【9月は世界避妊デー&国際セーフアボーションデー スマルナユーザー1,337名対象のSRHR意識調査2】中絶手術経験者の約半数が本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって妊娠している
[23/09/21]
提供元:PRTIMES
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すべての妊娠が望まれたものであるために、女性主体の避妊法の普及も課題
オンライン診察でピルを処方するサービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノ(大阪市北区、代表:石井 健一、以下ネクイノ)は、世界避妊デー(9月26日)、国際セーフアボーションデー(9月28日)※に合わせ、スマルナユーザーを対象に、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)のうち、特に妊娠・避妊・出産・中絶など生殖に関わる「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」について意識調査を実施しました。
今年4月に日本初の経口中絶薬が承認されたほか、緊急避妊薬のOTC化に向けた議論がされるなど、子どもを産む・産まないを決定する権利を尊重し実現するための動きが活発になってきています。一方で、前回の調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000021661.html)では女性自身が「パートナーがいれば子どもを産むもの」という風潮を感じていたり「避妊は男性がするもの」という認識が多くあることが明らかになりました。さらに中絶については約9割の人が「女性側だけの問題とされているように感じる」と回答しています。
この背景を踏まえ今回の調査をしたところ、今後妊娠を希望していない人は52.5%と全体の半数以上に上ることがわかりました。さらに妊娠の経験がある人のうち46.5%が中絶手術を経験しており、中絶手術に至るまでの事情については約半数が「相手の協力が得られず避妊できなかった」「避妊していたが失敗した」など本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって起こっていることが明らかになり、自身の意志とは別の要因で妊娠し、結果的に中絶を選択せざるを得なかった方も多くいる状況がわかりました。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツには「子どもを産む・産まない、いつ・何人子どもを持つかを決める権利」が含まれており、それぞれの環境や経済面、個々の事情などを考慮しそれらを自分で決めることができます。しかし今回の調査からは、「産むことに比べて産まない選択がマイナスイメージであると感じている」「権利はあるべきだが、望まない妊娠を少なくするための対策も同時に必要」など多くの意見が集まりました。
すべての妊娠が望まれたものであるためには、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの普及をはじめ、社会的サポートはもちろん、一人ひとりが自身の環境に合った適切な避妊法を選び、それにアクセスできる知識と理解を持つ必要があります。
スマルナは引き続き、「ココロとカラダが健康で、ワタシらしい人生を選べる世の中をつくる」を実現するため、SRHRについての情報発信をし、社会実装を推進していきます。今回の調査が自分の身体を大切に考え、自分自身に向き合う一つのきっかけになれば幸いです。
※国際セーフアボーションデー:安全な妊娠中絶のための権利の日
※このレポートで記載している「女性」とは生物学的女性を指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-6a2f40b0d8a2c314a7fd-0.jpg ]
■調査結果トピックス
妊娠について
今後妊娠を希望していない人は52.5%と半数以上に上る
妊娠を希望していない理由は「子どもを産み育てること自体に不安があるから」が49%。次いで「経済的に余裕がないから」「自分自身のことにお金や時間を使いたいから」
もし予期しないタイミングで妊娠が発覚した場合「中絶を選ぶと思う」と回答した人が28.6%。10〜20代と45歳以上で高い傾向であることが明らかに
避妊について
今後妊娠を希望していない人の避妊法は「低用量ピルのみ」が28.6%、次いで「コンドームのみ」25.2%、「コンドームと低用量ピルを併用」22.2%。半数以上が避妊法として低用量ピルを使用
緊急避妊薬(アフターピル)を知っていると回答した人は90.6%。しかし、うち約半数が緊急避妊薬について間違った認識を持っている
中絶について
妊娠の経験がある人のうち、中絶手術の経験がある人は46.5%
初めて中絶手術をした年齢は、10代〜24歳が約7割を占める
中絶手術に至るまでの事情については「相手の協力が得られず避妊できなかった」24.9%、「避妊していたが失敗した」21.3%と、約半数が本人の意志とは異なる要因やトラブルによって起こっている
中絶手術を受けた理由で最も高いのは「子どもを育てられる環境ではなかったから(経済面や生活面などから)」45.8%
中絶手術を受けると決めたときの意思決定について、トップは「パートナーと話し合った上で自分で決めた」51.6%、一方で「自分以外の人の意志を優先した」が16%いることも明らかに
経口中絶薬を知っていると回答した人のうち、76.1%が正しい知識を持っており関心の高さが伺える結果に。一方で、「100%中絶できる」「1錠服用するだけで中絶することができる」など間違った理解も
■リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関するアンケート結果詳細
<妊娠について>
まず、今後の妊娠意向について調査したところ「今後妊娠を希望している」と回答した人は26.3%、「希望していない」と回答した人は52.5%となり、半数以上が今後妊娠を希望していないことが明らかになりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-54db12c979c295b16d29-1.jpg ]
今後妊娠を希望していない理由として最も高かったのは、「子どもを産み育てること自体に不安があるから」(49%)次いで「経済的に余裕がないから」(43.3%)、「自分自身のことに時間やお金を使いたいから」(41.3%)でした。また、約3人に1人(29.9%)が「子どもを欲しいと思ったことはないから」を理由に挙げていることがわかりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-1bff669bf2a0de130d49-2.jpg ]
続いて、今後妊娠を希望していないと回答した人に「もし予期しないタイミングで妊娠がわかった場合、あなたならどうするか」と伺ったところ、「まずはパートナーに相談し、話し合ってから決めると思う」(38.6%)、「中絶を選ぶと思う」(28.6%)、「妊娠を受け入れ子どもを出産することを選ぶと思う」(18.8%)でした。予期せぬ妊娠が起こった際、妊娠を希望していない人においては約3人に1人が「中絶を選ぶと思う」と回答していることがわかりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-e373a8fba0b3e915da7b-3.jpg ]
また、「中絶を選ぶと思う」と回答した人を年代別で見てみると、10〜20代と45歳以上で高い傾向にあることが明らかになりました。10〜20代の若い世代では「子どもを産み育てる不安から」「今後のライフプランを考えて」、45歳以上では「自身の年齢的な理由から」が理由として高く上がっています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-cb85ef3fb00226690265-4.jpg ]
<避妊について>
続いて、「今後妊娠を希望していない」または「未定」と回答した人がどんな避妊法を行っているかを調査すると、最も高かったのは「低用量ピルのみ」(28.6%)、次いで「コンドームのみ」(25.2%)「低用量ピルとコンドームを併用」(22.2%)となりました。今回の調査では半数以上が避妊法として低用量ピルを選択しており、そのうちコンドームと併用している人も2割以上いることがわかりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-779af0f6facbc176af04-5.jpg ]
さらに、性行為後72時間以内に服用した場合、約85%の妊娠阻止率があると言われている緊急避妊薬(アフターピル)について知っているか質問したところ、「知っている」と回答した人は90.6%でした。しかし、「知っている」と回答した人に緊急避妊薬の効果や飲み方について質問したところ、半数近くの人が「定期的な避妊法として効果が得られる」「避妊に失敗した日から1週間以内に服用すれば良い」「服用することで100%妊娠を防ぐことができる」「将来の不妊に繋がる」「健康への影響がある」など緊急避妊薬の服用方法や効果について誤解していることがわかりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-ea5c537b40625de42d26-6.jpg ]
緊急避妊薬の服用によって重篤な副作用が引き起こされたり、将来の不妊に繋がったりすることはないとされています。(※1) どの避妊法も100%の避妊効果があるわけではないため、避妊が失敗したときや不安なときに備えて、緊急避妊薬に関する正しい知識を身につけておくことが必要です。
<中絶について>
続いて「中絶」について調査したところ、今回の調査では妊娠の経験がある人のうち中絶手術を受けたことがある人は46.5%と約半数に上ることがわかりました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-399d38f752fe0fa8ce5c-7.jpg ]
初めて中絶手術を行った年齢は、10代が最も高く35.6%、次いで20〜24歳が34.2%となり、10代〜24歳で初めて中絶手術を行った人が約7割を占めています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-b873ff3fa7dcdb88464c-8.jpg ]
中絶手術を決めた理由のうち最も高かったのは「子どもを育てられる環境ではなかったから(経済面や生活面などから)」が45.8%で約半数を占め、次いで「パートナーや親などに産むことを反対されたから」(15.1%)、「やむを得ない事情による妊娠だったから」(13.3%)でした。
[画像10: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-df4e2249a657250df613-9.jpg ]
中絶手術に至るまでの事情について聞いてみると「相手の協力が得られず避妊できなかった」と回答した人が24.9%、「避妊していたが失敗した」と回答した人が21.3%に上り、約半数のケースで本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって妊娠が起こっていることがわかりました。
