【東京都美術館】書壇の代表作家による夢の共演・コロナ禍に生まれた最新作も展示!上野アーティストプロジェクト2020 「読み、味わう現代の書」を開催します。
[20/10/30]
提供元:PRTIMES
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このたび東京都美術館では、上野アーティストプロジェクト2020「読み、味わう現代の書」(会期:2020年11月18日(水)〜2021年1月7日(木))を開催いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-644531-6.jpg ]
「公募展のふるさと」と称される歴史の継承と未来への発展を図るために、2017年より開始したシリーズ「上野アーティストプロジェクト」では、「美術」と「書」の公募団体に所属する作家を隔年で紹介してきましたが、4年目となる今回は、現代の書を読み、味わうことをテーマに開催します。
書の展覧会は、読みにくいと感じたり、どう鑑賞してよいか分からない、と思う方からは敬遠されがちな面もあるでしょう。そこで、書が好きな方も、それほどでもない方でも、作品を読み、味わいながら鑑賞しやすい展覧会を企画しました。
本展では、長年にわたり、かなや近代詩文書(調和体、漢字かな交じりの書)を発表し、昭和から平成、そして令和に至る激動の時代を生きてきた5人の作家の作品を紹介します。現役で活躍する榎倉香邨(日本書芸院)、岡 美知子(現日会)、中野北溟(創玄書道会)、近年、惜しまれつつ亡くなった小山やす子(日本書道美術院)、そして書壇を離れて活躍した村上翠亭、いずれも現代の書道界を代表する方々です。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、様々な困難な状況に見舞われている現在、その背中から、私たちは何かを学ぶことが出来るかもしれません。会場で彼らの作品に向き合い、選び抜かれた美しい言葉を読み、鍛えられた線による造形の美をゆっくりと味わうことを通して、書の鑑賞の初心者はもとより、熟練の方たちにも、まるで小宇宙を旅するかのようなひとときを過ごしていただけると思います。
◆出品作家
榎倉香邨(日本書芸院)
岡 美知子(現日会)
小山やす子(日本書道美術院)
中野北溟(創玄書道会)
村上翠亭
[画像2: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-429774-3.jpg ]
◆展覧会の見どころ
1、現代書壇の代表作家による夢の共演
榎倉香邨、中野北溟、岡 美知子の現役作家に加えて、書の分野で女性初の文化功労者となり、2019年に惜しまれつつ亡くなった小山やす子、そして2018年に逝去した村上翠亭という、現代の書壇を代表するベテラン書作家5名の作品による夢の共演が実現します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-452601-2.jpg ]
2、コロナ禍に制作した最新作を出品
ともに90代後半の榎倉香邨、中野北溟と80代後半の岡 美知子は、このコロナ禍においても精力的に制作活動を続けています。中野と岡は2020年に制作された最新作を出品します。めまぐるしく変化する社会情勢に翻弄されることなく、常に自己を見つめ、より高みを目指し、個性的な表現を確立してきた作家たちの意欲作からは、今だからこそ学ぶべきものがあるのではないでしょうか。
[画像4: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-461030-4.jpg ]
3、造形美、色彩美、言葉の美の饗宴
個性的な作家による作品群の、墨色の鮮やかさや滲み、筆線の強さやしなやかさといった造形美はもとより、煌びやかな装飾料紙や、趣向を凝らした表装も見どころです。じっくりと一画ずつ筆線を追いながら、言葉と造形の饗宴を堪能することで、書の作品空間という小宇宙を旅するかのようなひとときを過ごしていただけます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-111313-1.jpg ]
4、読み、味わうための鑑賞サポートツールをご用意
展示作品は「かな」と「近代詩文書(調和体、漢字かな交じり)」で構成されています。会場では、釈文(しゃくもん/くずし字や異体字を読むために、活字に書き起こしたもの)を配布しますので、それを手掛かりに、作品に書かれた詩歌を読み、書の造形とともに味わうことができます。書に苦手意識を持っている方、書の鑑賞に不慣れな方でも、新たな鑑賞体験をお楽しみいただけます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-907121-5.jpg ]
◆作家紹介
榎倉香邨(1923- )兵庫県生まれ、兵庫県在住
安東聖空に師事
日展会員、読売書法会顧問、全日本書道連盟顧問、全国書美術振興会顧問、兵庫県書作家協会顧問、日本書芸院最高顧問、書道香瓔会会長
主な受賞歴:日展文部科学大臣賞、神戸新聞平和賞、兵庫県文化賞、日本藝術院賞
岡 美知子(1932- )東京都生まれ、神奈川県在住
白井竹舟、南不乗に師事
産経国際書会参与、現日会名誉同人
主な受賞歴:読売書法展優秀賞、安芸全国書展安芸書道美術館賞、産経国際書展韓国文化院長賞
小山やす子(1924-2019)東京都生まれ
川口芝香に師事
日展会員、毎日書道会常任顧問、日本書道美術院常任顧問、全日本書道連盟顧問、かな書道作家協会名誉顧問、書道研究玉青会代表を歴任。
主な受賞歴:毎日書道展文部科学大臣賞、毎日芸術賞、恩賜賞・日本藝術院賞、文化功労者
中野北溟(1923- )北海道生まれ、北海道札幌市在住
金子鷗亭に師事
