【5カ国調査】世界で普及するライドシェアの実態と「生活の変化」 / 海外在住者達の声
[23/09/26]
提供元:PRTIMES
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台湾「海外事例を参考に進めてほしい」|ブラジル「日本の不便は想像を絶する」
株式会社ロコタビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 高田大輔、以下 当社)は、当社が提供している海外在住日本人と海外を訪れる日本人をマッチングする「ロコタビ」に登録している海外在住日本人に、各国で普及しているライドシェアの実態と、ユーザー視点の「生活の変化」についてヒアリング調査を行い、まとめたレポートを公開致しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-46c31f936099278e796d-5.jpg ]
世界に広がり続けているライドシェア。その市場規模は、2020年に764.8億ドル(約9兆円)、2021年から2028年までの年間平均成長率(CAGR)は16.3%、2028年には2,427.3億ドル(約30兆円)に達すると予測されている(※)。※Fortune Business Insightsのレポート「ライドシェアリング市場規模、シェア、成長、予測【2028年】」
そんな中、日本ではライドシェア解禁に関する議論が活発化。交通安全や規制緩和、環境への影響など、多岐にわたる論点が展開されている。一方、ライドシェアが日常にどれほどの利便性や変化をもたらすのか、実際に導入されていない日本ではユーザー視点の情報があがりずらい実態がある。そこでロコタビでは「ライドシェアは生活にどのような変化をもたらすのか」を探ることを目的に、ライドシェアが普及している国に住む日本人を対象に、生活の変化や日本のライドシェア解禁議論に対する心境についてヒアリングを行った。
■本リリース構成
1.レポート資料:在住者達のコメントのまとめ
-最も利用するライドシェアサービス/利用頻度
-利用する理由
-生活に及ぼした変化
-日本のライドシェア解禁賛否への印象
2.各国1人「生活の変化」に関する取材記事
■調査概要
調査方法:ロコタビ登録の海外5カ国在住ロコへのQA/ヒアリング取材
調査実施日:2023年9月18日~9月21日
調査主体:株式会社ロコタビ
調査国:ベトナム、台湾、中国、ブラジル、ケニア
※本内容を掲載の際は、出典「ロコタビ調べ」と明記をお願いいたします。
※追加取材をご希望の場合、お気軽にお問い合わせください。
【ベトナム】Grabバイクは生活に欠かせない
[画像2: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-26fd0178926594a09af9-0.png ]
ホーチミンに住んでいた5年間(4月に帰国)、毎日の通勤も合わせて週に10回以上はGrabバイクを利用していたという渋澤さん。ベトナムにおけるライドシェアは生活に欠かせないものだったと語る。
「私のベトナム生活では、ライドシェアがないとそもそも生活が成り立ちません。特に毎日利用していたGrabバイクは車のタクシーに比べて半分以下と安くて便利でした。仕事場までの約4キロの道のりが150〜200円程度、台数も多いので2,3分待てばアプリを使ってバイクを捕まえることができます。アプリで行き先を指定しているので、ベトナム語ができなくても大丈夫。明朗会計のため運転手と値段のことで揉めることもありません。」
ベトナムに住み始めた5年前、既にGrabバイクが浸透していたと語る渋澤さん。移住時、配車アプリがなかったら不便だっただろうと言います。
「仮に、当時Grabがなければ、ホーチミンは電車がないので、バスか普通のタクシー、あとは自前のバイクなどが選択肢になったと思います。バスは現地の言葉ができないとハードルがありますし、タクシーもGrabバイクに比べて高い。移住者の中には自分でバイクを運転する人もいて、慣れていれば問題ないですが、私は経験がなかったので、Grabバイクがなかったらずいぶん生きづらかったと思います。」
日本のライドシェア導入に関して、外国人旅行者を心配する声を寄せてくれた。
「一体何をしているのだろうと思います。外国人観光客にとってライドシェアがないと本当に不便、心配です。はやく導入してあげてほしいと思います。日本語ができない人にとって、電車に乗ったり、自分でタクシーを捕まえることはハードルが高いので、アプリで完結するライドシェアは安心できると思います。」
ホーチミン在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/hochiminh
【台湾】Uberの参入当初は抵抗感があったが…
[画像3: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-acda2f184767639ccef9-0.png ]
