RoomClip利用データから「睡眠」への関心や実態を分析/寝室における「癒し」「くつろぎ空間」の投稿水準は263倍、78倍と急増
[23/01/26]
提供元:PRTIMES
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「寝具」「プロジェクター」「ルームフレグランス」へ関心高まる、心地よい睡眠の追求からパートナーと睡眠環境を別々にする選択肢にも注目
住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip( https://roomclip.jp/ )」を運営するルームクリップ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:高重正彦)は、投稿写真や検索キーワードなどのデータを基に住まいや暮らしについて調査・研究をする「RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )」より、睡眠に関する投稿・検索データと実際の投稿の分析をまとめたレポートを発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-6db6edb7a00f918bf163-0.png ]
レポート発表の背景
ルームクリップは、家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャプラットフォーム「RoomClip( URL: https://roomclip.jp/ )」を提供し、月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えています。
本レポートでは、住まいと暮らしのコミュニティ内で今注目される「睡眠」について、RoomClipユーザーの投稿・検索データや実際の投稿をもとに、生活者のこだわりや、そのこだわりを叶えるための住まいづくりを詳しくレポートします。また、追求を深める中で直面している課題と、その解決に試行錯誤する様子、そして起き始めている住まいの変化について紹介します。
主なトピックス
1:日本人の睡眠時間はこの20年間で最長に
令和3年 総務省統局 社会生活基本調査によると、20年間減少傾向で推移していた睡眠時間が直近5年の間に増え、2021年はこの20年間の中で最も長くなっています。
2:心地よさを追求した寝室づくり
2020年代に入り、寝室の投稿に付与された「心地よさ」に関連するタグが増加。「癒し」と「くつろぎ空間」タグはそれぞれ約10年で263倍、78倍と急増しています。多くの生活者にとって寝室づくりにおける重要なテーマの一つが心地よさになっていることがわかります。
3:「心地よい寝室」を構成する、3つのこだわり
1.「寝具」へのこだわり:主要なアイテムである「マットレス」「まくら」「布団」の投稿率は、それぞれ24倍、2.7倍、4.9倍といずれも伸長。
2.「空気の質」へのこだわり:寝室における「加湿器」「サーキュレーター」「空気清浄機」のタグが付与された投稿率は、それぞれ4.3倍、12倍、15倍と顕著に上昇しています。
3.「寝る前の過ごし方」のこだわり:寝室におけるプロジェクターの投稿率が14倍に伸長。セルフケアからエンタメやエクササイズなど実に多様なアクティビティが寝室で行われています。
4:睡眠を追求するため生まれた「別々に寝る」という選択肢
睡眠の追求が進み、パートナーと寝室や寝具を共にするストレスを解決する動きも活発に。「いびき・寝返り」「体感温度の違い」「生活リズムのズレ」などのストレス要因の解決方法として、ベッドを別々にする、ふとんを別々にする、寝室を別々にするなど「別々に寝る」という選択肢が生まれています。
総括・考察
「パーソナル」は生活空間の中でますます重要なキーワードに
今回の調査では「心地よい暮らし」を目指す、住まいと暮らしのコミュニティにおける「睡眠」事情をレポートしました。そこでわかったことは、こだわりが誰かのためではなく「自分のため」であるということです。
RoomClip Award 2022でも、トレンドキーワードの第1位は「パーソナル癒しスペース」でしたが、今後この「パーソナル」という言葉は生活空間の中でますます重要視されてくると、私たちは考えています。RoomClip住文化研究所では様々な視点から住まいにどのように反映されていくのか、これからも注目していきたいと考えています。
※本レポート詳細はこちら
URL: https://lab.roomclip.jp/contents/sleep/
今回の調査レポート内容
1:日本人の睡眠時間はこの20年間で最長に
[画像2: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-d19149e8a5b28b25408a-1.png ]
上図は、令和3年 総務省統局 社会生活基本調査にて発表された、20年間における国民の平均睡眠時間の推移を表したものです。その差はわずかではあるものの、減少傾向で推移していた睡眠時間が直近5年の間に増え、2021年はこの20年間の中で最も長くなっていることがわかります。
睡眠への関心度合いは、住まいと暮らしのコミュニティに限らず、国民全体で高まっていることが予想されます。
2:心地よさを追求した寝室づくり
[画像3: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-062c6128f1d54dd1ff29-2.png ]
