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フリースケール・セミコンダクタ、2015年第1四半期の業績を発表

2015年4月23日米国Freescale Semiconductor, Inc.発表本文の抄訳です。

テキサス州オースチン-フリースケール・セミコンダクタ・リミテッド(NYSE:FSL)は、2015年4月3日締めの2015年第1四半期の業績を発表しました。注目点は次のとおりです。

■GAAP業績
売上高:11億7000万ドル、粗利益率:47.3%、一株あたり利益:22セント

■非GAAP業績(*)
EBITDA(**):2億9400万ドル、調整済一株あたり利益:48セント

社長兼CEOのグレッグ・ロウは次のように述べています。「2015年第1四半期の業績では、フリースケールの事業が堅調に進んでいることが示されています。総収益も一株あたり利益も、前期比、前年比ともに大幅な改善がみられます。第1四半期の製品収益は前年比で6%増大しており、市場シェア拡大に向けて2015年のスタートを快調に切ることができました。また、収益率の増大は今期で9期連続となり、フリースケール史上第3位の収益率を記録しています。」

(*)調整項目の詳細と定義については、英語原文プレスリリースの「NOTES TO THE CONSOLIDATED FINANCIAL INFORMATION(連結財務情報に関する注釈)」のNote 1をご覧ください。(**)調整前のEBITDAの場合、他の項目の影響が考慮されていません。

■第1四半期の業績
2015年第1四半期の売上高は11億7000万ドルでした。2014年第4四半期は11億ドル、2014年第1四半期は11億3000万ドルでした。
2015年第1四半期の営業利益は1億7900万ドルでした。2014年第4四半期は1億7800万ドル、2014年第1四半期は1億5500万ドルでした。前期比では、営業利益はほぼ横ばいです。前年比では、売り上げの増加、粗利益率の改善により、営業利益が増大しています。2015年第1四半期の営業利益には、人員削減やNXP Semiconductorsとの合併計画に関連する費用など、事業再編に関連する費用として前期比より多い2600万ドルが計上されています。

2015年第1四半期の純利益は7000万ドルで、一株あたり利益は22セントでした。2014年第4四半期は純利益が6300万ドルで一株あたり利益が20セント、2014年第1四半期は純損失が2300万ドルで一株あたり損失が8セントでした。2015年第1四半期の純利益には、第1四半期に行われた2億5000万ドルの債務の償還に伴う2100万ドルの費用が計上されています。
2015年4月3日締めの四半期における調整済営業利益(英語原文プレスリリースに付属の「NOTES TO THE CONSOLIDATED FINANCIAL INFORMATION(連結財務情報に関する注釈)」のNote 1に定義)は、2億3400万ドルでした。2014年第4四半期は2億1100万ドル、2014年第1四半期は1億8600万ドルでした。
2015年第1四半期の調整済純利益(英語原文プレスリリースに付属の「NOTES TO THE CONSOLIDATED FINANCIAL INFORMATION(連結財務情報に関する注釈)」のNote 1に定義)は1億5000万ドルで、調整済一株あたり純利益は48セントでした。
2014年第4四半期は純利益が1億2900万ドルで一株あたり純利益が42セント、2014年第1四半期は純利益が7700万ドルで一株あたり純利益が27セントでした。前期比では、売上高の増加、粗利益率の改善により、調整済純利益が増大しています。前年比では、売上高の増加、粗利益率の改善、支払利息の減少により、調整済純利益が増大しています。

調整前EBITDA、調整済EBITDA、調整済営業利益/損失、調整済純利益/損失の解説、ならびにGAAP業績との対応については、英語原文プレスリリースの付表と注釈をご覧ください。

■製品グループ収益
2015年第1四半期の売上高は次のとおりです。
マイクロコントローラ部門の2015年第1四半期の売上高は2億3500万ドルでした。2014年第4四半期は2億3200万ドル、2014年第1四半期は2億2300万ドルでした。前年比では、各地での32ビット・マイクロコントローラ製品の売り上げ増、車載市場におけるアプリケーション・プロセッサの売り上げ増により、収益が増大しています。

デジタル・ネットワーク部門の2015年第1四半期の売上高は2億1400万ドルでした。2014年第4四半期は2億1700万ドル、2014年第1四半期は2億4900万ドルでした。前年比では、一部のサービス・プロバイダ顧客に対する売り上げ減、各地での売り上げ減により、収益が減少しています。

オートモーティブ・マイクロコントローラ部門の2015年第1四半期の売上高は3億700万ドルでした。2014年第4四半期は2億7100万ドル、2014年第1四半期は3億400万ドルでした。自動車内の半導体コンテンツの増加、世界的な自動車生産の増加により、主要な販売地域すべてにおいて収益が増大しています。

