2023年誕生の新ユニコーン企業を調査「新ユニコーン 2023」レポートをリリース
[24/02/03]
提供元:PRTIMES
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イシン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:片岡 聡)は、2023年に新たにユニコーンとなったスタートアップの中から注目企業をピックアップした「新ユニコーン2023」をリリースいたしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21299/221/21299-221-ad7997db90ad87da8ffa293343fe2114-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■「新ユニコーン 2023」レポート 入手先
https://blitzportal.com/trend-books/newunicorns2023-MdKRaDX6
2023年のユニコーン企業の動向は?
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21299/221/21299-221-35e5b9d6b89a2a14cc2f68daa99666bf-883x755.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Pitchbook “Unicorn companies tracker (Nov 1, 2023)”
「ユニコーン」とは一般的に評価額が10億ドル以上で概ね設立10年以内の未上場企業、つまり創立後の年数が浅く上場していないにもかかわらず企業価値が高いと評価されているスタートアップを指します。10年前にベンチャーキャピタリストのAileen Lee氏がこの造語を提唱した当時は、こうした企業はごく僅かであり、その希少性から想像上の動物「ユニコーン」に例えたのが由来だそうです。
その後、テクノロジーの発展やスタートアップ投資の活性化に伴い、ユニコーンはそれほど珍しいものではなくなりました。Crunchbaseによると2023年12月時点でその総数は1,490社を超えています*?。また近年では評価額が100億ドル以上の「デカコーン」、1,000億ドル以上の「ヘクトコーン」なども登場するようになりました。近い将来ユニコーンとなると目されている企業は「ネクスト・ユニコーン(Next Unicorn)」や「エマージング・ユニコーン(Emerging Unicorn)」などと呼ばれ、有望なスタートアップのステータスとなっています。
パンデミック下で抑制された経済活動の下支えのための財政刺激や金融緩和政策の影響によって投資活動全般が活発化した結果、ユニコーンの誕生は2021年第1四半期から2022年第1四半期の終わりまでの間に650社を記録してピークを迎えました。その後、マーケットの不透明感やマクロ経済環境の不安定さから投資の手控えが続き、新規ユニコーンの数は激減しています*?。
2023年は中国の「ゼロコロナ政策」の終了を皮切りに、国内では5類感染症への移行、WHO(世界保健機関)による緊急事態宣言の解除などがあり、アフターコロナの新しい経済活動が本格化しました。しかしながら、高インフレの長期化と金融引き締めによるGDP成長率の減速、地震・洪水・山火事などの大規模な自然災害、出口の見えないウクライナ情勢やイスラエルとハマスの衝突、急激に深刻化する政治的分断など、投資を慎重にさせる要素には事欠かない一年でもありました。
一方で、このように厳しい経済の見通しや地政学的な不安定さから全体的に投資に対して消極的な空気が漂うなかでも商機を捉えてユニコーンになった、あるいはIPOに踏み切った企業は注目に値すると言えるでしょう。特に2022年秋から類を見ない勢いで発展を見せた生成AI関連スタートアップの躍進には目を見張るものがありました。2023年3月、Bill Gates氏が自身のブログ*?で「これまでの人生で革命的だと感じた技術デモは2つ。1つはGUIでもう1つはChat GPT。AIの進歩は、マイクロプロセッサ、PC、インターネット、携帯電話の誕生と同じくらい根本的なものである」と述べているように、今後のAIの社会実装の方向性や勢いが気になるところです。
*1 Crunchbase “The Crunchbase Unicorn Board (Dec 10, 2023)”
*2 CB Insights “Has the global unicorn club reached its peak?”
