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【開催レポート】保育園留学サミットを開催。実施自治体・保育関係者・専門家が登壇し、最先端の展開とこれからの地域・こども・家族の未来を発信

内閣審議官西経子氏をモデレーターに、保育園留学立ち上げ発祥・北海道厚沢部町、認定こども園「はぜる」やコミュニティデザイナー山崎亮氏、こどもの発達の専門家内田伸子氏などが登壇

株式会社キッチハイク(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:山本雅也)が展開する「保育園留学」を軸に、全国地域が連携して新しい子育ての可能性を創造する「保育園留学コンソーシアム」は、「保育園留学サミット」を2023年10月14日(土)に開催しました。東京上野会場とオンライン配信合わせて約100名が参加する盛況ぶりとなりました。今後、保育園留学は自治体・保育園・地域関係者さらに一体となって、地域・こども・家族の未来をつくる仕組みとして、全国地域が連携した持続的な展開へと深化させてまいります。
本日より、当日の各セッションのアーカイブ映像を配信します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-599870545d3b7e3465ef-0.jpg ]

イベントハイライト


保育園留学コンソーシアム会長・北海道厚沢部町長 佐藤正秀氏が開会挨拶を実施。セッション1では「デジタル田園都市国家構想」を担当する内閣審議官西経子氏をモデレーターに、厚沢部町担当者、認定こども園はぜる主任、保育園留学発起人・キッチハイク代表取締役CEO山本らが先進事例を紹介。セッション2ではこどもの発達の専門家 内田伸子教授が、実際の留学家族、熊本県天草市もぐし海のこども園園長と、こどもへの実際の影響や非認知能力の側面をディスカッション。セッション3ではコミュニティデザイナー山崎亮氏、美濃市職員、NPO法人石見銀山いくじの会理事が、まちづくりの側面でディスカッションしました。
▼保育園留学サミット 特設ページ
https://kitchhike.jp/event/hoikuen-summit/2023
[画像2: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-4d6d2ca23b0f72f2bd9c-1.jpg ]

■セッション1 保育園留学が変える、地域の未来
<パネリスト>
・北海道厚沢部町 政策推進課係長 木口孝志
・北海道厚沢部町 認定こども園はぜる 主任保育士 橋端純恵
・株式会社ギフティ常務執行役員 森 悟朗
・株式会社キッチハイク 代表取締役CEO 山本 雅也
・内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 内閣審議官 西経子(モデレーター)
[画像3: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-6d20788c3642b883cd1c-4.jpg ]

内閣審議官 西氏は、保育園留学はデジタル田園都市国家構想実現会議事務局の切り口である「人の流れをつくる」ことに位置づけられ、地方に仕事をつくること、結婚出産子育ての希望を叶えること、魅力的な地域をつくる他の切り口にも大きく貢献する取り組み。様々な立場の関係者が語ることで全国的な発信につながる、とサミット開催の経緯をコメント。木口政策推進課係長は認定こども園はぜる立ち上げから保育園留学立ち上げの経緯に触れ、「保育園留学は厚沢部町だけがやるのではなく、日本全体の子育て環境がよくなるこどもと家族のための日本の子育ての文化となり、全国みんなで頑張って取り組むことが本当の地域創生になる。日本に新しい文化をもたらすきっかけになれば」と想いを語りました。認定こども園はぜる橋端主任は、400人のこどもを受け入れてきたエピソードに触れながら、「在園児にとっても、こどもたちは園にいながら世界を感じられて素晴らしい」と現場の実感を共有。森氏は新しいふるさと納税の形として厚沢部町内・保育園留学でも活用できる旅先納税(R)の仕組みを紹介し、持続的な事業運営について提案。
キッチハイク山本は自身が第0号として留学した原体験と立ち上げの経緯を語り、先進事例として、厚沢部町との連携協定、留学先納税、保育園留学の寮、ダイバーシティドア、移住事例、やわらかな定住の概念を紹介。これからの地域の保育園は「子育て家族にとってのウェルビーイング施設」にパラダイムシフトしていく未来予想を踏まえ、「保育園留学は、地域創生とこどもの未来、今日本の中で重要な二つの交差点にある”希望”として、全国に根付いていければ」と述べました。

(*1)「旅先納税(R)?」は、ギフティの登録商標です(2021年1月商標登録済み)

■セッション2地域内外の交流が拓くこどもの未来
<パネリスト>
・IPU・環太平洋大学教授、お茶の水女子大名誉教授 心理学者(発達心理学、認知心理学、発達心理言語学、保育学が専門) 内田 伸子
・天草市 認定こども園 もぐし海のこども園 園長 福岡 英人
・留学ご家族 (天草市崎津) 地域・教育魅力化プラットフォーム専務理事 「地域みらい留学」事業責任者 尾田 洋平
・留学ご家族 (厚沢部町・美濃市) 有限会社フォント代表取締役 大阪公立大学都市行政研究科 宮外 真理子
・株式会社キッチハイク 取締役CRRO 川上 真生子(モデレーター)
[画像4: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-65602269f8217fdaf973-2.jpg ]