アナログ&センサ部門の2015年第1四半期の売上高は2億700万ドルでした。2014年第4四半期は1億9300万ドル、2014年第1四半期は1億9800万ドルでした。自動車内の半導体コンテンツの増加、世界的な自動車生産の増加により、収益が増大しています。

RF部門(ワイヤレス基地局市場向けパワー・アンプなど)の2015年第1四半期の売上高は1億8400万ドルでした。2014年第4四半期は1億6400万ドル、2014年第1四半期は1億1300万ドルでした。中国を中心とする3G/4Gワイヤレス・ネットワークに対する投資拡大により、収益が増大しています。

その他の2015年第1四半期の売上高は2200万ドルでした。2014年第4四半期は2600万ドル、2014年第1四半期は4000万ドルでした。前年比では、IP関連の収益減少、ワイヤレス・ハンドセット市場での売り上げ減により、収益が減少しています。フリースケールでは、ワイヤレス・ハンドセット市場からの撤退をすでに決定済みです。

■その他の財務情報
2015年第1四半期の資本支出は5000万ドルでした。現金および現金同等物の額は総額5億100万ドルでした。これには、2015年第1四半期に行われた総額2億6800万ドルの負債償還が含まれています。2015年4月3日までの過去12ヶ月間の調整済EBITDA(*)は11億5000万ドルでした。

(*)調整項目の詳細と定義については、英語原文プレスリリースの「NOTES TO THE CONSOLIDATED FINANCIAL INFORMATION(連結財務情報に関する注釈)」のNote 1をご覧ください。

■2015年第2四半期の見通し
2015年第2四半期の業績予想は次のとおりです。売上高は11億5500万〜12億500万ドルと予想されています。粗利益率は前期比でわずかに増加すると予想されています。営業費用は前期比で減少すると予想されています。調整済一株あたり利益は前期比で増加すると予想されています。

※将来予想に関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、1995年の米国民事証券訴訟改革法に定義される「将来予想に関する記述」が含まれています。これらの記述は、当社の将来の収益、事業、利益、収益性、流動資産、資本資産に関する当社の事業戦略、目標、および予想に関連します。将来予想に関する記述は、当社が合理的であると考える前提に基づいていますが、これらの前提が不正確であることが判明し、その結果それらに基づく将来予想に関する記述が正確ではなくなることがあります。当社の事業には、リスクや不確実性が伴い、それらの多くは当社の制御しうる範疇にはありません。これらのいずれか、あるいは複数の組み合わせによって、当社の業績および将来予想に関する記述の最終的な正確性が重大な影響を受けることがあります。将来における実際の結果や傾向は、さまざまな要因によって、将来予想に関する記述の中で提示または暗示されている内容とは大きく異なる場合があります。当社の事業結果に影響する要因に含まれるものとしては、当社の抱える多額の債務、債務に対する当社の履行能力、そしてこのような負債が当社の事業運営の方法に与える影響、1社または複数社の重要な顧客もしくは戦略的関係の喪失、一般的な経済状況または事業状態、もしくは当社が事業を運営している市況産業の低迷、当社の競争環境と当社の技術改革能力、当社の生産または製造キャパシティおよび供給の取得能力の中断、当社のターゲット市場における予定外または一時的な需要増に対応する当社の能力、当社製品が販売されている業界の経済状況、当社の知的財産の管理と保護、当社が事業を運営している国での政治および経済状況、当社の顧客およびサプライヤのいくつかが本拠地としている地震多発国の地質条件、環境関連法令遵守にかかる費用および(または)環境関連法令に基づく義務の負担、潜在的な製造物責任賠償請求または人身傷害請求、必要な資本支出の支払い不能、重要な人材の喪失、当社の顧客、販売代理店、またはサプライヤの財務的実行可能性、当社による費用削減能力、そしてForm 10-KとしてSECに提出した年次報告書や他の提出文書に「リスク要因」として記載されている他の要因があると考えられます。当社は、本プレスリリース記載の情報について一切更新する義務を負いません。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、セキュアな組込みプロセッシング・ソリューションによって”Internet of Tomorrow”(モノのインターネットの先にある、よりセキュアなIoTソリューション)を実現します。フリースケールのソリューションは、より革新的で、世界を繋ぎ、私たちの生活をシンプルで安全なものにします。また、世界的な企業の役割として、次世代のイノベータを育むために、科学・技術・工学・数学(STEM)教育に貢献することを約束します。詳細は、http://www.freescale.com/のWebサイトをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
(C)2015フリースケール・セミコンダクタ・インク
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