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フルオーケストラなどの楽譜を効率的に編集し本格的な印刷譜の作成も可能 スタインバーグ ソフトウェア『Dorico Pro』『Dorico Elements』 直感的なワークフローとシンプルな入力を実現

株式会社ヤマハミュージックジャパン(注1)は、Steinberg Media Technologies GmbH(注2、以下、スタインバーグ社)が開発した、楽譜作成ソフトウェア『Dorico(ドリコ)Pro』および『Dorico Elements』を5月31日に発売します。




[画像1: https://prtimes.jp/i/10701/208/resize/d10701-208-862803-0.jpg ]



<価格と発売日>
品名:
スタインバーグ ソフトウェア『Dorico Pro』

品番/価格/発売日:
DORICO PRO /R(通常版)/オープンプライス/5月31日
DORICO PRO CG /R(クロスグレード 通常版)/オープンプライス/5月31日
DORICO /E(アカデミック版)/オープンプライス/5月31日
DORICO PRO CG /E(クロスグレード アカデミック版)/オープンプライス/5月31日

品名:
スタインバーグ ソフトウェア『Dorico Elements』

品番/価格/発売日:
DORICO EL /R(通常版)/オープンプライス/5月31日
DORICO EL /E(アカデミック版)/オープンプライス/5月31日


*1 クロスグレード版は、FinaleまたはSibeliusのフルリテール版の正規ユーザー様を対象とします。下位グレード版のFinale PrintMusicまたはSibelius First、Sibelius Studentのユーザー様は対象外です。
*2 アカデミック版は、学生、学校教員の皆様向けの優待販売版です。ご発注の際には、学生証、教員証等のコピーが必要となります。


◎ アップデート・アップグレードについて
「Dorico」および『Dorico Elements』からのアップデート・アップグレードは、Steinberg Online Shopにてお買い求めいただけます。詳しくは、Steinberg Online Shopをご参照ください。
https://www.steinberg.net/jp/shop/
◎ 特別優待期間(Grace Period:グレースピリオド)について
2018年5月2日以降に「Dorico」をアクティベートした方は、MySteinbergを通じて無償で『Dorico Pro』を入手いただけます。詳細はスタインバーグサイトにてご案内いたします。
◎ スタインバーグ サイト
http://japan.steinberg.net/


<製品の概要>
『Dorico Pro』『Dorico Elements』は、直感的なワークフローと美しい楽譜印刷によって、作曲・編曲・演奏に集中したいというニーズに応える本格的な楽譜作成ソフトウェアです。シンプルで無駄のないユーザーインターフェース、ショートカットキーによる入力と編集、柔軟なページレイアウト機能、複数の楽曲・楽章を一元管理できる「フロー」により、効率よく快適に楽譜を作成できます。また、スタインバーグの音楽制作用DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase」や「Nuendo」と同じオーディオエンジンやビデオエンジン、「HALion Sonic SE」「HALion Symphonic Orchestra*」による1,500以上の音色、30種類のエフェクトプラグインを搭載しているので、高品質・高音質で再生することもできます。

『Dorico Pro』はプロフェッショナルなニーズに応えるフルスペック版、『Dorico Elements』は『Dorico Pro』で採用した機能から厳選して搭載したバージョンです。

※『Dorico Pro』のみ同梱


詳細は以下の通りです。


<『Dorico Pro』主な特長>
1.無駄のないワークフローとプロジェクト管理機能
『Dorico Pro』は、単一ディスプレイのノートパソコンでも効率的に使用できるように設計され、ソナタ、交響曲、歌集、ミュージカル、オペラなど、複数の楽章で構成される音楽をシンプルに編集できます。各プロジェクトファイルには、「フロー」と呼ばれる独立した楽譜を必要なだけ含むことが可能で、各フローでは、記譜、配置、および処理を個別に行うことで、複雑な楽譜でも簡単に作成できます。また、複数のフローを使用した楽器パートの作成も可能です。新バージョンでは、即興による伴奏を表す「リズムスラッシュ」や小節反復記号の記譜、反復再生に対応し、より快適な楽譜作成環境を実現しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/10701/208/resize/d10701-208-308561-1.jpg ]

