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第6回アカウンティングコンペティション 学術的研究分野で受賞 経営学部中島ゼミ2年生が「審査員特別賞」

〜“IFRS適用は、財務報告の質を向上させるか?:IFRS適用企業の実証研究”を発表〜

 文京学院大学(学長:櫻井隆)は、2021年12月19日に開催された、会計分野における大学生の研究発表大会である第6回アカウンティングコンペティションの学術的研究分野にて、経営学部中島真澄教授のゼミ生が3チームに分かれて参加し、2年生の「チームA」が「審査員特別賞」を受賞したことをお知らせします。
 中島ゼミでは昨年の同コンペティションにおいて、実証研究分野にて「最優秀賞」「学生最多得点賞」をW受賞しているため、2年連続の受賞となります。





アカウンティングコンペティション 概要


[画像: https://prtimes.jp/i/35644/159/resize/d35644-159-d748f11a16ddf7ff289e-0.png ]

 アカウンティングコンペティション(通称:アカコン)は、2016年に創設された会計分野における大学生の研究発表大会です。第6回を迎える本年度は、2021年12月19日にオンライン上で開催され、全25大学、31ゼミナール、68チームがエントリーしました。本年度のアカコンは、学術的研究分野・実践的研究分野の2分野に分かれ、予選と決勝の2回の審査により、最優秀賞・優秀賞などが選出されました。
 会計学を専門とする経営学部中島教授のゼミナールに所属する2年生の「チームA」角谷真生さんと池田翔真さんが発表した「IFRS適用は、財務報告の質を向上させるか?:IFRS適用企業の実証研究」が、学術的研究分野で「審査員特別賞」を受賞いたしました。


審査員特別賞を受賞した「チームA」の研究内容について

 本研究では、会計基準を国際財務報告基準(IFRS)に移行する日本企業が増加していることに関して、「日本企業の財務報告の質がIFRS適用に伴い、どのように変化するのか」について検証しました。本研究では、これまで細則主義に依拠して会計処理を実施してきた日本企業が、IFRS適用に伴い原則主義に移行することによって、経営者は裁量行動を増加させると予想し、修正Jonesモデルを用いて重回帰分析で検証しました。その結果、IFRSを適用することによって、IFRS適用企業の裁量的発生高が増加したことが分かりました。このことから、日本企業経営者は、IFRS適用に伴い、会計的裁量行動を増加させ、結果的に財務報告の質が低下したと結論づけました。

■経営学部中島ゼミ2年「チームA」 リーダー 角谷真生
 この度は、「審査員特別賞」という栄誉ある賞を頂戴し、大変嬉しく思います。この栄誉は先輩や先生のご指導のお陰です。心から感謝申し上げます。また、日々の成果が実り、大変嬉しく思っています。今後も、皆様のお力添えを頂きながら努力し、来年では優秀賞、最優秀賞を頂けるように精進して参ります。

■経営学部中島ゼミ2年「チームA」 池田翔真
 この度は、「審査員特別賞」を頂戴し、誠に光栄に存じます。教授や先輩方にはご迷惑ばかりおかけしましたが、いつも辛抱強く、そして温かくご指導いただいたお陰で受賞できました。この賞は、教授と先輩方のご協力があってこその賞だと思っております。これからも初心を忘れずに、来年の研究にも励んで参りたいと思います。
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