ファーウェイ、世界初の商用ユースケース向け5Gコア・ソリューション「SOC 2.0」を発表
[17/03/02]
提供元:PRTIMES
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ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress(MWC) 2017に先がけて、商用ユースケースに向けた世界初の5Gコア・ソリューションである「Service-Oriented Core 2.0(SOC 2.0)」を発表しました。昨年のMWC 2016において、ファーウェイは世界初の5Gコア・プロトタイプである「SOC 1.0」を紹介し、マルチサービスにおけるスライシング技術を検証しました。SOC 2.0は、商用化レベルの5Gソリューションとしての能力を示すものであり、5Gネットワークにおけるあらゆるアクセス方式とあらゆるサービスへの対応を実現します。また、さまざまな産業用の大量の端末にコネクティビティを提供するだけでなく、すべての垂直産業に対してオンデマンドにサービスを提供します。
5G時代において、通信事業者のネットワークはユーザーに通信サービスを提供するだけでなく、自動運転や産業機器の制御、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)など、さまざまな産業に対してコネクティビティとサービスを提供することになります。アクセス方式の種類が増加し、サービスの多様化や複雑化が進むなかで、あらゆるアクセス方式やサービスに対応できるコア・ネットワークが求められています。
SOC 2.0では、通信事業者があらゆるアクセス方式やサービスへの対応や5G商用化の成功を実現できるよう、以下に示す方法でネットワークの変革を推進します。
•ネットワークを分散型アーキテクチャへと変革: 5Gネットワークではオンデマンドな分散が可能です。C/U分離によって、ネットワークのユーザー・プレーンはをサービス要件に従ってネットワーク・エッジに配置することができます。
•ネットワーク機能をオンデマンドなサービス提供へと変革: すべてのサービスやアクセス方式に対応するには、きわめて多様なネットワーク機能が必要となるため、機能ごとにネットワーク要素を分離し、独立したモジュール型の機能を形成する必要があります。オンデマンドなサービス提供では、サービス要件に従ってこうした機能を統一のアーキテクチャ内で構成することで、複数のアクセス方式やサービス要件をアジャイルにサポートするとともに、各機能を個別に再利用および更新して新たなサービス要件に迅速に対応することができます。
•サービス指向のチャネル・リソースと機能をインテリジェントに配置: 複数のサービスを提供するにあたり、1つのネットワーク上ですべてのサービス要件を満たすことは困難です。そのため、ネットワークをサービス要件に従って独立したチャネルとして構成し、各垂直産業に対して個別にサービスを提供する必要があります。これは技術的には、サービスごとに専用のベアラを構築するか、ネットワーク・スライシングを利用することによって実現できます。
SOCでは、サービスの発展や技術の進展、標準化の進捗に沿って、通信事業者は5Gのコア・ネットワークを3段階に分けて段階的に構築することができます。第1段階では、クラウドやSDN技術を利用したインフラを再構築し、データセンター中心のネットワーク・クラウド基盤を構築します。第2段階では、クラウド・アーキテクチャに基づいた仮想ネットワーク機能を展開することで次の段階でのスムーズな進化に備えます。主要なテクノロジーとして、C/U分離、異なるデータセンター間での展開、ステートレス設計などを利用します。最後の段階では、標準化された5Gコア・ネットワークをクラウド・ベースのネットワーク・アーキテクチャ上で展開して5Gサービスをサポートします。
2009年以降、ファーウェイは5G技術の研究に注力しており、5Gコア・ネットワークの技術革新に対して積極的な投資を行って、技術や標準化の発展を推進しています。3GPPのSA WG2議長をはじめ業界で主要な地位を担っているほか、5Gインフラに関する提案の件数と承認された件数は世界最多となっています。ファーウェイは、世界をリードする通信事業者、垂直産業パートナー、オープンソース団体と緊密に協力して、5Gコア・ネットワークのさらなる発展とより“つながった”世界の実現を目指しています。
MWC 2017において、ファーウェイ、ドイツ・テレコム、ボーダフォンの3社はSOC 2.0をベースとした5Gのビジネス・シナリオに関して共同でデモを実施しています。
