【ムービープラス】〜池田理代子が人生と映画について語る〜 理想の生き方を教えてくれた衝撃の映画とは?「この映画が観たい」 ムービープラスで6月放送
[17/05/30]
提供元:PRTIMES
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CS映画専門チャンネル「ムービープラス」(ジュピターエンタテインメント(株)、東京都千代田区、代表取締役社長:寺嶋博礼)で放送中のオリジナル番組「この映画が観たい」は、様々な分野で活躍する著名人の方々にかけがえのない“映画体験”と、それにまつわる人生の様々なエピソードをお聞きする番組です。6月は、漫画家デビュー50周年を迎えた漫画家・声楽家の池田理代子さんが登場。彼女がセレクトした映画「わが命つきるとも」「未知への飛行」「ソイレント・グリーン」 「ドイツ・青ざめた母」 「人間の値打ち」について、番組で熱く語っていただきました。
[画像: https://prtimes.jp/i/7517/202/resize/d7517-202-532617-0.jpg ]
<池田理代子さん収録インタビュー>
高校生の頃、先輩に連れて行かれて観た「わが命つきるとも」に衝撃を受けました。それまでの私は、人間は嫉妬深く、隣人を殺したり自然を壊したり、地球にとって迷惑でどうしようもない存在だと思っていました。でもこの映画のように、自分の信念のために地位も名誉も捨てて、命までも差し出すような生き方もあるんだなと思いました。私にとって、この映画の主人公トマス・モアの生き方は理想です。自分も彼のように生きようと思ったんです。
食べていくために漫画を描き始め、大学一年生で雑誌デビューを経て24歳の時に「ベルサイユのばら」の連載が始まりました。ヒットしなければ打ち切ると言われていたので、絶対にヒットするという確信を持って描いていましたが、当時は女性は結婚して家庭に入ることが普通だったので、世間から批判されることもありました。でも、自分のやりたいことをやっていたので辛くはなかったです。世間なんて100人が良いと言えば、100人が悪いと言うもの。エゴサーチをしてネットで自分の悪口を見て落ち込んでいる人がいるけれど、私はそんなものは見ないほうがいいわよって思うんです。
「ドイツ・青ざめた母」は、普通のドイツ人が、いかにして第二次世界大戦を生き抜いてきたかを描いている衝撃的な作品です。ドイツ人は加害者という立場で描かれることが多いですが、彼らも戦争の被害者であることがとてもよく分かる、ドイツ人のブラームス監督ならではの力作です。今回オールタイム・ベストを選ぶにあたり「ソフィーの選択」と迷ったんですが、ドイツ人が描くドイツの作品ということでこちらを選ばせていただきました。手塚治虫先生は、こんなことをおっしゃっていました。例えば子供なんかは蜘蛛の巣にかかっていた蝶々を逃がしてあげたかと思うと、つかまえて羽をむしったりする。人間は、そういう優しさと残酷さの両方を持っている存在だと。自分が絶対に正しいとか、善だとか思っている人が多いですけれど、そんなことはないんです。私は、自分の中にそういう感情があるということをもっと感じたほうがいいと思います。そんなことを考えさせてくれた大切な映画です。
そのほか、映画が自身の作品に与えた影響や、今年連載開始より45周年を迎え、日本の漫画史上に燦然と輝く不朽の名作「ベルサイユのばら」に関するお話など、貴重なエピソードがたくさん飛び出した番組「この映画が観たい#45 〜池田理代子のオールタイム・ベスト〜」。ぜひムービープラスでご覧ください。
女性チャンネル♪LaLa TVでは、6月から2ヶ月連続で45周年記念「ベルサイユのばら」特集を放送します。
(http://www.lala.tv/the_rose_of_versailles/)こちらも、あわせてお楽しみください。
「この映画が観たい#45 〜池田理代子のオールタイム・ベスト〜」
初回放送:6月5日(月)23:00〜23:30
再放送:6月8日(木)11:15〜11:45、15日(木)18:30〜19:00、23日(金)11:00〜11:30、27日(火)18:15〜18:45
池田理代子 プロフィール
1947年大阪府生まれ。1967年に、「バラ屋敷の少女」で漫画家デビュー。1972年に連載がスタートした「ベルサイユのばら」が大ヒット。1975年には「オルフェウスの窓」の連載を開始し、1980年に同作品で日本漫画家協会賞で優秀賞を受賞。1995年に東京音楽大学声楽科に入学。1999年に大学を卒業後、コンサート出演や講演会などでも精力的に活動を始める。2009年には、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエが授与された。2017年は漫画家デビュー50周年&「ベルサイユのばら」45周年のメモリアルイヤーとなり、個展の開催や期間限定カフェがオープンするなど話題沸騰中。現在も、漫画家のみならず、声楽家としても活躍している。
7月は、[Alexandros]の川上洋平さんが登場します。ご期待ください。
「この映画が観たい」公式ページ http://www.movieplus.jp/guide/mybest/