[画像11: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-388331033ed5719e6fb3-12.png ]
また、「避妊していたが失敗した」と回答した人にどのような避妊法を行っていたか聞いたところ、「コンドームのみ」が89.6%と多くを占める結果となりました。
日本では避妊法としてコンドームを選択する人が約70%(※2) と多いですが、コンドームを使用した避妊法は失敗率が高く、男性主体の避妊法と言えます。女性の一人ひとりが自身の身体や環境、ライフプランにあった避妊法を選ぶために、女性主体での避妊法(低用量ピルの服用や子宮内避妊具の使用など)の普及は大きな課題と言えます。
続いて、中絶手術を決めたときの意思決定について聞いてみると、最も高かったのは「パートナーと話し合った上で自分で決めた」(51.6%)、一方で「(自分は産むことを希望したが)パートナーや親など自分以外の人の意志を優先した」が16%いることもわかりました。
[画像12: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-7d185727ab139a2ba04b-11.jpg ]
中絶という選択は、人生に大きな影響を及ぼす可能性があります。自分の決定を自分自身が尊重できるように、あらゆる選択肢を検討し、必要があれば周囲の人や専門のサポート機関に相談しながら、最終的な決定は自分自身で行えることが望ましいと思います。
そして「あなたの経験から、中絶に関して感じていることを教えてください」という質問には中絶手術を経験したことのある人から多くの回答がありました。
本当は産みたかったが、金銭的な事情や生活面で産むことができなかったのを後悔している(20代)
心身共にかなりの負担がある。生まれてこれなかった子どもへの罪悪感、自分を責める気持ちでいっぱいだった。体調もなかなか元に戻らず、精神的にも不安定な毎日だった(30代)
普通の産婦人科で中絶手術をしたため、周りから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたときに凄く悲しく、中絶した赤ちゃんに対してごめんねと思った。妊娠は望まれる環境でしなければならないと思うので、ピルは手軽な方法だと思う(40代)
中絶を決断した日から何日も涙を流す日が続いた。中絶の決断をしなくてはいけないと分かった時、医師が一緒に泣きながら決断を聞いて、いたわりの言葉をかけてくれた。その後は真剣に向き合ってくれた夫と、優しく声をかけてくれて寄り添ってくれた友人がいたから、私は乗り越えることができたと思う(30代)
何年経っても産んであげられなかった赤ちゃんへの罪悪感は消えない。私が健康でいられたなら…と自分を何度も責めた。だから望まない妊娠をしないように気をつけなくてはならない。これからの未来のためにも(30代)
また、他にも当事者を含めた多くの方に中絶について感じていることを回答いただきました。
いろんな事情で選択する人がいる。安易にするべきことではないけれど産んで終わりではないからこそ選択肢として必要だと思う(30代)
自身は経験がないが、中絶=避妊をさぼった上に産む覚悟もない無責任な人、みたいなマイナスイメージを持ってる人が多いなと思う。性犯罪とか、知識がなかったとか、相手に嫌われたくなくて断れなかったとか、色々事情があるのだからもっと積極的に認めてあげてほしい(30代)
身体的にも精神的にもダメージを受けるのはどのような理由であれ女性だと思う。中絶へのハードルが下がるからという理由で経口中絶薬の認可に否定的な人がいるが、喜んで中絶をして中絶をしたことを簡単に忘れられる女性はどのような理由にせよいないと思う(20代)
早く薬で中絶が出来るようになってほしい。子どもを産む・産まないを決めるのは権利だし、中絶する・しないを決めるのも権利だと思う。たとえ中絶したとしても、理由があってのことなはず。それが責められる世の中であってほしくないと思う(20代)
アフターピルがもっと身近なものになれば悲しい思いをしなくて済むと思う(40代)
友人が中絶を経験し心身ともにつらい思いをしていた姿を見ているので、病院でカウンセリングなどの精神的な面でのサポートもできるといいと感じた(30代)
パートナーシップに問題があったり、同意が無い状態で起こることが多いと感じているため、性教育や同意の大切さ、妊娠や出産の女性への心身への負担をもっと男女ともに知るべきだと思う(20代)
性行為は相手とのコミュニケーションや関係性を築く上でお互いにとっての重要な要素です。そして、中絶をするために性行為をする人はいないと思います。やむを得ない事情での妊娠や、自身の置かれている環境を深く考えた上で決定した選択は「人生において必要な選択」と受け止められる社会になって欲しいと思います。
続いて、今年4月に承認された「経口中絶薬」について調査しました。経口中絶薬は内服薬を用いて行われる中絶方法で、2種類の薬を順番に服用する薬です。妊娠9週0日までが対象となっています。
経口中絶薬を「知っている」と回答した人は34.2%、「聞いたことはあるがよく知らない」と回答した人は43%でした。経口中絶薬を知っていると回答した人のうち、76.1%が正しい知識を持っており関心の高さが伺える結果となりましたが、中には「100%中絶できる」「1錠服用するだけで中絶することができる」「どこの病院でも産婦人科医から処方してもらうことができる」など誤解もあることがわかりました。
[画像13: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-6ebf2cfd6a979b611090-12.jpg ]
