「Futuremakersアワード」開催!最優秀賞は、猪苗代湖の厄介者を観光資源に変える「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」長友海夢さん
[23/01/30]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
NPO法人ETIC.が企画・実施しスタンダードチャータード財団が支援する地域での社会起業・事業構想を支援するプログラム「ローカルベンチャーラボ2022」
NPO法人ETIC.(エティック、東京都渋谷区)は、スタンダードチャータード銀行東京支店(東京都千代田区)と連携して、地域での社会起業に特化した6ヶ月間の起業家育成・事業構想支援プログラム「ローカルベンチャーラボ2022」を実施しています。2022年12月、「ローカルベンチャーラボ2022」の受講生のうち、U-35メンバーを対象にした地域社会における課題解決の可能性、収益性に優れた事業を表彰する「Futuremakersアワード」を実施しました。
最終審査では、スタンダードチャータード銀行東京支店で社員投票を実施。福島県猪苗代町の地域おこし協力隊として活動中の長友海夢(ながとも ひろむ)さんが挑戦する、猪苗代湖の水質汚濁の要因の1つである菱(ひし)の実から「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」という商品を開発し、厄介者を観光資源に変える事業(株式会社いなびし)が最優秀賞を受賞しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/12113/153/resize/d12113-153-149c28fa509133b12c69-0.jpg ]
「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」事業概要
水草の菱は、近年猪苗代湖の北側の湖畔沿いで増殖を続けており、増えすぎた水草は秋頃になると腐敗し、湖に留まることから水質汚濁の要因となり悪臭をも放ちます。現在、猪苗代湖では「菱刈取船」の導入やボランティア活動を通じ毎年100トン近い菱が回収され、そのほとんどが堆肥化もしくは処分されています。財政が厳しく人手の高齢化も進む地域の未来を考え、長友さんは菱を厄介者から資源に変えるべく、菱の実を活用した商品開発に挑戦。「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」を開発し、道の駅猪苗代や地域の宿泊施設、飲食店を中心に2022年3月から販売を開始しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/12113/153/resize/d12113-153-564c8da1331c27ef826c-2.jpg ]
将来的には、菱だけでなく多様な地域資源を活用できる製造工場を猪苗代町につくり、6次化商品の試作、開発が促進される仕組みづくりを目指しています。また現在、菱の実の収穫体験や料理勉強会等のイベントも試験的に開催。教育旅行の団体受け入れができる体制作りに取り組んでいます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/12113/153/resize/d12113-153-d41901bd093600558b4f-1.jpg ]
株式会社いなびし公式ホームページ:https://inabishi.co.jp/
受賞のポイント
「学生時代に猪苗代周辺のスキー場を練習拠点として競技スキーに挑戦してきたという長友さんの原体験と事業、ビジョンが明瞭につながったうえで、お茶という具体的なプロダクトをつくり、今後の展開も描いている」「水質汚染の原因となる水草を駆除し、製品化だけではなく、SDGs教育旅行など地域に根差している活動をしている。製品として全国に大きく広がるタイプの事業ではないかもしれないが、商品開発や教育・交流コンテンツとの掛け合わせなどの展開に可能性を感じる」等といった点が評価され、最優秀賞受賞に至りました。
選考委員のコメント(スタンダードチャータード銀行東京支店在日代表 兼 最高経営責任者 浅井勇介氏)
この度の「Futuremakersアワード」には、U-35メンバーラボ生の皆さんから地方再生へつながる興味深い視点での様々な事業について応募いただきました。弊行グループが取り組む社会課題解決戦略の一環として若手起業家の皆さんを応援することに携われ、嬉しく思います。今回受賞されました「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」事業をはじめ、ラボ生皆さんのアイディアが今後の事業に活かされ、日本社会の持続的成長につながっていくことを期待しています。