留学家族 尾田氏はYouTubeが側にある都市暮らしの中、実際にいろんな体験・経験の量を増やしたいと息子と二人で天草市に留学。こどもは大きく変化し、発言や行動からも自立意識が大きく芽生え、違う世界に飛び込むことでホームとアウェーどちらの良さの感覚も芽生えたと家族の声を共有しました。宮外氏は岐阜県美濃市に2回、厚沢部町に1回留学した経験を踏まえ、年齢ごとの成長、リピートした園での在園児のホスピタリティ、子連れで出かける難しさを保育園留学という仕組みで乗り越えられた親観点の良さも語りました。
福岡園長は既に実施していた一時預かりの流れで留学を開始できたと20組の受け入れ実績をもとに報告。導入時の工夫を共有し、スタッフの負荷を懸念する質問に対しては、「逆に留学を受け入れる事によって日頃の保育を振り返るきっかけになり、さらに保育を褒められる機会につながり、職員が前向き・自信をもつ良いきっかけに恵まれている」と当事者の声を伝えました。
内田教授は、家族の声や、こども中心の園の丁寧な留学受け入れ姿勢に自身も行きたいほど感動したと高く評価。発達心理学の視点から、テストで測定できない非認知能力が留学生も在園児も保育園留学で育まれており、メタ認知が発達してくる年齢だと更に自分の世界を広げる体験になっていると解説。今後はこどもや家族にあわせて環境を変えていく未来の子育ての可能性を語りました。

■セッション3 地域資源活用による魅力的な地域づくりと、まちづくりの未来
<パネリスト>
・studio-L代表、関西学院大学建築学部教授 山崎 亮
・NPO法人石見銀山いくじの会 理事 松場奈緒子
・岐阜県美濃市会計年度任用職員 大谷一夫
・内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 内閣審議官 西経子(モデレーター)
[画像5: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-d59084d7bd39511ada30-2.jpg ]

松場氏は、大田市大森町・石見銀山の暮らしを軸にした、街全体で受け入れる大森町の留学を紹介。地域ならではの武家屋敷の園舎や、五感を使う昔ながらの炊飯体験、人口400人のコミュニティでの子育て環境が地域の価値であり、留学の魅力になっているとを共有しました。大谷氏は、美濃市では自然資本と人間関係資本、保育園の評価の高さ、地域の古民家ホテルやシェアオフィスなどの魅力を面にする取り組みとして保育園留学を開始したことに触れ、シビックプライドなどに繋がっているとコメント。30家族を受け入れるなか、保育園留学は生き物として地域としても試行錯誤する重要性を伝えました。
その上でコミュニティデザイナー山崎氏は、新しくモデルチェンジされるものごとが是とされてきたデザイン・消費の流れを振り返り、「見えないもの」の価値を地域やコミュニティが気付けるデザインの重要性を提起。そのきっかけとして保育園留学が地域内・地域外の生活者に与える力に期待を寄せました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-3ff5a04c5ba934319507-19.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-fe210d9dc0ee41881167-6.jpg ]


アーカイブ動画 視聴希望の方へ


視聴希望の方へ、当日のアーカイブ動画を共有いたします。下記フォームよりお取り寄せくださいませ。
▼保育園留学サミット アーカイブ動画 視聴申し込みフォーム
https://share.hsforms.com/1KQKNhCFjTKWLdDaEZoyrJAd1suk

お問合わせ先について


保育園留学にご関心のある、地域自治体・企業の皆様はお気軽にお問合せください。
▼自治体・企業様からのお問い合わせはこちら
https://kitchhike.jp/hoikuen
▼取材などのお問い合わせはこちら
https://kitchhike.jp/contact

保育園留学について


保育園留学とは
「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションに掲げるキッチハイクは、地域と子育て家族をつなぎ、約2週間家族で地域に滞在できる暮らし体験「保育園留学」を全国に展開しています*。こどもには心身ともにのびのび育つ環境を。家族には働きながら、子育てをしながらも多様な選択肢を。地域には、家族ぐるみの超長期的関係人口の創出や地域経済への貢献をもたらします。2021年より北海道厚沢部町から開始し、留学先は約30地域に拡大、これまで大人こども合わせて約1,200人以上・400家族以上が留学しました(2023/10月現在)。
*「保育園留学」は、株式会社キッチハイクの商標です。特許取得済。(特許第7164260号 「滞在支援システム、滞在支援方法、およびプログラム」)
▼保育園留学(R)? HP
https://hoikuen-ryugaku.com/

保育園留学コンソーシアムとは
保育園留学を実施する自治体・園・連携企業が連携し、Inter-Local Nursery (全国地域連携保育)を掲げるコンソーシアム。保育園留学を推進していくと共に、これまでの都市をはじめとする「1ヶ所だけでの子育て」から、より子供の未来につながる「多様な地域での子育て」の可能性を創造し、過疎対策や保育の課題などを「地域横断で解決する」ことを目指します。
▼保育園留学コンソーシアム 特設ページ
https://hoikuen-ryugaku.com/consortium

株式会社キッチハイク会社概要


[画像8: https://prtimes.jp/i/6899/182/resize/d6899-182-3f43a2d45a4351e86dd3-5.jpg ]

株式会社キッチハイクは「地域の価値を拡充し、地球の未来へつなぐ」をミッションにした、地域と人生をつなぐ、食と暮らしの発明・実装カンパニー。関係人口経済圏を創出・拡大する自治体ソリューションを全国に提供しています。「保育園留学」は家族ぐるみでの超長期的な関係人口を創出できるということから内閣府の「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例に選ばれ、2022年度は2500組近くのキャンセル待ちとなりました。

本社:東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG.4F
代表取締役CEO:山本雅也
設立:2012年12月(サービス開始 2013年5月)
https://kitchhike.jp/

事業一覧
◎地域と子育て家族をつなぎ、未来をつくる留学プログラム「保育園留学」:https://hoikuen-ryugaku.com/
◎関係人口育成オールインワンシステム「つながるDX」:https://dx.kitchhike.com/
◎日本各地の食文化を贈るカタログギフト「NIPPON LOCAL FOOD GIFT」」:https://n-localfoodgift.com/
◎地域と生活者をつなぐ食体験「ふるさと食体験」:https://kitchhike.com/
◎採用情報・カルチャーデック公開中:https://recruit.kitchhike.jp/
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