【調査リリース】2024年夏の旅行トレンド全国調査 海外旅行は早めの予約が人気、20代女性の旅行意欲の高まりが目立つ
[24/07/25]
提供元:PRTIMES
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インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、国内の20歳以上の男女45,818人を対象に、今夏の旅行予定に関する消費者アンケート調査を実施しました。またヴァリューズが保有する約250万人の独自消費者パネルを活用したインターネット行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を使用して、消費者の観光ニーズを分析しました。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/7396/table/193_1_a6863453161e8314307d0ce5b0a3e55e.jpg ]
◆旅行意向は前年から大きな変化なし、20代女性の旅行意欲の高まりが目立つ
この夏(6月〜9月)、宿泊を伴う旅行を予定・検討していると回答した人の割合は、2023年の32.8%に対し2024年では33.0%と、昨年から大きな変化はないことがわかりました。旅行先として、海外は昨年の4.0%から0.7ポイント増の4.7%、国内は昨年の22.5%から0.6ポイント減の21.9%となっていますが、どちらも顕著な変化は見られません。
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同じく旅行の予定・検討ありと回答した人について、性年代別に集計したところ、20代女性は2023年が35.5%、2024年は41.3%と、20代女性の旅行意向の高まりが目立ちます。20代男性についても2024年は43.1%が旅行の予定・検討ありと回答しており、4割を超えているのは男女ともに20代のみで、20代の旅行意向の高さがうかがえます。この傾向は2023年も同様です。夏休みというイベント性に加えて、SNS上のお出かけ情報、体験消費ニーズなどが、近年の若年層の旅行意欲を押し上げているのかもしれません。海外旅行についても20代の割合が最も高く、20代男性で唯一10%を超えています。一方で、男女ともに50代は旅行を予定・検討している人の割合が最も低くなっています。
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◆京都は国内旅行先第10位、インバウンドによる混雑回避意向か
旅行を予定・検討している人に対し、直近の旅行先を聴取し、海外・国内それぞれでランキング化しました。海外の旅行先としては中国や韓国をはじめとした東アジアが1位、僅差で欧米が続いています。
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国内について地方別で見ると、関東地方が17.5%で1位、中部地方が15.1%で2位、近畿地方が13.7%で3位となりました。都道府県別では、1位から北海道(8.9%)、東京都(6.4%)、大阪府(4.5%)、沖縄県(3.6%)、静岡県(3.4%)となっており、人気の観光地である京都府が10位に来ていることが印象的です。円安でインバウンドが活発化し、混雑が予想されることから、この夏は京都を回避する動きがあるのかもしれません。
また、都市圏や北海道・沖縄以外では長野県が上位ランクインしていることが特徴的ですが、フリーアンサー式で「今年2024年だからこそ行きたい場所ややりたいこと」について聴取したところ、「長野県の避暑地で快適な自然空間を味わいたい(26歳女性)」「長野県は自然豊かだから(66歳女性)」といった回答の他、「長野の善光寺に北陸新幹線で行きたい(49歳男性)」という回答も見られました。新しい新幹線の開業も、旅行先選びに影響していると言えそうです。
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◆2024年夏の海外旅行は2月までの予約が約半数と、早めの動き出しがトレンド
次に、夏の旅行を予約した時期を集計し、2023年と2024年、国内と海外で比較しました。国内については2年間で大きな変化は見られず、いずれも6月が約40%とピークになっています。対して海外旅行では、前年12月以前〜2月に予約したという人の割合が、昨年の36.4%に対して今年は46.4%と、半年ほど前から予約しておく傾向が強いようです。背景としては、2024年夏の世界的スポーツイベント開催に向けて、早めに準備している人が多いことが考えられます。
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同様に、旅行する予定の時期についても聴取しました。こちらも国内旅行については2023年、2024年で大きな違いはなく、8月中旬がピークになっています。一方海外の場合は7月下旬がピークとなっており、2024年は昨年よりもさらに数ポイント高くなっています。こちらも、先述した今年7月末から開催のスポーツイベントが関係している可能性が高いと考えられます。