「ローカルベンチャーラボ」とは
「ローカルベンチャーラボ」は、2017年にスタートした地域での社会起業に特化した6ヶ月間の起業家育成・事業構想支援プログラムです。地域課題を解決するため、先輩起業家をメンターにしたゼミ形式で、様々な年代・活動地域・専門性を持つ同期生と切磋琢磨しながら事業構想を磨いていきます。また、ローカルベンチャーを輩出してきた先進自治体等が連携し、参加者をサポート。プログラム期間中には各地で活躍する専門家や実践者をゲストに招いた特別講演会も開催されます。
ローカルベンチャーラボ公式ホームページ:https://localventures.jp/
運営団体など
NPO法人ETIC.がスタンダードチャータード財団からの資金提供を受け(2021年〜)、スタンダードチャータード銀行による経済的包摂を促進し不平等に対処するためのグローバルな取り組み「フューチャーメイカーズ」の一環として、ユースビジネス・インターナショナル、スタンダードチャータード銀行東京支店と連携しながらプログラムを運営しています。
【スタンダードチャータード財団について】
スタンダードチャータード財団(Standard Chartered Foundation)は、世界における経済格差の縮小を目指し、恵まれない若者、特に少女や視覚障害のある人々を教育、就業支援、起業家支援、に焦点を当てたプログラムを通じて、社会的不平等に取り組む慈善団体です。
2019年に設立されたSCFは、イングランドとウェールズで登録された慈善団体(慈善団体番号1184946)であり、スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)によるフューチャーメイカーズ(Futuremakers)のリードデリバリーパートナーです。
詳細:https://www.sc.com/scfoundation
【スタンダードチャータード銀行について】
スタンダードチャータードは、世界で最もダイナミックな市場を含む、59 の拠点を有し、83 の国・地域にてサービスを展開しております。私たちは、当行グループの特色である豊かな多様性を通じてビジネスに貢献することを目指しています。ブランドプロミスである「Here for good」は、グループが培ってきた伝統と私たちが重視するバリューを反映しています。スタンダードチャータードPLC は、ロンドン証券取引所、香港証券取引所に上場しています。
詳細:https://www.sc.com/jp/
【Futuremakers(フューチャーメーカーズ)について】
スタンダードチャータード銀行による、経済的包摂を促進することで不平等に対処するためのグローバルな取り組みです。不利な立場にある若者、特に女性や視覚障害者が新しいスキルを身につけ、就職や起業のチャンスを高めるための支援を行っています。2021年には、30万4,000人以上の若者が取り組みに参加し、2019年から2021年の間では、41市場で67万1,000人以上の若者が様々なフューチャーメイカーズプログラムに参加しました。
詳細:https://www.sc.com/en/sustainability/investing-in-communities/futuremakers/
【NPO法人ETIC.(エティック)について】
1993年設立。変革の現場に挑む機会を通して、アントレプレナーシップ(自らの意思と行動で、社会に価値を創造していこうとする精神)溢れる人材を育むことを目指しています。これまで約12,500名の若者たちが変革・創造の現場に参画。1,900名以上の起業家を輩出しています。
詳細:https://www.etic.or.jp/
【ユースビジネス・インターナショナルについて】
世界中の若者がビジネスを立ち上げ、成長させ、維持することを支援する専門組織のグローバルネットワークです。起業家精神を活用してディーセント・ワーク(働きがいがあり、人間らしく、適正かつ正常な仕事)を創出し、包括的な経済成長を促進するとともに、生活様式を変え、コミュニティを強化しています。
特に不利な立場に置かれている若者に焦点を当て、彼らが困難を克服してビジネス・オーナーとして成功するために必要なスキル、自信、そして人脈を築くための支援を行っています。ビジネスと社会開発の交差点で活動することで、未来を形作る起業家を支援し、現代の最大の課題を解決するために活動し、彼ら自身のためだけでなく、全ての人々のための機会を創出しています。
また、ユースビジネス・インターナショナルは、フューチャーメイカーズの一環としてスタンダードチャータード財団から資金提供を受け、アフリカ、アジア、ヨーロッパの6カ国で33,000人以上の若い起業家に重要な支援を行ってきました。2022年からの2年間は、14,155人の若い起業家に詳細なサポートを提供し、起業や事業強化を希望する30,000人の若者に重要なサポートを提供することを目指します。農村部、女性起業家、障害や視覚障害を持つ経営者、正式な金融支援から排除された人など、従来から不利な立場にある経営者が優先的に支援される予定です。
