看護師の「訪問看護の仕事」に関する意識調査、訪問看護に興味持つ看護師は3割超も9割が不安
[18/01/17]
提供元:PRTIMES
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二次情報で心許なさ覚えるケースも
レバレジーズが運営する看護師向け転職支援サービス「看護のお仕事」( https://kango-oshigoto.jp/ )は2018年度の診療報酬改定を前に、看護師957名に訪問看護の仕事に関する意識調査を実施。「訪問看護への興味の有無」や「実際に訪問看護師として働いてみたいか」「訪問看護への不安」についてアンケート結果をまとめました。
■調査結果の概要
訪問看護に興味を示す看護師は3割強
訪問看護に興味がある看護師のうち「実際に働いてみたいと思う」看護師は半分以下
訪問看護師として働くことに9割が不安
経験者から情報を得ているのは6割のみ。二次情報で不安感じる看護師も
2018年度の診療報酬改定の基本方針として、厚生労働省(※)は2017年末、地域包括ケアシステムの構築に向け質の高い訪問看護の報酬を手厚くする基本方針を発表。今後、訪問看護師の需要はますます高まると予想される半面、在宅医療の現場では深刻な看護師不足が続いています。
看護師向け転職支援サービス「看護のお仕事」では訪問看護の仕事について意識調査を実施。人手不足の背景には、インターネットや訪問看護未経験者などから二次情報を得て不安を感じ、訪問看護職に就くことに消極的な姿勢を見せる看護師の存在がうかがえました。
■調査概要
調査名 :看護師の「訪問看護の仕事」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年12月13日〜30日
調査対象:看護師の男女957名
※…社会保障審議会医療保険部会
■調査結果の詳細
1.訪問看護に興味を示す看護師3割強。「興味がない」も4割
[画像1: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-562586-4.jpg ]
「訪問看護に興味はあるか」を尋ねたところ、「興味がある」と答えた割合は11.3%。「やや興味がある」と合わせると32.7%に。「興味がない」も36.9%に上ったものの、3割強の看護師が訪問看護の仕事に興味を示す結果となりました。
2.介護施設、病院勤務の看護師の3割強が訪問看護に興味。クリニックでは半数が「興味なし」
[画像2: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-579207-5.jpg ]
現在の勤務先別に訪問看護への興味を見ると、「興味がある」の割合が最も高かったのは介護施設で働く看護師で13.8%、次に病院勤務で11.4%。クリニック勤務ではわずか4.3%となりました。
「興味がある」と「やや興味がある」を合わせると、介護施設勤務(35.1%)と病院勤務(33.3%)が僅差で並び、クリニック勤務が17.3%で続く結果に。一方、「興味がない」が最も多くを占めたのはクリニック勤務で47.8%。「あまり興味がない」と合わせると、8割を超えました。
3.中年層で訪問看護への興味の割合高く。40代看護師の4割
[画像3: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-309172-2.jpg ]
年齢別に見ると、訪問看護に「興味がある」の割合が最も高かったのは40歳以上で13.2%。残る年齢層では、50歳以上(11.7%)、30代(10.6%)、20代(9.7%)といずれも10%程度となりました。
さらに「やや興味がある」と合わせると、最も割合が高かったのは同じく40代で37%。次に30代(34.9%)、20代(28.7%)、50歳以上(27.2%)と続く結果に。看護師としてスキルや経験をある程度身につけた30代、40代の中年層に訪問看護へ興味を示す割合が高い傾向が見られた他、20代、50代の3割弱が訪問看護に興味を持っていることが明らかになりました。
4.「訪問看護で実際に働いてみたいと思う」看護師は4.5%。「興味がある」と答えた看護師の半分以下
[画像4: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-590608-1.jpg ]