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21299/221/21299-221-64a25620385be5d8e950ad0d4301cd89-880x583.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Crunchbase “The Crunchbase Unicorn Board (Dec 10, 2023)” を参考にBLITZ Portalが作成
さて、2023年12月現在、ユニコーンの本社所在地は米国が728社と圧倒的に多く、次に273社の中国、86社のインドが続き、イギリス、ドイツ、フランスのヨーロッパ勢が僅差でその後を追っています(右図参照)。国内に目を向けますと、スタートアップへの投資額や起業家の絶対数が少ないことを背景に、ユニコーンは14社程度に留まっているのが現状です。政府は日本が目指す新たな社会Society 5.0の実装への取り組みの一貫として、「2023年までにユニコーンあるいは創業10年未満の上場ベンチャー企業を20社創出する」という目標を掲げており(未来投資戦略2018)、海外進出支援プログラム(J-Startup)や起業家とスタートアップの成長支援、海外起業家の呼び込みなどの活動を実施しています。また、日本経済団体連合会も2022年の『スタートアップ躍進ビジョン』で「2027年までにユニコーン企業を約100社にする」という目標を打ち出しており、今後の動きに注目したいところです。
本レポートでは、来たる2024年を見据え、厳しい状況下でも企業価値を高め、新たにユニコーンとなった企業を四半期毎に2023年を振り返りつつ紹介いたします。また後半では、「ネクスト・ユニコーン」と2023年に話題となったIPO企業についても紹介いたします。
*3 Gates Note “The Age of AI has begun (March 21, 2023)”
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21299/221/21299-221-6cceff0ecd1d9e3399227ced50e6181d-1600x900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■「新ユニコーン 2023」レポート 入手先
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■イノベーション情報メディア「TECHBLITZ」とは?
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「TECHBLITZ」は、世界のスタートアップエコシステムと日本をつなぐことをミッションに活動している日系テックメディアです。最新の世界のスタートアップ情報や各国のエコシステムの動向、日本企業のオープンイノベーション活動を取材し、記事やレポートで情報を発信しています。また、メディアならではの知見とネットワークを活かし、日本企業向けイノベーション情報ポータル「BLITZ Portal」の運営や、各種イノベーション支援をおこなっています。
■【無料で検索】世界のスタートアップ情報を日本語で検索
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【会社概要】
Ishin Group
会社名 :イシン株式会社
代表取締役会長:明石 智義
代表取締役社長:片岡 聡
所在地 :東京都新宿区新宿6-28-7 新宿イーストコート7F
設立 :2005年4月
URL :https://www.ishin1853.co.jp/
Ishin USA
会社名 :Ishin USA, Inc.
CEO :岩下 友揮
所在地 :3031 TISCH WAY, SUITE 110, SAN JOSE, CA 95128
URL :https://techblitz.com
【本件に関するお問い合わせ先】
イシン株式会社 グローバルイノベーション事業部
TEL:03-5291-1580(代表) Email:info@techblitz.com
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2023年のユニコーン企業の動向は?
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「ユニコーン」とは一般的に評価額が10億ドル以上で概ね設立10年以内の未上場企業、つまり創立後の年数が浅く上場していないにもかかわらず企業価値が高いと評価されているスタートアップを指します。10年前にベンチャーキャピタリストのAileen Lee氏がこの造語を提唱した当時は、こうした企業はごく僅かであり、その希少性から想像上の動物「ユニコーン」に例えたのが由来だそうです。
その後、テクノロジーの発展やスタートアップ投資の活性化に伴い、ユニコーンはそれほど珍しいものではなくなりました。Crunchbaseによると2023年12月時点でその総数は1,490社を超えています*?。また近年では評価額が100億ドル以上の「デカコーン」、1,000億ドル以上の「ヘクトコーン」なども登場するようになりました。近い将来ユニコーンとなると目されている企業は「ネクスト・ユニコーン(Next Unicorn)」や「エマージング・ユニコーン(Emerging Unicorn)」などと呼ばれ、有望なスタートアップのステータスとなっています。