上のグラフは、寝室の投稿に付与された「癒し」と「くつろぎ空間」それぞれのタグの投稿率を年推移で表したものです。いずれも2010年代終盤から伸び始め、ここ1年で急激に上昇しているのがわかります。
この変化は見た目にも現れています。近頃は、2010年代に見られたようなインテリアスタイルを反映するカラフルで華やかな寝室よりも、暖色光の間接照明を取り入れ、白・グレー・ベージュなどのニュートラルカラーに統一された落ち着きのある寝室が目立つようになりました。コメントを覗いてみても、多くの生活者にとって寝室づくりにおける重要なテーマの一つが心地よさになっていることがわかります。
3:「心地よい寝室」を構成する、3つのこだわり
1.“寝具”へのこだわり
[画像4: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-c010d9f78a7ff3f2d457-3.png ]
寝室の目的である「睡眠」に不可欠な寝具。主要なアイテムである「マットレス」「まくら」「布団」の投稿率は、いずれも伸長していることが上のグラフからわかります。 最近では、品質の高さで知られる高価格のマットレスを新調したというユーザーの投稿も多く見かけるようになり、睡眠の質への投資意欲が高まっていることが伺えます。
2. “空気の質”へのこだわり
[画像5: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-8759fdacd5ab8ee73ee0-4.png ]
ベッド周りにとどまらず、寝室の空気を整えることへの関心も高まりを見せています。 上は、寝室における「加湿器」「サーキュレーター」「空気清浄機」のタグが付与された投 稿率の推移で、いずれも顕著に上昇していることがわかります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-82d776808bf815322bf5-5.png ]
さらには「ルームフレグランス」の投稿率も大きな伸びを見せていました。2022年は2013年比で4.9倍も上昇しています。
空気を良質な状態に整え、好みの香りで彩るという寝室づくりのトレンドが見受けられ、見た目よりも、居心地の良さや快適性を高める工夫が重ねられている様子が見えて来ます。
3.“寝る前の過ごし方”のこだわり
[画像7: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-60c539fe6db12717180d-6.png ]
3つめのこだわりは、寝る前の過ごし方です。住まいと暮らしのコミュニティ内ではここ数年「入眠儀式」や「ナイトルーティン」というキーワードが頻繁に登場しており、眠りにつくまでの時間の過ごし方に注目が集まっています。
RoomClipでは様々なテーマに沿った投稿をユーザーに募る「投稿イベント」という企画を定期的に開催しています。上のグラフは、2021年10月29日〜11月28日にかけて実施された「寝る前のルーティーン」というテーマで集まった投稿の内容を、ボリューム順に表したものです。最も多いのは家事ですが、セルフケアからエンタメやエクササイズ、飲食にいたるまで、実に多様なアクティビティが行われていることがわかります。さらに、これらの投稿がされている「場所」を集計してみました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-0384de7194ac5302f2fb-7.png ]
すると、興味深いことに、アクティビティの種類は多様であるにもかかわらず、それらを行っていた場所の多くを占めていたのが「寝室」だったのです。実際の投稿を見てみると、確かにエンタメやエクササイズ、セルフケアのためのグッズを寝室に置いてある様子や、実際にそれらのアクティビティを実施している様子が見られます。
ここでもう一つ特徴的なデータとして、寝室におけるプロジェクターの投稿率をご紹介します。プロジェクターといえばリビングなどの人が集まる部屋で使われることを想像する方も多いと思います。ところが2010年代の後半から、寝室での投稿率が年々上昇しているのです。小型化など設置性が向上し、天井に投影できるものもある近頃のプロジェクターは、多くの人にとって今や寝室での癒し時間を彩るためのアイテムとなっているのかもしれません。
[画像9: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-9c2f5b4cbf39027ea79f-8.png ]
寝るまでの時間を寝室でゆっくりと、好きなように過ごすーー。投稿キャンペーンで集まった多様なアクティビティの様子からは、そんなひとときを確保し、自分にとって豊かで充足した毎日を送ろうと努める生活者の暮らしぶりがうかがえます。
4:睡眠を追求するため生まれた「別々に寝る」という選択肢
心身ともに快適に過ごすことが命題ともいえる「心地よい暮らし」。質の良い睡眠がそれを支えるための不可欠な要素であることはいうまでもありません。住まいと暮らしのコミュニティでは、睡眠そのものにこだわることはもちろん、その空間を整え、そこで過ごす時間そのものをより価値の高いものにすることこそが「睡眠の質にこだわる」ことと、捉えられているように思えます。
このように睡眠の質の追求が進む中、パートナーと暮らす生活者にとっては大きな課題が顕在化しています。それが、睡眠における「一緒に寝る人とのズレ」です。
