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ダンヒルとBAFTAがBAFTA Elevateを通し2年間のパートナーシップを開始

ドキュメンタリーやスペシャリスト・ファクチュアル番組に携わるクリエイティブな才能のキャリアを育む

・BAFTA Elevateは、過小評価されているミドルシニアのプロデューサーやディレクターを最大20名まで支援します。

・このプログラムには受賞歴のある映画監督アシフ・カパディア、司会者・俳優・映画監督のレジー・イエーツ、そしてアドボカシー団体のWe Are Doc Womenなどが協力しています。

・ダンヒルの支援は、包括性と機会均等を育むというコミットメントとともに、映像業界との長年の関係を継続するものです。

・申し込み期間は2024年10月18日(金)までです。

・対象者は2025年2月にダンヒルが開催する毎年恒例のPre-BAFTAディナーとパーティーで発表される予定です。

2024年9月18日 ロンドン :  BAFTAと英国を代表するラグジュアリーメンズハウスであるダンヒルは、芸術チャリティを代表的する人材プログラムであるBAFTA Elevateと提携し、ドキュメンタリーや専門的な事実に基づいた専門的なテレビ映画、長編映画を制作する最大20名のクリエイターの支援を開始することを発表しました。

長編映画やテレビのさまざまなフォーマットにおいて、このパワフルなストーリーテリングは私たちを楽しませ、世界観を広げ、議論を呼び起こし、大きな社会的影響を与えてきました。しかし、BAFTAが実施した調査によると、製作に関わる人々の機会が減少し、スクリーンに届けられるストーリーの幅が狭まる恐れがあることが明らかになりました。

これらの調査結果を受け、BAFTAとダンヒルは、少数民族、障害者、社会的、経済的背景に恵まれない人々を含む、業界内で過小評価されている開発プロデューサーやディレクターからの募集を開始します。BAFTAは、12,000人のクリエイティブな実務者からなるユニークなコミュニティを活用し、2年間にわたって幅広い知識の構築と集中的な専門能力の開発とともに、様々なネットワーキングと業界での露出をサポートします。

ジェーン・ミリチップ(BAFTA CEO) : 「BAFTAは、映像業界におけるキャリアを追求する際、様々な障壁や偏見に直面する人々のため、公平な環境を整えることを使命としています。BAFTA Elevateは、不平等によって抑圧されている人々に機会を提供し、過小評価されている人々が自分たちのストーリーを共有することを奨励し、私たちの文化的景観をより豊かなものにします。ダンヒルとは英国の創造性と革新性を育成するという当社のコミットメントを共有しており、BAFTA Elevateを可能にした彼らの支援に心から感謝しています。」

アンドリュー・ホームズ(ダンヒル 暫定CEO) : 「ダンヒルがBAFTA Elevateプログラムをサポートできることは大変光栄なことであり、ドキュメンタリーや専門的なファクチュアル番組を作る人々のために、公平な競争の場を約束します。ダンヒルはファッション業界における多様性を擁護する取り組みと共に、英国の映画製作や映像文化との長年に渡る素晴らしい繋がりを持っています。BAFTA Elevateを支援することはBAFTAとの関係を発展させ、私たちが共有する価値観を強固にする自然な次のステップであり、この旅を共に歩めることを非常に喜ばしく思っています。」


ダンヒルと映画界との関わりは1世紀以上前に遡ります。フランク・シナトラからトルーマン・カポーティまで、何十年もの間、ハリウッドのスターたちは極上のイブニングウェアを求めてダンヒルを訪れ、当時の彼らのスタイルは今日もコレクションのインスピレーションの源であり続けています。毎年恒例のダンヒルが開催する英国アカデミー賞 プレディナー&パーティーは英国の映画業界を称え、スクリーン上や舞台裏で活躍する新進気鋭の才能や実績のある才能が一同に会して文化的な交流を行い、様々なコミュニティとのつながりを生み出します。BAFTA Elevateパートナーシップは、映画業界に対するダンヒルのコミットメントを確固たるものにし、映画業界における重要な変化を喚起して変革をもたらします。

この18ヶ月間、BAFTAはBAFTA賞を受賞したディレクターやプロデューサー、コミッショナー、公共放送局、独立系制作会社、ストリーミング配信会社の部長を招き、40回以上の協議とマスタークラスを開催し、ドキュメンタリーとファクチュアル番組制作の現状、そして進歩が必要な点について以下のように結論づけました。


・ソーシャル・モビリティと経済的問題が昇進の障害となっている。

・予算のプレッシャーが権限譲渡とリスクテイクへの意識に影響を及ぼし、実績のある人材が優先されてしまう。

・持続可能なキャリアを維持するための仕組みやキャリアパスがないなどの制度的な課題。


BAFTA Elevateは、このような調査結果を解決するために発足されました。そしてこのプログラムには、受賞歴のある長編ドキュメンタリー映画監督アシフ・カパディア(『エイミー』、『セナ』、『2073』)、放送作家のレジー・イエーツ(『レジー・イェーツ:エクストリーム・ロシア』、『レジー・イェーツ:インサイダー』)、ピアサポート・ネットワーク、アドボカシー団体 We Are Doc Womenなど業界を代表する人々が協力しています。