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2.大規模なオーケストラ楽譜をスムーズに作成できる基本性能
『Dorico Pro』は、64 ビットコンピューターを想定した、高性能 CPU のマルチコアを活かした完全なマルチスレッド化により、お使いのシステムの処理能力を余すところなく発揮します。大規模なオーケストラ用の長大な楽譜を入力するときも、単一の楽器用の楽譜を作成するのと同様にすばやく入力でき、プロジェクトが大きくなってもパフォーマンスが低下せず、画素密度の高い高解像度ディスプレイでも、なめらかに楽譜をスクロールできます。
また、DAWソフトウェア「Nuendo 8」や「Cubase 9.5」に搭載されているビデオエンジンを新たに継承しています。専用のビデオウィンドウによる動画の再生や、再生モードでのサムネイル表示に対応し、アクション上の重要なポイントでは、タイムコードのマーカーを入力することで、動画ファイルに同期した楽譜作成が可能です。
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3.柔軟な入力および素早いアレンジにも対応する編集機能
インターフェースには「設定」「記譜」「浄書」「再生」「印刷」の5つのモードがあり、ツールバーから1クリックでアクセス可能です。ウィンドウの左右と下部には折りたたみ式パネルがあり、ディスプレイ上に大きく楽譜を表示したい時は、1クリック、またはキーボードショートカットでパネルを非表示にできます。
ウィンドウ設定をプロジェクトごとに記憶し、作業を再開するたびに復元されるほか、記譜は、単一のキーでデュレーション、臨時記号、アーティキュレーション、および音符のピッチを設定可能です。その他の項目についても Shift と文字キーなど、簡単なキーボードショートカットを使用することで、ほぼ全ての記譜をコンピューターのキーボードだけで入力可能です。また、小節の追加・削除やコピーの作業効率が向上するシステムトラックを新たに採用しました。各種楽器の奏法の編集や新規登録にも対応し、より柔軟な編集ができます。
さらに、楽器編成に応じたパートの振り分けを素早く行うため、元の楽譜より少ない編成で演奏する場合はパートをまとめ (Reduce)、逆に多い編成に振り分ける場合はパートを拡げる (Explode)機能も備えました。元のフレーズをワンステップで複数パートや範囲に複製する「マルチペースト」と相まって、素早いアレンジを実現しています。
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4.新フォントを追加したグラフィックと美しい音符間隔
『Dorico Pro』の中心となる自動浄書エンジンは、世界で最も要求の厳しい楽譜出版社と仕事をしている経験豊富な浄書家の監修の元に開発されており、少ない手間で、優雅で美しい楽譜を作成できます。デフォルトのBravuraフォントの各記号の緻密なデザインから、各記譜要素の正確な配置規則まで、楽譜の外観のすみずみに細心の注意を払っています。明瞭さや読みやすさを損なうことなく、常に美しい一貫性とバランスで音符間隔が設定され、ページ上の間隔が縦方向にも横方向にも美しく配置されるように、組段内の譜表間の距離とページ内の組段間の距離が自動的に調整されます。
また、新たに手書き風のPetalumaフォントが追加され、divisi *1やossia *2の記譜に対応することで、より柔軟で高度な記譜ができるようになりました。

※1:1つの声部を2つに分けること。弦楽器などでは、同じパートの奏者の片方が上の声部、もう片方の奏者が下の声部に、別れて演奏することを指示する記号を指す場合もある。
※2:演奏が困難な箇所に対して、部分的に楽譜を易しく書き換えた部分。


[画像8: https://prtimes.jp/i/10701/208/resize/d10701-208-192121-7.jpg ]


