もともとの英語能力の高さが研修中の学習量・英語能力向上に影響!「企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移」についての論文を発表
[22/10/28]
提供元:PRTIMES
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この度、習慣化プラットフォームを開発・運営する株式会社WizWe(ウィズウィー、所在:東京都千代田区、代表取締役CEO:森谷 幸平、以下「WizWe」)は、日本教育心理学会第64回(2022年)総会にて、WizWe総研 主任研究員 丹野 宏昭 Ph.D.による「企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移 ―Smart Habitを用いた18週間の英語学習を対象とした事例―」の論文を発表いたしました。
■論文要旨
企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移
Smart Habitを用いた18週間の英語学習を対象とした事例
<目的>
グローバル化に向けて内定者研修として英語研修を実施する企業が増えているが、その一方で英語研修の成果は企業によってバラつきがみられることが指摘されている(辻,2008)。英語学習の成果にかかわる学習意欲は自己効力感や結果期待などが影響するため(Pintrich &Schunk, 2002など)、もともと英語能力が高く学習に慣れている学習者ほど、研修でも英語学習量が高く成果が出やすいことが推察されることから、本研究では研修前能力別の学習推移を明らかにする。
<調査方法>
習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を用いた内定者語学研修事例から、研修前後の英語能力と学習量の関連を検討
対象者:日本の電子部品メーカー(従業員数1万人以上)の内定者研修プログラムの参加者
研修期間:2020年10月〜2021年2月に開講(18週間)
分析対象:2021年4月に入社予定の内定者116名
(研修受講時は全員大学在学中、内定辞退者2名を除く)
・研修開始前にTOEICスコアを自己申告
・研修終了後に効果測定としてTOEICスコアの測定をすることを事前告知
・学習目標量達成だけではなく、TOEICスコアを伸ばすことを意識し、英語能力の向上を最終目標とするよう、研修担当者より通達
・TOEIC対策の英語学習アプリを利用
・学習目標は、期間中に規定量の個人学習(200レッスン)を達成すること
・週ごとの学習量に応じて週に一度、習慣化サポーター(学習伴走者)からSmart Habitアプリを通じてフォローメッセージを送信
<結果・考察>
もともと英語能力が高い学習者ほど研修中の学習量が高く、英語能力も向上する
最終学習進捗の達成率(目標値200レッスンが基準)をもとに、「120%以上「100-119%」「未達成(100%未満)」の群に分け研修前後のTOEICスコアを比較すると、最終学習達成率が高いほどスコアが高かった。
(1)事前に英語能力が高く英語学習に慣れている学習者ほど研修中の学習量も高い傾向が確認された。
(2)研修中の学習量が多いほど英語能力が向上していることが確認された。
群ごとの学習進捗推移は、研修の初期から「未達成群」の学習量は目標値に到達せず、「100-119%達成群」は目標値に近い推移を示している。したがって学習量の推移は一次元的に規定されており、研修初期の学習の様子から最終的な学習目標達成・未達成を推定できる。
以上の結果より、もともとの英語能力の高低が研修時の学習量にも影響し、その結果として語学能力の伸びも規定していると考えられる。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/35684/table/163_1_7c1ed7c024f439de1bcc35bf06fa4504.jpg ]
■日本教育心理学会第64回(2022年)総会
会期:2022年8月10日(水)〜9月10日(土)
論文URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/64/0/64_237/_article/-char/ja
<習慣化プラットフォーム「Smart Habit」とは>
教育やヘルスケア分野において、過去1万人の受講者の行動データ分析と習慣化サポートチームの伴走を組み合わせ、「人が行動を最後までやり抜く仕組み」を低コストで実現する習慣化支援サービスです。習慣化サポートチームが受講者様に寄り添って進捗をモニタリングし、フォローすることで、人の行動を習慣化し成果へ導きます。
株式会社WizWe 会社概要
会社名:株式会社WizWe
