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スタイリッシュな薄型TV設計を可能にするSound Terminal(R)デジタル・オーディオSoCの新製品を発表




市場をリードするポートフォリオの拡充により、
オン・チップのヘッドホン、ライン、アナログ出力
および安全設計に向けた最高の熱特性を提供し、TVの機能強化をサポート
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エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する
世界的半導体メーカーで、システム・オン・チップ(SoC)の主要サプライヤで
あるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ホーム・
エンタテインメント・アプリケーション向けにSound Terminal(R)デジタル・
オーディオSoCの新製品2品種を発表しました。これらの新製品は、機器の
さらなる小型設計を可能にすると共に、動作時の発熱が小さいため、厳しい製品
安全要件に対応することが可能です。

薄型TVやミュージック・ドック等の革新的なホーム・エンタテインメント機器の
登場により、消費者はオーディオ機器で部屋を埋め尽くさなくても、部屋全体に
広がるオーディオを楽しむことができます。STのSound Terminal ICは、
デジタル・オーディオ処理、スピーカ・ドライバ、およびその他の機能を
1チップに集積し、次世代製品の小型化および薄型化に向けた主導的な役割を
果たしています。iSuppli社の調査によると、Sound Terminal ICは、現在、
全世界で販売されている薄型TVの約30%に使用されています。

新しいSTA381BWおよびSTA381BWSは、薄型TVに最適化されています。
ヘッドフォン・ドライバ出力、ライン・ドライバ出力および独立した
DAコンバータを集約しているため、基板面積のさらなる小型化が可能です。通常、
これらの機能には3個のICを追加する必要があります。DAコンバータを集積する
ことにより、ヘッドフォンや外部回路に接続できるアナログ出力が追加される
だけでなくSTのF3X(R)技術により外部フィルタが簡略化されます。ヘッドフォン・
ドライバと業界標準の2Vppライン出力は直流阻止コンデンサが不要なため、
外付け部品を削減し、基板面積と製造コストを最大限低減します。

さらに、STA381BWおよびSTA381BWSは、高効率、独自の3値PWM変調、および強化
されたパッケージ設計を組み合わせることでクラス最高の熱特性を提供し、動作
温度の低下を実現しています。そのため、熱管理が簡略化され、TV筐体の温度を
UL規格やCE規格といった安全基準へ準拠させることができます。STA381BWおよび
STA381BWSは、ICの温度を55.4°Cに維持すると同時に、最大15W(24V、8Ω負荷)
の出力が可能です。

STA381BW/Sの主な特徴
・I2Sおよび1Vrmsステレオ・アナログ入力
・設定可能なパワー出力段構成(2.0chまたは2.1chモード)
・負荷ドライブ能力
 ・20W x 2(8Ω負荷、3値変調)
 ・9W x 2(4Ω負荷)+ 20W x 1(8Ω負荷)
・最大電源電圧(STA381BWS):27V
・最大電源電圧(STA381BW):30V

Sound Terminalファミリに含まれるこれらの新製品は、STのデジタル信号処理
回路およびFFX(Full Flexible Amplification)技術を活用したスピーカ・
ドライバ回路を搭載しています。FFXは、2.1チャネルのオーディオ処理、および
最大94%の効率で動作するデジタル制御D級パワー段を組み合わせたものです。
このオーディオ・プロセッサは、STSpeakerSafe、STCompressorおよび
STSpeakerTuneと呼ばれるスピーカ補正機能を備えており、過剰ドライブによる
損傷を防ぐと共に、薄型TVスピーカの音質を向上させます。

現在、STA381BWおよびSTA381BWSはサンプル出荷中で、VQFNパッケージ
(7 x 7 x1mm、48ピン)にて提供されます。1,000個購入時の単価は、
STA381BWSが約3ドル、STA381BWが約4ドルです。大量購入時の単価については
お問い合わせください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することに
より、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2010年の売上は
103.5億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL:03-5783-8250 FAX:03-5783-8216
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