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1990年代後半生まれの「Z世代」の人材にとって魅力的な職場とは?

ヘイズ・ジャーナル最新号




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外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:マーク・ブラジ、以下ヘイズ・ジャパン)はこの度、グローバルな人事・採用専門誌「ヘイズ・ジャーナル」(年2回発刊)最新号を発行し、「ジェネレーションZ」について特集しています。

「ジェネレーションZ」とは、1990年代後半生まれのポスト・ミレニアム世代を指すもので、デジタルネイティブなこれら若者の社会参加が進み、その存在感を増しつつあります。

Z世代の人材を確保するために、ヘイズは次のようにアドバイスしています。

Z世代にとって魅力的な職場とは


違いを生み出せるよう手助けする:KFCオーストラリア、ニュージーランド、タイでチーフ・ピープル・オフィサーを務めるロブ・ピップス氏によれば、現在同社3万5,000人いる従業員の95%が1996年以降の生まれだと言います。ピップス氏はヘイズ・ジャーナル最新号の中で、「Z世代を惹きつけ、職場に定着させるためには、彼らが職場でも普段の生活でも、最大限に能力を発揮できるよう手助けする必要があります。従業員同士、さらには、地域コミュニティにとっても重要な存在になれるようにサポートしています」と述べています。
採用プロセスは素早く、率直かつオープンに:Z世代はすぐに結果を求める傾向があり、採用企業には透明性を求めます。企業側の価値観よりもネットワークを通じた個々の価値観を重要視しています。仕事先を選ぶ際に親の影響が大きいのもZ世代の特徴です。
新たな採用戦略の導入:Z世代は高度なデジタルスキルを持ち、過去のどの世代よりも「つながっている」世代です。そのため、採用を確実なものにするために、若手社員を通じて母校やソーシャルメディアのコンタクトに働きかけるも有効です。オンラインで公開しない限り、求人情報はほとんどZ世代の目には留まりません。採用プロセスでバーチャルリアリティやゲーミングが活用できるようにしておくことも、この世代には魅力的に映るでしょう。
ワークライフバランス:この世代のワークライフバランスに対する考え方は、これまでとは違います。これからの世代は退職年齢が引き上げられ、これまでよりも長期間にわたり働かなければならないことを理解しています。デジタルネイティブ世代にとって、テクノロジーを活用してリモートや在宅で仕事をすることは当たり前になっています。
目的意識を持たせる:この世代は、組織が行うことについて、その理由を理解したいと思っており、自分が組織の成功にどのように貢献できるのかを知りたいと考えています。はっきりした目的を求めているのです。


特集では、Z世代に期待する能力として、オートメーション化できないスキルを持っていること、先輩社員の価値観を理解することなどが挙げられています。一方で企業の側も、何でもすぐに手に入れたがるこの世代のニーズにうまく応える能力が求められていることを指摘しています。

ヘイズのマネージング・ディレクター、マーク・ブラジは次のように述べています。
「Z世代にとって、職場は刺激的な一方、気の抜けない威圧的な場所です。この世代は2008年に端を発した金融危機や世界的なテロの脅威、中東の政情不安を経験しています。

こうした背景もあって、この世代の若者たちは自律的で独立独歩の精神を持っています。現実主義的で、目的意識が強いイノベーターであり、常にネットワークにつながっていて、野心的でもあります。しかし、すぐに成果や評価を求めたがる傾向があり、これは職場では常に与えられるとは限りません。また、今後は退職年齢が上がっていくことが予想されるため、自分の価値観に合った仕事がしたいと考えています。

しかしZ世代がそれを実現するためには、雇用主が必要とするスキルを持っていなければなりません。今後、職場がますますオートメーション化されることを考えればなおさらです。また、この先、これまでほどの昇給が望めなくなるとすれば、借りるにしても購入するにしても、住宅費の負担が大きくなるなど、自分が望む人生を選択できるだけの収入を確保する道も見つけなければならないでしょう。

また、社会に出るとなればZ世代も他の世代と同じく、職場でのマナーを身に付け、先輩世代の価値観を理解しなければなりません。職場でどこまで携帯電話の使用が許されるかといった、一見簡単なことさえ、それなりのルールを学ばなければならないのです。」

ブラジはさらに、Z世代はマルチタスクをこなす能力に長けており、この点は大きな強みになっている点も指摘しています。「さまざまなデバイスを使いこなすことは、この世代の人たちにとっては必要不可欠になっており、雇用主はこの点を評価しなければなりません。集中力は長続きしないかも知れませんが、同時にいくつもの機器を使いこなせるということは、他の世代の人たちよりもマルチタスクをうまくこなせる可能性が高いということでもあります。」

ジェネレーションゲーム: 各世代と出生年
ベビーブーム世代: 1945〜1960年
Gen X(X世代): 1961〜1980年
Gen Y (Y世代、ミレニアム世代): 1980〜1996
Gen Z(Z世代): 1997〜2010年
Gen Alpha(アルファ世代): 2010年以降

ヘイズ・ジャーナル最新号はこちらでお読みいただけます。
https://www.haysplc.com/our-expert-view/hays-journal/

以上

ヘイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2016年6月30日現在、世界33カ国*、252 の拠点(総従業員9,214人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。(*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ)

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、日本で唯一、4つの国内拠点(日本本社、新宿支店、大阪支店、横浜支店)を有する外資系人材紹介会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、オフィスプロフェッショナル、不動産、セールス・マーケティング、サプライチェーン、マニュファクチャリング)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。
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