パートナーと寝室や寝具を共にすることにおける悩みをコメントから分析してみると、「いびき・寝返り」「体感温度の違い」「生活リズムのズレ」の主に3つが、ストレス要因としてあがっています。
それらの課題の解決方法として、「睡眠環境を別々にする」という選択肢が生まれています。
ベッドを別々にする、マットレスを別々にする、布団を別々にするなどの寝具を分けるという方法から、寝室を別々にするという方法まで、何を別々にするかは家庭によって異なっています。「寝室を別々にする」という選択に関しては子どもが生まれたり、逆に独立したりなど、家族構成の変化がきっかけになることが多いようですが、最近では比較的若い年齢層の夫婦などでも初めから別々にしているケースは少なくないようです。
※本レポート詳細はこちら
URL: https://lab.roomclip.jp/contents/sleep/
RoomClip住文化研究所について
RoomClip住文化研究所は、RoomClipに投稿された膨大な写真やコメント、タグなどの実例データ、検索や保存、いいねなどのアクティビティデータ、ユーザーアンケートやインタビューなどを基に、住まい・暮らし領域のトレンドや消費性向などについて調査・分析する研究機関です。2021年4月に設立し、毎月様々なテーマで分析レポートを発表しています。
https://lab.roomclip.jp/
RoomClipについて https://roomclip.jp/
家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォームです。スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しています。現在月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えます。RoomClipは日本で最も「実際に人が生活している部屋の写真とデータ」が集まっているサービスです。雑誌やテレビなど年間に100以上の媒体でRoomClipユーザーが紹介されています。
ルームクリップ株式会社について
代表者:高重正彦
設立:2011年11月24日
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
URL:https://corp.roomclip.jp/
事業内容:「RoomClip」「RoomClipビジネス」「RoomClipショッピング」の企画・開発・運営
RoomClip( https://roomclip.jp/ )
RoomClipビジネス( https://roomclip.jp/business/ )
RoomClipショッピング( https://roomclip.jp/shopping/ )
RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )
住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム「RoomClip( https://roomclip.jp/ )」を運営するルームクリップ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:高重正彦)は、投稿写真や検索キーワードなどのデータを基に住まいや暮らしについて調査・研究をする「RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )」より、睡眠に関する投稿・検索データと実際の投稿の分析をまとめたレポートを発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-6db6edb7a00f918bf163-0.png ]
レポート発表の背景
ルームクリップは、家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャプラットフォーム「RoomClip( URL: https://roomclip.jp/ )」を提供し、月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えています。
本レポートでは、住まいと暮らしのコミュニティ内で今注目される「睡眠」について、RoomClipユーザーの投稿・検索データや実際の投稿をもとに、生活者のこだわりや、そのこだわりを叶えるための住まいづくりを詳しくレポートします。また、追求を深める中で直面している課題と、その解決に試行錯誤する様子、そして起き始めている住まいの変化について紹介します。
主なトピックス
1:日本人の睡眠時間はこの20年間で最長に
令和3年 総務省統局 社会生活基本調査によると、20年間減少傾向で推移していた睡眠時間が直近5年の間に増え、2021年はこの20年間の中で最も長くなっています。
2:心地よさを追求した寝室づくり
2020年代に入り、寝室の投稿に付与された「心地よさ」に関連するタグが増加。「癒し」と「くつろぎ空間」タグはそれぞれ約10年で263倍、78倍と急増しています。多くの生活者にとって寝室づくりにおける重要なテーマの一つが心地よさになっていることがわかります。
3:「心地よい寝室」を構成する、3つのこだわり
1.「寝具」へのこだわり:主要なアイテムである「マットレス」「まくら」「布団」の投稿率は、それぞれ24倍、2.7倍、4.9倍といずれも伸長。
