ACCESS、ElixirのWebアプリケーションフレームワークを「Antikythera Framework」としてオープンソース化
[18/04/17]
提供元:PRTIMES
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―Webアプリケーション開発コミュニティを活性化―
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大石 清恭、以下ACCESS)は、本日、IoTサービス開発の活性化を目指し、自社開発のElixir(エリクサー)ベースのWebアプリケーションフレームワークを「Antikythera Framework(TM)(アンティキティラ・フレームワーク)」としてOSS(オープンソース)化し、2018年4月27日、開発コミュニティ向けに公開いたします。
IoTサービスの実現には、Web技術をあらゆる機器やサービスに組み込むことがカギとなります。「Antikythera Framework」は、並行処理機能を持つ関数型プログラミング言語として注目されるElixirを用いたWebアプリケーションフレームワークです。IoTサービスを実現する時に重要となる
●非同期ジョブ実行
●マルチコアを最大限に活用する並列実行
●サービス提供を中断する必要のない、無停止のソフトウエアアップデート
●マルチサービス・マルチテナント
の機能を提供します。
本フレームワークには、ACCESSのIoTサービス開発プラットフォーム「ACCESS Connect(R)」で使われているWebアプリケーションサーバなどで800万以上のデバイスを対象にIoTサービスを実現してきたノウハウが集約されています。本フレームワークを利用することで、Webアプリケーションの開発にかかる負荷を低減し、市場投入時間(タイム・ツー・マーケット)を短縮することが可能となります。
「Antikythera Framework」の特長は以下のとおりです。
●複数サービスを格納するプラットフォームとして:
oマルチテナントのリソース管理を提供
o同時に実行されている複数のサーバに影響を与えず、新しいサービスを自動デプロイすることが可能
oログ、監視、コンフィギュレーション管理を組み込み提供
oネットワークに負荷をかけずにサービス間通信が可能
●Webアプリケーションフレームワークとして:
o任意のElixirコードによるHTTPリクエスト処理が可能
oマルチサービスのためのサブドメインベースルーティングとシングルサービスの中でのパスベースルーティングを提供
o静的コンテンツに対するCDN(Content Delivery Network)サポート、および、動的WebページへのHTMLテンプレートをサポート
●非同期ジョブ実行環境として:
o分散ジョブキューを予め提供
o任意のElixirコードをジョブとして実行可能
近年、Webサービスの開発には、複数のサーバ上で機能別に分けたプログラムを協調動作させるマイクロサービス設計が一般的となっています。しかし、マイクロサービスを構成するインフラ側の管理コストが増大する結果になることが多々ありました。従来、このような問題を解決するフレームワークは存在しませんでした。今後、IoTサービスの普及とともに、管理するデバイスは爆発的に増加し、構築されるサービスが多様化することが予想されます。こうした大量なデバイスの管理に対応し、多様化するサービスをホスティングできるフレームワークが求められていました。「Antikythera Framework」はElixirの動作基盤であるErlang(※)(アーラン)言語の持つ特性を活用することにより複数のマイクロサービスの同時実行を可能とする環境を提供し、こうした課題を解決します。
ACCESSの最高技術責任者(CTO)の植松 理昌は
「ACCESSは、ElixirのWebアプリケーションフレームワークを、PaaS/BaaSをプラットフォームとした次世代Webサービス開発の有効な選択肢と考えます。このため、これまで自社で開発を行って来た本フレームワークを『Antikythera Framework』としてオープンソース化して公開することとしました。無停止の自動デプロイメントやウェブ用のマルチテナントの処理や組込みの分散ジョブキューやログ、監視など、大量のデバイスを簡単に扱うPaaS/BaaSのための機能を提供するElixirのWebフレームワークは、『Antikythera Framework』が初めてとなります。今回の公開により、Elixir開発コミュニティに貢献できることを大変うれしく思います」と述べています。
配布ライセンスはApache License 2.0となります。
(※)Erlangはスウェーデンの通信機器メーカであるエリクソン社が1998年にオープンソース化した並列処理用のプログラミング言語です。Elixirは並行処理の機能や関数型といった特徴を持つ、Erlangの仮想マシン(BEAM)上で動作します。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://www.access-company.com/
[画像: https://prtimes.jp/i/11476/150/resize/d11476-150-203172-0.jpg ]
