2022年 SilentLog 防災機能は行動変容を促したかについて、防災情報受信後の行動を分析して調査
[22/11/01]
提供元:PRTIMES
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ライフログアプリ「SilentLog(サイレントログ)」を提供する、レイ・フロンティア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:田村建士 以下、レイ・フロンティア)は、「2022年 SilentLog 防災機能は行動変容を促したかについて、防災情報受信後の行動の分析調査」に関するデータを公開した事をお知らせします。
※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
Rei Frontier Tech Blog:https://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2022/10/31/141731
[画像1: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-692df9f23576d08ef876-2.png ]
2022年4月に弊社アプリSilentLogに防災機能が追加されました。
(詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000011357.html)
「災害に備えて、水や食料などと同様に、日々の行動データを備蓄しましょう」をコンセプトとした防災機能です。SilentLogの標準機能として無料で提供しております。
今回この防災機能により、利用者の行動変容を促すことができたのか調査を行いました。
■調査元データ
※ 弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの
※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
【データ概要】
防災情報受信後{30・60・90・120}分以内に、最長避難可能距離* である500mを半径とした範囲を超えて移動している比率
※ 最長避難可能距離は総務省が平成25年に策定した津波避難計画を参考に500mと考えています
(https://www.soumu.go.jp/main_content/000562142.pdf)
【期間】
2022年7月〜9月
【エリア】
47都道府県から防災情報を受信した市区町村を無作為に抽出
【調査対象者】
機械学習で自宅と推定される場所で防災情報を受信している方
※ 配信該当地区でも詳細を見ると避難地区から外れている方もいます。そのため避難状況に反映されていない可能性がございます。
こちらは「浜松市」で7月8日午前5時頃に配信された、「気象警報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-cb4e7d79597a1d0d2f0e-5.png ]
早い段階から避難が進み、時間が経過するごとに避難が進んでいることがわかります。
120分経過する頃には30%近くが避難していることがわかります。
こちらは「川口市」で7月13日午前2時頃に配信された、「洪水注意報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-432a3b31c20bfd1eadf5-8.png ]
早い時間から避難が進まず、90分以降に数%避難が進んだことがわかります。
配信された時刻の影響があるのでしょうか。
こちらは「仙台市青葉区」で7月16日午前2時頃に配信された、「大雨警報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-ed9d1ff441d7cd7ebe72-3.png ]
30分以内に避難した数%以降、避難が進んでいないことがわかります。
こちらも配信された時刻の影響があるのでしょうか。
こちらは「仙台市青葉区」で7月16日午前8時頃に配信された、「大雨警報・警戒レベル4の避難指示情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-3f13ec178acfd1758e4c-7.png ]
先に配信された「警戒レベル3の高齢者等避難情報」と比べると、10%ほどまで避難が進んでいることがわかります。
警戒レベルが上がった影響で避難対象者が増加した影響でしょうか。
それとも危機意識の高まりや配信時刻の影響でしょうか。
こちらは「京都市」で8月18日午前1時頃に配信された、「大雨・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-f5c196109831a20cf675-0.png ]
早い時間から避難が進まず、90分以降から数%が避難していることがわかります。
こちらも配信された時刻が影響しているのでしょうか。
こちらは「堺市」で9月3日午前4時頃に配信された、「災害発生・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-4f76db7f509ecbf4887e-1.png ]
60分以降から避難が進み始め、120分頃には5%ほどになっています。
午前5時頃から避難が進んでいることがわかります。
こちらは「福岡市中央区」で9月18日午後19時頃に配信された、「台風14号・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-b6c291b8ebdb0f8c5c6c-4.png ]
最初の30分以内に数%が避難して以降、避難が進んでいないことがわかります。
こちらは「福岡市博多区」で9月18日午後19時頃に配信された、「台風14号・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-fe4bbec1f042ea15b0ff-6.png ]
60分以内に数%の方が避難して以降、避難が進んでいないことがわかります。
台風の場合には警戒レベルが高くても避難が進みづらいのでしょうか。
■まとめ
・浜松市は早い段階から避難が進み、120分経過頃には30%近くまで避難が進んでいる。
・川口市、京都市、福岡市中央区、福岡市博多区の避難は数%にとどまっている。
・仙台市青葉区の避難は、警戒レベル3の段階では避難が進まず、レベル4になってから10%ほどまで避難が進んでいる
・堺市の避難は60分以降から進み、5%ほどまで進んでいる。
・今回は配信内容を無作為に選び調査しましたが、配信内容や時刻が似ているものを比較することで新たな傾向が見えてくるかもしれません。
※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
※ 配信該当地区でも詳細を見ると避難地区から外れている方もいます。そのため避難状況に反映されていない可能性がございます。
今回ご紹介した弊社アプリSilentLogの防災機能は、今後もアップデートしていく予定ですので、日常の防災の一助にしていただければ幸いです。
〜お知らせ〜
この度iPhone版同様にお使い頂けるSilentLog、Android版をリリースしました。
今後とも宜しくお願い致します。
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.reifrontier.silentlog
iPhone版
https://apps.apple.com/jp/app/silentlog/id901679160
■SilentLog(サイレントログ)公式サイト
https://silentlog.com
■企業概要
◆レイ・フロンティア式会社
・本社:東京都台東区台東2-26-8 KSビル301
・代表取締役:田村 建士
・事業内容:
人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1)弊社が保有するデータの統計結果、AI分析推測結果の提供
2)行動データの収集手段(SDK)と、分析基盤一式および定期レポートの提供
3)位置情報分析技術による、既存のGPSデータの可視化と行動分析支援の提供
4)弊社アプリ(SilentLog等)を活用した行動分析、および実証実験支援の提供
5)行動データを活用した新規サービス、事業開発