詳細:https://www.youthbusiness.org/
NPO法人ETIC.(エティック、東京都渋谷区)は、スタンダードチャータード銀行東京支店(東京都千代田区)と連携して、地域での社会起業に特化した6ヶ月間の起業家育成・事業構想支援プログラム「ローカルベンチャーラボ2022」を実施しています。2022年12月、「ローカルベンチャーラボ2022」の受講生のうち、U-35メンバーを対象にした地域社会における課題解決の可能性、収益性に優れた事業を表彰する「Futuremakersアワード」を実施しました。
最終審査では、スタンダードチャータード銀行東京支店で社員投票を実施。福島県猪苗代町の地域おこし協力隊として活動中の長友海夢(ながとも ひろむ)さんが挑戦する、猪苗代湖の水質汚濁の要因の1つである菱(ひし)の実から「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」という商品を開発し、厄介者を観光資源に変える事業(株式会社いなびし)が最優秀賞を受賞しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/12113/153/resize/d12113-153-149c28fa509133b12c69-0.jpg ]
「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」事業概要
水草の菱は、近年猪苗代湖の北側の湖畔沿いで増殖を続けており、増えすぎた水草は秋頃になると腐敗し、湖に留まることから水質汚濁の要因となり悪臭をも放ちます。現在、猪苗代湖では「菱刈取船」の導入やボランティア活動を通じ毎年100トン近い菱が回収され、そのほとんどが堆肥化もしくは処分されています。財政が厳しく人手の高齢化も進む地域の未来を考え、長友さんは菱を厄介者から資源に変えるべく、菱の実を活用した商品開発に挑戦。「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」を開発し、道の駅猪苗代や地域の宿泊施設、飲食店を中心に2022年3月から販売を開始しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/12113/153/resize/d12113-153-564c8da1331c27ef826c-2.jpg ]
将来的には、菱だけでなく多様な地域資源を活用できる製造工場を猪苗代町につくり、6次化商品の試作、開発が促進される仕組みづくりを目指しています。また現在、菱の実の収穫体験や料理勉強会等のイベントも試験的に開催。教育旅行の団体受け入れができる体制作りに取り組んでいます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/12113/153/resize/d12113-153-d41901bd093600558b4f-1.jpg ]
株式会社いなびし公式ホームページ:https://inabishi.co.jp/
受賞のポイント
「学生時代に猪苗代周辺のスキー場を練習拠点として競技スキーに挑戦してきたという長友さんの原体験と事業、ビジョンが明瞭につながったうえで、お茶という具体的なプロダクトをつくり、今後の展開も描いている」「水質汚染の原因となる水草を駆除し、製品化だけではなく、SDGs教育旅行など地域に根差している活動をしている。製品として全国に大きく広がるタイプの事業ではないかもしれないが、商品開発や教育・交流コンテンツとの掛け合わせなどの展開に可能性を感じる」等といった点が評価され、最優秀賞受賞に至りました。
選考委員のコメント(スタンダードチャータード銀行東京支店在日代表 兼 最高経営責任者 浅井勇介氏)
この度の「Futuremakersアワード」には、U-35メンバーラボ生の皆さんから地方再生へつながる興味深い視点での様々な事業について応募いただきました。弊行グループが取り組む社会課題解決戦略の一環として若手起業家の皆さんを応援することに携われ、嬉しく思います。今回受賞されました「猪苗代湖産ひし茶 いなびし」事業をはじめ、ラボ生皆さんのアイディアが今後の事業に活かされ、日本社会の持続的成長につながっていくことを期待しています。
「ローカルベンチャーラボ」とは
「ローカルベンチャーラボ」は、2017年にスタートした地域での社会起業に特化した6ヶ月間の起業家育成・事業構想支援プログラムです。地域課題を解決するため、先輩起業家をメンターにしたゼミ形式で、様々な年代・活動地域・専門性を持つ同期生と切磋琢磨しながら事業構想を磨いていきます。また、ローカルベンチャーを輩出してきた先進自治体等が連携し、参加者をサポート。プログラム期間中には各地で活躍する専門家や実践者をゲストに招いた特別講演会も開催されます。
