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三菱重工サーマルシステムズ、空調機器のBIM対応へ

ビル用マルチエアコンの3D-CADデータを9月から順次公開

◆ 建築業界で普及が進むBIM活用を受け、建設・設計者などの作業効率向上へ
◆ 市販の設備CADソフト「CADWe'll Tfas」を用いて、まずはビル向けの自社製品41種をデータ化して公開




三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:楠本 馨、本社:東京都千代田区)は、建築業界で普及が進むBIM(ビム:Building Information Modeling)に対応して、3次元CAD(注)(以下3D-CAD)データを9月29日から順次公開します。3D-CADデータを使用することでビル内の空調設備を"見える化"し、企画・設計・施工・維持管理ごとに分断されていた情報をつなぎ合わせて建築・設計者など、作業者の効率を向上させることが狙いです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/25611/152/resize/d25611-152-453556-3.jpg ]


BIMとは、材料・部材の仕様や数量、建屋の構造や設備、販売元などといった建物に関するさまざまな情報をデータにして見える化し、建設から管理までライフサイクル全体のデータを一括で管理する設計手法のことです。従来は、建物の壁や室内の設備などといった図面が別々に作成され、各工程のデータがそれぞれ異なる様式で保管されていました。BIMを活用し、新たに3D-CADで構築した製品データを一括管理することで、建物を立体的に見える化し理解度向上につながることはもちろん、設備の形状や寸法、コストなどのあらゆる情報をどの工程においても同一のデータとして管理できるようになり、業務効率化につながります。

加えて、例えば設計に関するプレゼンテーションでは、導入を検討している空調設備・機器の3D-CADデータを組み込み、提案の具体性を高めることができます。一方、施工の段階では壁内部の配管や配線を視覚的に示すことができ、これらのデータをメンテナンス作業の裏付けとすることが可能になります。さらには、空調設備・機器の3D-CADデータを設計図や配管・配線図に反映させることにより、寸法などのデータ入力が不要となります。

3D-CADデータは、情報処理サービスやCAD開発・販売を手掛ける株式会社ダイテック(本社:東京都中央区)の設備CAD ソフト「CADWe'll Tfas」を用いて制作しました。ダイテックおよび三菱重工サーマルシステムズのホームページ上で、ビル用マルチエアコンの一部41機種を先行して公開する予定です。

三菱重工サーマルシステムズは、空調の設備設計などの工程における作業効率化を目指し、生産性の向上に貢献します。

(注)Computer Aided Designの略称。コンピュータを用いて設計をすることができる設計支援ツールです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/25611/152/resize/d25611-152-444742-2.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/25611/152/resize/d25611-152-513863-4.jpg ]
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