【イベントご案内】ユニセフ・ウクライナ事務所 杢尾代表報告会 『翻弄される子どもたち』 4/17(木)18:30-20:00
[14/04/02]
提供元:PRTIMES
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公益財団法人 日本ユニセフ協会は、4月17日(木)、ユニセフハウス(東京都港区)
で、ユニセフ・ウクライナ事務所杢尾雪絵代表による現地報告会を開催いたします。
クリミア進攻・併合で緊迫した情勢が続くウクライナ。目に見えるような“人道危機”
は大規模に起きていないものの、先行きが不透明な状況下で、多くの子どもたちが
治安や暴力の増大への不安を感じているといいます。
当日はクリミア情勢が及ぼしている子どもたちへの影響、中所得国が占めるCEE/CIS
諸国でのユニセフの活動と若者や子どもを巡る問題について報告いただく予定です。
つきましては、本報告会へのご出席ならびに開催のご案内にご協力をいただきたく、
お願い申し上げます。
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1991年のソ連崩壊に伴い、ウクライナが独立をして20年余り。豊富な天然資源を有し、
豊かな国土を持ちながらも、政治的混乱が続くウクライナ。政治や経済のしくみが
激動する中で、その影響を最も受けているのは子どもたちです。
3月に起きたクリミア進攻・併合は、クリミアの子どもたちのみならず、ウクライナ
の子どもたち、親たちにも先行きの不安から、心に大きな影を落としているとの調査
結果が出ており、ユニセフは心のケアが急務であると訴えています。
一方で、ウクライナはヨーロッパ内では
HIVの感染者が4,345人(うち192人が
子ども)と、ヨーロッパ内では感染率が
最も高く(成人のHIV感染率0.9%:
ユニセフ『世界子供白書2014統計編』)、
今回の混乱で治療が受けられなくなる
ことが懸念されています。また、
CEE/CISでは、子どもの養育放棄の割合も
高く、他の地域と比べて社会的擁護の
必要性も高くなっています。
中所得国が占めるCEE/CISでは、子ども
たちの状況と課題やユニセフの役割は、
開発途上国とは大きく異なります。
CEE/CISで10年以上に渡り、ユニセフの代表
として子どもたちの支援活動を行ってきた杢尾代表。当日は、今回の情勢がクリミア
やウクライナの子どもたちに与えた影響から、CEE/CISでの子どもたちを巡る問題、
ユニセフの活動について報告する予定です。
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ご多忙と存じますが、本報告会にご参加・ご取材いただきたく、ご案内申し上げます。
●ウクライナ現地報告会 『翻弄される子どもたち』●
日時:2014年4月17日(木)18時30分〜20時00分(開場:18時00分)
場所:ユニセフハウス1階ホール
(〒108-8607 東京都港区高輪4-6-12 JR品川駅または都営浅草線高輪台駅より徒歩7分)
登壇者:ユニセフ・ウクライナ事務所代表 杢尾雪絵(もくお ゆきえ)氏
プロフィール:
ユニセフ・ウクライナ事務所代表。大学卒業後、都市計画建築コンサルタントとして
就職後、青年海外協力隊員(JOCV)や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の国連
ボランティア(UNV)を経て、1991年から1994年末まで米コーネル大学地域計画学科に
留学。国連食糧農業機関(FAO)ローマ本部インターンを経て、1995年にジュニア・
プロフェッショナル・オフィサー(JPO)としてユニセフ・モンゴル事務所に勤務。
ユニセフ・コソボ事務所代表(1997年〜)、モンテネグロ事務代表(1999年〜)、
タジキスタン事務所代表(2001〜2008年)を務めたのち、2009年6月より現職。
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◆メディアお問い合わせ先:日本ユニセフ協会 広報室行◆
TEL:03-5789-2016 FAX:03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
■ご芳名:
■貴社名: ■ご所属部署名等:
■TEL: ■FAX:
■携帯電話: ■E-mail:
■撮影 □ あり (スチール/ムービー) □ なし
※準備の都合上、ご参加をご検討いただけるみなさまにおかれましては、4月17日(火)
午後1時までにお申込をいただけますようお願い申し上げます。空席があれば、当日の
ご参加も可能です。
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■参考情報(ユニセフ・ウクライナ事務所 情勢レポート3/26付より)
<数字で見る概況>
・クリミアの人口:202万4,056人
(ロシア系人口:118万441人(58%)、タタール系人口:24万3,433人(12%)、
ウクライナ系人口:492,227人(24%))
※ウクライナの人口調査(2001年)による
・クリミアの子どもの人口:34万4,263人
・ロシアと国境を接する東部3州の子どもの人口: 141万3,142人
(ルハンスク州 33万4,455人、ドネツク州 66万2,245人、ハルキフ州 41万6,442 人 )
※上記2件:2013年1月時点:ユニセフ・ウクライナ事務所の要請でウクライナ統計
委員会が実施
<現地の様子>
・クリミアでは自宅を離れ避難生活をおくる人が出ており、その数は増える見込み
・避難生活をおくっている人は3,000人で女性と子どもが大多数、8割を占めるのが
少数民族のタタール系
・ウクライナの西部(リビフ州)や中央部(ビンニツァ州、イワノ・フランキスク州)
に避難
・一部では学校を避難所とするといった動きが出ており、ユニセフは、子どもの居場所
として学校を確保すべく、ほかの施設の利用を呼びかけている、現時点では、学校は
通常通り開いており、出席率も変わらない
・一方で、心のケアを求める声が増えてきており、支援の必要度が最も高い
・東部と南部では、子どもも保護者も治安への不安や暴力の増大への恐れ、今後の見通し
が立たないことなどから、ストレスや不安が高まっている ?ab
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