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ファーウェイ、オープンな光伝送システムの主要技術に関するホワイトペーパーを発表

オープンなネットワークに向け、ノースバウンド・インターフェースのオープン化と標準化が最大限に求められる




ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3月23日、世界最大の光通信展示会Optical Fiber Communication Conference and Exhibition(OFC) 2017(3月21〜23日、米ロサンゼルス)において、オープンな光伝送システムの主要技術に関するホワイトペーパーを発表しました。ファーウェイは本ホワイトペーパーで、オープンなネットワークに向けた業界の喫緊の要件と主要な課題を解説し、制御レイヤにおけるオープンなインターフェースと伝送レイヤでのシステム・インテグレーションの実現を提唱しています。

光ネットワークは、4K/8K映像サービス、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)、クラウド・コンピューティング、5Gなどの新たなサービスやデータセンター・サービスによる需要の増大、さらには絶えず変化するお客様の要求などにより、大きな変化に直面しています。こうしたことから、同ネットワークには柔軟かつインテリジェントで多様なサービス展開を実現するために、高いパフォーマンスと十分なオープン性の実現が求められています。


[画像: https://prtimes.jp/i/7389/211/resize/d7389-211-229867-0.jpg ]


米調査会社のIHSは通信事業者のオープンな回線システムの利用意向に関する調査を実施しました。この調査の結果、通信業界はオープンなネットワーク・アーキテクチャを求める傾向にあり(上図)、通信事業者は、以下のような理由からネットワークのオープン化を急ピッチで進めなければならない状況にあります。

1.最新テクノロジーの導入
2.ユーザー定義のネットワークによる迅速なサービス・プロビジョニングの実現
3.OPEXの低減

本ホワイトペーパーによれば、光ネットワークは非常に複雑であるため、物理レイヤを完全に開放するとシステム・インテグレーションが難しくなり、システムの安定性が損なわれるおそれがあるだけでなく、伝送性能が劣化しOPEXが増加する可能性があります。通信事業者はまた、ネットワーク全体のパフォーマンスと信頼性を保証する必要があります。

また、ベンダーが光伝送システムの下位レイヤのインテグレーションを実施し、通信事業者が上位レイヤのアプリケーションを制御することができれば、業界のすべてのステークホルダーが最大限に強みを発揮できるほか、通信事業者はシステムの性能や安定性を犠牲にすることなく、ネットワークの自律性を最大化することが可能です。

ファーウェイは既存の規格やテクノロジーに基づき、下位レイヤの伝送システムと上位レイヤの制御システムをつなぐソフトウェア・インターフェースの標準化を推進しています。これによって、異なるベンダーのネットワーク上でサービスを相互に接続・連携させたり、自由に切り離したりすることで、ネットワークのオープン化を実現できます。

オープンなネットワーク・アーキテクチャをベースにしたファーウェイのCloudOptiXソリューションは、マルチベンダーのドメイン間でのサービスの相互接続・連携が可能となり、通信事業者のネットワーク設定の最適化やOPEXの削減を実現します。また、このソリューショでは、電気と光の双方の領域で最新のテクノロジーを統合し、下位レイヤの伝送システムにおいて、信頼性が高く、安定した持続可能な進化を保証します。

また、このソリューションはオープンなネットワーク・エコシステムの構築を加速し、通信事業者によるネットワークの完全なクラウド化を支援します。これによって、デジタル変革を実現し、広帯域と低遅延を特長とするオープンでインテリジェントな将来性の高い伝送ネットワークを構築し、さまざまな新しいネットワーク・サービスに効率的に対応できるようになります。


ホワイトペーパー「Key Technologies in Open Optical Transmission Systems」(英語)は、以下よりご覧いただけます。
http://www-file.huawei.com/~/media/CORPORATE/PDF/white%20paper/key-technologies-in-open-optical-transmission-systems-en.pdf
※本参考資料は2017年3月23日(現地時間)に米国・ロサンゼルスで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
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