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◆海外旅行の検討では、SNSなどの口コミ情報が参考にされやすい
予定・検討している旅行の情報収集媒体についても聴取しました。国内旅行者と海外旅行者で比較すると、国内では「宿泊予約・旅行情報のサイト・アプリ」が40%近くを占め、海外の20%超と大きな差をつけています。一方、海外旅行者は「YouTube」を筆頭に、「Instagram」「X(旧Twitter)」「TikTok」などのSNSでの情報収集が国内旅行者に比べ高くなっているのが特徴的です。海外では、「店頭のチラシやパンフレット」「ブログ」「旅行代理店店員の説明」の他、各種広告の項目も国内に比べ高くなっています。
海外旅行は国内旅行に比べ、現地での臨機応変な判断が難しく、諸々の勝手がイメージしにくい上に予算感が上がるため、「ちゃんと準備しておきたい」「失敗したくない」という思いが強くなりやすいと考えられます。その点で、SNSやブログなどの口コミでしっかり情報収集しておきたいという人が多いのではないでしょうか。また様々な旅行先が選択肢としてある中で、広告で受動的に得た情報をきっかけに旅行先が決まっていくことも、国内旅行の場合より多いのかもしれません。
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◆旅行の予算は2023年より平均約1.5万円増額
旅行の予算感については、2023年は平均約12.3万円だったのに対し、2024年は平均約13.8万円と、昨年から1.5万円ほど増額しています。内訳を見ると、海外旅行については大きな変化はないものの、国内旅行で5,000円ほど増加しています。「円安で海外は難しいが、その分国内旅行で少し奮発したい」という心理もあるのかもしれません。
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◆中高年層には「モデルコース」需要が高い
最後に、消費者のオンライン上の行動ログデータを使用して、「観光」と掛け合わせて検索されたワードの、検索者属性別マップ(縦軸:年齢、横軸:性別)を作成しました。マップを見ると、中高年男性では「ランキング」が、中高年女性では「日帰り」「バス」がよく検索されていることがわかります。中高年層では「マップ」「地図」「モデルコース」「車」なども「観光」とよく掛け合わせられており、ドライブ需要の高さや、自分でこだわりをもって行き先を調べるよりも、モデルコースに準じて旅行したいといった需要がうかがえます。一方、若年女性では「韓国」「子連れ」といったワードが特徴的であり、韓国美容やK-POPに対する関心の高さや、子連れでも楽しめる旅行へのニーズが見て取れます。
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◆マーケターのためのリサーチエンジン「Dockpit」について
「Dockpit」は、限られた時間でたくさんの情報を必要とするマーケターが分析したいキーワードやサイトURL、業界を入力するだけで、競合調査、業界分析、トレンド把握を可能にしたマーケティングツールです。
ヴァリューズが独自保有している、国内250万人規模の消費者モニター会員のWeb行動ログデータから、マーケティングに必須の3C(自社・競合・競合)を手軽に分析することができます。また直感的なUIを採用したダッシュボードで、ひと目で網羅できるデータを閲覧しながら、誰でも簡単にデータ分析をはじめることが可能です。膨大なデータを分かりやすくサマリ表示しており、概観を把握した後は気になる部分を深掘り分析していくことで、リサーチの時間とコストを大幅に削減します。
2021年からは無料版の提供も開始しています。
https://www.valuesccg.com/dockpit/
◆株式会社ヴァリューズについて
株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。250万人規模の一般インターネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用したサービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。
所在地 : 東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂5F
代表者 : 代表取締役社長 辻本 秀幸
事業内容: 経営に関するコンサルティング及び成長支援事業
インターネット行動ログ分析事業 (ビッグデータ解析事業)
IT先端技術を駆使した”売れる仕組み”構築事業
設立 : 2009年9月30日
資本金 : 1億円
URL : https://www.valuesccg.com/