最後に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに含まれる「子どもを産む・産まないを決める権利」について、どのように感じるか聞いたところ400件以上の回答がありました。その一部を紹介します。
産むことに比べて産まない選択がマイナスイメージであると感じている。権利であるという意識がもう少し浸透するといいなと思う(40代)
私自身は子どもを産み育てたいという意思があまりないため、権利であってほしいと思う。それ以前に子どもが欲しい人達が、経済などの何らかの事情で諦めてしまう方が問題だと思う。子どもを産むことを決める権利があっても、実際にパートナーがいなかったり経済的に余裕がなかったりすると、実際子どもを産むのは難しい(20代)
女性が主体的に子どもを持つ・持たない生き方を決められるのは良いと思う。少子化は人数ばかり叫ばれているが今いる子に愛情をかけてあげる必要性も考えると養子や里親制度ももっとハードルが低くなって欲しいなと思う(30代)
その人、そのカップル、その夫婦が考え抜いて出した答えに正解も間違いもないと思う。誰もが意見なんてせずに背景を考え受け入れるべき(30代)
妊娠出産のために仕事を辞めたり休んだりすることでキャリアが止まるのは女性だけ。そんな友人たちをたくさん見てきた。「産む産まないの選択」というより「どう生きたいかの選択」。それを自分だけの意思で決められない仕組みには違和感しかない(30代)
子どもを産む・産まないを決める権利はあるべきだが、望まない妊娠を少なくするための対策も同時に必要(20代)
望まない妊娠や身体的な事情での中絶は認められるべきだと思う。ただ避妊に対する知識は全人類持っていて欲しい。妊娠というものが喜ばれるものであって欲しい(30代)
今回の調査により、今後妊娠を希望していない人が多くいることやその背景、そして中絶手術を経験している人の約半数が本人の意志とは別の要因や避妊時のトラブルによって妊娠したことなどが明らかになりました。また、1,337名ものスマルナユーザーから寄せられた想いや体験から、妊娠、中絶を経験した方が、その決断に際して苦悩する理由は多岐にわたり、その選択を容易に行えなかったことや自身の意向だけでなく身体的・精神的な健康、家族や周囲の人との関係性、社会的な要因などが深く関係していることがわかりました。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツという観点から「子どもを産む・産まない」は個人の権利であるという一方で、その選択に関する情報提供や支援体制の充実が社会的な課題として存在します。今回の調査が、その社会課題の解決に向けた対策や支援策を導く一助になることを願います。
(※1)(※2)
参照:アフターピルファクトブック
https://smaluna.com/assets/pdf/factbook_after_A4_0623.pdf
■調査概要
調査対象:スマルナユーザー1,337名(女性)
実施期間:2023/07/13〜2023/07/27
調査方法:インターネット調査
回答者年齢分布:10代(18~19歳) 2.6%、20代 42.5%、30代 38.6%、40代 15.1%、50代以上 1.2%
回答者の低用量ピル服用率:55.3%
<スマルナについて>
https://smaluna.com/
2018年6月にリリースされた、オンライン診察でピルを処方するサービス。ピルの処方以外も、助産師や薬剤師が相談を受け付ける、スマルナ医療相談室を運営。10代〜30代の方々を中心にご利用いただいている。スマルナアプリのダウンロード数は累計100万件を超える。
※医師の判断により対面受診を促す場合は医師の指示に従ってください。
※また、下記に該当する方は、ピルの処方が難しい場合がございます。
https://smaluna.com/qa/2116/
<スマルナ医療相談室>
スマルナアプリ内に設けている「スマルナ医療相談室」では、助産師と薬剤師が、生理や避妊に関するご相談を365日受け付けています。処方薬における有効性・安全性についてのトラブルが発生した場合にも、スマルナ医療相談室を通じて情報収集、処方医へのフィードバックができる仕組みを実装しており、月2,000件以上のご相談を受け付けています。
<スマルナステーション(ユース世代向け相談施設)>
2021年10月に大阪の心斎橋にオープンした関西初のユース世代向け相談施設です。所属する助産師などの専門家が、生理や避妊、婦人科にまつわる相談を無料で受け付けます。
・施設名 :smaluna station(スマルナステーション)
・所在地 :〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1-14-14 T・Kビル3F
・営業時間 :9:30〜18:30 (土は9:30~12:30)
・休診日 :木曜日、日曜日、祝日
・URL : https://smaluna-station.com/
オンラインでも相談を受け付けています。
公式LINE:@672acioe
対応時間:10:00〜18:00 (木曜日、日曜日、祝日以外)
■株式会社ネクイノ 会社概要
医師や薬剤師、弁護士など、医療及び関連法規分野に知見を持つ人材が集まり、2016年6月に創業。ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康管理支援、未病対策など、一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。「世界中の医療空間と体験をRe?designする」メディカルコミュニケーションカンパニーを掲げ、テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、イノベーションの社会実装を推進。2018年6月、婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。2020年には企業向け福利厚生サービス「スマルナ for Biz」、2023年よりアスリートを支援する「スマルナ for Sports」の提供を開始。
