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デルタ航空とアエロメヒコ航空、米国運輸省に独占禁止法適用除外(ATI)を申請

将来的な共同事業(ジョイントベンチャー)実施に向けた、重要な一歩。 米国メキシコ間のフライトの選択肢を、質・量ともに充実へ




*本リリースは3月31日に米国アトランタで発表されたリリースをもとに、日本向けに情報を補足したものです。

【アトランタおよびメキシコシティ、2015年3月31日】 – デルタ航空(NYSE:DAL)と、アエロメヒコ航空を傘下に持つGrupo Aeromexico(Mexico: AEROMEX.MX)は、米国-メキシコ間の路線で共同事業(ジョイントベンチャー)を行うことを視野に、米国運輸省に対して独占禁止法適用除外(ATI=Anti-Trust Immunity)を申請しました。

ATIの申請は、15億ドル規模の共同事業の構築に向けた重要な一歩であり、米国-メキシコ間路線においてより効率的な競争環境を実現するものです。デルタ航空とアエロメヒコ航空の共同事業が開始されれば、両国間を移動する旅行者に向けてより多くの選択肢を提供できるだけでなく、顧客のトラベルエクスペリエンス向上のために、両社が共同で出資することができるようになります。

デルタ航空社長のエド・バスティアン(Ed Bastian)は次のように述べています。「米国とメキシコを結ぶ路線は、弊社の国際線ネットワークの中で最も人気のある路線です。アエロメヒコ航空との共同事業が実現すれば、ビジネスとレジャーのいずれのお客様に対しても、より多くの都市とフライトスケジュールの選択肢をご提供することができます。米国運輸省によりATIが認められれば、両社がそれぞれのネットワークを補足しあうなど、お客様が共同事業のメリットを存分に享受できるようになります。」

Grupo Aeromexicoの最高経営責任者、アンドレス・コネサ(Andres Conesa)氏は次のようにコメントしています。「デルタ航空とのパートナーシップをさらに深める機会を楽しみにしています。将来的に両社の持つネットワークとフライトスケジュールの調整が可能になれば、別々に行うよりも多くの選択肢をお客様に提供することができます。」

ATIの申請は、米国運輸省に加えて、メキシコのATI担当機関であるメキシコ連邦競争委員会(the Comision Federal de Competencia Economica)にも提出します。両政府の認可後、デルタ航空とアエロメヒコ航空は、空港での同一ターミナルの使用や、搭乗ゲート、ラウンジなどの施設の改修、乗り継ぎの導線やサービスの改善などを実施していきます。また、営業やマーケティングでも共同プロジェクトを増やしていきます。

共同事業の計画には、メキシコ国内およびロサンゼルスやニューヨークなど米国内の主要ビジネス都市とを結ぶネットワークの拡充が含まれます。デルタ航空をご利用のお客様は、アエロメヒコ航空のハブ空港であるメキシコシティ、モンテレイ、グアナファト、エルモシヨを経由してメキシコの各都市に容易にアクセスできるようになります。アエロメヒコ航空は、デルタ航空の主要空港であるアトランタ、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリス、ニューヨーク、ソルトレイクシティ、シアトルを拠点とした広範な北米ネットワークと、アメリカ全州におけるマーケティングに際し強固な足場を得ることができます。

デルタ航空は羽田からロサンゼルスとシアトル、成田からアトランタ、ニューヨークJFK、デトロイト、ミネアポリス、ロサンゼルス、シアトル、ポートランドへ、中部セントレアからデトロイトへ、米国本土へのノンストップ直行便を運航しています。
米国本土の拠点空港を発着するメキシコ路線が拡充されれば、日本からメキシコ各地への渡航や周遊がさらに便利になります。

デルタ航空とアエロメヒコ航空は1994年にコードシェア(共同運航)を開始し、2000年には航空連合(アライアンス)スカイチームの共同設立メンバーとなりました。2011年に提携合意を拡充し、2012年にデルタ航空はGrupo Aeromexicoに対して6,500万ドルの投資を実施しました。現在、両社は週4,000便以上のコードシェア便を運航し、1日80便以上の両国を結ぶ国際線を運航しています。また、1年前にメキシコのケレタロに共同でMRO(整備、修理、およびオーバーホール)拠点を開設しました。

アエロメヒコ航空について
Grupo Aeromexico, S.A.B. de C.V.はメキシコで民間航空事業やロイヤルティープログラム事業を行う子会社を傘下に置く持ち株会社です。メキシコ最大の航空会社であるアエロメヒコ航空は主要ハブ空港とするメキシコシティ国際空港の第2ターミナルから毎日600便以上を、メキシコ国内47都市、米国16都市、中南米16都市、欧州3都市、アジア2都市、カナダ2都市を含む3大陸80都市以上へ運航しています。 グループが保有する120機以上の航空機群はボーイング787、777、767、737ジェット旅客機および次世代のエンブラエル145、170、175、190です。アエロメヒコ航空は2012年に、ボーイングから737MAXを90機、787-9ドリームライナー10機の計100機を購入するというメキシコ航空史上で最も重要な投資戦略を発表しました。

アエロメヒコ航空は航空連合スカイチーム(SkyTeam)の創設メンバーとして、加盟20航空会社が就航する178カ国、1000都市余りにサービス網を広げ、お客様は世界530カ所の空港プレミアムラウンジを利用できるなどの特典があります。

デルタ航空について
デルタ航空は年間約1億7,000万人以上の搭乗者数と広範なネットワークを持つ航空会社です。米ビジネストラベルニュース誌調査で初の4年連続トップに選ばれたほか、米航空業界誌エアー・トランスポート・ワールド(ATW)誌により、2014年の「エアライン・オブ・ザ・イヤー(2014 Airline of the Year)」に選出、フォーチュン誌の「2015年世界で最も賞賛される企業リスト」の航空業界部門(2015 World's Most Admired Companies Airline Industry List)において、5年間で4度目の1位を獲得し、「世界で最も賞賛される企業」トップ50社にも選ばれました。デルタ航空およびデルタ・コネクションは、世界58カ国、321都市に向けてフライトを運航しています。米国ジョージア州アトランタに本社を置き、世界で8万人近い従業員を擁し、700機以上の主要機材を運航しています。航空連合(アライアンス)「スカイチーム」の創立メンバーであり、大西洋路線においてはエールフランス-KLM、アリタリア-イタリア航空、およびヴァージン アトランティック航空と共同事業を展開しています。アトランタ、ボストン、デトロイト、ロサンゼルス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(ラ・ガーディアおよびJFK)、ソルトレイクシティ、シアトル、アムステルダム、パリ(シャルルドゴール)、東京(成田)をハブ空港および主要マーケットと位置づけ、提携航空会社と合わせて一日に1万5,000便以上のフライトを運航しています。機内および空港での顧客エクスペリエンスの向上を目指し、空港施設や機内プロダクトの改善、サービス向上とテクノロジー導入に数十億ドルを投資しています。詳しくはホームページdelta.comをご覧ください。
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