代表者名:代表取締役CEO 森谷 幸平
所在地:東京都千代田区麹町4-8-8麹町高善ビル5階
設立:2018年5月
資本金:577,340,200円(資本準備金含む) ※2022年1月31日現在
事業内容:1. Smart Habit事業 2. 教育、ヘルスケア、その他の習慣化事業 3.サブスクリプションの離脱防止およびLTV最大化事業
会社ホームページ:https://wizwe.co.jp/
■論文要旨
企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移
Smart Habitを用いた18週間の英語学習を対象とした事例
<目的>
グローバル化に向けて内定者研修として英語研修を実施する企業が増えているが、その一方で英語研修の成果は企業によってバラつきがみられることが指摘されている(辻,2008)。英語学習の成果にかかわる学習意欲は自己効力感や結果期待などが影響するため(Pintrich &Schunk, 2002など)、もともと英語能力が高く学習に慣れている学習者ほど、研修でも英語学習量が高く成果が出やすいことが推察されることから、本研究では研修前能力別の学習推移を明らかにする。
<調査方法>
習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を用いた内定者語学研修事例から、研修前後の英語能力と学習量の関連を検討
対象者:日本の電子部品メーカー(従業員数1万人以上)の内定者研修プログラムの参加者
研修期間:2020年10月〜2021年2月に開講(18週間)
分析対象:2021年4月に入社予定の内定者116名
(研修受講時は全員大学在学中、内定辞退者2名を除く)
・研修開始前にTOEICスコアを自己申告
・研修終了後に効果測定としてTOEICスコアの測定をすることを事前告知
・学習目標量達成だけではなく、TOEICスコアを伸ばすことを意識し、英語能力の向上を最終目標とするよう、研修担当者より通達
・TOEIC対策の英語学習アプリを利用
・学習目標は、期間中に規定量の個人学習(200レッスン)を達成すること
・週ごとの学習量に応じて週に一度、習慣化サポーター(学習伴走者)からSmart Habitアプリを通じてフォローメッセージを送信
<結果・考察>
もともと英語能力が高い学習者ほど研修中の学習量が高く、英語能力も向上する
最終学習進捗の達成率(目標値200レッスンが基準)をもとに、「120%以上「100-119%」「未達成(100%未満)」の群に分け研修前後のTOEICスコアを比較すると、最終学習達成率が高いほどスコアが高かった。
(1)事前に英語能力が高く英語学習に慣れている学習者ほど研修中の学習量も高い傾向が確認された。
(2)研修中の学習量が多いほど英語能力が向上していることが確認された。
群ごとの学習進捗推移は、研修の初期から「未達成群」の学習量は目標値に到達せず、「100-119%達成群」は目標値に近い推移を示している。したがって学習量の推移は一次元的に規定されており、研修初期の学習の様子から最終的な学習目標達成・未達成を推定できる。
以上の結果より、もともとの英語能力の高低が研修時の学習量にも影響し、その結果として語学能力の伸びも規定していると考えられる。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/35684/table/163_1_7c1ed7c024f439de1bcc35bf06fa4504.jpg ]
■日本教育心理学会第64回(2022年)総会
会期:2022年8月10日(水)〜9月10日(土)
論文URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/64/0/64_237/_article/-char/ja
<習慣化プラットフォーム「Smart Habit」とは>
教育やヘルスケア分野において、過去1万人の受講者の行動データ分析と習慣化サポートチームの伴走を組み合わせ、「人が行動を最後までやり抜く仕組み」を低コストで実現する習慣化支援サービスです。習慣化サポートチームが受講者様に寄り添って進捗をモニタリングし、フォローすることで、人の行動を習慣化し成果へ導きます。
株式会社WizWe 会社概要
会社名:株式会社WizWe
代表者名:代表取締役CEO 森谷 幸平
所在地:東京都千代田区麹町4-8-8麹町高善ビル5階
設立:2018年5月
資本金:577,340,200円(資本準備金含む) ※2022年1月31日現在
事業内容:1. Smart Habit事業 2. 教育、ヘルスケア、その他の習慣化事業 3.サブスクリプションの離脱防止およびLTV最大化事業
会社ホームページ:https://wizwe.co.jp/