毎日書道会最高顧問、創玄書道会最高顧問、全日本書道連盟顧問、全国書美術振興会顧問、日本詩文書作家協会常任顧問、天彗社会長
主な受賞歴:北海道文化奨励賞、札幌市民芸術賞、北海道新聞文化賞、毎日芸術賞、北海道功労賞、藍綬褒章、旭日小綬章
村上翠亭(1928-2018)広島県生まれ
宮本竹逕に師事
日本書芸院展、毎日書道展、日展等を経て1972年に書壇を離れる。
筑波大学教授、大東文化大学教授等を歴任。
◆開催概要
○展覧会名 上野アーティストプロジェクト2020「読み、味わう現代の書」
○会期 2020年11月18日(水)〜2021年1月7日(木)※事前予約不要
○休室日 12月7日(月)、21日(月)、29日(火)〜2021年1月3日(日)
○開室時間 9時30分〜17時30分(入室は閉室の30分前まで)
○会場 ギャラリーA・C
○主催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
○協力 産経国際書会、一般財団法人 毎日書道会、読売書法会
○後援 朝日新聞社、産経新聞社、毎日新聞社、読売新聞社
○観覧料 一般500円、65歳以上300円 ※学生以下無料(要証明)
○各種割引
・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名)は無料
・いずれも証明できるものをご持参ください
・都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
・その他割引は、ウェブサイトにて順次公開予定
○ウェブサイト https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_uenoartistproject.html
[同時開催] 東京都美術館コレクション展 「読み、味わう昭和の書」
上野アーティストプロジェクト2020「読み、味わう現代の書」の連動企画として、当館の収蔵作品の中から、金子鷗亭による近代詩文書とともに、安東聖空や日比野五鳳らのかなの作品を展示します。また、東京都江戸東京博物館が収蔵する、中村素堂の収集した短冊や、森田安次と青木香流、徳野大空の代表作も紹介します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-663786-7.jpg ]
◆開催概要
○展覧会名 東京都美術館コレクション展「読み、味わう昭和の書」
○会期 2020年11月18日(水)〜2021年1月7日(木)※事前予約不要
○休室日 12月7日(月)、21日(月)、29日(火)〜2021年1月3日(日)
○開室時間 9時30分〜17時30分(入室は閉室の30分前まで)
○会場 ギャラリーB
○主催 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
○連携 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
○観覧料 無料
〇ウェブサイト https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_collection.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-644531-6.jpg ]
「公募展のふるさと」と称される歴史の継承と未来への発展を図るために、2017年より開始したシリーズ「上野アーティストプロジェクト」では、「美術」と「書」の公募団体に所属する作家を隔年で紹介してきましたが、4年目となる今回は、現代の書を読み、味わうことをテーマに開催します。
書の展覧会は、読みにくいと感じたり、どう鑑賞してよいか分からない、と思う方からは敬遠されがちな面もあるでしょう。そこで、書が好きな方も、それほどでもない方でも、作品を読み、味わいながら鑑賞しやすい展覧会を企画しました。
本展では、長年にわたり、かなや近代詩文書(調和体、漢字かな交じりの書)を発表し、昭和から平成、そして令和に至る激動の時代を生きてきた5人の作家の作品を紹介します。現役で活躍する榎倉香邨(日本書芸院)、岡 美知子(現日会)、中野北溟(創玄書道会)、近年、惜しまれつつ亡くなった小山やす子(日本書道美術院)、そして書壇を離れて活躍した村上翠亭、いずれも現代の書道界を代表する方々です。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、様々な困難な状況に見舞われている現在、その背中から、私たちは何かを学ぶことが出来るかもしれません。会場で彼らの作品に向き合い、選び抜かれた美しい言葉を読み、鍛えられた線による造形の美をゆっくりと味わうことを通して、書の鑑賞の初心者はもとより、熟練の方たちにも、まるで小宇宙を旅するかのようなひとときを過ごしていただけると思います。
◆出品作家
榎倉香邨(日本書芸院)
岡 美知子(現日会)
小山やす子(日本書道美術院)
中野北溟(創玄書道会)
村上翠亭
[画像2: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-429774-3.jpg ]
◆展覧会の見どころ
1、現代書壇の代表作家による夢の共演
榎倉香邨、中野北溟、岡 美知子の現役作家に加えて、書の分野で女性初の文化功労者となり、2019年に惜しまれつつ亡くなった小山やす子、そして2018年に逝去した村上翠亭という、現代の書壇を代表するベテラン書作家5名の作品による夢の共演が実現します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-452601-2.jpg ]
2、コロナ禍に制作した最新作を出品
