中国人海外旅行者、引き続き大幅な増加を記録
[15/07/16]
提供元:PRTIMES
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Hotels.com の最新の「Chinese International Travel Monitor (CITM)」によると、若いミレニアル世代の旅行者と富裕旅行者の増加により、中国人海外旅行者の数は20%増加し1億700万人に
中国人旅行者が今後12ヶ月以内に訪れたい国のトップ3はオーストラリア、日本、フランス。欧州圏内ではフランスが人気No.1
中国人旅行者が一度は訪れたい中国国外の名所のトップ3は大ピラミッド、富士山、エッフェル塔
モバイル機器、デスクトップパソコン、ノートパソコンなどのインターネット電子機器を旅行の計画や予約に使った中国人旅行者は、2013年の53%から2014年は80%に上昇
最近地元で中国人観光客をよく見かけるようになったと感じていたら、それは間違いではありません。オンラインホテル予約サイト世界最大手のHotels.comによると、中国人旅行者は世界的に急増を続けており、2014年は前年から20%増加して1億700万人に達し[1]、今後も増加を続けると思われます。さらに、若い世代で主体性があり、テクノロジーに詳しく経済的に余裕のある中国人旅行者が増えています。
以下の表は、今後1年間に多数の中国人旅行者が見込まれている国を示しています。オーストラリア、日本、フランスが、今後12ヶ月以内に最も行ってみたい国のトップ3に挙がっています。
中国人旅行者が今後12ヶ月以内に行ってみたい国トップ10
1. オーストラリア
2. 日本
3. フランス
4. 香港
5. 韓国
6. アメリカ
7. モルディブ
8. ドイツ
9. タイ
10. 台湾
■旅行者、ホテル従業員、他社データに基づく信頼性の高い調査レポート
中国人海外旅行者3,000人以上と世界各国のホテルで働く従業員1,500人を対象にHotels.comが毎年行なっているCITM調査から、中国本土在住の中国人海外旅行者の増加傾向や中国人海外旅行者の増加が世界の旅行産業に与えている影響を伺い知ることができます。
今回の調査では、驚くべき結果が明らかになりました。ある予測によると[2]、中国人旅行者の数は今後4年間で約1億7,400万人に達し、年間の海外旅行消費額はおよそ2,640億ドルにのぼると見られています。この額は、シンガポールなどの先進国のGDP[3]とほぼ同等になります。
■一度は訪れてみたい名所
中国人旅行者が一度は訪れてみたいと思っている人気の中国国外の名所は、エジプトのギザの大ピラミッド、日本の富士山、パリのエッフェル塔でした。
中国人旅行者が一度は訪れてみたい中国国外の名所トップ5
1. ギザの大ピラミッド(エジプト)
2. 富士山(日本)
3. エッフェル塔(フランス‐パリ)
4. ヴェルサイユ宮殿(フランス‐パリ)
5. ベニス(イタリア)
■最も温かく歓迎してくれる国
中国人旅行者は最も温かく歓迎してくれる国は韓国と回答しており、2位はタイ、3位は日本でした。
中国人旅行者を歓迎してくれる国トップ10
1. 韓国
2. タイ
3. 日本
4. シンガポール
5. モルディブ
6. 香港
7. 台湾
8. フランス
9. オーストラリア
10. マカオ
Hotels.comの副社長兼アジア・パシフィック経営責任者アビラム・チャウドリーは、次のように述べています。「今年の調査結果は改めて、中国の海外旅行市場に秘められている可能性は非常に高く、世界の旅行産業は最大限の努力をして中国人旅行者の要望に応え、彼らに合ったサービスを提供する必要があることを示しています。中国人旅行者は、旅をすることを心から楽しんでいます。彼らは若く、主体性があり、テクノロジーに詳しく、喜んで旅行に費用をかけています。そして、自分達が望んでいるものをはっきりと分かっているのです」。
「中国人旅行者は、旅をすることを心から楽しんでいます。彼らは若く、主体性があり、テクノロジーに詳しく、喜んで旅行に費用をかけています。そして、自分達が望んでいるものをはっきりと分かっているのです。」
Hotels.com副社長兼アジア・パシフィック経営責任者
アビラム・チャウドリー
■その他の主な調査結果
2014年の中国人海外旅行者の1日あたりの平均消費額は64,652円(宿泊費含む)で、主な出費内容は買い物、食事、観光でした。中国人海外旅行者のうち、1日あたりの消費額上位10%の平均額は268,410円となっており、中国人海外旅行者全体の平均額の4倍でした。しかし、上位5%の消費額はその比ではなく、406,427円と、中国人海外旅行者全体の平均額の6倍以上にのぼりました。
Hotels.comの予約データによると、2014年にニュージーランド、スウェーデン、アルゼンチンで最も多く宿泊費を支払ったのは中国人旅行者でした。
Hotels.comのCITM調査により、Y世代(18〜35歳のいわゆる「ミレニアル世代」)の旅行者が影響力を増していることが明らかになりました。今回アンケートに回答したホテルの従業員の59%が、35歳以下のゲストはこの1年で増加し、今後も増加が続くと見込んでいると回答しました。中国人旅行者の増加は特にアジア・パシフィック地域で著しく、78%のホテル従業員が中国人旅行者の数は増加したと回答しました。
2013年の調査では、旅行の計画や予約にモバイル機器、デスクトップパソコン、ノートパソコンなどのインターネット機器を使用した中国人旅行者は53%でしたが、2014年は80%に増加しました。中国人海外旅行者の半数はスマートフォンアプリを使って旅行の計画や予約を行なっており、昨年の17%から増加しました。
レポートの全容は、www.CITM2015.comをご覧ください。
特に記載がない限り人民元から日本円に換算されています。
2015年4月30日現在のレート:1人民元=19.45円。
■「Chinese International Travel Monitor (CITM)」について
Hotels.com の「Chinese International Travel Monitor (CITM)」は、中国人海外旅行者と世界のホテルパートナーへのアンケート結果、Hotels.comの独自データおよびその他リサーチに基づいて作成されています。
中国人海外旅行者向けの調査は、市場調査・グローバルマーケット情報・企業分析の世界のトップ企業であるIPSOSを通じ、中国本土在住の中国人3,000人を対象に2015年5月に行われました。年齢、性別、地域などの人口統計データに最小しきい値を設け、代表サンプルを使ってサブグループごとの分析ができるようにしました。アンケートの設問は、旅行時の行動から予約方法、宿泊施設の選択など多岐に渡っています。
ホテルの従業員向けの調査は、Hotels.comの世界のホテルパートナー1,500人を対象に2015年5月に実施されました。回答者の国籍は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、コロンビア、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、インド、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、英国、米国となっています。
■Hotels.comについて
Hotels.com (http://jp.hotels.com) は、国際的ホテルチェーンからオールインクルーシブリゾート、その土地で人気のホテル、B&Bまで、世界中の施設予約と希望通りの滞在を叶えるための情報提供を行う世界最大手のオンライン宿泊予約サイトで、Hotels.com, L.P.が運営しています。モバイルおよびタブレット用アプリはhttp://jp.hotels.com/otoku-joho/mobile_jp/ より ダウンロードでき、外出先からも20,000軒の直前割引施設を予約することができます。
[1] http://www.travelchinaguide.com/tourism/
[2] http://www.chinatravelnews.com/article/90046
[3] http://www.heritage.org/index/explore?view=by-variables