アクセンチュア最新調査――77%の日本企業が、人工知能をビジネス全体で活用しなければ著しい業績低下の可能性があると認識
[19/12/19]
提供元:PRTIMES
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AIをビジネス全体に導入している企業はROIが高く、競争に打ち勝つ俊敏性も備えていることが明らかに
【ニューヨーク発:2019年11月14日】アクセンチュア(NYSE: ACN)の最新調査によると、日本企業の経営幹部の77%(グローバル全体では75%)が、人工知能(AI)をビジネス全体に積極的に導入しなければ、2025年までに著しく業績が低下するリスクがあると考えていることが明らかになりました。
アクセンチュアのレポート「AI: Built to Scale(ビジネス全体でAIを活用する) www.accenture.com/AIBuiltToScale 」は、企業のAI導入について、日本を含む世界12カ国16の業界にわたる企業の経営幹部1,500人への調査を基に、アクセンチュア ストラテジーとアクセンチュア アプライド・インテリジェンスが共同で作成したものです。
本調査によると、グローバル全体で経営幹部の84%がAIの幅広い活用はビジネス戦略に不可欠であると考えています。しかし、単なる試験導入ではなく、AI機能を本格的に備えた組織の構築を実現している企業はわずか16%に留まっています。そして、この16%のトップ企業は、その他の企業と比べてAI投資から3倍近い投資対効果を得ていることも明らかになりました。
本調査では、AIの本格導入に成功したトップ企業の特長として、強固なデータ基盤、複数の専任AIチームの存在、経営幹部による戦略的かつ本格的なAI導入に対するコミットメントの3要素を挙げています。これらの企業は、他企業と比べて2倍近くの実証実験を実施し、はるかに早いペースでAIの本格導入を進めています。しかも、AIへの注力が必ずしも支出拡大につながるわけではなく、トップ企業はそうでない企業に比べ、実証実験や本格導入におけるAIへの投資レベルが低いことが明らかになりました。
アクセンチュア ストラテジーのマネジング・ディレクターであるアテナ・ライリ(Athena Reilly)は次のように述べています。「あらゆる業界・規模の企業が成長のためだけでなく、社会から必要とされる存在であり続けるために、AIを幅広く活用しなければならないと認識しています。しかし、大半の企業は依然として、AIによって企業の競争力( https://www.accenture.com/jp-ja/insights/competitive-agility-index )を高め、最大のROIを引き出すことに苦戦しています。アクセンチュアでは、データ、戦略、人材という基本事項から着手することが重要だと考えています。」
本調査によると、ほぼすべての企業(95%)が、AIを本格活用するための基盤としてデータの重要性を指摘しており、なかでもトップ企業はデータ資産を適切に管理し、AI施策に活用できる環境を整えています。また、トップ企業はデータの構造化と管理により精通しており、61%が大規模で正確なデータセットを巧みに利用し、67%が社内外のデータセットを効果的に統合しています。
トップ企業の71%は適切なツールを使ってデータ資産から知見を集めており、またビジネス全体にAIを取り入れるために明確な戦略と運用モデルを最初から整備しています。さらに、67%が持続的な成長に必要な俊敏性を備え、柔軟なビジネスプロセスを導入し、AIアプリケーションを幅広くエコシステムに統合しています。
アクセンチュア アプライド・インテリジェンスの最高アナリティクス責任者兼グローバル・リードであるアシーナ・カニョーラ(Athina Kanioura)博士は次のように述べています。「戦略的な企業は成功を収めるものだと思われるかもしれません。しかし、AIの導入が進むトップ企業とそうではない企業の違いは、戦略的であることだけではなく、意図的にAIを活用していることです。解決すべきビジネス課題を明確化し、戦略的思考に基づいてどのAIツールが適しているのか検証してから、試験導入、そして本格導入を実施しているのです。」
トップ企業に共通するもう1つの特長は、適切な人材を集めていることです。92%の企業は一人のAI専門家に頼るのではなく、分野横断型のチームを組織全体で戦略的に組み込んでいます(日本では68%)。部門を超えたチーム編成によって思考の多様性が担保され、責任あるAI利用の在り方を検討する際などにも有用で、AI導入による価値を最大化することが出来ます。
アクセンチュア ストラテジーのシニア マネジング・ディレクターであるグレッグ・ダグラス(Greg Douglass)は次のように述べています。「AIはもはやバズワードではなく、新しいビジネス価値と競合優位性の源泉になりつつあることが調査によって明らかになりました。画期的な方法でAIを本格導入している企業は、投資から多大な収益を得られるでしょう。経営幹部が初期からAI戦略に携わり、AIによる事業部門やビジネスプロセスの変革を奨励することで、企業はAIから最大の価値を引き出せるようになります。」
本レポートの詳細については、 www.accenture.com/AIBuiltToScale (英語のみ)をご覧ください。
調査方法
アクセンチュアは、AI導入の成功要因を明らかにするため、年間収益10億米ドル以上の企業(日本を含む12カ国16業界)の経営幹部1,500人にアンケートを実施しました。調査は、2019年7月〜8月にかけて行われました。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する49万2,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細は www.accenture.com を、
アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp をご覧ください。
【ニューヨーク発:2019年11月14日】アクセンチュア(NYSE: ACN)の最新調査によると、日本企業の経営幹部の77%(グローバル全体では75%)が、人工知能(AI)をビジネス全体に積極的に導入しなければ、2025年までに著しく業績が低下するリスクがあると考えていることが明らかになりました。
アクセンチュアのレポート「AI: Built to Scale(ビジネス全体でAIを活用する) www.accenture.com/AIBuiltToScale 」は、企業のAI導入について、日本を含む世界12カ国16の業界にわたる企業の経営幹部1,500人への調査を基に、アクセンチュア ストラテジーとアクセンチュア アプライド・インテリジェンスが共同で作成したものです。
本調査によると、グローバル全体で経営幹部の84%がAIの幅広い活用はビジネス戦略に不可欠であると考えています。しかし、単なる試験導入ではなく、AI機能を本格的に備えた組織の構築を実現している企業はわずか16%に留まっています。そして、この16%のトップ企業は、その他の企業と比べてAI投資から3倍近い投資対効果を得ていることも明らかになりました。
本調査では、AIの本格導入に成功したトップ企業の特長として、強固なデータ基盤、複数の専任AIチームの存在、経営幹部による戦略的かつ本格的なAI導入に対するコミットメントの3要素を挙げています。これらの企業は、他企業と比べて2倍近くの実証実験を実施し、はるかに早いペースでAIの本格導入を進めています。しかも、AIへの注力が必ずしも支出拡大につながるわけではなく、トップ企業はそうでない企業に比べ、実証実験や本格導入におけるAIへの投資レベルが低いことが明らかになりました。
アクセンチュア ストラテジーのマネジング・ディレクターであるアテナ・ライリ(Athena Reilly)は次のように述べています。「あらゆる業界・規模の企業が成長のためだけでなく、社会から必要とされる存在であり続けるために、AIを幅広く活用しなければならないと認識しています。しかし、大半の企業は依然として、AIによって企業の競争力( https://www.accenture.com/jp-ja/insights/competitive-agility-index )を高め、最大のROIを引き出すことに苦戦しています。アクセンチュアでは、データ、戦略、人材という基本事項から着手することが重要だと考えています。」
本調査によると、ほぼすべての企業(95%)が、AIを本格活用するための基盤としてデータの重要性を指摘しており、なかでもトップ企業はデータ資産を適切に管理し、AI施策に活用できる環境を整えています。また、トップ企業はデータの構造化と管理により精通しており、61%が大規模で正確なデータセットを巧みに利用し、67%が社内外のデータセットを効果的に統合しています。
トップ企業の71%は適切なツールを使ってデータ資産から知見を集めており、またビジネス全体にAIを取り入れるために明確な戦略と運用モデルを最初から整備しています。さらに、67%が持続的な成長に必要な俊敏性を備え、柔軟なビジネスプロセスを導入し、AIアプリケーションを幅広くエコシステムに統合しています。
アクセンチュア アプライド・インテリジェンスの最高アナリティクス責任者兼グローバル・リードであるアシーナ・カニョーラ(Athina Kanioura)博士は次のように述べています。「戦略的な企業は成功を収めるものだと思われるかもしれません。しかし、AIの導入が進むトップ企業とそうではない企業の違いは、戦略的であることだけではなく、意図的にAIを活用していることです。解決すべきビジネス課題を明確化し、戦略的思考に基づいてどのAIツールが適しているのか検証してから、試験導入、そして本格導入を実施しているのです。」
トップ企業に共通するもう1つの特長は、適切な人材を集めていることです。92%の企業は一人のAI専門家に頼るのではなく、分野横断型のチームを組織全体で戦略的に組み込んでいます(日本では68%)。部門を超えたチーム編成によって思考の多様性が担保され、責任あるAI利用の在り方を検討する際などにも有用で、AI導入による価値を最大化することが出来ます。
アクセンチュア ストラテジーのシニア マネジング・ディレクターであるグレッグ・ダグラス(Greg Douglass)は次のように述べています。「AIはもはやバズワードではなく、新しいビジネス価値と競合優位性の源泉になりつつあることが調査によって明らかになりました。画期的な方法でAIを本格導入している企業は、投資から多大な収益を得られるでしょう。経営幹部が初期からAI戦略に携わり、AIによる事業部門やビジネスプロセスの変革を奨励することで、企業はAIから最大の価値を引き出せるようになります。」
本レポートの詳細については、 www.accenture.com/AIBuiltToScale (英語のみ)をご覧ください。
調査方法
アクセンチュアは、AI導入の成功要因を明らかにするため、年間収益10億米ドル以上の企業(日本を含む12カ国16業界)の経営幹部1,500人にアンケートを実施しました。調査は、2019年7月〜8月にかけて行われました。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する49万2,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細は www.accenture.com を、
アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp をご覧ください。