しかし訪問看護に興味を持つ看護師の数と、実際に訪問看護の仕事をしてみたいと思う看護師の数にはギャップが存在します。
「訪問看護師として実際に働いてみたいと思うか」を聞いたところ、「そう思う」がわずか4.5%に。「訪問看護に興味がある」と答えた看護師(11.3%)の半分以下で、「ややそう思う」と合わせても23.5%に留まりました。
5.訪問看護師として働くことに9割が不安。主な理由はスキル不足、オンコール
[画像5: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-623595-3.jpg ]
「訪問看護師として働く場合、不安はあるか?」という質問には、92.6%が「ある」と回答。9割以上の看護師が訪問看護の現場で働くことに不安を覚えていると明らかになりました。
・看護師が感じている訪問看護師として働くことへの不安
【スキルや経験の不足】
「医師や介護士など周りに頼れる人がいないので、自分で判断して行わなければいけない。
失敗したらどうしようと思う」
「急変時の対応」
「病院とは違うシステムで、未経験だから」
「ブランクがあること」
【業務内容、待遇面】
「オンコール、休日、給料」
「記録や計画書などが大変で、残業が多くなりそう」
「何件回るのか?ノルマありか?件数でお金が決まるのか」
【患者さんとの関係性】
「知らない家に行くこと」
「患者様ご家族との関係」
「他人の家庭に踏み込むことの複雑さ。ご家族との調整が難しそう」
【その他】
「医療機関や他のスタッフとの連携」
「車での移動」
6.訪問看護経験者から情報を得ているのは6割のみ。二次情報で不安感じる看護師も
[画像6: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-284663-6.jpg ]
「訪問看護の仕事についての情報をどこから得ているか」聞くと、6割が「訪問看護を経験したことがあるナース」と回答。一方で「訪問看護未経験のナース(11%)」「ナース以外の友人・知人」(11.7%)「インターネット(25.5%)」など、訪問看護の経験者以外から情報を入手している人の割合が、相当数にのぼりました。
訪問看護師は今後の在宅医療を支えるキーパーソンです。訪問看護経験者や訪問看護の仕事に関する豊富な知見を持つ転職支援事業者などから正しい情報を得て、来るべき超高齢化社会に向け地域包括ケアの一端を担っていくことが期待されます。
■2月19日、渋谷ヒカリエで「看護師が訪問看護について学ぶイベント」を開催
「看護のお仕事」では2月19日、渋谷ヒカリエで看護師が訪問看護の仕事について学ぶキャリアイベントを在宅医療サービスを手掛けるソフィアメディ(株)と共同で開催。なぜいま訪問看護師が必要とされているのか?から訪問看護の業務内容、待遇面まで、看護師に訪問看護の仕事について正しい知識を提供し、同職への理解を促します。
▼詳しくは下記 イベント紹介ページをご覧ください。
https://kango-oshigoto.jp/media/article/1820/?pressrelease
■看護のお仕事とは
[画像7: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-607532-0.jpg ]
2009年に開始した業界トップクラスの看護師転職支援サービスです。「働く前に、どんな職場かよくわかる」をモットーに、直接取材をして収集した病院情報の提供や面接対策などの手厚いフォロー体制で全国の看護師の転職を強力にサポート。47都道府県すべてのエリアに対応しており、月間ユーザー数は20万人にのぼります。
■レバレジーズグループについて( http://leverages.jp )
システム開発の受託業務で2005年に創業。今や平均年齢26歳ながら年商195億円(2017年3月期)、社員620名(2017年4月時点)、国内外に17拠点を持つミドルベンチャー企業に成長しています。事業創造のプロフェッショナルとして業界トップのエンジニア/クリエイター専門エージェント「レバテック」をはじめ、IT・医療・介護など幅広い分野で事業を展開。新規事業への積極投資と、広告製作から運用まですべてのマーケティング活動を内製化するインハウスマーケティングを武器に「時代を動かす企業」を目指します。
本社所在地: 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ17F
代表取締役: 岩槻知秀
設立 : 2005年4月
事業内容 : 自社メディア事業、システムエンジニアリング事業、メディカル事業、人材紹介事業
レバレジーズが運営する看護師向け転職支援サービス「看護のお仕事」( https://kango-oshigoto.jp/ )は2018年度の診療報酬改定を前に、看護師957名に訪問看護の仕事に関する意識調査を実施。「訪問看護への興味の有無」や「実際に訪問看護師として働いてみたいか」「訪問看護への不安」についてアンケート結果をまとめました。
■調査結果の概要
訪問看護に興味を示す看護師は3割強
訪問看護に興味がある看護師のうち「実際に働いてみたいと思う」看護師は半分以下
訪問看護師として働くことに9割が不安
経験者から情報を得ているのは6割のみ。二次情報で不安感じる看護師も
2018年度の診療報酬改定の基本方針として、厚生労働省(※)は2017年末、地域包括ケアシステムの構築に向け質の高い訪問看護の報酬を手厚くする基本方針を発表。今後、訪問看護師の需要はますます高まると予想される半面、在宅医療の現場では深刻な看護師不足が続いています。
看護師向け転職支援サービス「看護のお仕事」では訪問看護の仕事について意識調査を実施。人手不足の背景には、インターネットや訪問看護未経験者などから二次情報を得て不安を感じ、訪問看護職に就くことに消極的な姿勢を見せる看護師の存在がうかがえました。
■調査概要
調査名 :看護師の「訪問看護の仕事」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年12月13日〜30日
調査対象:看護師の男女957名
※…社会保障審議会医療保険部会
■調査結果の詳細
1.訪問看護に興味を示す看護師3割強。「興味がない」も4割
[画像1: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-562586-4.jpg ]
「訪問看護に興味はあるか」を尋ねたところ、「興味がある」と答えた割合は11.3%。「やや興味がある」と合わせると32.7%に。「興味がない」も36.9%に上ったものの、3割強の看護師が訪問看護の仕事に興味を示す結果となりました。
2.介護施設、病院勤務の看護師の3割強が訪問看護に興味。クリニックでは半数が「興味なし」
[画像2: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-579207-5.jpg ]
現在の勤務先別に訪問看護への興味を見ると、「興味がある」の割合が最も高かったのは介護施設で働く看護師で13.8%、次に病院勤務で11.4%。クリニック勤務ではわずか4.3%となりました。
「興味がある」と「やや興味がある」を合わせると、介護施設勤務(35.1%)と病院勤務(33.3%)が僅差で並び、クリニック勤務が17.3%で続く結果に。一方、「興味がない」が最も多くを占めたのはクリニック勤務で47.8%。「あまり興味がない」と合わせると、8割を超えました。
3.中年層で訪問看護への興味の割合高く。40代看護師の4割
[画像3: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-309172-2.jpg ]
年齢別に見ると、訪問看護に「興味がある」の割合が最も高かったのは40歳以上で13.2%。残る年齢層では、50歳以上(11.7%)、30代(10.6%)、20代(9.7%)といずれも10%程度となりました。
さらに「やや興味がある」と合わせると、最も割合が高かったのは同じく40代で37%。次に30代(34.9%)、20代(28.7%)、50歳以上(27.2%)と続く結果に。看護師としてスキルや経験をある程度身につけた30代、40代の中年層に訪問看護へ興味を示す割合が高い傾向が見られた他、20代、50代の3割弱が訪問看護に興味を持っていることが明らかになりました。
4.「訪問看護で実際に働いてみたいと思う」看護師は4.5%。「興味がある」と答えた看護師の半分以下
[画像4: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-590608-1.jpg ]
しかし訪問看護に興味を持つ看護師の数と、実際に訪問看護の仕事をしてみたいと思う看護師の数にはギャップが存在します。
