STとMTL、医療機器、ワイヤレス・センサ・ネットワーク、モバイル機器向けの超低電圧SoCを発表
[11/10/14]
提供元:PRTIMES
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超低電圧により、将来のワイヤレス・組込み型機器のバッテリを長寿命化
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エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的
半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、
マサチューセッツ工科大学(以下MIT)のマイクロシステム技術研究所
(Microsystems Technology Laboratories、以下MTL)は、低消費電力マイクロ
プロセッサ技術の開発を目的とした先端研究開発プロジェクトの成果を、
ヘルシンキ(フィンランド)で開催されたESSCIRC 2011(European
Solid-State Circuits Conference)にて発表しました。電圧スケーリング機能
を備えた32bitマイクロプロセッサ・システム・オン・チップ(SoC)は、優れた
ピーク性能と極めて高い電力効率を両立しており、医療機器、ワイヤレス・
センサ・ネットワークおよびモバイル機器分野において、使用電力量が制限され、
時間経過と共に処理負荷が変動するアプリケーションに対応します。
STの戦略・システム技術部門グループ・バイスプレジデント 兼 先端システム
技術部門ジェネラル・マネージャであるAlessandro Cremonesiは、次の様に
コメントしています。「この画期的な技術は、消費電力の最小化ならびに
バッテリの長寿命化が極めて重要なワイヤレス・センサおよび組込み型医療機器
向け次世代マイクロプロセッサの開発を可能にします。STは、MITとの協力を
通し、超低消費電力技術に関する業界の可能性の拡大に貢献したいと考えて
います。」
MITのEECS 学部長 Anantha Chandrakasan教授は、次の様にコメントしています。
「STとの共同プロジェクトにより、超低消費電力マイクロプロセッサSoCが完成
したことを嬉しく思います。MITの研究者とSTの技術者が協力し、消費電力を
低減するアーキテクチャおよび回路技術に関して多くの開発や導入を行いました。
この電力効率に優れたプロセッサは、組込みバイオ・メディカル・システムとい
った多数の魅力的なセンサ・ネットワーク・アプリケーションを可能にします。」
STの65nm CMOSプロセスを採用したST-MITマイクロプロセッサSoCは、SRAMメモリ・
セルが0.4Vで動作する一方、消費電力を10.2pJ/cycle(0.54V時)まで低減して
います。また、メモリ・アクセスの消費電力は、小型のラッチ・ベースの命令/
データ・キャッシュを階層の第1レベルで使用することによりさらに低減します。
同SoCを小型で完結したシステムにしているその他の特徴には、内蔵の超低消費
電力クロック生成およびADコンバータと共に、最小の電源電圧で動作するタイマ
やシリアル・インタフェース等のペリフェラルがあります。
STは、MITのマイクロシステム技術研究所(MTL)におけるマイクロシステム産業
グループ(MIG)のメンバーです。MIGは、MTLの基盤となっており、学部との
協議を通してMTLの研究および教育目標の方向付けを行う専門的な産業
コンソーシアムです。STには、世界トップクラスの教育・研究機関と協力し、
業界が持つ経験や知識と、大学が持つ研究の強みや豊富で有能な人材を結び
付けてきた長い歴史があります。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することに
より、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2010年の売上は
103.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
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エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的
半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、
マサチューセッツ工科大学(以下MIT)のマイクロシステム技術研究所
(Microsystems Technology Laboratories、以下MTL)は、低消費電力マイクロ
プロセッサ技術の開発を目的とした先端研究開発プロジェクトの成果を、
ヘルシンキ(フィンランド)で開催されたESSCIRC 2011(European
Solid-State Circuits Conference)にて発表しました。電圧スケーリング機能
を備えた32bitマイクロプロセッサ・システム・オン・チップ(SoC)は、優れた
ピーク性能と極めて高い電力効率を両立しており、医療機器、ワイヤレス・
センサ・ネットワークおよびモバイル機器分野において、使用電力量が制限され、
時間経過と共に処理負荷が変動するアプリケーションに対応します。
STの戦略・システム技術部門グループ・バイスプレジデント 兼 先端システム
技術部門ジェネラル・マネージャであるAlessandro Cremonesiは、次の様に
コメントしています。「この画期的な技術は、消費電力の最小化ならびに
バッテリの長寿命化が極めて重要なワイヤレス・センサおよび組込み型医療機器
向け次世代マイクロプロセッサの開発を可能にします。STは、MITとの協力を
通し、超低消費電力技術に関する業界の可能性の拡大に貢献したいと考えて
います。」
MITのEECS 学部長 Anantha Chandrakasan教授は、次の様にコメントしています。
「STとの共同プロジェクトにより、超低消費電力マイクロプロセッサSoCが完成
したことを嬉しく思います。MITの研究者とSTの技術者が協力し、消費電力を
低減するアーキテクチャおよび回路技術に関して多くの開発や導入を行いました。
この電力効率に優れたプロセッサは、組込みバイオ・メディカル・システムとい
った多数の魅力的なセンサ・ネットワーク・アプリケーションを可能にします。」
STの65nm CMOSプロセスを採用したST-MITマイクロプロセッサSoCは、SRAMメモリ・
セルが0.4Vで動作する一方、消費電力を10.2pJ/cycle(0.54V時)まで低減して
います。また、メモリ・アクセスの消費電力は、小型のラッチ・ベースの命令/
データ・キャッシュを階層の第1レベルで使用することによりさらに低減します。
同SoCを小型で完結したシステムにしているその他の特徴には、内蔵の超低消費
電力クロック生成およびADコンバータと共に、最小の電源電圧で動作するタイマ
やシリアル・インタフェース等のペリフェラルがあります。
STは、MITのマイクロシステム技術研究所(MTL)におけるマイクロシステム産業
グループ(MIG)のメンバーです。MIGは、MTLの基盤となっており、学部との
協議を通してMTLの研究および教育目標の方向付けを行う専門的な産業
コンソーシアムです。STには、世界トップクラスの教育・研究機関と協力し、
業界が持つ経験や知識と、大学が持つ研究の強みや豊富で有能な人材を結び
付けてきた長い歴史があります。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な
技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)
ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することに
より、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて
他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2010年の売上は
103.5億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com