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
レイ・フロンティア株式会社 広報担当
E-mail:info@rei-frontier.jp
Web:https://www.rei-frontier.jp
※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
Rei Frontier Tech Blog:https://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2022/10/31/141731
[画像1: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-692df9f23576d08ef876-2.png ]
2022年4月に弊社アプリSilentLogに防災機能が追加されました。
(詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000011357.html)
「災害に備えて、水や食料などと同様に、日々の行動データを備蓄しましょう」をコンセプトとした防災機能です。SilentLogの標準機能として無料で提供しております。
今回この防災機能により、利用者の行動変容を促すことができたのか調査を行いました。
■調査元データ
※ 弊社アプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの
※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
【データ概要】
防災情報受信後{30・60・90・120}分以内に、最長避難可能距離* である500mを半径とした範囲を超えて移動している比率
※ 最長避難可能距離は総務省が平成25年に策定した津波避難計画を参考に500mと考えています
(https://www.soumu.go.jp/main_content/000562142.pdf)
【期間】
2022年7月〜9月
【エリア】
47都道府県から防災情報を受信した市区町村を無作為に抽出
【調査対象者】
機械学習で自宅と推定される場所で防災情報を受信している方
※ 配信該当地区でも詳細を見ると避難地区から外れている方もいます。そのため避難状況に反映されていない可能性がございます。
こちらは「浜松市」で7月8日午前5時頃に配信された、「気象警報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-cb4e7d79597a1d0d2f0e-5.png ]
早い段階から避難が進み、時間が経過するごとに避難が進んでいることがわかります。
120分経過する頃には30%近くが避難していることがわかります。
こちらは「川口市」で7月13日午前2時頃に配信された、「洪水注意報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-432a3b31c20bfd1eadf5-8.png ]
早い時間から避難が進まず、90分以降に数%避難が進んだことがわかります。
配信された時刻の影響があるのでしょうか。
こちらは「仙台市青葉区」で7月16日午前2時頃に配信された、「大雨警報・警戒レベル3の高齢者等避難情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-ed9d1ff441d7cd7ebe72-3.png ]
30分以内に避難した数%以降、避難が進んでいないことがわかります。
こちらも配信された時刻の影響があるのでしょうか。
こちらは「仙台市青葉区」で7月16日午前8時頃に配信された、「大雨警報・警戒レベル4の避難指示情報」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-3f13ec178acfd1758e4c-7.png ]
先に配信された「警戒レベル3の高齢者等避難情報」と比べると、10%ほどまで避難が進んでいることがわかります。
警戒レベルが上がった影響で避難対象者が増加した影響でしょうか。
それとも危機意識の高まりや配信時刻の影響でしょうか。
こちらは「京都市」で8月18日午前1時頃に配信された、「大雨・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-f5c196109831a20cf675-0.png ]
早い時間から避難が進まず、90分以降から数%が避難していることがわかります。
こちらも配信された時刻が影響しているのでしょうか。
こちらは「堺市」で9月3日午前4時頃に配信された、「災害発生・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-4f76db7f509ecbf4887e-1.png ]
60分以降から避難が進み始め、120分頃には5%ほどになっています。
午前5時頃から避難が進んでいることがわかります。
こちらは「福岡市中央区」で9月18日午後19時頃に配信された、「台風14号・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-b6c291b8ebdb0f8c5c6c-4.png ]
最初の30分以内に数%が避難して以降、避難が進んでいないことがわかります。
こちらは「福岡市博多区」で9月18日午後19時頃に配信された、「台風14号・警戒レベル4の避難指示」を受信した方の受信後の移動を調べました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/11357/142/resize/d11357-142-fe4bbec1f042ea15b0ff-6.png ]
60分以内に数%の方が避難して以降、避難が進んでいないことがわかります。
台風の場合には警戒レベルが高くても避難が進みづらいのでしょうか。
■まとめ
・浜松市は早い段階から避難が進み、120分経過頃には30%近くまで避難が進んでいる。
・川口市、京都市、福岡市中央区、福岡市博多区の避難は数%にとどまっている。
・仙台市青葉区の避難は、警戒レベル3の段階では避難が進まず、レベル4になってから10%ほどまで避難が進んでいる
・堺市の避難は60分以降から進み、5%ほどまで進んでいる。
・今回は配信内容を無作為に選び調査しましたが、配信内容や時刻が似ているものを比較することで新たな傾向が見えてくるかもしれません。
※ データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
※ 配信該当地区でも詳細を見ると避難地区から外れている方もいます。そのため避難状況に反映されていない可能性がございます。
今回ご紹介した弊社アプリSilentLogの防災機能は、今後もアップデートしていく予定ですので、日常の防災の一助にしていただければ幸いです。
〜お知らせ〜
この度iPhone版同様にお使い頂けるSilentLog、Android版をリリースしました。
今後とも宜しくお願い致します。
Android版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.reifrontier.silentlog
iPhone版
https://apps.apple.com/jp/app/silentlog/id901679160
■SilentLog(サイレントログ)公式サイト
https://silentlog.com
■企業概要
◆レイ・フロンティア式会社
・本社:東京都台東区台東2-26-8 KSビル301
・代表取締役:田村 建士
・事業内容:
人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1)弊社が保有するデータの統計結果、AI分析推測結果の提供
2)行動データの収集手段(SDK)と、分析基盤一式および定期レポートの提供
3)位置情報分析技術による、既存のGPSデータの可視化と行動分析支援の提供
4)弊社アプリ(SilentLog等)を活用した行動分析、および実証実験支援の提供
5)行動データを活用した新規サービス、事業開発
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
レイ・フロンティア株式会社 広報担当
E-mail:info@rei-frontier.jp
Web:https://www.rei-frontier.jp