FromプラネットVol.205<ポイ活に関する意識調査>
[23/05/25]
提供元:PRTIMES
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“買い物時にポイント獲得” は今やスタンダードに 〜約半数の人が年間〇〇円以上相当のポイントを獲得〜
[画像1: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-852766-pixta_99218526-0.jpg ]
国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第205号として、ポイ活に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
ポイントサービスは “よく利用する店舗” で “10年以上利用” が主力
買い物の会計時にレジで「ポイントカードをお持ちですか?」と聞かれ、あわてて財布のなかを探した…という経験がある人は少なくないでしょう。かつては、行く店ごとにポイントカードを作ったために、財布のなかがカードだらけになることもありましたが、最近はスマホアプリで提供されるサービスも増え、利便性が高まっているポイントサービス。さまざまな手段を駆使してポイントを貯める「ポイ活」という言葉も生まれています。そこで今回は、買い物やサービスを利用した際に付与されるポイントサービスについて、いろいろと探ってみました。
まず、ポイントサービスの利用状況について、さまざまな側面からたずねてみました。図表1は、そもそもポイントサービスをどの程度力を入れて利用しているかを聞いた結果です。「情報収集をするなど、積極的に利用」28.6%に対し、「よく利用する店舗やサービスだけで利用」は50.9%と倍近くにのぼり、自然体でサービスを利用している人が半数に。「あまり積極的には利用していない」は9.6%、また「以前は利用していた」を含め「利用していない」は10.9%と、消極利用派より非利用派が多い結果となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-f1c9bccf2406627d4388-2.gif ]
利用期間では(図表2)「10年以上」が43.6%と最多、次いで「5年〜10年未満」18.0%と、6割以上の人が5年以上と回答。「半年未満」3.7%、「半年〜1年未満」2.9%と利用経験が浅い人は計6.6%にとどまりました。もはや、“買い物の際にポイントサービスを利用するのはデフォルト”とも言えそうです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-935b58aeb98a02a1e60e-3.gif ]
次は過去を含め利用経験がある人に、使っている/使っていたサービスの数をたずねてみました(図表3)。42.8%と最も多かったのが「4〜6種類」、これに「1〜3種類」が36.0%と6.8ポイント差で続きました。対して「7〜9種類」12.3%、「10〜12種類」5.4%、「13種類以上」計3.5%と、7種類以上は全体の2割強にとどまる結果に。“何でも”というより、“厳選・集約して、効率よく”ポイントを集めている人が多いようです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-08f2cda26a0afbd1944b-4.gif ]
図表1と図表2・3の結果をクロス集計し、「情報収集をするなど、積極的に利用している」と「あまり積極的には利用していない」を比較すると(図表非掲載)、サービス利用期間が「10年以上」は52.8% vs 32.2%に。利用サービス数では「1〜3種類」は20.3% vs 67.3%ですが、「4〜6種類」では46.1% vs 23.6%と逆転、「7〜9種類」でも16.6% vs 6.5%など積極利用者は利用サービス数が多い傾向がみられます。これらから、ポイ活に積極的な人ほど利用期間が長く、情報収集をしつつ、ある程度幅広いサービスを利用している、という姿が浮かび上がってきます。
利用サービスは“共通ポイント”が他を圧倒
さまざまな小売りやサービスの業態でポイントサービスが提供されているなか、サービスの利用経験がある人に、どういった種類のサービスを利用している/していたのかもたずねてみました(図表4)。最も多かったのはTポイントや楽天ポイントなどといった「共通ポイント」で、81.9%とほかを大きく引き離し断トツとなりました。店舗ごとのサービスと併用できる、QRコード決済でもポイントが付与されるなど、ポイント獲得の場が広いことも利用率を押し上げているのでしょう。これに続いたのが、やはり汎用性のある「クレジットカード」63.7%、利用頻度が高い「スーパー」60.5%、「ドラッグストア」57.3%、そして「インターネット通販」55.9%でした。
性年代別では、「共通ポイント」は男女とも中高年で高値傾向を示し、特に男性30代以下を中心とする若年層が低位なのは少し意外ですね。「クレジットカード」は年齢層が高い傾向がより鮮明です。日用品の買い物で利用する「スーパー」「ドラッグストア」では女性が男性を各12ポイント・24.4ポイント上回っており、特に「ドラッグストア」では女性の全年代で高値を示しました。男性が女性を上回るのは「家電量販店」のほか、交通系の「鉄道系」「航空会社」に。若年層では「飲食店」「CD・書店」「ショッピングビル」が全体より高い傾向を示しました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-9350e3cc36a866f65751-5.gif ]
女性は“還元率”よりも“ポイントキャンペーン”を重視