会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)
代表取締役:石井 健一
所在地:〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork
URL:https://nextinnovation-inc.co.jp/
設立:2016年6月3日
オンライン診察でピルを処方するサービス「スマルナ」を運営する株式会社ネクイノ(大阪市北区、代表:石井 健一、以下ネクイノ)は、世界避妊デー(9月26日)、国際セーフアボーションデー(9月28日)※に合わせ、スマルナユーザーを対象に、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)のうち、特に妊娠・避妊・出産・中絶など生殖に関わる「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」について意識調査を実施しました。
今年4月に日本初の経口中絶薬が承認されたほか、緊急避妊薬のOTC化に向けた議論がされるなど、子どもを産む・産まないを決定する権利を尊重し実現するための動きが活発になってきています。一方で、前回の調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000154.000021661.html)では女性自身が「パートナーがいれば子どもを産むもの」という風潮を感じていたり「避妊は男性がするもの」という認識が多くあることが明らかになりました。さらに中絶については約9割の人が「女性側だけの問題とされているように感じる」と回答しています。
この背景を踏まえ今回の調査をしたところ、今後妊娠を希望していない人は52.5%と全体の半数以上に上ることがわかりました。さらに妊娠の経験がある人のうち46.5%が中絶手術を経験しており、中絶手術に至るまでの事情については約半数が「相手の協力が得られず避妊できなかった」「避妊していたが失敗した」など本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって起こっていることが明らかになり、自身の意志とは別の要因で妊娠し、結果的に中絶を選択せざるを得なかった方も多くいる状況がわかりました。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツには「子どもを産む・産まない、いつ・何人子どもを持つかを決める権利」が含まれており、それぞれの環境や経済面、個々の事情などを考慮しそれらを自分で決めることができます。しかし今回の調査からは、「産むことに比べて産まない選択がマイナスイメージであると感じている」「権利はあるべきだが、望まない妊娠を少なくするための対策も同時に必要」など多くの意見が集まりました。
すべての妊娠が望まれたものであるためには、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの普及をはじめ、社会的サポートはもちろん、一人ひとりが自身の環境に合った適切な避妊法を選び、それにアクセスできる知識と理解を持つ必要があります。
スマルナは引き続き、「ココロとカラダが健康で、ワタシらしい人生を選べる世の中をつくる」を実現するため、SRHRについての情報発信をし、社会実装を推進していきます。今回の調査が自分の身体を大切に考え、自分自身に向き合う一つのきっかけになれば幸いです。
※国際セーフアボーションデー:安全な妊娠中絶のための権利の日
※このレポートで記載している「女性」とは生物学的女性を指しています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-6a2f40b0d8a2c314a7fd-0.jpg ]
■調査結果トピックス
妊娠について
今後妊娠を希望していない人は52.5%と半数以上に上る
妊娠を希望していない理由は「子どもを産み育てること自体に不安があるから」が49%。次いで「経済的に余裕がないから」「自分自身のことにお金や時間を使いたいから」
もし予期しないタイミングで妊娠が発覚した場合「中絶を選ぶと思う」と回答した人が28.6%。10〜20代と45歳以上で高い傾向であることが明らかに
避妊について
今後妊娠を希望していない人の避妊法は「低用量ピルのみ」が28.6%、次いで「コンドームのみ」25.2%、「コンドームと低用量ピルを併用」22.2%。半数以上が避妊法として低用量ピルを使用
緊急避妊薬(アフターピル)を知っていると回答した人は90.6%。しかし、うち約半数が緊急避妊薬について間違った認識を持っている
中絶について
妊娠の経験がある人のうち、中絶手術の経験がある人は46.5%
初めて中絶手術をした年齢は、10代〜24歳が約7割を占める
中絶手術に至るまでの事情については「相手の協力が得られず避妊できなかった」24.9%、「避妊していたが失敗した」21.3%と、約半数が本人の意志とは異なる要因やトラブルによって起こっている
中絶手術を受けた理由で最も高いのは「子どもを育てられる環境ではなかったから(経済面や生活面などから)」45.8%
中絶手術を受けると決めたときの意思決定について、トップは「パートナーと話し合った上で自分で決めた」51.6%、一方で「自分以外の人の意志を優先した」が16%いることも明らかに
経口中絶薬を知っていると回答した人のうち、76.1%が正しい知識を持っており関心の高さが伺える結果に。一方で、「100%中絶できる」「1錠服用するだけで中絶することができる」など間違った理解も
■リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関するアンケート結果詳細
<妊娠について>
まず、今後の妊娠意向について調査したところ「今後妊娠を希望している」と回答した人は26.3%、「希望していない」と回答した人は52.5%となり、半数以上が今後妊娠を希望していないことが明らかになりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-54db12c979c295b16d29-1.jpg ]
今後妊娠を希望していない理由として最も高かったのは、「子どもを産み育てること自体に不安があるから」(49%)次いで「経済的に余裕がないから」(43.3%)、「自分自身のことに時間やお金を使いたいから」(41.3%)でした。また、約3人に1人(29.9%)が「子どもを欲しいと思ったことはないから」を理由に挙げていることがわかりました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-1bff669bf2a0de130d49-2.jpg ]
続いて、今後妊娠を希望していないと回答した人に「もし予期しないタイミングで妊娠がわかった場合、あなたならどうするか」と伺ったところ、「まずはパートナーに相談し、話し合ってから決めると思う」(38.6%)、「中絶を選ぶと思う」(28.6%)、「妊娠を受け入れ子どもを出産することを選ぶと思う」(18.8%)でした。予期せぬ妊娠が起こった際、妊娠を希望していない人においては約3人に1人が「中絶を選ぶと思う」と回答していることがわかりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-e373a8fba0b3e915da7b-3.jpg ]
また、「中絶を選ぶと思う」と回答した人を年代別で見てみると、10〜20代と45歳以上で高い傾向にあることが明らかになりました。10〜20代の若い世代では「子どもを産み育てる不安から」「今後のライフプランを考えて」、45歳以上では「自身の年齢的な理由から」が理由として高く上がっています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-cb85ef3fb00226690265-4.jpg ]
<避妊について>
続いて、「今後妊娠を希望していない」または「未定」と回答した人がどんな避妊法を行っているかを調査すると、最も高かったのは「低用量ピルのみ」(28.6%)、次いで「コンドームのみ」(25.2%)「低用量ピルとコンドームを併用」(22.2%)となりました。今回の調査では半数以上が避妊法として低用量ピルを選択しており、そのうちコンドームと併用している人も2割以上いることがわかりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-779af0f6facbc176af04-5.jpg ]
さらに、性行為後72時間以内に服用した場合、約85%の妊娠阻止率があると言われている緊急避妊薬(アフターピル)について知っているか質問したところ、「知っている」と回答した人は90.6%でした。しかし、「知っている」と回答した人に緊急避妊薬の効果や飲み方について質問したところ、半数近くの人が「定期的な避妊法として効果が得られる」「避妊に失敗した日から1週間以内に服用すれば良い」「服用することで100%妊娠を防ぐことができる」「将来の不妊に繋がる」「健康への影響がある」など緊急避妊薬の服用方法や効果について誤解していることがわかりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/21661/159/resize/d21661-159-ea5c537b40625de42d26-6.jpg ]
緊急避妊薬の服用によって重篤な副作用が引き起こされたり、将来の不妊に繋がったりすることはないとされています。(※1) どの避妊法も100%の避妊効果があるわけではないため、避妊が失敗したときや不安なときに備えて、緊急避妊薬に関する正しい知識を身につけておくことが必要です。
<中絶について>
続いて「中絶」について調査したところ、今回の調査では妊娠の経験がある人のうち中絶手術を受けたことがある人は46.5%と約半数に上ることがわかりました。
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初めて中絶手術を行った年齢は、10代が最も高く35.6%、次いで20〜24歳が34.2%となり、10代〜24歳で初めて中絶手術を行った人が約7割を占めています。
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中絶手術を決めた理由のうち最も高かったのは「子どもを育てられる環境ではなかったから(経済面や生活面などから)」が45.8%で約半数を占め、次いで「パートナーや親などに産むことを反対されたから」(15.1%)、「やむを得ない事情による妊娠だったから」(13.3%)でした。
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中絶手術に至るまでの事情について聞いてみると「相手の協力が得られず避妊できなかった」と回答した人が24.9%、「避妊していたが失敗した」と回答した人が21.3%に上り、約半数のケースで本人の意志とは異なる要因や避妊時のトラブルによって妊娠が起こっていることがわかりました。
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また、「避妊していたが失敗した」と回答した人にどのような避妊法を行っていたか聞いたところ、「コンドームのみ」が89.6%と多くを占める結果となりました。