ローカルベンチャーラボ公式ホームページ:https://localventures.jp/
運営団体など
NPO法人ETIC.がスタンダードチャータード財団からの資金提供を受け(2021年〜)、スタンダードチャータード銀行による経済的包摂を促進し不平等に対処するためのグローバルな取り組み「フューチャーメイカーズ」の一環として、ユースビジネス・インターナショナル、スタンダードチャータード銀行東京支店と連携しながらプログラムを運営しています。
【スタンダードチャータード財団について】
スタンダードチャータード財団(Standard Chartered Foundation)は、世界における経済格差の縮小を目指し、恵まれない若者、特に少女や視覚障害のある人々を教育、就業支援、起業家支援、に焦点を当てたプログラムを通じて、社会的不平等に取り組む慈善団体です。
2019年に設立されたSCFは、イングランドとウェールズで登録された慈善団体(慈善団体番号1184946)であり、スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)によるフューチャーメイカーズ(Futuremakers)のリードデリバリーパートナーです。
詳細:https://www.sc.com/scfoundation
【スタンダードチャータード銀行について】
スタンダードチャータードは、世界で最もダイナミックな市場を含む、59 の拠点を有し、83 の国・地域にてサービスを展開しております。私たちは、当行グループの特色である豊かな多様性を通じてビジネスに貢献することを目指しています。ブランドプロミスである「Here for good」は、グループが培ってきた伝統と私たちが重視するバリューを反映しています。スタンダードチャータードPLC は、ロンドン証券取引所、香港証券取引所に上場しています。
詳細:https://www.sc.com/jp/
【Futuremakers(フューチャーメーカーズ)について】
スタンダードチャータード銀行による、経済的包摂を促進することで不平等に対処するためのグローバルな取り組みです。不利な立場にある若者、特に女性や視覚障害者が新しいスキルを身につけ、就職や起業のチャンスを高めるための支援を行っています。2021年には、30万4,000人以上の若者が取り組みに参加し、2019年から2021年の間では、41市場で67万1,000人以上の若者が様々なフューチャーメイカーズプログラムに参加しました。
詳細:https://www.sc.com/en/sustainability/investing-in-communities/futuremakers/
【NPO法人ETIC.(エティック)について】
1993年設立。変革の現場に挑む機会を通して、アントレプレナーシップ(自らの意思と行動で、社会に価値を創造していこうとする精神)溢れる人材を育むことを目指しています。これまで約12,500名の若者たちが変革・創造の現場に参画。1,900名以上の起業家を輩出しています。
詳細:https://www.etic.or.jp/
【ユースビジネス・インターナショナルについて】
世界中の若者がビジネスを立ち上げ、成長させ、維持することを支援する専門組織のグローバルネットワークです。起業家精神を活用してディーセント・ワーク(働きがいがあり、人間らしく、適正かつ正常な仕事)を創出し、包括的な経済成長を促進するとともに、生活様式を変え、コミュニティを強化しています。
特に不利な立場に置かれている若者に焦点を当て、彼らが困難を克服してビジネス・オーナーとして成功するために必要なスキル、自信、そして人脈を築くための支援を行っています。ビジネスと社会開発の交差点で活動することで、未来を形作る起業家を支援し、現代の最大の課題を解決するために活動し、彼ら自身のためだけでなく、全ての人々のための機会を創出しています。
また、ユースビジネス・インターナショナルは、フューチャーメイカーズの一環としてスタンダードチャータード財団から資金提供を受け、アフリカ、アジア、ヨーロッパの6カ国で33,000人以上の若い起業家に重要な支援を行ってきました。2022年からの2年間は、14,155人の若い起業家に詳細なサポートを提供し、起業や事業強化を希望する30,000人の若者に重要なサポートを提供することを目指します。農村部、女性起業家、障害や視覚障害を持つ経営者、正式な金融支援から排除された人など、従来から不利な立場にある経営者が優先的に支援される予定です。
詳細:https://www.youthbusiness.org/