ともに90代後半の榎倉香邨、中野北溟と80代後半の岡 美知子は、このコロナ禍においても精力的に制作活動を続けています。中野と岡は2020年に制作された最新作を出品します。めまぐるしく変化する社会情勢に翻弄されることなく、常に自己を見つめ、より高みを目指し、個性的な表現を確立してきた作家たちの意欲作からは、今だからこそ学ぶべきものがあるのではないでしょうか。
[画像4: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-461030-4.jpg ]
3、造形美、色彩美、言葉の美の饗宴
個性的な作家による作品群の、墨色の鮮やかさや滲み、筆線の強さやしなやかさといった造形美はもとより、煌びやかな装飾料紙や、趣向を凝らした表装も見どころです。じっくりと一画ずつ筆線を追いながら、言葉と造形の饗宴を堪能することで、書の作品空間という小宇宙を旅するかのようなひとときを過ごしていただけます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-111313-1.jpg ]
4、読み、味わうための鑑賞サポートツールをご用意
展示作品は「かな」と「近代詩文書(調和体、漢字かな交じり)」で構成されています。会場では、釈文(しゃくもん/くずし字や異体字を読むために、活字に書き起こしたもの)を配布しますので、それを手掛かりに、作品に書かれた詩歌を読み、書の造形とともに味わうことができます。書に苦手意識を持っている方、書の鑑賞に不慣れな方でも、新たな鑑賞体験をお楽しみいただけます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-907121-5.jpg ]
◆作家紹介
榎倉香邨(1923- )兵庫県生まれ、兵庫県在住
安東聖空に師事
日展会員、読売書法会顧問、全日本書道連盟顧問、全国書美術振興会顧問、兵庫県書作家協会顧問、日本書芸院最高顧問、書道香瓔会会長
主な受賞歴:日展文部科学大臣賞、神戸新聞平和賞、兵庫県文化賞、日本藝術院賞
岡 美知子(1932- )東京都生まれ、神奈川県在住
白井竹舟、南不乗に師事
産経国際書会参与、現日会名誉同人
主な受賞歴:読売書法展優秀賞、安芸全国書展安芸書道美術館賞、産経国際書展韓国文化院長賞
小山やす子(1924-2019)東京都生まれ
川口芝香に師事
日展会員、毎日書道会常任顧問、日本書道美術院常任顧問、全日本書道連盟顧問、かな書道作家協会名誉顧問、書道研究玉青会代表を歴任。
主な受賞歴:毎日書道展文部科学大臣賞、毎日芸術賞、恩賜賞・日本藝術院賞、文化功労者
中野北溟(1923- )北海道生まれ、北海道札幌市在住
金子鷗亭に師事
毎日書道会最高顧問、創玄書道会最高顧問、全日本書道連盟顧問、全国書美術振興会顧問、日本詩文書作家協会常任顧問、天彗社会長
主な受賞歴:北海道文化奨励賞、札幌市民芸術賞、北海道新聞文化賞、毎日芸術賞、北海道功労賞、藍綬褒章、旭日小綬章
村上翠亭(1928-2018)広島県生まれ
宮本竹逕に師事
日本書芸院展、毎日書道展、日展等を経て1972年に書壇を離れる。
筑波大学教授、大東文化大学教授等を歴任。
◆開催概要
○展覧会名 上野アーティストプロジェクト2020「読み、味わう現代の書」
○会期 2020年11月18日(水)〜2021年1月7日(木)※事前予約不要
○休室日 12月7日(月)、21日(月)、29日(火)〜2021年1月3日(日)
○開室時間 9時30分〜17時30分(入室は閉室の30分前まで)
○会場 ギャラリーA・C
○主催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
○協力 産経国際書会、一般財団法人 毎日書道会、読売書法会
○後援 朝日新聞社、産経新聞社、毎日新聞社、読売新聞社
○観覧料 一般500円、65歳以上300円 ※学生以下無料(要証明)
○各種割引
・身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名)は無料
・いずれも証明できるものをご持参ください
・都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
・その他割引は、ウェブサイトにて順次公開予定
○ウェブサイト https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_uenoartistproject.html
[同時開催] 東京都美術館コレクション展 「読み、味わう昭和の書」
上野アーティストプロジェクト2020「読み、味わう現代の書」の連動企画として、当館の収蔵作品の中から、金子鷗亭による近代詩文書とともに、安東聖空や日比野五鳳らのかなの作品を展示します。また、東京都江戸東京博物館が収蔵する、中村素堂の収集した短冊や、森田安次と青木香流、徳野大空の代表作も紹介します。
[画像7: https://prtimes.jp/i/38211/183/resize/d38211-183-663786-7.jpg ]
◆開催概要
○展覧会名 東京都美術館コレクション展「読み、味わう昭和の書」
○会期 2020年11月18日(水)〜2021年1月7日(木)※事前予約不要
○休室日 12月7日(月)、21日(月)、29日(火)〜2021年1月3日(日)
○開室時間 9時30分〜17時30分(入室は閉室の30分前まで)
○会場 ギャラリーB
○主催 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
○連携 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館
○観覧料 無料
〇ウェブサイト https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_collection.html