2.「空気の質」へのこだわり:寝室における「加湿器」「サーキュレーター」「空気清浄機」のタグが付与された投稿率は、それぞれ4.3倍、12倍、15倍と顕著に上昇しています。
3.「寝る前の過ごし方」のこだわり:寝室におけるプロジェクターの投稿率が14倍に伸長。セルフケアからエンタメやエクササイズなど実に多様なアクティビティが寝室で行われています。
4:睡眠を追求するため生まれた「別々に寝る」という選択肢
睡眠の追求が進み、パートナーと寝室や寝具を共にするストレスを解決する動きも活発に。「いびき・寝返り」「体感温度の違い」「生活リズムのズレ」などのストレス要因の解決方法として、ベッドを別々にする、ふとんを別々にする、寝室を別々にするなど「別々に寝る」という選択肢が生まれています。
総括・考察
「パーソナル」は生活空間の中でますます重要なキーワードに
今回の調査では「心地よい暮らし」を目指す、住まいと暮らしのコミュニティにおける「睡眠」事情をレポートしました。そこでわかったことは、こだわりが誰かのためではなく「自分のため」であるということです。
RoomClip Award 2022でも、トレンドキーワードの第1位は「パーソナル癒しスペース」でしたが、今後この「パーソナル」という言葉は生活空間の中でますます重要視されてくると、私たちは考えています。RoomClip住文化研究所では様々な視点から住まいにどのように反映されていくのか、これからも注目していきたいと考えています。
※本レポート詳細はこちら
URL: https://lab.roomclip.jp/contents/sleep/
今回の調査レポート内容
1:日本人の睡眠時間はこの20年間で最長に
[画像2: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-d19149e8a5b28b25408a-1.png ]
上図は、令和3年 総務省統局 社会生活基本調査にて発表された、20年間における国民の平均睡眠時間の推移を表したものです。その差はわずかではあるものの、減少傾向で推移していた睡眠時間が直近5年の間に増え、2021年はこの20年間の中で最も長くなっていることがわかります。
睡眠への関心度合いは、住まいと暮らしのコミュニティに限らず、国民全体で高まっていることが予想されます。
2:心地よさを追求した寝室づくり
[画像3: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-062c6128f1d54dd1ff29-2.png ]
上のグラフは、寝室の投稿に付与された「癒し」と「くつろぎ空間」それぞれのタグの投稿率を年推移で表したものです。いずれも2010年代終盤から伸び始め、ここ1年で急激に上昇しているのがわかります。
この変化は見た目にも現れています。近頃は、2010年代に見られたようなインテリアスタイルを反映するカラフルで華やかな寝室よりも、暖色光の間接照明を取り入れ、白・グレー・ベージュなどのニュートラルカラーに統一された落ち着きのある寝室が目立つようになりました。コメントを覗いてみても、多くの生活者にとって寝室づくりにおける重要なテーマの一つが心地よさになっていることがわかります。
3:「心地よい寝室」を構成する、3つのこだわり
1.“寝具”へのこだわり
[画像4: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-c010d9f78a7ff3f2d457-3.png ]
寝室の目的である「睡眠」に不可欠な寝具。主要なアイテムである「マットレス」「まくら」「布団」の投稿率は、いずれも伸長していることが上のグラフからわかります。 最近では、品質の高さで知られる高価格のマットレスを新調したというユーザーの投稿も多く見かけるようになり、睡眠の質への投資意欲が高まっていることが伺えます。
2. “空気の質”へのこだわり
[画像5: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-8759fdacd5ab8ee73ee0-4.png ]
ベッド周りにとどまらず、寝室の空気を整えることへの関心も高まりを見せています。 上は、寝室における「加湿器」「サーキュレーター」「空気清浄機」のタグが付与された投 稿率の推移で、いずれも顕著に上昇していることがわかります。
[画像6: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-82d776808bf815322bf5-5.png ]
さらには「ルームフレグランス」の投稿率も大きな伸びを見せていました。2022年は2013年比で4.9倍も上昇しています。
空気を良質な状態に整え、好みの香りで彩るという寝室づくりのトレンドが見受けられ、見た目よりも、居心地の良さや快適性を高める工夫が重ねられている様子が見えて来ます。
3.“寝る前の過ごし方”のこだわり
[画像7: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-60c539fe6db12717180d-6.png ]
3つめのこだわりは、寝る前の過ごし方です。住まいと暮らしのコミュニティ内ではここ数年「入眠儀式」や「ナイトルーティン」というキーワードが頻繁に登場しており、眠りにつくまでの時間の過ごし方に注目が集まっています。