次に、ポイントサービスで重視する点は何かをみてみましょう(図表5)。51.5%と最多だったのは「ポイントの還元率」。同じ買い物をするのであれば、より多くのポイントをもらえるサービスを利用したいと思うのが人情というものですね。僅差の50.7%で2位となったのは「複数の店舗で利用できる」。多くの店で効率よくポイントを集めようという意図が透けて見えます。さらに、ポイントを二重取得しようという「クレジットカードと併用できる」47.4%、いつもより多くポイントを獲得するチャンスを逃さない「ポイントキャンペーン」46.8%と続きました。また、「スマホのアプリがある」は31.7%に。いまではアプリが標準なのか、それともスマホの電波状態を心配しなくてもよいカードのほうが良いと考えているのか、興味あるところです。
男女別にみると、男性は全体値とほぼ同じ傾向を示していますが、女性は少し様相が異なります。女性のトップは、全体および男性で4位の「ポイントキャンペーン」。男性とは14.9ポイントもの大差がついており、女性は“今だけお得”に敏感なのでしょうか。さらに「複数の店舗で利用できる」と「買い物以外でもポイントがたまる」は男性より各4.0・6.8ポイント上回りました。男性のほうが高値となったのは「クレジットカードと併用できる」で、女性と3.5ポイント差となりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-af63969f14780a483a4c-6.gif ]
貯めたポイントの用途は“堅実”
誰しも、“せっかく貯めたポイントなのだから、有効に使いたい”と思うものでしょう。では、どれくらいのポイントを貯め、どのように使っているのでしょうか。1年間で貯めたポイントを金額換算してもらったところ(図表6)、「1万円〜3万円未満」が29.5%と最多に。“ちりも積もれば…”とはいえ、これだけの金額であれば、ちょっとしたお小遣いとして有効活用できそうですね。これに「1000円〜5000円未満」23.7%、「5000円〜1万円未満」19.3%が続き、「10万円以上」という“強者”も4%いました。これを図表1のポイントサービスの利用状況とクロス集計すると(図表非掲載)、「5000円〜1万円未満」では「積極的に利用」17.1% vs 「あまり積極的には利用していない」17.8%と差はありませんが、「1万円〜3万円未満」だと34.1% vs 16.5%、「5万円〜10万円未満」9.1% vs 2.6%、「10万円以上」7.9% vs 2.1%と積極派が非積極派を上回り、「1万円以上」の合計では63.1% vs 25.7%と37.4ポイントもの大差がつきました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-765ad61a9556d8c6fa80-7.gif ]
貯まったポイントをどのように使うかでは(図表7)、「日常的な買い物」69.7%、「電子マネーに変換」45.4%、「商品券・クーポン券、航空券などと交換」26.6%がベスト3と、堅実な用途が上位に並び、「少し贅沢なものや高額品の買い物」の“ご褒美使い”は14.9%にとどまりました。性年代別では、「日常的な買い物」「電子マネーに変換」「商品券などに交換」は子育て世代を中心とした女性で高い傾向がみられました。若年層では「少し贅沢なもの」や「公共料金・通信費の支払い」の比率が高い傾向にあり、特に「ポイント運用」は20〜40代男性で突出して高いというのは興味深いところです。
[画像8: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-21aa70c87a10aa50006a-8.gif ]
買い物以外でもポイ活
ここまで買い物やサービス利用で獲得できるポイントサービスについてみてきましたが、アプリやサイト経由でクイズやくじに参加したり、アンケートに回答したりすることでもポイントを獲得できるケースもあります。こうした買い物以外のサービスの活用状況についても聞いてみました(図表8)。
最も多くの人が利用しているのが「アンケート」76.8%。興味のある内容のアンケートだと、思わず回答したくなりますね。これに「クイズ、ゲーム」31.1%、「くじ」26.6%、「動画視聴」26.4%が続き、隙間時間でこまめにポイ活に勤しんでいる人が一定数いることがわかりました。撮影・アップロードの手間があるとはいえ、日々の買い物のレシートでポイントを獲得できる「レシート投稿」は女性の約3割が利用しているというのは、意外に多い印象です。また、ポイント獲得と健康増進の一挙両得を狙ってか、「ウォーキング」、「健康管理」も各21.6%・10%に。その一方で、「買い物以外では利用しない」という人も15.6%にのぼりました。
[画像9: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-7d55899196a8764aebe4-9.gif ]
積極派、自然体派…それぞれのポイ活
最後に、ポイントサービスやポイ活について思うことなどを、自由回答で教えてもらいました。ポイ活の“極意”を披露してくださる方も多く、積極的に活用しているリタイア世代の人が意外と多いことがわかりました。その一方で、自然体でポイントを集めている人や、“ポイ活疲れ”を吐露してくれた人も…。ポイントに気を取られ過ぎて疲弊してしまっては本末転倒、無理ない程度にポイ活を楽しみたいものですね。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/30978/table/157_1_af8e4d6344c64e9c4f92e1d4b991d49e.jpg ]
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「ポイ活」に関する意識調査を実施。
期間:2023年4月7日〜12日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html (バックナンバーもご覧になれます)
株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。消費財や暮らしに関する旬なトピックスなどをご紹介しています。
本件に関するお問い合わせ先
今リリースに掲載していない結果や属性データのご紹介や、当社担当者が解説を差し上げることもできます。
株式会社プラネット 広報部:河合
E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp
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国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第205号として、ポイ活に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
ポイントサービスは “よく利用する店舗” で “10年以上利用” が主力
買い物の会計時にレジで「ポイントカードをお持ちですか?」と聞かれ、あわてて財布のなかを探した…という経験がある人は少なくないでしょう。かつては、行く店ごとにポイントカードを作ったために、財布のなかがカードだらけになることもありましたが、最近はスマホアプリで提供されるサービスも増え、利便性が高まっているポイントサービス。さまざまな手段を駆使してポイントを貯める「ポイ活」という言葉も生まれています。そこで今回は、買い物やサービスを利用した際に付与されるポイントサービスについて、いろいろと探ってみました。
まず、ポイントサービスの利用状況について、さまざまな側面からたずねてみました。図表1は、そもそもポイントサービスをどの程度力を入れて利用しているかを聞いた結果です。「情報収集をするなど、積極的に利用」28.6%に対し、「よく利用する店舗やサービスだけで利用」は50.9%と倍近くにのぼり、自然体でサービスを利用している人が半数に。「あまり積極的には利用していない」は9.6%、また「以前は利用していた」を含め「利用していない」は10.9%と、消極利用派より非利用派が多い結果となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-f1c9bccf2406627d4388-2.gif ]
利用期間では(図表2)「10年以上」が43.6%と最多、次いで「5年〜10年未満」18.0%と、6割以上の人が5年以上と回答。「半年未満」3.7%、「半年〜1年未満」2.9%と利用経験が浅い人は計6.6%にとどまりました。もはや、“買い物の際にポイントサービスを利用するのはデフォルト”とも言えそうです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/30978/157/resize/d30978-157-935b58aeb98a02a1e60e-3.gif ]
次は過去を含め利用経験がある人に、使っている/使っていたサービスの数をたずねてみました(図表3)。42.8%と最も多かったのが「4〜6種類」、これに「1〜3種類」が36.0%と6.8ポイント差で続きました。対して「7〜9種類」12.3%、「10〜12種類」5.4%、「13種類以上」計3.5%と、7種類以上は全体の2割強にとどまる結果に。“何でも”というより、“厳選・集約して、効率よく”ポイントを集めている人が多いようです。
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図表1と図表2・3の結果をクロス集計し、「情報収集をするなど、積極的に利用している」と「あまり積極的には利用していない」を比較すると(図表非掲載)、サービス利用期間が「10年以上」は52.8% vs 32.2%に。利用サービス数では「1〜3種類」は20.3% vs 67.3%ですが、「4〜6種類」では46.1% vs 23.6%と逆転、「7〜9種類」でも16.6% vs 6.5%など積極利用者は利用サービス数が多い傾向がみられます。これらから、ポイ活に積極的な人ほど利用期間が長く、情報収集をしつつ、ある程度幅広いサービスを利用している、という姿が浮かび上がってきます。
利用サービスは“共通ポイント”が他を圧倒
さまざまな小売りやサービスの業態でポイントサービスが提供されているなか、サービスの利用経験がある人に、どういった種類のサービスを利用している/していたのかもたずねてみました(図表4)。最も多かったのはTポイントや楽天ポイントなどといった「共通ポイント」で、81.9%とほかを大きく引き離し断トツとなりました。店舗ごとのサービスと併用できる、QRコード決済でもポイントが付与されるなど、ポイント獲得の場が広いことも利用率を押し上げているのでしょう。これに続いたのが、やはり汎用性のある「クレジットカード」63.7%、利用頻度が高い「スーパー」60.5%、「ドラッグストア」57.3%、そして「インターネット通販」55.9%でした。
性年代別では、「共通ポイント」は男女とも中高年で高値傾向を示し、特に男性30代以下を中心とする若年層が低位なのは少し意外ですね。「クレジットカード」は年齢層が高い傾向がより鮮明です。日用品の買い物で利用する「スーパー」「ドラッグストア」では女性が男性を各12ポイント・24.4ポイント上回っており、特に「ドラッグストア」では女性の全年代で高値を示しました。男性が女性を上回るのは「家電量販店」のほか、交通系の「鉄道系」「航空会社」に。若年層では「飲食店」「CD・書店」「ショッピングビル」が全体より高い傾向を示しました。
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女性は“還元率”よりも“ポイントキャンペーン”を重視
