AKB48 水島 美結 特別防犯支援官が東京農業大学 北海道オホーツクキャンパスで特殊詐欺やSNSを利用した犯罪実行者募集に関する意見交換会に出席
[23/10/20]
提供元:PRTIMES
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「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。
この度、特別防犯支援官のAKB48 水島 美結氏が、東京農業大学 北海道オホーツクキャンパスにて、東京農業大学生とオレオレ詐欺などの特殊詐欺、そして最近社会問題となっているSNSを利用した犯罪実行者募集の2つのテーマについて、理解を深めるべく、意見交換会を行いました。
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■水島支援官「詐欺の犯人からの電話は、自宅の固定電話にかかってくることが多いので、自宅に固定電話が
ある場合には、録音機能が付いた電話機に変えてあげたりすることが効果的です。 」
意見交換会は、北海道警察の学生ボランティア『Jumpers』として活動している2名の東京農業大学生の代表者がステージに登壇し行われました。学生代表者らは、オレオレ詐欺などの特殊詐欺被害について、「高齢者の方だけが被害に遭っていると思っていましたが、最近ではコンピュータウイルス除去名目などの手口が流行しており、20代や30代の若い世代の方が被害に遭っていることを知り、高齢者だけではなく私たち世代も気をつけなければいけないと思いました。最近は家族や身近な人たちにも身に覚えのない宅配の不在連絡が来るようになってきて、
以前よりも詐欺が身近な犯罪に感じています。」といった声や、
「最近、オホーツク地方の50代の女性が投資名目の特殊詐欺被害に遭い、約2,700万円を騙し取られたというニュースを目にして、平和なオホーツクでもこのような高額被害の特殊詐欺事件が発生していることに驚きました。それと同時に、私の両親も被害者と同じ年代ですので、このような特殊詐欺に遭わないか心配になりました。」といった声が上がり、最近は特殊詐欺被害を身近なものと感じているとして、危機感を強めていました。
さらに、親元を離れ一人暮らしをしている学生2人が、家族とは週に1回程度連絡を取り合っていると話したことを受けて、水島支援官は、「SOS47では、普段から家族とコミュニケーションを取れていないことにより犯人からの電話に騙されてしまう問題について、『家族の絆作戦』と名付けて、被害に遭いやすい高齢者の方だけでなく、今ここに参加していただいている子供・孫世代の方々へのメッセージ発信に力を入れ、家族の絆を強め、
家族間でこまめに連絡を取り合ってもらうことを目指しています。」
「子供や孫世代の方々からの呼び掛けが一番効果的で、時間が経つと注意力が薄れてしまう可能性があるので、常日頃から呼び掛けを行ってください。また家族間での合言葉を決めておくことも、被害を防止するのに効果的です。例えば、家族共通の趣味や、ペットの名前、その他にも親戚やおじいさん、おばあさんの好きな食べ物など、家族にしか分からないキーワードを合言葉として考えてみてください。」と述べました。
加えて、「特殊詐欺から身を守るためには、些細なことでも相談できる環境を作ることは重要ですが、家族と離れて暮らしている方が多い状況では、常に見守ることには限界があると思います。詐欺の犯人からの電話は、自宅の固定電話にかかってくることが多いので、自宅に固定電話がある場合には、録音機能が付いた電話機に変えてあげたりすることが効果的です。電話機を買わなくても、NTT東日本をお使いで70歳以上の方がいる世帯であれば、電話をかけてきた相手の番号がわかるサービス(ナンバーディスプレイ)と、非通知電話をシャットアウトしてくれるサービス(ナンバーディスプレイ)が無料で提供されていますので、ぜひ申し込んでください。」と呼び掛けました。
また、「若い世代でも、スマートフォンに未納料金があるとメッセージが送られてきて、それが詐欺だと気付かずにお金を振り込んだり、電子マネーを購入して番号を教えてしまった事例があります。学生の皆さんも油断せず、ニュースや記事をみて特殊詐欺の手口を理解していただき、被害に遭わないように気をつけてください。」という注意喚起も行いました。
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■水島支援官「特殊詐欺は決して他人事ではなく、自身や家族に起きてしまい被害に遭う可能性があるということ、そして自身が知らずに犯罪に加担してしまう可能性があることを知っていただいて、それを忘れずに学生生活を送ってください。」
最近問題となっている犯罪実行者募集について学生らは、「犯罪実行者募集の話を受けたことも身近な人が勧誘された話も聞いたことはありませんが、SNS上で当たり前のように募集の投稿を見かけます。自分が思っている以上に身近にあるんだと知りました。」と述べ、それに対し水島支援官は、「若い世代がSNSでの高額の犯罪実行者募集のメッセージなどに釣られ、特殊詐欺の受け子や出し子といった犯罪に加担してしまう方が多いです。SNSには仕事の内容を明らかにせず、とても高額な報酬の支払いをうたって、犯罪実行役を募集する投稿が載っています。一度加担してしまうと犯罪者グループに脅され、抜けだすことが出来なくなってしまいますので、皆さんに守ってほしい3つのポイントをお伝えします。
1.『疑う』こと。楽をして大金を稼げるアルバイトはありません。条件の良すぎる勧誘は犯罪を疑うことが大切です。
2.『断る』こと。絶対に自分の名前や住所、学校名を教えたり、身分証や顔の写真を送らないでください。それらを使って脅されてしまいます。
3.『相談する』こと。おかしいと思ったらすぐに家族や警察に相談してください。」
と注意喚起を行いました。
最後に「特殊詐欺には様々な手口があります。日々手口は変わっていますので、最新の情報を知ってほしいです。特殊詐欺は決して他人事ではなく、自身や家族に起きてしまい被害に遭う可能性があるということ、そして自身が知らずに犯罪に加担してしまう可能性があることを知っていただいて、それを忘れずに学生生活を送ってください。被害に遭うと、お金を失うだけでなく、今までの生活が大きく変わってしまい心まで傷ついてしまった事例もあります。今回学んだことを話題にして、家族とコミュニケーションをとり、家族の絆で親御さんやおじいさん、おばあさんなど大切な人を守ってください。」と締めくくりました。
【開催概要】
■催事名 :東農大生とSOS47 水島美結特別防犯支援官との意見交換会〜家族の絆作戦〜
■実施日 :2023年10月10日(火)
■実施会場 :東京農業大学 北海道オホーツクキャンパス
■出席者 :警察庁 特別防犯支援官 水島 美結 氏