※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Connect、Antikythera Frameworkは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大石 清恭、以下ACCESS)は、本日、IoTサービス開発の活性化を目指し、自社開発のElixir(エリクサー)ベースのWebアプリケーションフレームワークを「Antikythera Framework(TM)(アンティキティラ・フレームワーク)」としてOSS(オープンソース)化し、2018年4月27日、開発コミュニティ向けに公開いたします。
IoTサービスの実現には、Web技術をあらゆる機器やサービスに組み込むことがカギとなります。「Antikythera Framework」は、並行処理機能を持つ関数型プログラミング言語として注目されるElixirを用いたWebアプリケーションフレームワークです。IoTサービスを実現する時に重要となる
●非同期ジョブ実行
●マルチコアを最大限に活用する並列実行
●サービス提供を中断する必要のない、無停止のソフトウエアアップデート
●マルチサービス・マルチテナント
の機能を提供します。
本フレームワークには、ACCESSのIoTサービス開発プラットフォーム「ACCESS Connect(R)」で使われているWebアプリケーションサーバなどで800万以上のデバイスを対象にIoTサービスを実現してきたノウハウが集約されています。本フレームワークを利用することで、Webアプリケーションの開発にかかる負荷を低減し、市場投入時間(タイム・ツー・マーケット)を短縮することが可能となります。
「Antikythera Framework」の特長は以下のとおりです。
●複数サービスを格納するプラットフォームとして:
oマルチテナントのリソース管理を提供
o同時に実行されている複数のサーバに影響を与えず、新しいサービスを自動デプロイすることが可能
oログ、監視、コンフィギュレーション管理を組み込み提供
oネットワークに負荷をかけずにサービス間通信が可能
●Webアプリケーションフレームワークとして:
o任意のElixirコードによるHTTPリクエスト処理が可能
oマルチサービスのためのサブドメインベースルーティングとシングルサービスの中でのパスベースルーティングを提供
o静的コンテンツに対するCDN(Content Delivery Network)サポート、および、動的WebページへのHTMLテンプレートをサポート
●非同期ジョブ実行環境として:
o分散ジョブキューを予め提供
o任意のElixirコードをジョブとして実行可能
近年、Webサービスの開発には、複数のサーバ上で機能別に分けたプログラムを協調動作させるマイクロサービス設計が一般的となっています。しかし、マイクロサービスを構成するインフラ側の管理コストが増大する結果になることが多々ありました。従来、このような問題を解決するフレームワークは存在しませんでした。今後、IoTサービスの普及とともに、管理するデバイスは爆発的に増加し、構築されるサービスが多様化することが予想されます。こうした大量なデバイスの管理に対応し、多様化するサービスをホスティングできるフレームワークが求められていました。「Antikythera Framework」はElixirの動作基盤であるErlang(※)(アーラン)言語の持つ特性を活用することにより複数のマイクロサービスの同時実行を可能とする環境を提供し、こうした課題を解決します。
ACCESSの最高技術責任者(CTO)の植松 理昌は
「ACCESSは、ElixirのWebアプリケーションフレームワークを、PaaS/BaaSをプラットフォームとした次世代Webサービス開発の有効な選択肢と考えます。このため、これまで自社で開発を行って来た本フレームワークを『Antikythera Framework』としてオープンソース化して公開することとしました。無停止の自動デプロイメントやウェブ用のマルチテナントの処理や組込みの分散ジョブキューやログ、監視など、大量のデバイスを簡単に扱うPaaS/BaaSのための機能を提供するElixirのWebフレームワークは、『Antikythera Framework』が初めてとなります。今回の公開により、Elixir開発コミュニティに貢献できることを大変うれしく思います」と述べています。
配布ライセンスはApache License 2.0となります。
(※)Erlangはスウェーデンの通信機器メーカであるエリクソン社が1998年にオープンソース化した並列処理用のプログラミング言語です。Elixirは並行処理の機能や関数型といった特徴を持つ、Erlangの仮想マシン(BEAM)上で動作します。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://www.access-company.com/
[画像: https://prtimes.jp/i/11476/150/resize/d11476-150-203172-0.jpg ]
※ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Connect、Antikythera Frameworkは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です