BSIジャパン、FSSC22000(食品安全システム)認証を北海道日高乳業株式会社に授与
[13/01/17]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
BSIグループジャパン株式会社(東京都港区 代表取締役社長 竹尾 直章、以下BSIジャパン)は、北海道日高乳業株式会社 (北海道沙流郡 代表取締役社長 櫻井 守、以下北海道日高乳業)にFSSC22000(食品安全システム)認証を授与しました。(認証登録日:2012年12月1日)
FSSC22000は、Food Safety System Certification 22000の略であり、食品製造組織に向けた、新しい食品安全システムの規格です。EU食品・飲料産業連合(CIAA)の支援の元、FFSC (Foundation for Food Safety Certification)によって開発されました。FSSC22000は、2010年 2月、国際食品安全イニシアチブ(GFSI: Global Food Safety Initiative)(*1)により、食品安全の認証スキームの一つとして承認されました。GFSI承認のFSSC22000は、飲料メーカーや大手流通業者が、その取引条件として用いるなど、現在、最も大きな注目を集めている規格です。
北海道日高乳業はFSSC22000認証を取得した事により、安全で高品質な食品の製造、供給に注力している企業である事が示されました。会社のブランド力・名声の強化や、食品安全のリスク軽減などの向上に大きく役立つ、国際的なステータスを取得したと言えます。
*1 国際食品安全イニシアチブ(GFSI: Global Food Safety Initiative)について
GFSIとは、消費者の信頼の強化の必要性を認識し、グローバルレベルで食品安全規格を統一し、フードサプライチェーン全体の費用効率向上などを目指し発足した、CIES フード・ビジネス・フォーラムが運営する非営利団体のこと。
北海道日高乳業株式会社 代表取締役社長 櫻井 守 様からのコメント
◆FSSC22000認証取得の目的
グループ会社である「南日本酪農協同株式会社」および「ニシラク乳業株式会社」が2012年1月に先行してFSSC22000認証を取得しており、グループとしての食品安全マネジメントシステムのハイレベルでの統一化が喫緊の課題でした。グループ内では、弊社のみが製造している「チーズ」および「飲用缶」ラインについて、安全・安心・良質な日高ブランドを全国展開していくための有効な手法と考え、認証取得(グ ループとして事業所の追加)をいたしました。
◆FSSC22000の構築・認証で良かった点
牛乳、クリーム、バター、粉乳、チーズ、缶など多岐にわたる製造ラインを共通のルールの下で俯瞰したリスク管理が目標となり、担当者間での問題意識が広がりました。また、審査に際しては、永年にわたって山積していた問題点や課題をひとつずつ丁寧に解決することができ、工場の生産効率化にも寄与できたと考えています。
◆FSSC22000の今後の活用について
弊社は北海道日高管内で生産される生乳のほぼ全量を受け入れて、牛乳・乳製品に製造加工し、全国に向けて提供しております。酪農と乳業は北海道の基幹産業として期待されているところですが、今後は北海道ブランドとしての優位性に依存するばかりではなく、日高ブランドとして、より差別化を図っていくことが弊社の発展、ひいては地域の発展に貢献できると確信しています。そのためには美味しい製品作りは当然として、安全安心面でもお客様の信頼を得ることが不可欠であり、今般のFSSC22000認証取得を機に一層の努力をしていく所存です。
BSIジャパンは、FSSC22000に関して、セミナーなどによる情報提供を通じて、食品安全を目指される組織の活動をサポート致します。 下記の日程で「FSSC22000 & PAS223(*2)概要解説セミナー
(無料)」を開催しております。
「FSSC22000 & PAS223 概要解説セミナー(無料)」
【日程・場所】 2013年2月8日(金)<東京>
【時間】 14:00〜16:30 (受付 13:45〜)
【詳細・お申込】 http://www.bsigroup.jp/fssc22000-SPSeminar-TOP
*2 PAS223について
PAS223は、食品包装材に関しての前提条件プログラムを規定しており、2011年7月1日に、BSI(英国規格協会)から発行された。 BSI(英国規格協会)は、ダノン、クラフト、ネスレ、テトラ・パック、コカ・コーラ、ユニリーバなどからの依頼を受け、食品包装材メーカー向けPAS223を策定した。 PAS223は、食品包装材メーカーが、FSSC22000の認証を取得する際の前提条件プログラムとして利用される。
BSI(英国規格協会)とBSIグループジャパン株式会社について
BSI(British Standards Institution:英国規格協会)は、1901年の設立以来、世界初の国家規格協会として、そして、ISOの設立メンバーとして活動する、規格策定のプロフェッショナルである。現在、147カ国で64,000組織以上のお客様の活動に貢献している。BSIが開発した多くのBS規格(英国国家規格)は、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)などのISO規格の原案として採用されており、その実績は世界随一を誇る。
BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人である。マネジメントシステム・医療機器の認証サービスとトレーニングコースの提供をメインとし、規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供している。
マネジメントシステムの認証サービスに関しては、国内に60社以上ある審査機関の中で、最も多くの規格の認証サービスの提供している審査機関の一つであり、数多くの規格の認証件数において国内No.1の実績を誇る、業界をリードする審査機関である。
URL:http://www.bsigroup.jp/
北海道日高乳業株式会社について
北海道日高乳業は、優れた原乳と確かな技術で、安全でおいしい乳製品を提供している北海道に本社がある企業です。熟成期間を持たない本物のフレッシュチーズである “日高モッツァレラ”、 “日高マスカルポーネ”、 “日高リコッタ・ノストラーナ”や、常温で長期保存可能なロングライフパックで、コクのある牛乳本来のおいしさを味わえる “北海道3.6牛乳” などの、魅力的な商品を提供しています。
北海道日高乳業の詳細につきましては、次のWebをご参照ください。
URL:http://www.hidaka-milk.co.jp/
■ お客様からのお問い合わせ先
BSIグループジャパン株式会社(英国規格協会) マーケティング本部
東京都港区北青山2-12-28 青山ビル5階
TEL: 03-6890-1174
FAX: 03-6890-1181
Email: Japan.Marketing@bsigroup.com