【STARTUP DB】調査結果 国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2023年4月)
[23/05/19]
提供元:PRTIMES
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成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、継続的に国内スタートアップ動向に関する調査を行い、当社サービスである「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」に調査結果を公開しています。今回は、2023年1月1日〜4月30日までを対象とした「国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2023年4月)」を発表いたします。
2023年3月に発表された資金調達の金額ランキング
※4月に発表された調達を基にしているため、2023年3月以前に資金調達が実施されたものも含まれます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32589/247/resize/d32589-247-1e9346e6235984a3b02a-1.png ]
1位はタクシーの配車アプリなどを手がけるGOの140億円でした。アメリカの金融大手・ゴールドマン・サックスを引受先とした第三者割当増資で100億円を、そして三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行とのコミットメントラインにより40億円をそれぞれ調達しました。
同社は2023年4月1日にMobility Technologiesから現在の社名へ変更。43の都道府県でタクシー配車アプリを展開するほか、運転操作を解析するAIを搭載したドライブレコーダーなどを手がけています。調達した資金は、配車アプリの機能強化のほか、次世代事業の開発などに充てられるとのことです。
2位はエニトグループでした。既存投資家を中心とした第三者割当増資と、金融機関からのデットファイナンス(返済義務のある資金)の合計で86億5,000万円を調達しました。
エニトグループは、マッチングアプリを運営する企業の組織再編に伴って誕生。主に20代の男女をターゲットとする「with」を手がけるwithが2月に、競合でもあった「Omiai」を運営するネットマーケティングの株式を取得し子会社化しました。その後アプリごとに会社分割を実施し、エニトグループはそれぞれの100%株主として運営統括にあたっています。調達した資金は、ネットマーケティングの株式取得の費用などに活用しているそうです。今後はIPO(新規株式公開)も視野に入れるとのことです。
3位はシリーズAで54億1,000万円を調達したNew Innovations。SBIインベストメントやグローバル・ブレインなど12社を引受先とした第三者割当増資により26億3,000万円を、金融機関からの融資やリース枠の設定などで27億8,000万円をそれぞれ調達しました。
New Innovationsは、AIやロボティクスなどを活用して人間が行っていた業務を無人化・省人化する事業を手がけています。2021年4月からは、スマホアプリで指定した時間にコーヒーを受け取れるカフェロボット「root C(ルートシー)」を展開。顧客のライフスタイルや嗜好に合わせたコーヒーを提案する機能があります。省スペースのため店舗を設置できない場所にも進出できることが特徴で、同社の発表によると、オフィスビルや駅、商業施設などで設置が進められているそうです。
2023年4月時点の年間資金調達ランキング
※4月までの資金調達額の合計。発表日ではなく、原則的に登記簿から取得した調達日を基にしています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32589/247/resize/d32589-247-1aa603567973cdf73c9f-2.png ]
140億円の調達を実施したGOがトップになりました。
スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去技術の開発などに取り組むアストロスケールホールディングスが132億4,000万円で2位となりました。同社は2月にシリーズGとして101億円の資金調達を発表。加えて、4月にはみずほ銀行との間で30億円の融資契約を締結しました。これにより、2023年の調達額が130億円を超えました。
アストロスケールホールディングスは発表のなかで、融資を受ける理由について「厳しい資金調達環境にある中で、資金調達手段を拡充するため」と説明しています。既存のデブリの除去に加え、運用を終えた人工衛星がデブリにならないようにする作業などを含む「軌道上サービス」の実現に取り組んでいくそうです。
(同社の岡田光信 創業者兼CEOはSTARTUP DB MAGAZINEの取材に対し、資金調達に臨む心構えについて語っています。インタビュー:https://startup-db.com/magazine/category/interview/astroscale-holdings)
6位には、核融合スタートアップ・京都フュージョニアリングが新たにランクイン。同社公式サイトによると、核融合とは水素などの原子核同士が衝突・融合する際に重い原子核ができ、大きなエネルギーが生まれる反応を指すそう。二酸化炭素を排出しないことから、地球規模の課題とされる脱炭素にも貢献が期待できます。同社は2022年7月に、世界初となる核融合発電試験プラントの建設を発表。24年末に発電実証試験を開始する予定とのことです。
36億2,000万円を調達したTEGも新たに13位に入りました。同社は2022年4月、東京タワー内にesportsテーマパークの「RED゜TOKYO TOWER」オープンしています。資金調達をきっかけに、アジアを中心とした海外拠点の開発やオンライン事業の強化などに取り組んでいくとのことです。
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『STARTUP DB ENTERPRISE』参画パートナー企業申し込み受付中
『STARTUP DB ENTERPRISE』とは?