次に、ポイントサービスで重視する点は何かをみてみましょう(図表5)。51.5%と最多だったのは「ポイントの還元率」。同じ買い物をするのであれば、より多くのポイントをもらえるサービスを利用したいと思うのが人情というものですね。僅差の50.7%で2位となったのは「複数の店舗で利用できる」。多くの店で効率よくポイントを集めようという意図が透けて見えます。さらに、ポイントを二重取得しようという「クレジットカードと併用できる」47.4%、いつもより多くポイントを獲得するチャンスを逃さない「ポイントキャンペーン」46.8%と続きました。また、「スマホのアプリがある」は31.7%に。いまではアプリが標準なのか、それともスマホの電波状態を心配しなくてもよいカードのほうが良いと考えているのか、興味あるところです。
男女別にみると、男性は全体値とほぼ同じ傾向を示していますが、女性は少し様相が異なります。女性のトップは、全体および男性で4位の「ポイントキャンペーン」。男性とは14.9ポイントもの大差がついており、女性は“今だけお得”に敏感なのでしょうか。さらに「複数の店舗で利用できる」と「買い物以外でもポイントがたまる」は男性より各4.0・6.8ポイント上回りました。男性のほうが高値となったのは「クレジットカードと併用できる」で、女性と3.5ポイント差となりました。
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貯めたポイントの用途は“堅実”
誰しも、“せっかく貯めたポイントなのだから、有効に使いたい”と思うものでしょう。では、どれくらいのポイントを貯め、どのように使っているのでしょうか。1年間で貯めたポイントを金額換算してもらったところ(図表6)、「1万円〜3万円未満」が29.5%と最多に。“ちりも積もれば…”とはいえ、これだけの金額であれば、ちょっとしたお小遣いとして有効活用できそうですね。これに「1000円〜5000円未満」23.7%、「5000円〜1万円未満」19.3%が続き、「10万円以上」という“強者”も4%いました。これを図表1のポイントサービスの利用状況とクロス集計すると(図表非掲載)、「5000円〜1万円未満」では「積極的に利用」17.1% vs 「あまり積極的には利用していない」17.8%と差はありませんが、「1万円〜3万円未満」だと34.1% vs 16.5%、「5万円〜10万円未満」9.1% vs 2.6%、「10万円以上」7.9% vs 2.1%と積極派が非積極派を上回り、「1万円以上」の合計では63.1% vs 25.7%と37.4ポイントもの大差がつきました。
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貯まったポイントをどのように使うかでは(図表7)、「日常的な買い物」69.7%、「電子マネーに変換」45.4%、「商品券・クーポン券、航空券などと交換」26.6%がベスト3と、堅実な用途が上位に並び、「少し贅沢なものや高額品の買い物」の“ご褒美使い”は14.9%にとどまりました。性年代別では、「日常的な買い物」「電子マネーに変換」「商品券などに交換」は子育て世代を中心とした女性で高い傾向がみられました。若年層では「少し贅沢なもの」や「公共料金・通信費の支払い」の比率が高い傾向にあり、特に「ポイント運用」は20〜40代男性で突出して高いというのは興味深いところです。
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買い物以外でもポイ活
ここまで買い物やサービス利用で獲得できるポイントサービスについてみてきましたが、アプリやサイト経由でクイズやくじに参加したり、アンケートに回答したりすることでもポイントを獲得できるケースもあります。こうした買い物以外のサービスの活用状況についても聞いてみました(図表8)。
最も多くの人が利用しているのが「アンケート」76.8%。興味のある内容のアンケートだと、思わず回答したくなりますね。これに「クイズ、ゲーム」31.1%、「くじ」26.6%、「動画視聴」26.4%が続き、隙間時間でこまめにポイ活に勤しんでいる人が一定数いることがわかりました。撮影・アップロードの手間があるとはいえ、日々の買い物のレシートでポイントを獲得できる「レシート投稿」は女性の約3割が利用しているというのは、意外に多い印象です。また、ポイント獲得と健康増進の一挙両得を狙ってか、「ウォーキング」、「健康管理」も各21.6%・10%に。その一方で、「買い物以外では利用しない」という人も15.6%にのぼりました。
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積極派、自然体派…それぞれのポイ活
最後に、ポイントサービスやポイ活について思うことなどを、自由回答で教えてもらいました。ポイ活の“極意”を披露してくださる方も多く、積極的に活用しているリタイア世代の人が意外と多いことがわかりました。その一方で、自然体でポイントを集めている人や、“ポイ活疲れ”を吐露してくれた人も…。ポイントに気を取られ過ぎて疲弊してしまっては本末転倒、無理ない程度にポイ活を楽しみたいものですね。
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調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「ポイ活」に関する意識調査を実施。
期間:2023年4月7日〜12日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html (バックナンバーもご覧になれます)
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