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中国IT企業のTencent社と連携、「mySPIN」を通じて約50のアプリをグローバルに提供

スマートフォンとのフレキシブルな統合を実現する ボッシュのソリューション

運転中にスマートフォンのナビゲーション、ストリーミングサービスやカレンダーの利用を、運転ルールを守りながら、しかもユーザーフレンドリーに実現するのが、ボッシュのスマートフォン連携ソリューション「mySPIN」です。2014年以降のジャガー ランドローバーの全車種に採用されているボッシュのこの技術は、iOSやAndroidベースのスマートフォンを車両に接続します。この「mySPIN」があれば、スマートフォンを手に取らなくても、ボッシュによって最適化されたアプリをセンターコンソールのタッチスクリーン上で操作することが出来ます。ボッシュはこのOEMソリューションをさらに普及させるために、中国で大きな一歩を踏み出しました。この統合ソリューションが自動車メーカーのJACと長安フォードのモデルに装備されることになっただけでなく、中国IT企業のTencent社と企業間協定の締結を行いました。





「mySPIN」を通じて約50のアプリをグローバルに提供 – 類似システムの3倍のアプリ数
中国での成功:自動車メーカーのJACと長安フォードから受注。「WeChat」運営会社のTencent社と連携。
将来的に「mySPIN」は、アプリへの車両データの提供も担う


「mySPIN」に対応できるよう機能が強化されたアプリの数は2013年以降着実に増え続け、現在は約50に達しており、これは同等のシステムで利用可能なアプリの3倍に相当します。なかでも特に重点を置いているアプリは、TomTom、Parkopedia、Hotelseeker、Audialsなどのナビゲーションやメディアアプリです。

中国で急速に拡大
ボッシュのパートナーとなったTencentは中国の三大インターネット企業の1つで、「QQ Music」などのサービスやモバイル通信アプリ「WeChat」は5億人を超えるユーザーに利用されています。Tencentは現在、運転中に使用可能な通信サービスを選択できるようにする「mySPIN」向けのアプリを最適化することを目指しています。この新しいサービスが実現すれば、「mySPIN」アプリケーションの製品ポートフォリオがさらに充実するだけでなく、中国市場に対応したサービスの数もいっそう増えることになります。また、中国自動車メーカーのJACは2016年から新モデルで「mySPIN」の提供を開始する予定で、ドライバーは運転中に便利な各種アプリケーションにアクセスする機会が増える見込みです。さらに2017年には、自動車メーカーの長安フォードがこれに続く予定です。

新しいアプリにつながる画期的な道すじ
ボッシュは「mySPIN」向けのアプリを選択するに当たって、TomTomなどの大手プロバイダーだけでなく、別の方向性の新たなパートナーとの協力関係も模索しており、独自に開発されたアプリであるDrivelogやFamilo社などの新興企業とも連携はその一例です。そして、たとえばこの独自アプリは、ボッシュが開催したハッカソン(プログラマー、ソフトウェア開発者、デザイナーやプロジェクトマネージャーが短期間集まり、ソフトウェアプログラムの共同開発に集中的に取り組むイベント)で最も賞賛されたアプリです。こうした数多くのアプローチを通じて、ボッシュは評価の高いアプリを利用することができる一方、革新力のある新しいアプリプロバイダーは自動車を運転するユーザーを獲得するチャンスが得られるという双方のメリットが生み出しています。

車両データを有効に活用
「mySPIN」のユニークな構造によって、自動車メーカーはユーザーが使用できるアプリやユーザーインターフェースのデザイン、また入手可能な情報によって何が起きるかを常にコントロールすることができます。「自動車メーカーが今まで以上に信頼に足るパートナーとなるため、ドライバーにとってもメリットとなります」と述べるのは、Bosch SoftTec GmbHのマネジングディレクターを務めるTorsten Mlaskoです。将来的には、自動車メーカーは「mySPIN」を介して、車両データもアプリに提供できるようになる見込みです。これが実現すれば、タイヤ空気圧や燃料の残量などに関するデータをアプリ側でも利用することが出来ます。例えば、燃料計がリザーブレベルに達している場合にのみ、安値のガソリンスタンドの情報提供すること等が可能になります。

「mySPIN」用として承認を受けたアプリはすべて、走行中も使用できるような特別設計となっており、ドライバーの注意を極力そらさないよう、安全性もしっかり配慮されています。さらに、アプリ開発者にはソフトウェア開発キットが提供されるため、アプリケーション開発の技術的障害もさほど大きくありません。また、自動車メーカーは特定の車両でどのアプリを使用するかをそれぞれ設定することができ、いわゆる「ホワイトリスト」により、どれをフレキシブルにアップデート/拡張できるかを定義できます。iOSおよびAndroidスマートフォンに対応するだけでなく、Windowsフォン向けのソリューションがすでにプロトタイプで実現しており、要望に応じて自動車メーカーに提供可能です。


ラスベガス(米国ネバダ州)で開催されるCES 2016のボッシュ関連のイベントにぜひお越しください。

2016年1月5日(火)08:00〜08:45(現地時間):
フォルクマル・デナー(ボッシュ取締役会会長)による記者会見(マンダレイ・ベイ・ホテル、サウスコンベンションセンター、3F、バンヤンルームA-D)

2016年1月6日(水)〜9日(土):
ボッシュのブース:「スマートホーム、スマートシティとIndustry 4.0のためのソリューション」 (スマートホーム マーケットプレイス、サンズエキスポセンター、#71517)+「コネクテッドモビリティ」(北ホール、#2302)

[画像: http://prtimes.jp/i/5028/182/resize/d5028-182-617694-1.jpg ]
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