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アキュラホームグループ+東大チーム「アキュラ・チーム匠」が第3回「壁‐1グランプリ」で総合優勝&トーナメント優勝

壁が、うなる! きしむ! 最強の家の壁を競う、熱き戦い

木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮沢俊哉)は2020年10月24日(土)〜25日(日)、ものつくり大学(埼玉県行田市)で開催された第3回「壁‐1グランプリ」決勝戦にアキュラホームグループ+東大チーム(アキュラ・チーム匠)として参加し、耐力壁「閃〜ヒラメキ〜」で総合優勝とトーナメント優勝の二冠を果たしました。耐力壁とは地震や強い風に耐えうる壁のことをいいます。加えて、部門賞も5部門のうち、独創性、文化性、意匠性の高い耐力壁に贈られるデザイン部門賞、加工・施工費が最も低く、環境負荷も小さい耐力壁に贈られる加工施工部門賞、当日の観客や視聴者から最も支持を集めたオーディエンス部門賞の3部門で受賞。前身の「木造耐力壁ジャパンカップ」から数えて、4年連続、通算7回目の総合優勝となり、過去の優勝最多記録となりました。また2010年以来、史上2度目の二冠獲得となります。




今、持続可能な社会を実現するためのSDGsの観点からも、再生可能で二酸化炭素排出量が少ない木造住宅が世界的に注目されています。そのような中で開催された今年の「壁‐1グランプリ」は、北は宮城県から南は沖縄県まで、全国の「木造住宅のこれから」を担うチームが参加しました。一般木造住宅メーカーから、中大規模木造のビルを建てるゼネコンチーム、さらには大学や専門学校の研究者グループまで、参加者はいずれも、木質構造にこだわりを持ち、耐力だけでなくデザイン性や施工性、コストや環境、総合力をもって今後の業界を先導しようという熱き志をもったチームばかりです。アキュラホームグループも、東京大学木質材料学研究室及び篠原商店との共同開発チーム「アキュラ・チーム匠」として今年も参戦いたしました。

一回戦は過去に4連覇を達成したこともある滋賀職業能力開発短期大学校と対戦。強豪との激しい対決によって初戦からダメージを受け、満身創痍での戦いを強いられましたが、何とか準決勝、決勝と駒を進め、トーナメント優勝をかけて挑んだ東京大学のチーム・指定張力団網中組の耐力壁「渡部弦」との東大同士の対戦でも勝利を収めることができました。また、木質構造の第一人者である東京大学の稲山正弘教授、質の高い木材供給・加工を行っている篠原商店の糸井剛夫氏、そして元大工で「カンナ社長」としても知られるアキュラホーム社長の宮沢俊哉らが耐力壁の解体を実施。解体班の3名はいずれも60歳以上でありながら、4分30秒という圧倒的短時間で解体作業を行い、チームの総合優勝に大きく貢献しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8413/167/resize/d8413-167-655009-1.jpg ]




アキュラホームが「アキュラ・チーム匠」に込める思い

大会に参加せずにスポンサーだけ行っている企業もある中で、アキュラホームは、長らくスポンサードとともに参加者としても大会に関与してきました。1年に1度となるこの場を、生きた商品開発や教育の場として位置付けています。国産材の活用、合理化を追求した新世代木造の開発、また直近では災害に強く大空間や大開口を実現する8トン壁の開発などに結び付いています。また社員の技術教育や大工の施工技術の向上、プレカット技術の合理化などに役立て、実業に直結した場として活用しています。

長年、「アキュラ・チーム匠」としてアキュラホームとタッグを組んでいただいている稲山正弘教授は、日本の木質構造の第一人者です。弊社は稲山先生が教授になられる前から、「コストを抑えつつも、住まい手の目線に立った安心・安全な住宅を“施工力”によって実現する」という思想で共感し合い、これまで弊社の木造住宅開発においても、ご指導を仰いで参りました。稲山先生監修のもと耐震・耐風に優れた住宅を研究開発したり、先生からもお墨付きをいただいた「8トン壁」を用いて、木造住宅の常識を変える開放的な大空間を実現した新世代木造「大空間の家」を発表するなど、深い信頼関係を築いてきました。「壁‐1グランプリ」及び、前身の「木造耐力壁ジャパンカップ」も稲山先生の考えに賛同して「アキュラ・チーム匠」を結成。今回の最強の耐力壁「閃〜ヒラメキ〜」も、稲山先生の研究と、宮沢率いるアキュラホームの優秀な大工たちが長年にわたって培ってきた高度な施工技術を結集して開発にあたりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/8413/167/resize/d8413-167-116532-0.jpg ]

本大会は単に優劣を競うだけでなく、ものづくりの原点に立ち戻り、業界全体で賢い連携をとり、共有していくことも大きな目的です。社長である宮沢が自ら解体作業に参加したのも、また受賞後のご挨拶で若者たちに向けて「いつか私たちを越えてほしい」と語ったのも、ものづくりを極めている人たちと連携して、人に環境にやさしい住宅を作っていくことの大切さ、後進に技術を継承し、さらにそれを越えていくことの重要さを、弊社グループの大工や技術者はもちろん、業界全体の若い世代に伝えていきたいという思いがあります。

今後も、更なる合理化と一般普及を目的とした耐力壁ならびに新工法の開発に邁進し、業界の発展に貢献してまいります。


「壁‐1グランプリ」とは?

20年間続いた「木造耐力壁ジャパンカップ」を前身とした、一般の方に木造建築における最新の技術を知ってもらうことや木材に関わる人材の育成と技術の発展を目指した大会です。公益財団法人日本住宅・木材技術センター・NPO木の建築フォラムが後援しています。2体の木造耐力壁の足元を固定した状態で、どちらか一方の壁が破壊されるまで互いに桁を引き合わせる、「耐力壁」同士が対戦するトーナメント型式となっています。


強さだけじゃない「壁‐1グランプリ」

勝ち進んだ壁はトーナメントの優勝となりますが、単純な強度だけでは栄えあるグランプリには選ばれません。粘り強く耐震性が高く、安価で省施工、かつ環境負荷を抑えたデザイン性のよい耐力壁=トータルバランスに優れている壁が総合優勝に選ばれます。


第3回「壁‐1グランプリ」決勝戦参加チーム

・アキュラ・チーム匠(東京大学木質材料学研究室+篠原商店)「閃〜ヒラメキ〜」
・リベンジャーズ(前田建設工業)「Le:WaLL」(中大規模木造も手掛けるゼネコン)
・指定張力団網中組「渡部弦」(東京大学稲山正弘教授のお弟子さん)
・滋賀職業能力開発短期大学校(過去に4連覇を達成)「Hexagon」
・ものつくり大学(小野研究室)「カタオモイ」
・日本建築専門学校「多貫ちver 1.02」
・東北能開大「蛇力壁」
・沖縄職業能力開発大学校「うちなーの壁」
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