2 月27〜3 月2 日までスペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress (MWC)2017 において、ファーウェイは5G技術を含む最新製品やソリューションをFira Gran Via のHall 1(ブース番号1J50)、Hall 3(ブース番号3130)、Hall 4 Innovation City ゾーンで展示します。詳細は、MWC 2017 特設サイト(英語、http://www.huawei.com/en/events/mwc/2017/)をご覧ください。
※本参考資料は2017年2月26日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
5G時代において、通信事業者のネットワークはユーザーに通信サービスを提供するだけでなく、自動運転や産業機器の制御、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)など、さまざまな産業に対してコネクティビティとサービスを提供することになります。アクセス方式の種類が増加し、サービスの多様化や複雑化が進むなかで、あらゆるアクセス方式やサービスに対応できるコア・ネットワークが求められています。
SOC 2.0では、通信事業者があらゆるアクセス方式やサービスへの対応や5G商用化の成功を実現できるよう、以下に示す方法でネットワークの変革を推進します。
•ネットワークを分散型アーキテクチャへと変革: 5Gネットワークではオンデマンドな分散が可能です。C/U分離によって、ネットワークのユーザー・プレーンはをサービス要件に従ってネットワーク・エッジに配置することができます。
•ネットワーク機能をオンデマンドなサービス提供へと変革: すべてのサービスやアクセス方式に対応するには、きわめて多様なネットワーク機能が必要となるため、機能ごとにネットワーク要素を分離し、独立したモジュール型の機能を形成する必要があります。オンデマンドなサービス提供では、サービス要件に従ってこうした機能を統一のアーキテクチャ内で構成することで、複数のアクセス方式やサービス要件をアジャイルにサポートするとともに、各機能を個別に再利用および更新して新たなサービス要件に迅速に対応することができます。
•サービス指向のチャネル・リソースと機能をインテリジェントに配置: 複数のサービスを提供するにあたり、1つのネットワーク上ですべてのサービス要件を満たすことは困難です。そのため、ネットワークをサービス要件に従って独立したチャネルとして構成し、各垂直産業に対して個別にサービスを提供する必要があります。これは技術的には、サービスごとに専用のベアラを構築するか、ネットワーク・スライシングを利用することによって実現できます。
SOCでは、サービスの発展や技術の進展、標準化の進捗に沿って、通信事業者は5Gのコア・ネットワークを3段階に分けて段階的に構築することができます。第1段階では、クラウドやSDN技術を利用したインフラを再構築し、データセンター中心のネットワーク・クラウド基盤を構築します。第2段階では、クラウド・アーキテクチャに基づいた仮想ネットワーク機能を展開することで次の段階でのスムーズな進化に備えます。主要なテクノロジーとして、C/U分離、異なるデータセンター間での展開、ステートレス設計などを利用します。最後の段階では、標準化された5Gコア・ネットワークをクラウド・ベースのネットワーク・アーキテクチャ上で展開して5Gサービスをサポートします。
2009年以降、ファーウェイは5G技術の研究に注力しており、5Gコア・ネットワークの技術革新に対して積極的な投資を行って、技術や標準化の発展を推進しています。3GPPのSA WG2議長をはじめ業界で主要な地位を担っているほか、5Gインフラに関する提案の件数と承認された件数は世界最多となっています。ファーウェイは、世界をリードする通信事業者、垂直産業パートナー、オープンソース団体と緊密に協力して、5Gコア・ネットワークのさらなる発展とより“つながった”世界の実現を目指しています。
MWC 2017において、ファーウェイ、ドイツ・テレコム、ボーダフォンの3社はSOC 2.0をベースとした5Gのビジネス・シナリオに関して共同でデモを実施しています。
2 月27〜3 月2 日までスペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress (MWC)2017 において、ファーウェイは5G技術を含む最新製品やソリューションをFira Gran Via のHall 1(ブース番号1J50)、Hall 3(ブース番号3130)、Hall 4 Innovation City ゾーンで展示します。詳細は、MWC 2017 特設サイト(英語、http://www.huawei.com/en/events/mwc/2017/)をご覧ください。
※本参考資料は2017年2月26日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。