日本では避妊法としてコンドームを選択する人が約70%(※2) と多いですが、コンドームを使用した避妊法は失敗率が高く、男性主体の避妊法と言えます。女性の一人ひとりが自身の身体や環境、ライフプランにあった避妊法を選ぶために、女性主体での避妊法(低用量ピルの服用や子宮内避妊具の使用など)の普及は大きな課題と言えます。
続いて、中絶手術を決めたときの意思決定について聞いてみると、最も高かったのは「パートナーと話し合った上で自分で決めた」(51.6%)、一方で「(自分は産むことを希望したが)パートナーや親など自分以外の人の意志を優先した」が16%いることもわかりました。
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中絶という選択は、人生に大きな影響を及ぼす可能性があります。自分の決定を自分自身が尊重できるように、あらゆる選択肢を検討し、必要があれば周囲の人や専門のサポート機関に相談しながら、最終的な決定は自分自身で行えることが望ましいと思います。
そして「あなたの経験から、中絶に関して感じていることを教えてください」という質問には中絶手術を経験したことのある人から多くの回答がありました。
本当は産みたかったが、金銭的な事情や生活面で産むことができなかったのを後悔している(20代)
心身共にかなりの負担がある。生まれてこれなかった子どもへの罪悪感、自分を責める気持ちでいっぱいだった。体調もなかなか元に戻らず、精神的にも不安定な毎日だった(30代)
普通の産婦人科で中絶手術をしたため、周りから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたときに凄く悲しく、中絶した赤ちゃんに対してごめんねと思った。妊娠は望まれる環境でしなければならないと思うので、ピルは手軽な方法だと思う(40代)
中絶を決断した日から何日も涙を流す日が続いた。中絶の決断をしなくてはいけないと分かった時、医師が一緒に泣きながら決断を聞いて、いたわりの言葉をかけてくれた。その後は真剣に向き合ってくれた夫と、優しく声をかけてくれて寄り添ってくれた友人がいたから、私は乗り越えることができたと思う(30代)
何年経っても産んであげられなかった赤ちゃんへの罪悪感は消えない。私が健康でいられたなら…と自分を何度も責めた。だから望まない妊娠をしないように気をつけなくてはならない。これからの未来のためにも(30代)
また、他にも当事者を含めた多くの方に中絶について感じていることを回答いただきました。
いろんな事情で選択する人がいる。安易にするべきことではないけれど産んで終わりではないからこそ選択肢として必要だと思う(30代)
自身は経験がないが、中絶=避妊をさぼった上に産む覚悟もない無責任な人、みたいなマイナスイメージを持ってる人が多いなと思う。性犯罪とか、知識がなかったとか、相手に嫌われたくなくて断れなかったとか、色々事情があるのだからもっと積極的に認めてあげてほしい(30代)
身体的にも精神的にもダメージを受けるのはどのような理由であれ女性だと思う。中絶へのハードルが下がるからという理由で経口中絶薬の認可に否定的な人がいるが、喜んで中絶をして中絶をしたことを簡単に忘れられる女性はどのような理由にせよいないと思う(20代)
早く薬で中絶が出来るようになってほしい。子どもを産む・産まないを決めるのは権利だし、中絶する・しないを決めるのも権利だと思う。たとえ中絶したとしても、理由があってのことなはず。それが責められる世の中であってほしくないと思う(20代)
アフターピルがもっと身近なものになれば悲しい思いをしなくて済むと思う(40代)
友人が中絶を経験し心身ともにつらい思いをしていた姿を見ているので、病院でカウンセリングなどの精神的な面でのサポートもできるといいと感じた(30代)
パートナーシップに問題があったり、同意が無い状態で起こることが多いと感じているため、性教育や同意の大切さ、妊娠や出産の女性への心身への負担をもっと男女ともに知るべきだと思う(20代)
性行為は相手とのコミュニケーションや関係性を築く上でお互いにとっての重要な要素です。そして、中絶をするために性行為をする人はいないと思います。やむを得ない事情での妊娠や、自身の置かれている環境を深く考えた上で決定した選択は「人生において必要な選択」と受け止められる社会になって欲しいと思います。
続いて、今年4月に承認された「経口中絶薬」について調査しました。経口中絶薬は内服薬を用いて行われる中絶方法で、2種類の薬を順番に服用する薬です。妊娠9週0日までが対象となっています。
経口中絶薬を「知っている」と回答した人は34.2%、「聞いたことはあるがよく知らない」と回答した人は43%でした。経口中絶薬を知っていると回答した人のうち、76.1%が正しい知識を持っており関心の高さが伺える結果となりましたが、中には「100%中絶できる」「1錠服用するだけで中絶することができる」「どこの病院でも産婦人科医から処方してもらうことができる」など誤解もあることがわかりました。
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最後に、リプロダクティブ・ヘルス/ライツに含まれる「子どもを産む・産まないを決める権利」について、どのように感じるか聞いたところ400件以上の回答がありました。その一部を紹介します。
産むことに比べて産まない選択がマイナスイメージであると感じている。権利であるという意識がもう少し浸透するといいなと思う(40代)