RoomClipでは様々なテーマに沿った投稿をユーザーに募る「投稿イベント」という企画を定期的に開催しています。上のグラフは、2021年10月29日〜11月28日にかけて実施された「寝る前のルーティーン」というテーマで集まった投稿の内容を、ボリューム順に表したものです。最も多いのは家事ですが、セルフケアからエンタメやエクササイズ、飲食にいたるまで、実に多様なアクティビティが行われていることがわかります。さらに、これらの投稿がされている「場所」を集計してみました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-0384de7194ac5302f2fb-7.png ]
すると、興味深いことに、アクティビティの種類は多様であるにもかかわらず、それらを行っていた場所の多くを占めていたのが「寝室」だったのです。実際の投稿を見てみると、確かにエンタメやエクササイズ、セルフケアのためのグッズを寝室に置いてある様子や、実際にそれらのアクティビティを実施している様子が見られます。
ここでもう一つ特徴的なデータとして、寝室におけるプロジェクターの投稿率をご紹介します。プロジェクターといえばリビングなどの人が集まる部屋で使われることを想像する方も多いと思います。ところが2010年代の後半から、寝室での投稿率が年々上昇しているのです。小型化など設置性が向上し、天井に投影できるものもある近頃のプロジェクターは、多くの人にとって今や寝室での癒し時間を彩るためのアイテムとなっているのかもしれません。
[画像9: https://prtimes.jp/i/6383/146/resize/d6383-146-9c2f5b4cbf39027ea79f-8.png ]
寝るまでの時間を寝室でゆっくりと、好きなように過ごすーー。投稿キャンペーンで集まった多様なアクティビティの様子からは、そんなひとときを確保し、自分にとって豊かで充足した毎日を送ろうと努める生活者の暮らしぶりがうかがえます。
4:睡眠を追求するため生まれた「別々に寝る」という選択肢
心身ともに快適に過ごすことが命題ともいえる「心地よい暮らし」。質の良い睡眠がそれを支えるための不可欠な要素であることはいうまでもありません。住まいと暮らしのコミュニティでは、睡眠そのものにこだわることはもちろん、その空間を整え、そこで過ごす時間そのものをより価値の高いものにすることこそが「睡眠の質にこだわる」ことと、捉えられているように思えます。
このように睡眠の質の追求が進む中、パートナーと暮らす生活者にとっては大きな課題が顕在化しています。それが、睡眠における「一緒に寝る人とのズレ」です。
パートナーと寝室や寝具を共にすることにおける悩みをコメントから分析してみると、「いびき・寝返り」「体感温度の違い」「生活リズムのズレ」の主に3つが、ストレス要因としてあがっています。
それらの課題の解決方法として、「睡眠環境を別々にする」という選択肢が生まれています。
ベッドを別々にする、マットレスを別々にする、布団を別々にするなどの寝具を分けるという方法から、寝室を別々にするという方法まで、何を別々にするかは家庭によって異なっています。「寝室を別々にする」という選択に関しては子どもが生まれたり、逆に独立したりなど、家族構成の変化がきっかけになることが多いようですが、最近では比較的若い年齢層の夫婦などでも初めから別々にしているケースは少なくないようです。
※本レポート詳細はこちら
URL: https://lab.roomclip.jp/contents/sleep/
RoomClip住文化研究所について
RoomClip住文化研究所は、RoomClipに投稿された膨大な写真やコメント、タグなどの実例データ、検索や保存、いいねなどのアクティビティデータ、ユーザーアンケートやインタビューなどを基に、住まい・暮らし領域のトレンドや消費性向などについて調査・分析する研究機関です。2021年4月に設立し、毎月様々なテーマで分析レポートを発表しています。
https://lab.roomclip.jp/
RoomClipについて https://roomclip.jp/
家具や家電、雑貨などインテリアの写真を投稿・閲覧できる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォームです。スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しています。現在月間ユーザー数は600万人、写真枚数は500万枚を超えます。RoomClipは日本で最も「実際に人が生活している部屋の写真とデータ」が集まっているサービスです。雑誌やテレビなど年間に100以上の媒体でRoomClipユーザーが紹介されています。
ルームクリップ株式会社について
代表者:高重正彦
設立:2011年11月24日
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
URL:https://corp.roomclip.jp/
事業内容:「RoomClip」「RoomClipビジネス」「RoomClipショッピング」の企画・開発・運営
RoomClip( https://roomclip.jp/ )
RoomClipビジネス( https://roomclip.jp/business/ )
RoomClipショッピング( https://roomclip.jp/shopping/ )
RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )