T システムズとファーウェイ、欧州原子核研究機構(CERN)ほか欧州の公的研究機関が利用する欧州ハイブリッド・クラウドの開発ベンダーとして選出
[16/12/02]
提供元:PRTIMES
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ドイツ・テレコムの子会社として法人向けITサービスを提供するTシステムズ(T-Systems)は、このたび、欧州原子核研究機構(CERN)が主導する商用化前の公共合同調達(Pre-Commercial Procurement、PCP)に関する枠組み契約を締結しました。「ヘリックス・ネビュラ サイエンス・クラウド(Helix Nebula Science Cloud、HNSciCloud)」※1の設計、プロトタイピング、パイロットの各段階をカバーする今回の契約を受けてTシステムズは、技術パートナーであるファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)の支援のもと、今年3月にサービス提供を開始した同社のパブリック・クラウド・サービス「オープン・テレコム・クラウド(Open Telekom Cloud)」をベースとしたソリューションを開発していきます。
CERNが主導する今回の530万ユーロ(約6億2,942万円※2)規模の合同PCPは、高性能かつデータ量の多い科学分野での利用に対応した欧州のハイブリッド・クラウド・プラットフォームを構築することを目指しており、欧州をリードする10の公的研究機関が資金を拠出すると同時に、欧州委員会が共同出資しています。この夏、欧州12か国から合計28の多国籍企業、中小企業、公的研究機関が入札に参加しました。今回のPCPで選定された4つの連合事業体は、今後設計からプロトタイピングのフェーズまで競い合うこととなります。
現在、CERNは7,000台以上のサーバーと19万基以上のコアを備えた世界最大級のOpenStackベースのプライベート・クラウドを運営しています。クラウド・サービスの利用を開始する研究機関が増えるにつれ、ハイブリッド・クラウド環境で透過的にアクティベート可能なダイナミックなキャパシティへのニーズも高まっています。一方、Tシステムズおよび同社の技術パートナーであるファーウェイが運営する「オープン・テレコム・クラウド」は、OpenStackのオープンソース・アーキテクチャをベースとし、プライベート・クラウドとパブリック・クラウド間のデータおよびリソースの管理や移行を支援しています。
これより前に今年実施された調達の一環として、CERNおよびTシステムズは3か月のパイロット期間を設け、「オープン・テレコム・クラウド」の性能を評価しました。Tシステムズ デジタル部門で「オープン・テレコム・クラウド」を担当するバイス・プレジデントのアンドレアス・フォークナー(Andreas Falkner)氏は次のように述べています。「広範な検証の結果、『オープン・テレコム・クラウド』が高性能かつ膨大な量のデータ処理という要件に対応できることが明らかになりました」
CERNに加えて下記の公的研究機関がこの合同PCPに参加し、欧州ハイブリッド・クラウドの利用を予定しています。
●イタリア国立核物理研究所(Istituto Nazionale di Fisica Nucleare)
●ドイツ電子シンクロトロン研究所(Deutsches Elektronen-Synchrotron)
●フランス国立科学研究センター(Centre National de la Recherche Scientifique)
●カールスルーエ工科大学(Karlsruher Institut für Technologie)(ドイツ)
●SURFsara(オランダ)
●科学技術設備会議(Science and Technology Facilities Council)(イギリス)
●欧州分子生物学研究所(European Molecular Biology Laboratory)(ドイツ)
●高エネルギー物理学研究所(Institut de Física d’Altes Energies)(スペイン)
●欧州シンクロトロン放射光研究所(European Synchrotron Radiation Facility)(フランス)
この取り組みは、EUの「ホライズン2020研究・イノベーションプログラム」から補助金を受けた「ヘリックス・ネビュラ サイエンス・クラウド」プロジェクトの一環です。同プロジェクトによる発表プレスリリースは以下をご参照ください。
http://www.hnscicloud.eu/publications/press-releases/four-innovative-public-private-consortia-leading-the-design-of-the
※1 CERNをはじめとする10の公的研究機関が共同利用するハイブリッド・クラウド・プラットフォームを構築する、商用化前の公共合同調達プロジェクト。欧州委員会ホライズン2020ワークプログラムの共同出資を受けて2016年1月に発足した。
※2 1ユーロ=118.76円で換算(2016年11月23日現在)
※本参考資料は2016年11月23日(現地時間)にフランス・リヨンで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
CERNが主導する今回の530万ユーロ(約6億2,942万円※2)規模の合同PCPは、高性能かつデータ量の多い科学分野での利用に対応した欧州のハイブリッド・クラウド・プラットフォームを構築することを目指しており、欧州をリードする10の公的研究機関が資金を拠出すると同時に、欧州委員会が共同出資しています。この夏、欧州12か国から合計28の多国籍企業、中小企業、公的研究機関が入札に参加しました。今回のPCPで選定された4つの連合事業体は、今後設計からプロトタイピングのフェーズまで競い合うこととなります。
現在、CERNは7,000台以上のサーバーと19万基以上のコアを備えた世界最大級のOpenStackベースのプライベート・クラウドを運営しています。クラウド・サービスの利用を開始する研究機関が増えるにつれ、ハイブリッド・クラウド環境で透過的にアクティベート可能なダイナミックなキャパシティへのニーズも高まっています。一方、Tシステムズおよび同社の技術パートナーであるファーウェイが運営する「オープン・テレコム・クラウド」は、OpenStackのオープンソース・アーキテクチャをベースとし、プライベート・クラウドとパブリック・クラウド間のデータおよびリソースの管理や移行を支援しています。
これより前に今年実施された調達の一環として、CERNおよびTシステムズは3か月のパイロット期間を設け、「オープン・テレコム・クラウド」の性能を評価しました。Tシステムズ デジタル部門で「オープン・テレコム・クラウド」を担当するバイス・プレジデントのアンドレアス・フォークナー(Andreas Falkner)氏は次のように述べています。「広範な検証の結果、『オープン・テレコム・クラウド』が高性能かつ膨大な量のデータ処理という要件に対応できることが明らかになりました」
CERNに加えて下記の公的研究機関がこの合同PCPに参加し、欧州ハイブリッド・クラウドの利用を予定しています。
●イタリア国立核物理研究所(Istituto Nazionale di Fisica Nucleare)
●ドイツ電子シンクロトロン研究所(Deutsches Elektronen-Synchrotron)
●フランス国立科学研究センター(Centre National de la Recherche Scientifique)
●カールスルーエ工科大学(Karlsruher Institut für Technologie)(ドイツ)
●SURFsara(オランダ)
●科学技術設備会議(Science and Technology Facilities Council)(イギリス)
●欧州分子生物学研究所(European Molecular Biology Laboratory)(ドイツ)
●高エネルギー物理学研究所(Institut de Física d’Altes Energies)(スペイン)
●欧州シンクロトロン放射光研究所(European Synchrotron Radiation Facility)(フランス)
この取り組みは、EUの「ホライズン2020研究・イノベーションプログラム」から補助金を受けた「ヘリックス・ネビュラ サイエンス・クラウド」プロジェクトの一環です。同プロジェクトによる発表プレスリリースは以下をご参照ください。
http://www.hnscicloud.eu/publications/press-releases/four-innovative-public-private-consortia-leading-the-design-of-the
※1 CERNをはじめとする10の公的研究機関が共同利用するハイブリッド・クラウド・プラットフォームを構築する、商用化前の公共合同調達プロジェクト。欧州委員会ホライズン2020ワークプログラムの共同出資を受けて2016年1月に発足した。
※2 1ユーロ=118.76円で換算(2016年11月23日現在)
※本参考資料は2016年11月23日(現地時間)にフランス・リヨンで発表されたプレスリリースの翻訳版です。