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フィリップス、国内初の医療機器承認デジタル病理システムの次世代型ソリューション「フィリップス インテリサイト パソロジーソリューション(SG)」国内発売開始




株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、 代表取締役社長:ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク、以下 フィリップス)は、 「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、 健康な生活、 予防、 診断、 治療、 ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、 すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現をめざしています。

フィリップスは、2023年1月1日から、病理ホールスライド画像診断補助装置「フィリップス インテリサイト パソロジーソリューション(SG[1])」を日本国内にて販売開始いたしました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/19698/153/resize/d19698-153-05a27e24f8aaff92d9ed-1.png ]


世界初の、『デジタル病理画像を用いた病理診断補助を目的とした医療機器(デジタルパソロジー)』の提供を実現したフィリップス。本製品は、これまでの経験と実績もとに刷新された次世代型ソリューションであり、病理ホールスライド診断補助装置として、2022年12月2日に国内薬事承認を取得しました。より洗練されたスキャン技術による高画質なデジタル病理画像の提供と、更に磨きをかけた直感的な操作性およびシームレスなシステム連携によって、病理業務のデジタル化をより一層支援します。


日本国内のオンコロジー領域においては、日本人の2人に1人が“がん”に罹患する時代にフィリップスのデジタルパソロジーソリューションは2017年12月に薬事承認を取得し、“がん”の確定診断を行う病理業務のデジタル化を促すことを進めてきました[2]。従来、顕微鏡とガラス標本のみで確定可能であった病理診断。医療機器の承認を受けたデジタルパソロジーの登場によって、ガラス標本上の組織を専用スキャナによってデジタル化し、生成されたデジタル病理画像を閲覧することによって病理診断を確定することができるようになりました。

厚生労働省は、昨年(令和4年)9月に「全ゲノム解析など実行計画2022」[3]を了承し、患者への新たな個別化医療の提供を今後さらに進めることを掲げています。一方で、疾患の確定診断を担う病理診断においては、疾患や治療方針の細分化に伴う検査数の増加と、病理診断を担う病理医の不足(国内で不足する医師の第1位)および地域格差が深刻な課題となっています[4]。また昨今では、新型コロナウイルス蔓延という不測の事態に直面し、ニューノーマルに対応した柔軟な働き方が、病理診断の現場でも求められるようになりました。

このように日々進歩する医療や環境変化の中で、デジタルパソロジーはガラス標本の物理的な移動に依存することのない、場所や時間に限定されない新しい病理診断の運用を実現し、質の高い病理診断の提供維持に貢献できる技術であるとフィリップスは考えています。

本製品の特徴
今回の新製品ではFirst time right(初回スキャン成功率)99.5% を実現
本製品は、より洗練されたスキャン技術により、病理診断に適した高画質なデジタル病理画像を提供し、その画像を管理・表示し、病理診断を実施するための機能を備えた、画像管理システム (Image Management System) を有します。これまでのユーザの声を取り入れ、日々の診断業務で多忙な病理医の支援を考えたよりシンプルで直感的な操作性を実現しました。

また、顧客や関係企業とディスカッションを重ねて構築する、病理診断情報システム (Laboratory Information System)との当社のシームレスな連携は、デジタル病理画像の管理にかかる手間を最小限にし、各施設のニーズに沿ったデジタル化を実現します。

本製品の構成要素
Pathology Scanner Second Generation (SG20, SG60, SG300)

病理診断に適した40倍拡大相当の高画質なデジタル病理画像
高スループット、および99.5%の初回スキャン成功率
ガラススライドをセットするだけの、完全自動化されたWalk away方式
堅牢性と信頼性による高い連続稼働能力
検査室の規模に合わせて導入可能な、容量の異なる3種類のラインナップ。デジタルスライド1枚あたりの総所有コストを削減。
将来の技術革新を見据え、マルチレイヤースキャン用に準備された3D対応ハードウェア


Image Management Systemビューア

病理診断の運用を考えた効率的な症例管理、および直感的なインターフェース
病理診断情報システム (Laboratory Information System)とのシームレスなリアルタイム連携による、患者属性情報とデジタル画像の自動紐づけ、および診断ステータスや担当医情報の同期


Image Management Systemアプリケーションサーバ、およびストレージソフトウェア

費用対効果の高い、拡張性のあるシステム展開
汎用性の高い連携
仮想環境による可用性の向上



製品概要
[画像2: https://prtimes.jp/i/19698/153/resize/d19698-153-d9e3a6815ad1e7f636aa-4.png ]

[1] SG: Second Generation(次世代)
[2]プレスリリース『フィリップス インテリサイト パソロジー ソリューション』が国内初の病理ホールスライド画像診断補助装置として薬事承認を取得
https://www.philips.co.jp/a-w/about/news/archive/standard/about/news/press/2017/20171205pr-philips-intellisite-pathology-solution.html
[3]厚生労働省 第1回「ゲノム医療推進チーム」資料(令和4年9月30日)https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28205.html
[4]「国民のためのよりよい病理診断に向けた行動指針2021」について (令和3年4月27日)https://www.pathology.or.jp/jigyou/2021.html

フィリップスについて
フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーです。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していきます。医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指します。(https://www.philips.co.jp

ロイヤル フィリップスについて
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケア・プロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2021年の売上高は172億ユーロ、オランダを拠点に全世界に78,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/
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