週に3-4回、通常のタクシーよりも綺麗で安全という理由でウーバーを利用しているという台北在住のだいちさん。Uber参入当時は多少の抵抗感があったと語る。
「台湾にUberが参入する際、タクシー業界が反対をしていました。私も白タクのようなイメージが強かったのではじめはあまり使っていませんでした。ただ、そもそも台湾のタクシーは車によって清潔感がなかったり、現金しか使えない場合が多いので、いざUberを使い始めると清潔で安全、クレジット決算ができるので、いまでは私も含め、若い人たちも多く使っています。特に評価が可視化されている点はいいですね。女性の方は安心して使える印象があります。」
日本でライドシェア導入に賛否がある様子をみて、だいちさんは「もったいない」と語る。
「やはり動きが遅いなという印象はあります。日本政府としてもインバウンドに力を入れていくのであれば、外国語を話せない日本人も多いので、海外からくる旅行者が自国の言葉で入力できるアプリは必須だと思います。また、日本人にとって高いと感じるタクシー代も、旅行者にとってはさほど抵抗なく乗れる金額です。これだけお金を落としてくれる人が訪れる中、受け皿を整えないのはもったいない。ぜひ台湾やタイなどの観光立国の事例を参考にしながら導入を進めてほしいですね。」
回答者プロフィール:https://locotabi.jp/loco/Shin_TW
台北在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/taipei
【中国】いろんな配車アプリを使い分ける
[画像4: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-425a9f3833adb011da5a-0.png ]
少なくとも月に2回、多い時には週に2回程配車アプリを利用するという上海在住の田中さん。今やさまざまなライドシェアサービスが展開されている中国では、地図アプリからその都度サービスを選んで使用していると言う。
「配車アプリが普及し始めた2018から2019年頃は、DiDiをよく使っていましたが、最近では地図アプリの「高徳地図」からルートを検索したあと、アプリ内でさまざまな配車サービスを呼び出せる機能があるので、その都度、桔子出行や曹操出行などを使うことが多いです。8社ぐらいのお勧めが出てくるので、特にこの会社のアプリというのはなく、その都度使い分けていますね。」
長距離移動の場合は、公共交通機関との併用が便利と言います。
「上海から長距離の移動で地下鉄と併用するのが好きですね。特に地方や郊外エリアにいく際は、最寄駅まで電車で行って、そこから配車アプリを利用します。以前は白タクがいましたが、多少高い金額を要求されるケースもあったので、アプリ内決算ができるようになったのは便利ですね。」
日本がライドシェア解禁に関して検討を重ねることに、一定の理解があると話します。
「中国ではディディが出来た当初、運転手が乗客女性を殺害する事件が続けて発生したので、日本がサービスを解禁を検討する理由がとても理解できます。また、そもそも中国は白タク文化があり、政府としても彼らを管理できるという理由で、配車アプリの推進をした背景もあると思うので、日本とはすこし事情も異なるようにも感じますね。」
回答者プロフィール:https://locotabi.jp/loco/liligao
上海在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/shanghai
【ブラジル】日本の不便は想像を絶する
[画像5: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-39892fc09356d6685f82-0.png ]
週に4回程度、家と最寄駅の移動でUberを利用するというサンパウロ在住の松浦さん。車社会のブラジルで、運転しない人にとっても気軽な移動を可能にしたと話します。
「私がブラジルに移住した4年前は、既にUberは当たり前のように使われていました。ブラジル人のパートナー曰く、それまでタクシーは高いサービスという印象があった一方で、Uberの参入で金額的にもカジュアルに使えるものになったと言います。日本人の私としても、言葉が通じなくても安心して利用することができるのは大きい。さらにブラジルは車社会で多くの人が車で移動していますが、そもそも私は運転をしないのでその点も非常に助かっています。」
さらに、松浦さんはライドシェアは社会を下支えするインフラだと話します。
「ライドシェアが普及している国の人にとって、日本の不便さは想像を絶するものです。例えば、海外からの旅行者が"Uberありき”で頭が切り替えられず、うっかり遠出をしてしまって取り残される状況も起こり得ます。ライドシェアはどこにいっても「気軽に」「安全に」「低コストで」移動できる社会インフラだと実感しているので、日本における高齢者運転による事故や、歩くことが難しい人にとっての移動手段、オーバーツーリズムなどさまざまな社会問題にも寄与すると思います。」