パンデミック下で抑制された経済活動の下支えのための財政刺激や金融緩和政策の影響によって投資活動全般が活発化した結果、ユニコーンの誕生は2021年第1四半期から2022年第1四半期の終わりまでの間に650社を記録してピークを迎えました。その後、マーケットの不透明感やマクロ経済環境の不安定さから投資の手控えが続き、新規ユニコーンの数は激減しています*?。
2023年は中国の「ゼロコロナ政策」の終了を皮切りに、国内では5類感染症への移行、WHO(世界保健機関)による緊急事態宣言の解除などがあり、アフターコロナの新しい経済活動が本格化しました。しかしながら、高インフレの長期化と金融引き締めによるGDP成長率の減速、地震・洪水・山火事などの大規模な自然災害、出口の見えないウクライナ情勢やイスラエルとハマスの衝突、急激に深刻化する政治的分断など、投資を慎重にさせる要素には事欠かない一年でもありました。
一方で、このように厳しい経済の見通しや地政学的な不安定さから全体的に投資に対して消極的な空気が漂うなかでも商機を捉えてユニコーンになった、あるいはIPOに踏み切った企業は注目に値すると言えるでしょう。特に2022年秋から類を見ない勢いで発展を見せた生成AI関連スタートアップの躍進には目を見張るものがありました。2023年3月、Bill Gates氏が自身のブログ*?で「これまでの人生で革命的だと感じた技術デモは2つ。1つはGUIでもう1つはChat GPT。AIの進歩は、マイクロプロセッサ、PC、インターネット、携帯電話の誕生と同じくらい根本的なものである」と述べているように、今後のAIの社会実装の方向性や勢いが気になるところです。
*1 Crunchbase “The Crunchbase Unicorn Board (Dec 10, 2023)”
*2 CB Insights “Has the global unicorn club reached its peak?”
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21299/221/21299-221-64a25620385be5d8e950ad0d4301cd89-880x583.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Crunchbase “The Crunchbase Unicorn Board (Dec 10, 2023)” を参考にBLITZ Portalが作成
さて、2023年12月現在、ユニコーンの本社所在地は米国が728社と圧倒的に多く、次に273社の中国、86社のインドが続き、イギリス、ドイツ、フランスのヨーロッパ勢が僅差でその後を追っています(右図参照)。国内に目を向けますと、スタートアップへの投資額や起業家の絶対数が少ないことを背景に、ユニコーンは14社程度に留まっているのが現状です。政府は日本が目指す新たな社会Society 5.0の実装への取り組みの一貫として、「2023年までにユニコーンあるいは創業10年未満の上場ベンチャー企業を20社創出する」という目標を掲げており(未来投資戦略2018)、海外進出支援プログラム(J-Startup)や起業家とスタートアップの成長支援、海外起業家の呼び込みなどの活動を実施しています。また、日本経済団体連合会も2022年の『スタートアップ躍進ビジョン』で「2027年までにユニコーン企業を約100社にする」という目標を打ち出しており、今後の動きに注目したいところです。
本レポートでは、来たる2024年を見据え、厳しい状況下でも企業価値を高め、新たにユニコーンとなった企業を四半期毎に2023年を振り返りつつ紹介いたします。また後半では、「ネクスト・ユニコーン」と2023年に話題となったIPO企業についても紹介いたします。
*3 Gates Note “The Age of AI has begun (March 21, 2023)”
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「TECHBLITZ」は、世界のスタートアップエコシステムと日本をつなぐことをミッションに活動している日系テックメディアです。最新の世界のスタートアップ情報や各国のエコシステムの動向、日本企業のオープンイノベーション活動を取材し、記事やレポートで情報を発信しています。また、メディアならではの知見とネットワークを活かし、日本企業向けイノベーション情報ポータル「BLITZ Portal」の運営や、各種イノベーション支援をおこなっています。
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【会社概要】
Ishin Group
会社名 :イシン株式会社
代表取締役会長:明石 智義
代表取締役社長:片岡 聡
所在地 :東京都新宿区新宿6-28-7 新宿イーストコート7F
設立 :2005年4月
URL :https://www.ishin1853.co.jp/
Ishin USA
会社名 :Ishin USA, Inc.
CEO :岩下 友揮
所在地 :3031 TISCH WAY, SUITE 110, SAN JOSE, CA 95128
URL :https://techblitz.com
【本件に関するお問い合わせ先】
イシン株式会社 グローバルイノベーション事業部
TEL:03-5291-1580(代表) Email:info@techblitz.com