スタートアップエコシステムにおける事業会社や投資家などのエコシステムビルダーの皆様と、国内スタートアップ、それぞれが信頼のできるパートナーとのアライアンス機会の創造をサポートする機能です。また、成長産業に特化した情報プラットフォーム『STARTUP DB』のさまざまな機能をアップグレードしてご利用いただけます。
https://is.gd/KV69Xw
【調査概要】
タイトル:「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」
・調査期間:2023年1月1日〜4月30日まで(2023年5月11日時点)
・レポート記事:STARTUP DB (https://startup-db.com/magazine/category/research/funding-ranking-202304)
・調査機関(調査主体):フォースタートアップス株式会社(自社調査)
・調査対象 :当社サービス『STARTUP DB』が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数) :18,000社
・調査方法(集計方法、算出方法) :期間内のデータを集計
※当社が取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出しておりますが、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。
STARTUP DB(スタートアップデータベース)について
成長産業領域に特化した国内最大級の情報プラットフォームです。18,000社以上のスタートアップ・ベンチャー企業のファイナンス情報や事業内容を網羅するほか、詳細な特許情報も閲覧頂けます。蓄積されたデータの分析結果や、注目のスタートアップについて深く知ることのできる取材記事も随時掲載しています。また、世界的なベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。
https://startup-db.com/
【フォースタートアップス株式会社 概要】
社名:フォースタートアップス株式会社
代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎
設立:2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
証券コード:7089(東証グロース市場上場)
所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36F
https://forstartups.com/
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有力ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資金支援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。
採用情報については、 当社の採用ページをご確認ください。
https://www.forstartups.com/careers
2023年3月に発表された資金調達の金額ランキング
※4月に発表された調達を基にしているため、2023年3月以前に資金調達が実施されたものも含まれます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/32589/247/resize/d32589-247-1e9346e6235984a3b02a-1.png ]
1位はタクシーの配車アプリなどを手がけるGOの140億円でした。アメリカの金融大手・ゴールドマン・サックスを引受先とした第三者割当増資で100億円を、そして三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行とのコミットメントラインにより40億円をそれぞれ調達しました。
同社は2023年4月1日にMobility Technologiesから現在の社名へ変更。43の都道府県でタクシー配車アプリを展開するほか、運転操作を解析するAIを搭載したドライブレコーダーなどを手がけています。調達した資金は、配車アプリの機能強化のほか、次世代事業の開発などに充てられるとのことです。
2位はエニトグループでした。既存投資家を中心とした第三者割当増資と、金融機関からのデットファイナンス(返済義務のある資金)の合計で86億5,000万円を調達しました。
エニトグループは、マッチングアプリを運営する企業の組織再編に伴って誕生。主に20代の男女をターゲットとする「with」を手がけるwithが2月に、競合でもあった「Omiai」を運営するネットマーケティングの株式を取得し子会社化しました。その後アプリごとに会社分割を実施し、エニトグループはそれぞれの100%株主として運営統括にあたっています。調達した資金は、ネットマーケティングの株式取得の費用などに活用しているそうです。今後はIPO(新規株式公開)も視野に入れるとのことです。
3位はシリーズAで54億1,000万円を調達したNew Innovations。SBIインベストメントやグローバル・ブレインなど12社を引受先とした第三者割当増資により26億3,000万円を、金融機関からの融資やリース枠の設定などで27億8,000万円をそれぞれ調達しました。