回答者プロフィール:https://locotabi.jp/loco/hiroma2082
サンパウロ在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/saopaulo
【ケニア】”住所”がないので配車アプリは利便性をあげた
[画像6: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-0070d98b755b59a54473-0.png ]
買い物やレストラン、仕事での移動などほぼ毎日Uberを利用するという、ナイロビ在住歴29年の船岡さん。ライドシェアの普及によるケニアならではの生活の変化を教えてくれた。
「5年ほど前にUberが入ってきたことで移動が便利になりました。ケニアは日本と違って公共交通機関を使うのが難しいので、それまでは自家用車かタクシーを使っていましたが、自家用車の場合もドライバーを雇っていたのでコストがかかっていました。その点、こちらのUberはタクシーに比べて半額以下なので助かります。加えて、ケニアは”住所”がないので、タクシーを呼ぶ際は場所の説明に苦労していました。Uberの普及以降は地図アプリで位置情報が表示されるのでその点も利便性が増しましたね。」
また、船岡さんは帰国した際に日本のドライバーの年齢に驚いたと言う。
「たまに日本に帰るんですが、その際タクシードライバーにご高齢の方が結構いらっしゃることに驚きました。ケニアでは若い人がドライバーとして働いていることがほとんどなので、日本で80歳近くの方が運転されているタクシーに乗ると少し心配になることがありますね。」
ナイロビ在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/loco/miho_whitelion
ロコタビリサーチとは
ロコタビリサーチでは、海外にいる日本人による実地調査やインタビュー調査を依頼できます。170ヶ国以上の国で対応可能で、登録している日本人のプロフィールを閲覧して直接依頼することができます。
●海外調査をご検討の企業様
ロコタビの圧倒的な海外在住者ネットワークが速やかに調査可能です。お気軽にご相談ください。
問い合わせ: https://locotabi.jp/lps/research/
本件に関するお問い合わせ先
社名 :株式会社ロコタビ
事業概要:
・海外在住日本人によるタウンガイドサービス「ロコタビ」(https://locotabi.jp)の運営
・AI×オンラインアシスタントサービス「ロコアシ」(https://locoassi.com)の運営
設立 :2015年12月1日
所在地 :東京都千代田区平河町 2-5-3
代表者 :代表取締役 高田大輔
お問い合わせ:https://locotabi.jp/
株式会社ロコタビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 高田大輔、以下 当社)は、当社が提供している海外在住日本人と海外を訪れる日本人をマッチングする「ロコタビ」に登録している海外在住日本人に、各国で普及しているライドシェアの実態と、ユーザー視点の「生活の変化」についてヒアリング調査を行い、まとめたレポートを公開致しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-46c31f936099278e796d-5.jpg ]
世界に広がり続けているライドシェア。その市場規模は、2020年に764.8億ドル(約9兆円)、2021年から2028年までの年間平均成長率(CAGR)は16.3%、2028年には2,427.3億ドル(約30兆円)に達すると予測されている(※)。※Fortune Business Insightsのレポート「ライドシェアリング市場規模、シェア、成長、予測【2028年】」
そんな中、日本ではライドシェア解禁に関する議論が活発化。交通安全や規制緩和、環境への影響など、多岐にわたる論点が展開されている。一方、ライドシェアが日常にどれほどの利便性や変化をもたらすのか、実際に導入されていない日本ではユーザー視点の情報があがりずらい実態がある。そこでロコタビでは「ライドシェアは生活にどのような変化をもたらすのか」を探ることを目的に、ライドシェアが普及している国に住む日本人を対象に、生活の変化や日本のライドシェア解禁議論に対する心境についてヒアリングを行った。
■本リリース構成
1.レポート資料:在住者達のコメントのまとめ
-最も利用するライドシェアサービス/利用頻度
-利用する理由
-生活に及ぼした変化
-日本のライドシェア解禁賛否への印象
2.各国1人「生活の変化」に関する取材記事
■調査概要
