子どもに就いてほしい仕事は何?安定性と専門性の高い業種が人気!
[16/07/27]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
「子どもに就いてほしい仕事」実態調査
自分たちが学校を卒業し社会に出たように、自分の子どももいつか働き始める。進学先などに親の意向が大きく影響することは多いが、子どもの将来の職業に対しては、親たちはどのような希望を抱いているのだろうか。
今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、首都圏在住で子どもがいる30歳〜49歳の既婚男女1,159名を対象に、「『子どもの将来』に関するアンケート調査」を行った。はじめに「将来、子どもに就いてほしい職業は何ですか?」と聞いた。結果、「大企業の社員」と回答した人が最も多く22.4%、次いで「手に職系」が22.0%、「教師・公務員」が18.9%だった。また、「特になし」と回答した人は40.5%だった。6割の親は、子どもの将来の職業に対して、具体的な望みを持っていることが分かった。理由を聞くと、どの職業を選んだ人からも、「安定」という言葉が多く出た。自分の就職先の条件として会社の安定性を挙げる人は多いが、子どもの就職先にもそれを希望する人は多いようだ。次に「将来、子どもに就職してほしい業種はありますか?」と聞いたところ、「医療・福祉」が最も多く11.6%、「官公庁・公社・団体」が8.8%、「学術研究・技術」が6.2%と続いた。
親世代は子どもの職業に「大企業の社員」「手に職」を望んでいる!安定性がカギ。
[画像1: http://prtimes.jp/i/14097/160/resize/d14097-160-986919-1.jpg ]
はじめに「将来、子どもに就いてほしい職業は何ですか?」と聞いた。結果、「大企業の社員」と回答した人が最も多く22.4%、次いで「手に職系(士・師業など)」が22.0%、「教師・公務員」が18.9%、「芸能・芸術系」が6.2%、「ベンチャー・中小企業の社員」が6.0%、「起業・自営業」が3.9%、「専業主婦・主夫」が2.4%、「その他」が6.3%だった。また、「特になし」と回答した人は40.5%だった。
また男女別に見ると、「手に職系」と回答した男性は18.3%、女性は25.7%だった。女性の場合、「大企業の社員」と回答した人を上回る結果となった。結婚・出産を機に一度仕事を辞める人も多い女性だからこそ、手に職をつけることのメリットを感じているのかもしれない。また、「特になし」と回答した男性は43.4%、女性は37.5%だった。母親の方が父親に比べ、子どもに将来就いてほしい職業があるようだ。
「大企業の社員」と回答した人にその理由を聞いた。最も多かったのは「安定しているから、安心だから」という理由だった。具体的には「生活の安定性、社会的評価の高さから」(46歳/男性)や「安定した仕事環境があると思うから」(41歳/男性)、「安定しているし、結婚相手の親などに反対される要素が減ると思うから」(31歳/女性)などが挙がった。次いで「収入が良いから」という声が多く、例えば「社会的信用と安定した収入が確保できるから」(45歳/女性)や「給料で苦労することが少なそうだから」(35歳/男性)などが聞かれた。他には「自分が働いていて楽しかったから」(39歳/女性)や「教育がしっかりしていると思うし、ビジネスの基本を知ることができるから」(49歳/女性)、「福利厚生の充実した、女性が長く続けられる会社に入ってほしいから(46歳/女性)などが挙がった。また、具体的に「トヨタ」や「電通」など企業名を挙げる人もいた。
「手に職系」と回答した人からは「食いっぱぐれなさそうだから」という声が最も多く、具体的には「景気の動向に左右されにくいと思うから」(43歳/女性)や「専門分野がある人が最終的に強いと思うから」(32歳/女性)などが挙がった。次いで「転職や職場復帰に有利だと思うから」という声が多く、例えば「女の子なので、結婚や出産を経ても再就職しやすい職種を選んでほしい」(38歳/男性)や「私自身、出産後に仕事復帰する際、資格が役立ったから」(35歳/女性)などが聞かれた。他には「個人として価値を産み出せる立場を目指してほしい」(36歳/男性)や「定年がなく、生涯賃金が高いから」(47歳/女性)などが挙げられた。また、具体的な職業を挙げた人では、「医者」と回答した人が最も多く、他には「看護師」や「薬剤師」などが多く挙げられた。
「教師・公務員」では「安定しているから」という理由が約半数を占めた。例えば「安定しているし、ローンを組むのにも苦労が少なそうだから」(35歳/男性)や「生涯安定していそうだから」(44歳/男性)などの声が聞かれた。次いで「本人に向いている・望んでいるから」が多く、「本人が学校の先生になりたいと言っているから」(32歳/女性)や「人に教えることがとても上手なので」(48歳/女性)などが具体的に挙がった。他には「自分が叶えられなかった夢だから」(33歳/男性)や「一人っ子なので、安定した職業を選んでくれると嬉しい」(38歳/男性)などが挙げられた。
専門性の高い業種が人気!不景気を案ずる親が多い!?