アシフ・カパディア(映画監督)
「英国内でも、教育界でも、映画界でも、私は様々な場面で疎外感を感じることが多々ありました。しかし、私は常にそれを長所として捉え、複数の言語を話し、異なる文化、習慣、信仰、考え方を理解し、尊重しながら育ってきました。幸運にも仕事を通じて世界中を旅する機会に恵まれ、私はこれらの全ての経験を仕事に活かしています。BAFTA Elevateが、私のような疎外感を持っている人々に、アウトサイダーでありながら内側にいることのできるよう、エージェンシーやプロフィール、支援を提供できることを願っています。私たちの経験が私たちを特別にし、それが強みとなります。我々の独自性を活かして、感情を揺さぶるストーリーを伝えることが、人々の考え方や行動を変えるかもしれません。これはドキュメンタリー映画制作における妥当性と成功に必要不可欠なことなのです。」

レジー・イェーツ(放送作家)
「最もパワフルなドキュメンタリーは、私たちが普段接することのないような人々の人生、出来事、視点を覗き見ることができるものです。だからこそ、BAFTAとダンヒルが、才能と素晴らしいアイデアを持っているにもかかわらず、業界の知識やつながり、そして自信の欠如によって足踏みしている新世代の声を支援することは心強いことです。アンナ・シャーのコミュニティ・ドラマ・クラブは、私のキャリアをスタートさせる手助けをしてくれました。だからこそ、BAFTA Elevateのような取り組みが提供する支援や指導は強く心に響きます。彼らはチャンスを作っているだけでなく、コミュニティを広げており、そのことを私はとても喜ばしく思っています。」

We Are Doc Women(アドボカシー団体)
「2024年になってもファクチュアルとドキュメンタリーの才能を発揮する機会に大きな格差があるのは残念なことです。これは私たちの調査で浮き彫りとなり、これが放送局や制作会社に対し、ファクチュアル番組の半分を女性が監督することを保証するよう求める50/50の誓約に繋がりました。また、多くの才能ある女性が直面する大きな障壁があり、それらは彼女たちが業界に残ってスキルを磨き、アイデアを発展させることを難しくしています。BAFTAがこのような根強い不平等に光を当ててくれることを嬉しく思います。」

BAFTA Elevateプログラムへの新規お申込みは下記より受け付けております。
エントリーの締め切りは10月18日(金)13時までです。
https://www.bafta.org/supporting-talent/bafta-elevate
(英国在住で英国向けの映像制作を行われている方に限ります)


この文中では、ドキュメンタリーとファクチュアルは、業界内協議でのアドバイスに基づき、独立した長編ドキュメンタリー映画、単発の長編ドキュメンタリー、ドキュメンタリーシリーズ、テレビ放送および SVOD 用のスペシャリスト・ファクチュアル番組と定義しています。

また選出された製作チームの少なくとも半分のスタッフが女性であることが必要です。

BAFTAは、映画、テレビ、テレビクラフト、カムリ、スコットランド・アワードの21部門でドキュメンタリーとファクチュアルを表彰し、定期的なイベントや上映会を通じてその功績を称えています。

2024年は第5回目のBAFTA Elevateとなり、これまでに計74名の過小評価されている映画制作者のキャリアアップを支援してきました。過去の参加者には、アメーナ・アユーブ・アレン(『ロックス』)、バリントン・ポール・ロビンソン(『応答せよ』)、ドミニク・アンズワース(『リトル・イングリッシュ』)がいます。


ABOUT BAFTA
BAFTAの慈善団体としての使命は、映画、ゲーム、テレビなどのスクリーンアートの創造的・文化的重要性を支持することです。BAFTAは授賞式や、英国および北米におけるマスタークラス、講演会、奨学金、指導スキームなどのタレント・イニシアティブや学習イベントの通年プログラムを通じて、卓越した才能を発掘し育成することで、学習と創造的なコラボレーションを可能にしています。
登録慈善団体(216726号)
www.bafta.org


ABOUT DUNHILL
クラフツマンシップとデザインの代名詞であるダンヒルは、130年に及ぶ歴史を誇る英国屈指のメンズラグジュアリーハウスです。古典主義と享楽主義、信頼と格式を誇るダンヒルは洗練されたテーラリングやレディ・トゥ・ウェアから、エレガントなレザーグッズ、洗練されたギフト、ハードラグジュアリーなアイテムまで、ライフスタイルをトータルに提案します。

創業者アルフレッド・ダンヒルのパイオニア精神を受け継ぎ、独自の伝統と豊富なアーカイブを活かしながら、時代やトレンドに左右されない妥協のない品質をご提供します。1893年の創業から今日に至るまで、革新性と同時代性は常にダンヒルに不可欠なものです。

細部へのこだわり、卓越性、機能性、そしてパーソナライズされたアプローチが、このハウスを象徴しています。

英国らしさが私たちを定義し、英国スタイルが私たちを際立たせています。
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