調査方法:ロコタビ登録の海外5カ国在住ロコへのQA/ヒアリング取材
調査実施日:2023年9月18日~9月21日
調査主体:株式会社ロコタビ
調査国:ベトナム、台湾、中国、ブラジル、ケニア
※本内容を掲載の際は、出典「ロコタビ調べ」と明記をお願いいたします。
※追加取材をご希望の場合、お気軽にお問い合わせください。
【ベトナム】Grabバイクは生活に欠かせない
[画像2: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-26fd0178926594a09af9-0.png ]
ホーチミンに住んでいた5年間(4月に帰国)、毎日の通勤も合わせて週に10回以上はGrabバイクを利用していたという渋澤さん。ベトナムにおけるライドシェアは生活に欠かせないものだったと語る。
「私のベトナム生活では、ライドシェアがないとそもそも生活が成り立ちません。特に毎日利用していたGrabバイクは車のタクシーに比べて半分以下と安くて便利でした。仕事場までの約4キロの道のりが150〜200円程度、台数も多いので2,3分待てばアプリを使ってバイクを捕まえることができます。アプリで行き先を指定しているので、ベトナム語ができなくても大丈夫。明朗会計のため運転手と値段のことで揉めることもありません。」
ベトナムに住み始めた5年前、既にGrabバイクが浸透していたと語る渋澤さん。移住時、配車アプリがなかったら不便だっただろうと言います。
「仮に、当時Grabがなければ、ホーチミンは電車がないので、バスか普通のタクシー、あとは自前のバイクなどが選択肢になったと思います。バスは現地の言葉ができないとハードルがありますし、タクシーもGrabバイクに比べて高い。移住者の中には自分でバイクを運転する人もいて、慣れていれば問題ないですが、私は経験がなかったので、Grabバイクがなかったらずいぶん生きづらかったと思います。」
日本のライドシェア導入に関して、外国人旅行者を心配する声を寄せてくれた。
「一体何をしているのだろうと思います。外国人観光客にとってライドシェアがないと本当に不便、心配です。はやく導入してあげてほしいと思います。日本語ができない人にとって、電車に乗ったり、自分でタクシーを捕まえることはハードルが高いので、アプリで完結するライドシェアは安心できると思います。」
ホーチミン在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/hochiminh
【台湾】Uberの参入当初は抵抗感があったが…
[画像3: https://prtimes.jp/i/24321/146/resize/d24321-146-acda2f184767639ccef9-0.png ]
週に3-4回、通常のタクシーよりも綺麗で安全という理由でウーバーを利用しているという台北在住のだいちさん。Uber参入当時は多少の抵抗感があったと語る。
「台湾にUberが参入する際、タクシー業界が反対をしていました。私も白タクのようなイメージが強かったのではじめはあまり使っていませんでした。ただ、そもそも台湾のタクシーは車によって清潔感がなかったり、現金しか使えない場合が多いので、いざUberを使い始めると清潔で安全、クレジット決算ができるので、いまでは私も含め、若い人たちも多く使っています。特に評価が可視化されている点はいいですね。女性の方は安心して使える印象があります。」
日本でライドシェア導入に賛否がある様子をみて、だいちさんは「もったいない」と語る。
「やはり動きが遅いなという印象はあります。日本政府としてもインバウンドに力を入れていくのであれば、外国語を話せない日本人も多いので、海外からくる旅行者が自国の言葉で入力できるアプリは必須だと思います。また、日本人にとって高いと感じるタクシー代も、旅行者にとってはさほど抵抗なく乗れる金額です。これだけお金を落としてくれる人が訪れる中、受け皿を整えないのはもったいない。ぜひ台湾やタイなどの観光立国の事例を参考にしながら導入を進めてほしいですね。」
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【中国】いろんな配車アプリを使い分ける
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少なくとも月に2回、多い時には週に2回程配車アプリを利用するという上海在住の田中さん。今やさまざまなライドシェアサービスが展開されている中国では、地図アプリからその都度サービスを選んで使用していると言う。
「配車アプリが普及し始めた2018から2019年頃は、DiDiをよく使っていましたが、最近では地図アプリの「高徳地図」からルートを検索したあと、アプリ内でさまざまな配車サービスを呼び出せる機能があるので、その都度、桔子出行や曹操出行などを使うことが多いです。8社ぐらいのお勧めが出てくるので、特にこの会社のアプリというのはなく、その都度使い分けていますね。」
