロボットのマーケティング初期段階では、市街路でのロボットの巡回がすでに整備されている米国市場に焦点を合わせています。
PFFが設計、開発した革新的な技術を搭載したセンサーは、新型ピアッジオMP3三輪スクーターに採用され、比類ない安全性を実現しました。アドバンス ライダーアシストシステム(ARAS)を搭載した新型センサーが事故防止とライダー保護に重要な役割を果たします。
2023年度第3四半期およびそれ以降の重要イベント
本項では、上記または上半期報告書の承認時(2023年7月28日開催の取締役会)に公表した情報を補足し、2023年度第3四半期およびそれ以降の重要イベントを説明します。
9月1日、ロベルト・コラニーノ会長兼CEOの死去に伴う取締役会において、ピアッジオ&C.S.p.A.取締役会は新たなコーポレートガバナンス体制を確立しました。マッテオ・コラニーノ取締役が会長に、ミケーレ・コラニーノ取締役が最高経営責任者(CEO)に任命されました。取締役会はまた、カルロ・ザネッティを新たな非常勤取締役に選任しました。
9月3日、バルセロナで開催されたMotoGPグランプリで、アプリリアのバイクに乗ったアレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスがそれぞれ1位と2位を獲得しました。
9月26日、S&Pグローバル レーティングは、ピアッジオ・グループ(PIA.MI)の見通しを修正し、ネガティブからポジティブへ格上げし、格付け「BB-」を確定したと発表しました。
9月27日、ピアッジオ&C.S.p.A.は、年利6.5%固定、発行価格100%の条件で、ハイイールド市場にて2億5,000万ユーロの7年物無担保シニア債の発行に成功しました。
10月19日、ピアッジオグループと福田汽車グループは、電動ポーターモデルの新シリーズの共同開発に関する契約を北京で締結しました。電動ポーターはピアッジオグループのイタリア国内ポンテデーラ工場で生産予定です。2024年末までに欧州主要国にて販売開始を予定しています。
見通し
地政学的な緊張と世界的なマクロ経済情勢に起因する困難な状況が続いているため、ガイダンスを提供することは困難ですが、ピアッジオグループは、象徴的なブランドのポートフォリオにより、生産、物流、調達コストの管理並びにすべての国際市場の管理において、利益率と生産性の目標達成を追求し続けます。生産性の向上によりアジア市場の一時的な低迷を相殺します。
インド、ヨーロッパ、アメリカの市場は、過去12ヶ月間の金利上昇にもかかわらず、依然として好調です。
これを踏まえ、ピアッジオは、二輪車部門と商用車部門の新製品への投資計画、およびESG課題への取組みも強化してまいります。