ムービープラス(ジュピターエンタテインメント株式会社、代表取締役社長:寺嶋博礼)は、今年開局28年目を迎えた日本最大級の映画チャンネルです。ハリウッドのヒット作をはじめとする国内外の選りすぐりの映画、映画祭、最新映画情報を放送し、J:COMなど全国のケーブルテレビやスカパー!、IP放送を通じ、約720万世帯のお客様にご覧いただいています。 URL: http://www.movieplus.jp
[画像: https://prtimes.jp/i/7517/202/resize/d7517-202-532617-0.jpg ]
<池田理代子さん収録インタビュー>
高校生の頃、先輩に連れて行かれて観た「わが命つきるとも」に衝撃を受けました。それまでの私は、人間は嫉妬深く、隣人を殺したり自然を壊したり、地球にとって迷惑でどうしようもない存在だと思っていました。でもこの映画のように、自分の信念のために地位も名誉も捨てて、命までも差し出すような生き方もあるんだなと思いました。私にとって、この映画の主人公トマス・モアの生き方は理想です。自分も彼のように生きようと思ったんです。
食べていくために漫画を描き始め、大学一年生で雑誌デビューを経て24歳の時に「ベルサイユのばら」の連載が始まりました。ヒットしなければ打ち切ると言われていたので、絶対にヒットするという確信を持って描いていましたが、当時は女性は結婚して家庭に入ることが普通だったので、世間から批判されることもありました。でも、自分のやりたいことをやっていたので辛くはなかったです。世間なんて100人が良いと言えば、100人が悪いと言うもの。エゴサーチをしてネットで自分の悪口を見て落ち込んでいる人がいるけれど、私はそんなものは見ないほうがいいわよって思うんです。
「ドイツ・青ざめた母」は、普通のドイツ人が、いかにして第二次世界大戦を生き抜いてきたかを描いている衝撃的な作品です。ドイツ人は加害者という立場で描かれることが多いですが、彼らも戦争の被害者であることがとてもよく分かる、ドイツ人のブラームス監督ならではの力作です。今回オールタイム・ベストを選ぶにあたり「ソフィーの選択」と迷ったんですが、ドイツ人が描くドイツの作品ということでこちらを選ばせていただきました。手塚治虫先生は、こんなことをおっしゃっていました。例えば子供なんかは蜘蛛の巣にかかっていた蝶々を逃がしてあげたかと思うと、つかまえて羽をむしったりする。人間は、そういう優しさと残酷さの両方を持っている存在だと。自分が絶対に正しいとか、善だとか思っている人が多いですけれど、そんなことはないんです。私は、自分の中にそういう感情があるということをもっと感じたほうがいいと思います。そんなことを考えさせてくれた大切な映画です。
そのほか、映画が自身の作品に与えた影響や、今年連載開始より45周年を迎え、日本の漫画史上に燦然と輝く不朽の名作「ベルサイユのばら」に関するお話など、貴重なエピソードがたくさん飛び出した番組「この映画が観たい#45 〜池田理代子のオールタイム・ベスト〜」。ぜひムービープラスでご覧ください。
女性チャンネル♪LaLa TVでは、6月から2ヶ月連続で45周年記念「ベルサイユのばら」特集を放送します。
(http://www.lala.tv/the_rose_of_versailles/)こちらも、あわせてお楽しみください。
「この映画が観たい#45 〜池田理代子のオールタイム・ベスト〜」
初回放送:6月5日(月)23:00〜23:30
再放送:6月8日(木)11:15〜11:45、15日(木)18:30〜19:00、23日(金)11:00〜11:30、27日(火)18:15〜18:45
池田理代子 プロフィール
1947年大阪府生まれ。1967年に、「バラ屋敷の少女」で漫画家デビュー。1972年に連載がスタートした「ベルサイユのばら」が大ヒット。1975年には「オルフェウスの窓」の連載を開始し、1980年に同作品で日本漫画家協会賞で優秀賞を受賞。1995年に東京音楽大学声楽科に入学。1999年に大学を卒業後、コンサート出演や講演会などでも精力的に活動を始める。2009年には、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエが授与された。2017年は漫画家デビュー50周年&「ベルサイユのばら」45周年のメモリアルイヤーとなり、個展の開催や期間限定カフェがオープンするなど話題沸騰中。現在も、漫画家のみならず、声楽家としても活躍している。
7月は、[Alexandros]の川上洋平さんが登場します。ご期待ください。
「この映画が観たい」公式ページ http://www.movieplus.jp/guide/mybest/
ムービープラス(ジュピターエンタテインメント株式会社、代表取締役社長:寺嶋博礼)は、今年開局28年目を迎えた日本最大級の映画チャンネルです。ハリウッドのヒット作をはじめとする国内外の選りすぐりの映画、映画祭、最新映画情報を放送し、J:COMなど全国のケーブルテレビやスカパー!、IP放送を通じ、約720万世帯のお客様にご覧いただいています。 URL: http://www.movieplus.jp