長距離移動の場合は、公共交通機関との併用が便利と言います。
「上海から長距離の移動で地下鉄と併用するのが好きですね。特に地方や郊外エリアにいく際は、最寄駅まで電車で行って、そこから配車アプリを利用します。以前は白タクがいましたが、多少高い金額を要求されるケースもあったので、アプリ内決算ができるようになったのは便利ですね。」
日本がライドシェア解禁に関して検討を重ねることに、一定の理解があると話します。
「中国ではディディが出来た当初、運転手が乗客女性を殺害する事件が続けて発生したので、日本がサービスを解禁を検討する理由がとても理解できます。また、そもそも中国は白タク文化があり、政府としても彼らを管理できるという理由で、配車アプリの推進をした背景もあると思うので、日本とはすこし事情も異なるようにも感じますね。」
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【ブラジル】日本の不便は想像を絶する
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週に4回程度、家と最寄駅の移動でUberを利用するというサンパウロ在住の松浦さん。車社会のブラジルで、運転しない人にとっても気軽な移動を可能にしたと話します。
「私がブラジルに移住した4年前は、既にUberは当たり前のように使われていました。ブラジル人のパートナー曰く、それまでタクシーは高いサービスという印象があった一方で、Uberの参入で金額的にもカジュアルに使えるものになったと言います。日本人の私としても、言葉が通じなくても安心して利用することができるのは大きい。さらにブラジルは車社会で多くの人が車で移動していますが、そもそも私は運転をしないのでその点も非常に助かっています。」
さらに、松浦さんはライドシェアは社会を下支えするインフラだと話します。
「ライドシェアが普及している国の人にとって、日本の不便さは想像を絶するものです。例えば、海外からの旅行者が"Uberありき”で頭が切り替えられず、うっかり遠出をしてしまって取り残される状況も起こり得ます。ライドシェアはどこにいっても「気軽に」「安全に」「低コストで」移動できる社会インフラだと実感しているので、日本における高齢者運転による事故や、歩くことが難しい人にとっての移動手段、オーバーツーリズムなどさまざまな社会問題にも寄与すると思います。」
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【ケニア】”住所”がないので配車アプリは利便性をあげた
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買い物やレストラン、仕事での移動などほぼ毎日Uberを利用するという、ナイロビ在住歴29年の船岡さん。ライドシェアの普及によるケニアならではの生活の変化を教えてくれた。
「5年ほど前にUberが入ってきたことで移動が便利になりました。ケニアは日本と違って公共交通機関を使うのが難しいので、それまでは自家用車かタクシーを使っていましたが、自家用車の場合もドライバーを雇っていたのでコストがかかっていました。その点、こちらのUberはタクシーに比べて半額以下なので助かります。加えて、ケニアは”住所”がないので、タクシーを呼ぶ際は場所の説明に苦労していました。Uberの普及以降は地図アプリで位置情報が表示されるのでその点も利便性が増しましたね。」
また、船岡さんは帰国した際に日本のドライバーの年齢に驚いたと言う。
「たまに日本に帰るんですが、その際タクシードライバーにご高齢の方が結構いらっしゃることに驚きました。ケニアでは若い人がドライバーとして働いていることがほとんどなので、日本で80歳近くの方が運転されているタクシーに乗ると少し心配になることがありますね。」
ナイロビ在住ロコ一覧:https://locotabi.jp/loco/miho_whitelion
ロコタビリサーチとは
ロコタビリサーチでは、海外にいる日本人による実地調査やインタビュー調査を依頼できます。170ヶ国以上の国で対応可能で、登録している日本人のプロフィールを閲覧して直接依頼することができます。
●海外調査をご検討の企業様
ロコタビの圧倒的な海外在住者ネットワークが速やかに調査可能です。お気軽にご相談ください。
問い合わせ: https://locotabi.jp/lps/research/
本件に関するお問い合わせ先
社名 :株式会社ロコタビ
事業概要:
・海外在住日本人によるタウンガイドサービス「ロコタビ」(https://locotabi.jp)の運営
・AI×オンラインアシスタントサービス「ロコアシ」(https://locoassi.com)の運営
設立 :2015年12月1日
所在地 :東京都千代田区平河町 2-5-3
代表者 :代表取締役 高田大輔
お問い合わせ:https://locotabi.jp/