「訪問看護師として実際に働いてみたいと思うか」を聞いたところ、「そう思う」がわずか4.5%に。「訪問看護に興味がある」と答えた看護師(11.3%)の半分以下で、「ややそう思う」と合わせても23.5%に留まりました。
5.訪問看護師として働くことに9割が不安。主な理由はスキル不足、オンコール
[画像5: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-623595-3.jpg ]
「訪問看護師として働く場合、不安はあるか?」という質問には、92.6%が「ある」と回答。9割以上の看護師が訪問看護の現場で働くことに不安を覚えていると明らかになりました。
・看護師が感じている訪問看護師として働くことへの不安
【スキルや経験の不足】
「医師や介護士など周りに頼れる人がいないので、自分で判断して行わなければいけない。
失敗したらどうしようと思う」
「急変時の対応」
「病院とは違うシステムで、未経験だから」
「ブランクがあること」
【業務内容、待遇面】
「オンコール、休日、給料」
「記録や計画書などが大変で、残業が多くなりそう」
「何件回るのか?ノルマありか?件数でお金が決まるのか」
【患者さんとの関係性】
「知らない家に行くこと」
「患者様ご家族との関係」
「他人の家庭に踏み込むことの複雑さ。ご家族との調整が難しそう」
【その他】
「医療機関や他のスタッフとの連携」
「車での移動」
6.訪問看護経験者から情報を得ているのは6割のみ。二次情報で不安感じる看護師も
[画像6: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-284663-6.jpg ]
「訪問看護の仕事についての情報をどこから得ているか」聞くと、6割が「訪問看護を経験したことがあるナース」と回答。一方で「訪問看護未経験のナース(11%)」「ナース以外の友人・知人」(11.7%)「インターネット(25.5%)」など、訪問看護の経験者以外から情報を入手している人の割合が、相当数にのぼりました。
訪問看護師は今後の在宅医療を支えるキーパーソンです。訪問看護経験者や訪問看護の仕事に関する豊富な知見を持つ転職支援事業者などから正しい情報を得て、来るべき超高齢化社会に向け地域包括ケアの一端を担っていくことが期待されます。
■2月19日、渋谷ヒカリエで「看護師が訪問看護について学ぶイベント」を開催
「看護のお仕事」では2月19日、渋谷ヒカリエで看護師が訪問看護の仕事について学ぶキャリアイベントを在宅医療サービスを手掛けるソフィアメディ(株)と共同で開催。なぜいま訪問看護師が必要とされているのか?から訪問看護の業務内容、待遇面まで、看護師に訪問看護の仕事について正しい知識を提供し、同職への理解を促します。
▼詳しくは下記 イベント紹介ページをご覧ください。
https://kango-oshigoto.jp/media/article/1820/?pressrelease
■看護のお仕事とは
[画像7: https://prtimes.jp/i/10591/165/resize/d10591-165-607532-0.jpg ]
2009年に開始した業界トップクラスの看護師転職支援サービスです。「働く前に、どんな職場かよくわかる」をモットーに、直接取材をして収集した病院情報の提供や面接対策などの手厚いフォロー体制で全国の看護師の転職を強力にサポート。47都道府県すべてのエリアに対応しており、月間ユーザー数は20万人にのぼります。
■レバレジーズグループについて( http://leverages.jp )
システム開発の受託業務で2005年に創業。今や平均年齢26歳ながら年商195億円(2017年3月期)、社員620名(2017年4月時点)、国内外に17拠点を持つミドルベンチャー企業に成長しています。事業創造のプロフェッショナルとして業界トップのエンジニア/クリエイター専門エージェント「レバテック」をはじめ、IT・医療・介護など幅広い分野で事業を展開。新規事業への積極投資と、広告製作から運用まですべてのマーケティング活動を内製化するインハウスマーケティングを武器に「時代を動かす企業」を目指します。
本社所在地: 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ17F
代表取締役: 岩槻知秀
設立 : 2005年4月
事業内容 : 自社メディア事業、システムエンジニアリング事業、メディカル事業、人材紹介事業