[画像2: http://prtimes.jp/i/14097/160/resize/d14097-160-779705-2.jpg ]
次に「将来、子どもに就職してほしい業種はありますか?」と聞いたところ、「医療・福祉」が最も多く11.6%、「官公庁・公社・団体」が8.8%、「学術研究・技術」が6.2%、「公的機関」が6.0%、「IT・通信・インターネット」が5.1%と続いた。反対にワースト3は「保険」が0.8%、「卸売り・流通・小売り」が0.9%、「農林水産業」が1.1%だった。
「医療・福祉」と回答した人にその理由を聞いた。最も多く挙がったのは、「人の役に立ってほしいから」という理由だった。具体的には「直接人の役に立つ仕事だから」(36歳/男性)や「社会貢献になるから」(46歳/男性)、「人のためにもなるし、仕事に誇りを持ってできると思うから」(48歳/女性)などが挙がった。次いで「働き口がなくならないから」という声が多く、例えば「高齢化社会で今後ニーズがさらに拡大すると思うし、仕事に溢れることがなさそうだから」(41歳/女性)や「なくなる仕事ではないから」(44歳/女性)などが聞かれた。他には「これからの成長分野だから」(49歳/男性)や「私がこの業種のため、多少アドバイスできることがあると思うから」(35歳/女性)などの声が挙がった。
「官公庁・公社・団体」では「安定しているから」が圧倒的に多く、具体的には「公の仕事だから安定していると思う」(38歳/男性)や「堅い職業だし、ブラック企業ではなさそうだから」(46歳/男性)などが挙がった。次いで「景気に左右されないから」という声が多く、例えば「リストラや倒産はないと思うから」(41歳/女性)や「老後まで安心して生活できそうだから」(40歳/男性)などが聞かれた。他には「社会的信用が得やすいから」(45歳/女性)や「怪しくない組織に勤めてほしいから」(43歳/男性)などが挙げられた。
「学術研究・技術」と回答した人からは「本人が好きだから・目指しているから」という声が最も多く、例えば「本人が理系志望で、実験が好きだから」(39歳/女性)や「子どもが興味を持っているから」(41歳/女性)などが聞かれた。次いで「得意分野を活かしてほしい」という理由が多く、具体的には「機械技術を勉強しているから」(42歳/男性)や「化学に興味を持っているので、その道に進むなら応援したい」(40歳/女性)などが挙がった。他には「自分の好きなものを探求し続けてほしい」(39歳/女性)や「職に就くまでは長く厳しいが絶対に楽しいと思うから」(36歳/男性)、「自分が最初に憧れていた業種だから」(46歳/男性)などが挙げられた。
親は自分の就職先を選ぶ時と同じかそれ以上に、子どもの就職先に安定性を求めている人が多いことが分かった。親は、子どもがいくつになっても心配なもの。子どもの人生は親の思い通りにはならないことの方が多いが、自分の経験や挫折した夢を子どもの職業に少しでも活かしたいと思うのが親心なのだろうか。
■調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で子どもがいる30歳〜49歳の既婚男女1,159名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年7月11日(月)〜7月13日(水)
オウチーノdeヨムーノ:http://www.o-uccino.jp/article/archive/omoshiro/20160727-souken/
自分たちが学校を卒業し社会に出たように、自分の子どももいつか働き始める。進学先などに親の意向が大きく影響することは多いが、子どもの将来の職業に対しては、親たちはどのような希望を抱いているのだろうか。