私自身は子どもを産み育てたいという意思があまりないため、権利であってほしいと思う。それ以前に子どもが欲しい人達が、経済などの何らかの事情で諦めてしまう方が問題だと思う。子どもを産むことを決める権利があっても、実際にパートナーがいなかったり経済的に余裕がなかったりすると、実際子どもを産むのは難しい(20代)
女性が主体的に子どもを持つ・持たない生き方を決められるのは良いと思う。少子化は人数ばかり叫ばれているが今いる子に愛情をかけてあげる必要性も考えると養子や里親制度ももっとハードルが低くなって欲しいなと思う(30代)
その人、そのカップル、その夫婦が考え抜いて出した答えに正解も間違いもないと思う。誰もが意見なんてせずに背景を考え受け入れるべき(30代)
妊娠出産のために仕事を辞めたり休んだりすることでキャリアが止まるのは女性だけ。そんな友人たちをたくさん見てきた。「産む産まないの選択」というより「どう生きたいかの選択」。それを自分だけの意思で決められない仕組みには違和感しかない(30代)
子どもを産む・産まないを決める権利はあるべきだが、望まない妊娠を少なくするための対策も同時に必要(20代)
望まない妊娠や身体的な事情での中絶は認められるべきだと思う。ただ避妊に対する知識は全人類持っていて欲しい。妊娠というものが喜ばれるものであって欲しい(30代)
今回の調査により、今後妊娠を希望していない人が多くいることやその背景、そして中絶手術を経験している人の約半数が本人の意志とは別の要因や避妊時のトラブルによって妊娠したことなどが明らかになりました。また、1,337名ものスマルナユーザーから寄せられた想いや体験から、妊娠、中絶を経験した方が、その決断に際して苦悩する理由は多岐にわたり、その選択を容易に行えなかったことや自身の意向だけでなく身体的・精神的な健康、家族や周囲の人との関係性、社会的な要因などが深く関係していることがわかりました。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツという観点から「子どもを産む・産まない」は個人の権利であるという一方で、その選択に関する情報提供や支援体制の充実が社会的な課題として存在します。今回の調査が、その社会課題の解決に向けた対策や支援策を導く一助になることを願います。
(※1)(※2)
参照:アフターピルファクトブック
https://smaluna.com/assets/pdf/factbook_after_A4_0623.pdf
■調査概要
調査対象:スマルナユーザー1,337名(女性)
実施期間:2023/07/13〜2023/07/27
調査方法:インターネット調査
回答者年齢分布:10代(18~19歳) 2.6%、20代 42.5%、30代 38.6%、40代 15.1%、50代以上 1.2%
回答者の低用量ピル服用率:55.3%
<スマルナについて>
https://smaluna.com/
2018年6月にリリースされた、オンライン診察でピルを処方するサービス。ピルの処方以外も、助産師や薬剤師が相談を受け付ける、スマルナ医療相談室を運営。10代〜30代の方々を中心にご利用いただいている。スマルナアプリのダウンロード数は累計100万件を超える。
※医師の判断により対面受診を促す場合は医師の指示に従ってください。
※また、下記に該当する方は、ピルの処方が難しい場合がございます。
https://smaluna.com/qa/2116/
<スマルナ医療相談室>
スマルナアプリ内に設けている「スマルナ医療相談室」では、助産師と薬剤師が、生理や避妊に関するご相談を365日受け付けています。処方薬における有効性・安全性についてのトラブルが発生した場合にも、スマルナ医療相談室を通じて情報収集、処方医へのフィードバックができる仕組みを実装しており、月2,000件以上のご相談を受け付けています。
<スマルナステーション(ユース世代向け相談施設)>
2021年10月に大阪の心斎橋にオープンした関西初のユース世代向け相談施設です。所属する助産師などの専門家が、生理や避妊、婦人科にまつわる相談を無料で受け付けます。
・施設名 :smaluna station(スマルナステーション)
・所在地 :〒542-0083 大阪市中央区東心斎橋1-14-14 T・Kビル3F
・営業時間 :9:30〜18:30 (土は9:30~12:30)
・休診日 :木曜日、日曜日、祝日
・URL : https://smaluna-station.com/
オンラインでも相談を受け付けています。
公式LINE:@672acioe
対応時間:10:00〜18:00 (木曜日、日曜日、祝日以外)
■株式会社ネクイノ 会社概要
医師や薬剤師、弁護士など、医療及び関連法規分野に知見を持つ人材が集まり、2016年6月に創業。ICTを活用したオンライン診察をはじめ、健康管理支援、未病対策など、一人ひとりのライフスタイルや健康状態に合わせて選択活用できる医療環境を生み出している。「世界中の医療空間と体験をRe?designする」メディカルコミュニケーションカンパニーを掲げ、テクノロジーと対話の力で世の中の視点を上げ、イノベーションの社会実装を推進。2018年6月、婦人科領域に特化したオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」をリリース。2020年には企業向け福利厚生サービス「スマルナ for Biz」、2023年よりアスリートを支援する「スマルナ for Sports」の提供を開始。
会社名:株式会社ネクイノ(英表記:Next Innovation Inc.)
代表取締役:石井 健一
所在地:〒530-0002 大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目13番22号 御堂筋フロンティア WeWork
URL:https://nextinnovation-inc.co.jp/
設立:2016年6月3日