配筋検査を効率化!蔵衛門の“電子マーカー”が国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録
[24/08/29]
提供元:PRTIMES
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“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションとする株式会社ルクレ(以下、ルクレ)は、当社の開発した「蔵衛門」の電子マーカーが、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたことをお知らせいたします。
本技術は、電子小黒板入り工事写真撮影に信憑性を確保しながら電子マーカーや注釈の描き込みを可能とするシステムです。工事写真の品質向上や管理業務の省力化に寄与します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1288/149/1288-149-15ca9eb7765dbe02d8599b4dc31ba9be-1495x960.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
蔵衛門工事写真電子マーカーページ:https://www.kuraemon.com/special/electronic_marker/
【NETIS登録情報と対応製品】
- NETIS登録番号:KTK-240004-A
- 新技術名称:蔵衛門工事写真電子マーカー
- 登録日:2024年8月19日(月)
- NETISページ:https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KTK-240004
- 本技術の対応製品:現場タブレット「蔵衛門Pad」シリーズ、iOSアプリ「蔵衛門カメラ」
【新技術の効果】蔵衛門の電子マーカーで85.73 %も工数削減!
従来の配筋検査の現場では、木製黒板とゲージを設置し、配筋位置等をわかりやすくするために鉄筋等にマーカーとなるマグネット等を取り付けて、デジタルカメラで撮影を行っていました。
本技術では、撮影後の信憑性を確保しつつ、電子的にマーカーを描き込めるため、撮影場所において鉄筋などにマーカーを取り付ける必要がなくなり、工数を85.73%削減できます。このように省力化に寄与するだけでなく、視認性が高くなり、工事写真の品質向上にも効果があります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1288/149/1288-149-79852f94cabcba4dd3bfe62628b1cd4d-1366x1441.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本技術が採用する写真データのSVG形式は、階層(レイヤ)でのデータを保持するため、「注釈レイヤ」+「電子小黒板レイヤ」+「工事写真レイヤ」の3層のレイヤで工事写真を撮影・管理することができ、電子小黒板および工事写真の信憑性を確保しながら、「注釈レイヤ」への電子マーカー等の描き込みが可能となります。
SVGとは、J-COMSIA(一般社団法人施工管理ソフトウェア産業協会)が定義する「工事写真3.0」の標準規格「レイヤ化」に対応した新しいファイル形式です。令和5年3月に国土交通省より改定された「デジタル写真管理情報基準」では、写真ファイルの記録形式にSVGが追加され、電子納品が可能になりました。
つまり本技術によって、ひとつの写真に複数の画像(レイヤ)を重ねることが可能になり、工事写真に「データ」を付与して現場の情報共有を加速させることができるのです。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1288/149/1288-149-80ee18703ff723549d8de427fe8e5f0c-2160x1032.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【今後の展望】「記録」から「活用」へ工事写真3.0時代で広がる施工データ連携
建設会社の技術者なら誰でも扱う「工事写真」は、フイルム時代から進化を続けてきました。初期のフイルムカメラと紙の台帳の組み合わせを「工事写真1.0」、デジカメとエクセルデータの組み合わせを「工事写真2.0」そしてSVGに対応した現在を「工事写真3.0」時代とJ-COMSIA(日本施工管理ソフトウェア産業協会)と日建連(土木情報技術部会)は位置付けています。これまで記録するための工事写真から施工情報を活用するためのデータへと進化しました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1288/149/1288-149-af5b77f8c4b6442d98f322cba13207f1-2295x979.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「蔵衛門」の電子マーカーは、「工事写真3.0」規格に対応し、工事写真にさまざまな施工情報(データ)を付与できます。
例えば、国土交通省の公共事業におけるBIM/CIM活用の原則化が2023年から適用されている背景を受け、電子マーカーの技術を活用しBIMデータを写真上に重ね合わせることで、BIMとの連携が可能になります。また、AIが工事現場の写真を解析し、必要な測量ポイントを電子マーカーで的確に設定し、その結果をSVG形式で出力する自動測量アシスタント機能を備えることもできるようになります。
つまり、配筋検査以外の業務においても効率化の可能性が広がります。今後もルクレは、建設業界のニーズに応える先進的なソリューションを提供し、現場の効率化と品質向上に貢献してまいります。
【キャンペーン案内】電子マーカーが使える現場用タブレットを特別価格で販売!
「蔵衛門」の電子マーカー技術のNETIS登録を記念して2024年8月30日〜9月9日まで『NETIS登録記念キャンペーン』を実施します。NETIS登録技術である電子マーカーが使える「蔵衛門Pad」シリーズを特別割引価格でご案内いたします。
「蔵衛門Pad」シリーズ販売ページ:https://www.kuraemon.com/price/
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1288/149/1288-149-71209ae493f6c1f4129495130609c1fb-1876x791.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『蔵衛門(くらえもん)』とは
1999年に発売した台帳作成ソフト『蔵衛門御用達』によって、写真管理に忙殺される現場監督の負担を軽減し、大手ゼネコンから小規模工務店にまで導入されています。建設業界が業務効率化のために推奨する“電子小黒板”を、デジタルカメラに代わる電子小黒板タブレットとして『蔵衛門Pad』を2014年に発売。搭載している電子小黒板技術は、国土交通省が定めるNETIS(※)で最高評価(VE)を獲得しました。建設業への残業規制を受け、現場監督ひとりに対する効率化ではなく、現場全体の効率化を推進するため、2022年4月からは、現場アプリ・共有クラウド・パソコンソフトをワンプラットフォーム化した『蔵衛門プレミアム』を提供開始。施工管理で誰もが使う工事写真を軸にしているため、現場に無理なく浸透・定着させることが可能です。工事写真からはじめる建設DXプラットフォーム「蔵衛門」として施工に関わるすべての人の業務効率化を推進します。
※ NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)
【株式会社ルクレ】
株式会社ルクレは、“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションに掲げ、生活やビジネスなどさまざまなシーンにおける既存の考え・方法・癖(ユーザーリアリティ=UR)を理解し、ユーザーを軽やかに次の世界へと連れて行くサービスを提供しています。
代表取締役:有馬 弘進(ありま ひろのぶ)
会社設立:1995年9月20日 公式サイト:https://lecre.jp
※ 「蔵衛門」は、株式会社ルクレの登録商標です
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