今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、首都圏在住で子どもがいる30歳〜49歳の既婚男女1,159名を対象に、「『子どもの将来』に関するアンケート調査」を行った。はじめに「将来、子どもに就いてほしい職業は何ですか?」と聞いた。結果、「大企業の社員」と回答した人が最も多く22.4%、次いで「手に職系」が22.0%、「教師・公務員」が18.9%だった。また、「特になし」と回答した人は40.5%だった。6割の親は、子どもの将来の職業に対して、具体的な望みを持っていることが分かった。理由を聞くと、どの職業を選んだ人からも、「安定」という言葉が多く出た。自分の就職先の条件として会社の安定性を挙げる人は多いが、子どもの就職先にもそれを希望する人は多いようだ。次に「将来、子どもに就職してほしい業種はありますか?」と聞いたところ、「医療・福祉」が最も多く11.6%、「官公庁・公社・団体」が8.8%、「学術研究・技術」が6.2%と続いた。
親世代は子どもの職業に「大企業の社員」「手に職」を望んでいる!安定性がカギ。
[画像1: http://prtimes.jp/i/14097/160/resize/d14097-160-986919-1.jpg ]
はじめに「将来、子どもに就いてほしい職業は何ですか?」と聞いた。結果、「大企業の社員」と回答した人が最も多く22.4%、次いで「手に職系(士・師業など)」が22.0%、「教師・公務員」が18.9%、「芸能・芸術系」が6.2%、「ベンチャー・中小企業の社員」が6.0%、「起業・自営業」が3.9%、「専業主婦・主夫」が2.4%、「その他」が6.3%だった。また、「特になし」と回答した人は40.5%だった。
また男女別に見ると、「手に職系」と回答した男性は18.3%、女性は25.7%だった。女性の場合、「大企業の社員」と回答した人を上回る結果となった。結婚・出産を機に一度仕事を辞める人も多い女性だからこそ、手に職をつけることのメリットを感じているのかもしれない。また、「特になし」と回答した男性は43.4%、女性は37.5%だった。母親の方が父親に比べ、子どもに将来就いてほしい職業があるようだ。
「大企業の社員」と回答した人にその理由を聞いた。最も多かったのは「安定しているから、安心だから」という理由だった。具体的には「生活の安定性、社会的評価の高さから」(46歳/男性)や「安定した仕事環境があると思うから」(41歳/男性)、「安定しているし、結婚相手の親などに反対される要素が減ると思うから」(31歳/女性)などが挙がった。次いで「収入が良いから」という声が多く、例えば「社会的信用と安定した収入が確保できるから」(45歳/女性)や「給料で苦労することが少なそうだから」(35歳/男性)などが聞かれた。他には「自分が働いていて楽しかったから」(39歳/女性)や「教育がしっかりしていると思うし、ビジネスの基本を知ることができるから」(49歳/女性)、「福利厚生の充実した、女性が長く続けられる会社に入ってほしいから(46歳/女性)などが挙がった。また、具体的に「トヨタ」や「電通」など企業名を挙げる人もいた。
「手に職系」と回答した人からは「食いっぱぐれなさそうだから」という声が最も多く、具体的には「景気の動向に左右されにくいと思うから」(43歳/女性)や「専門分野がある人が最終的に強いと思うから」(32歳/女性)などが挙がった。次いで「転職や職場復帰に有利だと思うから」という声が多く、例えば「女の子なので、結婚や出産を経ても再就職しやすい職種を選んでほしい」(38歳/男性)や「私自身、出産後に仕事復帰する際、資格が役立ったから」(35歳/女性)などが聞かれた。他には「個人として価値を産み出せる立場を目指してほしい」(36歳/男性)や「定年がなく、生涯賃金が高いから」(47歳/女性)などが挙げられた。また、具体的な職業を挙げた人では、「医者」と回答した人が最も多く、他には「看護師」や「薬剤師」などが多く挙げられた。
「教師・公務員」では「安定しているから」という理由が約半数を占めた。例えば「安定しているし、ローンを組むのにも苦労が少なそうだから」(35歳/男性)や「生涯安定していそうだから」(44歳/男性)などの声が聞かれた。次いで「本人に向いている・望んでいるから」が多く、「本人が学校の先生になりたいと言っているから」(32歳/女性)や「人に教えることがとても上手なので」(48歳/女性)などが具体的に挙がった。他には「自分が叶えられなかった夢だから」(33歳/男性)や「一人っ子なので、安定した職業を選んでくれると嬉しい」(38歳/男性)などが挙げられた。
専門性の高い業種が人気!不景気を案ずる親が多い!?