New Innovationsは、AIやロボティクスなどを活用して人間が行っていた業務を無人化・省人化する事業を手がけています。2021年4月からは、スマホアプリで指定した時間にコーヒーを受け取れるカフェロボット「root C(ルートシー)」を展開。顧客のライフスタイルや嗜好に合わせたコーヒーを提案する機能があります。省スペースのため店舗を設置できない場所にも進出できることが特徴で、同社の発表によると、オフィスビルや駅、商業施設などで設置が進められているそうです。
2023年4月時点の年間資金調達ランキング
※4月までの資金調達額の合計。発表日ではなく、原則的に登記簿から取得した調達日を基にしています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/32589/247/resize/d32589-247-1aa603567973cdf73c9f-2.png ]
140億円の調達を実施したGOがトップになりました。
スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去技術の開発などに取り組むアストロスケールホールディングスが132億4,000万円で2位となりました。同社は2月にシリーズGとして101億円の資金調達を発表。加えて、4月にはみずほ銀行との間で30億円の融資契約を締結しました。これにより、2023年の調達額が130億円を超えました。
アストロスケールホールディングスは発表のなかで、融資を受ける理由について「厳しい資金調達環境にある中で、資金調達手段を拡充するため」と説明しています。既存のデブリの除去に加え、運用を終えた人工衛星がデブリにならないようにする作業などを含む「軌道上サービス」の実現に取り組んでいくそうです。
(同社の岡田光信 創業者兼CEOはSTARTUP DB MAGAZINEの取材に対し、資金調達に臨む心構えについて語っています。インタビュー:https://startup-db.com/magazine/category/interview/astroscale-holdings)
6位には、核融合スタートアップ・京都フュージョニアリングが新たにランクイン。同社公式サイトによると、核融合とは水素などの原子核同士が衝突・融合する際に重い原子核ができ、大きなエネルギーが生まれる反応を指すそう。二酸化炭素を排出しないことから、地球規模の課題とされる脱炭素にも貢献が期待できます。同社は2022年7月に、世界初となる核融合発電試験プラントの建設を発表。24年末に発電実証試験を開始する予定とのことです。
36億2,000万円を調達したTEGも新たに13位に入りました。同社は2022年4月、東京タワー内にesportsテーマパークの「RED゜TOKYO TOWER」オープンしています。資金調達をきっかけに、アジアを中心とした海外拠点の開発やオンライン事業の強化などに取り組んでいくとのことです。
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https://is.gd/KV69Xw
【調査概要】
タイトル:「国内スタートアップ資金調達金額ランキング」
・調査期間:2023年1月1日〜4月30日まで(2023年5月11日時点)
・レポート記事:STARTUP DB (https://startup-db.com/magazine/category/research/funding-ranking-202304)
・調査機関(調査主体):フォースタートアップス株式会社(自社調査)
・調査対象 :当社サービス『STARTUP DB』が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載している情報
・有効回答数(サンプル数) :18,000社
・調査方法(集計方法、算出方法) :期間内のデータを集計
※当社が取得した登記簿謄本に記載している情報を元に参考値として算出しておりますが、当社は、本情報の正確性、信頼性、完全性を保証するものではなく、本情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切責任を負いません。
STARTUP DB(スタートアップデータベース)について
成長産業領域に特化した国内最大級の情報プラットフォームです。18,000社以上のスタートアップ・ベンチャー企業のファイナンス情報や事業内容を網羅するほか、詳細な特許情報も閲覧頂けます。蓄積されたデータの分析結果や、注目のスタートアップについて深く知ることのできる取材記事も随時掲載しています。また、世界的なベンチャー企業データベース「Crunchbase」とデータ連携し、日本企業の情報を海外のプロフェッショナルに届けることで、国内の成長産業領域市場の発展に貢献しています。
https://startup-db.com/
【フォースタートアップス株式会社 概要】
社名:フォースタートアップス株式会社
代表者:代表取締役社長 志水 雄一郎
設立:2016年9月1日
事業内容:成長産業支援事業
証券コード:7089(東証グロース市場上場)
所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36F
https://forstartups.com/
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ 」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有力ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資金支援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。
採用情報については、 当社の採用ページをご確認ください。
https://www.forstartups.com/careers