5.フレキシブルなページレイアウト
独自のページレイアウト機能によって、楽譜、テキスト、およびグラフィック用のフレームを、あらゆる種類のプロジェクトに合わせて好きなように配置できます。フレームのプリセット配置をマスターページとして定義しておけば、複数のプロジェクトに繰り返し適用でき、ページサイズが異なる場合でも動的かつ自動的に調整されます。演奏の指示、せりふ用の合図、校訂報告、追加の歌詞などを記入するためのテキストフレームも作成可能です。
複雑なレイアウトをすべて 1 つのアプリケーションで作成できるツールを提供しており、プロジェクトの初期設定とそのあとの改訂の両方について時間を節約することができます。

6.「Cubase」「Nuendo」と同じオーディオエンジンと充実したサウンドコンテンツ
『Dorico Pro』には、DAWソフトウェア「Cubase」や「Nuendo」と同じオーディオエンジンを搭載しています。クリアな 32 ビット浮動小数点解像度と 192kHz のサンプリングレート、「VST 3」に準拠したすべてのバーチャルインストゥルメントとエフェクトをサポートしており、楽譜に記された演奏技法をバーチャルインストゥルメントの再生に簡単にマッピングできる「VST Expression 2」と、ノートごとにエクスプレッションコントロールを行なえる「VST Note Expression」もサポートしています。再生モードでは、ピアノロールとオートメーションレーンを使用して、楽曲のMIDI演奏を編集でき、ミキサーウィンドウでは、再生バランスの調節、チャンネルストリップエフェクトの追加、オーディオ信号のルーティングに加え、オートメーションによりテンポとダイナミクスをコントロールできるようになりました。
楽譜の確認や音楽制作に使用できる「HALion Sonic SE」のサウンドが 1,300 以上含まれているほか、「HALion Symphonic Orchestra」ライブラリーも付属しており、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器と数十種類の演奏技法を含む 100 以上のパッチとコンビネーションを用意しています。また、チャンネルストリップエフェクト、ギターアンプモデリング、「REVerence」コンボリューションリバーブプロセッサーなどを含むエフェクトプラグインが 25種類以上付属しています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/10701/208/resize/d10701-208-518848-8.jpg ]


7.印刷とグラフィックの書き出し
印刷モードでは、お使いのプリンターでプロジェクトをすばやく簡単に印刷できます。また、楽譜を PDF、SVG、および TIFF 形式で書き出すことができ、印刷会社や出版社に渡す楽譜を作成する場合は、ブラックを100% キー (ブラックインク) として指定するモノクロ PDF も作成可能です。さらに、「Cubase」や他のDAWや楽譜作成プログラムから書き出したMusicXMLファイルやMIDIファイルを読み込むこともできます。『Dorico Pro』で開始したプロジェクトをMusicXMLファイルで書き出し、他のアプリケーションに取り込むことも可能です。


<『Dorico Pro』と『Dorico Elements』の違いについて>
『Dorico Elements』は、以下の機能について『Dorico Pro』との違いがあります。

『Dorico Elements』は、最大12のプレーヤーをサポートします。
浄書モードは搭載していません。
「HALion Symphonic Orchestra」はバンドルされず、「HALion Sonic SE Factory Contents」のみです。
キュー音符が記譜できず、キューパネルとポップオーバーは搭載していません。
divisi, ossiaが省略され、微分音は記譜できません。
浄書オプション、記譜オプション、再生オプション、フォントスタイルなど、いくつかのオプションは搭載していません。



<注>
1) 株式会社ヤマハミュージックジャパン
日本国内における楽器・音響機器卸販売および教室事業を行うヤマハ株式会社の100%子会社。
本社:東京都港区。

2) Steinberg Media Technologies GmbH
音楽制作用ソフトウェア等の開発、販売を行うヤマハ株式会社の100%子会社。1984年設立。
本社:独・ハンブルグ市。


スタインバーグ 「Dorico」製品サイト
https://japan.steinberg.net/jp/products/dorico/
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/


※仕様および機能の名称は、予告なく変更することがあります。
※文中の商品名・社名等は、当社や各社の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
 発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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