[画像2: http://prtimes.jp/i/14097/160/resize/d14097-160-779705-2.jpg ]
次に「将来、子どもに就職してほしい業種はありますか?」と聞いたところ、「医療・福祉」が最も多く11.6%、「官公庁・公社・団体」が8.8%、「学術研究・技術」が6.2%、「公的機関」が6.0%、「IT・通信・インターネット」が5.1%と続いた。反対にワースト3は「保険」が0.8%、「卸売り・流通・小売り」が0.9%、「農林水産業」が1.1%だった。
「医療・福祉」と回答した人にその理由を聞いた。最も多く挙がったのは、「人の役に立ってほしいから」という理由だった。具体的には「直接人の役に立つ仕事だから」(36歳/男性)や「社会貢献になるから」(46歳/男性)、「人のためにもなるし、仕事に誇りを持ってできると思うから」(48歳/女性)などが挙がった。次いで「働き口がなくならないから」という声が多く、例えば「高齢化社会で今後ニーズがさらに拡大すると思うし、仕事に溢れることがなさそうだから」(41歳/女性)や「なくなる仕事ではないから」(44歳/女性)などが聞かれた。他には「これからの成長分野だから」(49歳/男性)や「私がこの業種のため、多少アドバイスできることがあると思うから」(35歳/女性)などの声が挙がった。
「官公庁・公社・団体」では「安定しているから」が圧倒的に多く、具体的には「公の仕事だから安定していると思う」(38歳/男性)や「堅い職業だし、ブラック企業ではなさそうだから」(46歳/男性)などが挙がった。次いで「景気に左右されないから」という声が多く、例えば「リストラや倒産はないと思うから」(41歳/女性)や「老後まで安心して生活できそうだから」(40歳/男性)などが聞かれた。他には「社会的信用が得やすいから」(45歳/女性)や「怪しくない組織に勤めてほしいから」(43歳/男性)などが挙げられた。
「学術研究・技術」と回答した人からは「本人が好きだから・目指しているから」という声が最も多く、例えば「本人が理系志望で、実験が好きだから」(39歳/女性)や「子どもが興味を持っているから」(41歳/女性)などが聞かれた。次いで「得意分野を活かしてほしい」という理由が多く、具体的には「機械技術を勉強しているから」(42歳/男性)や「化学に興味を持っているので、その道に進むなら応援したい」(40歳/女性)などが挙がった。他には「自分の好きなものを探求し続けてほしい」(39歳/女性)や「職に就くまでは長く厳しいが絶対に楽しいと思うから」(36歳/男性)、「自分が最初に憧れていた業種だから」(46歳/男性)などが挙げられた。
親は自分の就職先を選ぶ時と同じかそれ以上に、子どもの就職先に安定性を求めている人が多いことが分かった。親は、子どもがいくつになっても心配なもの。子どもの人生は親の思い通りにはならないことの方が多いが、自分の経験や挫折した夢を子どもの職業に少しでも活かしたいと思うのが親心なのだろうか。
■調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で子どもがいる30歳〜49歳の既婚男女1,159名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年7月11日(月)〜7月13日(水)
オウチーノdeヨムーノ:http://www.o-uccino.jp/article/archive/omoshiro/20160727-souken/