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産後夫婦の意識ギャップが明らかに。妻の「夫にイラッ」の原因も判明(マクロミル調べ)

産後の夫婦間コミュニケーションに関する調査

「産後クライシス」という言葉が浸透してきました。「平成23年度全国母子世帯等調査(厚生労働省)」によると、ひとり親世帯になった理由の1位は「離婚」ですが、死別以外でひとり親世帯になった時の末子の年齢は0〜2歳が最も多く、産後2年以内に離婚する家庭が多いことがうかがえます。「産後クライシス」を防ぐには何に気をつければいいのでしょうか。
子育てと仕事の両立に詳しい、株式会社ここるく代表の山下真実氏の協力の元、産後1年以内の女性・男性を対象に、夫婦間コミュニケーションに関する調査を行いました。

調査は、20〜49歳の男女(0歳の子どもがおり、配偶者・子どもと同居中)を対象に実施。調査期間は2016年4月25日(月)〜5月2日(月)。有効回答数は1,400人。




<Trend Eyes vol.18>
[画像1: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-514030-1.jpg ]

■Topics


産後の夫婦間コミュニケーション、女性の方が不満度高し。男性18%に対し女性は27%。さらに、女性の75%が、「配偶者よりも子どもへ愛情」を注いでいる。男性39%の2倍近い結果に。
「妻が夫に求めること」で夫婦間ギャップが明らかに!夫は「妻のサポート」を求められていると勘違い!?妻が夫に求めているのは1位「子どもともっと遊んで」31%、2位「帰宅時間を早めて」30%。
男性はご注意を。家事・育児への参加アピール、裏目に出ていませんか?「ちょっと手伝っただけで得意げな態度をとる」は妻の“夫にイラッ”の原因に。



■調査結果

【1】産後の夫婦間コミュニケーション、女性の方が不満度が高い結果。男性18%に対し女性は27%。さらに、女性の75%が、「配偶者よりも子どもへ愛情」を注いでいる。男性39%の2倍近い結果に。

産後1年以内の男女に、配偶者とのコミュニケーションへの満足度を聞いたところ、満足している人は女性73%に対し男性82%と、男性の方が高い結果となりました。

<図:配偶者とのコミュニケーションに対する満足度(ベース:(左)男性/n=700、(右)女性/n=700)>
[画像2: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-246191-3.jpg ]



また、配偶者・子どもへの愛情度合いを聞いたところ、「配偶者より子どもに愛情を注いでいる」と回答した人は、男性39%に対し、女性75%と女性は男性の2倍近い結果となりました。

<図:配偶者と子どもへの愛情比率(ベース:(左)男性/n=700、(右)女性/n=700)>
[画像3: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-243067-4.jpg ]




さらに、男女問わず夫婦コミュニケーションに不満を感じている人ほど、配偶者よりも子どもに愛情を注いでいるということがわかりました。

<図:配偶者よりも子どもに愛情を注いでいる人の割合(配偶者とのコミュニケーション満足度別)(ベース:(上)男性/n=700、(下)女性/n=700)>
[画像4: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-755059-10.jpg ]


【2】「妻が夫に求めること」で夫婦間ギャップが明らかに!夫は「妻のサポート」を求められていると勘違い!?妻が夫に求めているのは1位「子どもともっと遊んで」31%、2位「帰宅時間を早めて」30%。

女性に対し「夫に求めていること」を聞いたところ、1位「子どもともっと遊んでほしい」31%、2位「帰宅時間を早めてほしい」29%、3位「子どものお世話をもっとしてほしい」27%でした。

一方で、男性に「妻が自分に求めていると思うこと」を聞いたところ、1位「妻の話をもっと聞くこと」51%、2位「妻の悩み・課題を解決してあげること」35%、3位「妻の行動を褒めること」31%と、妻の求める行動とはギャップがあることが明らかとなりました。

妻は夫に対し、育児参加や早期帰宅など“夫自身の具体的な行動”を求めているのに対し、夫は“妻主体の行動に対するサポート”を求められていると感じているようです。

<図:夫に求めていること 上位7位(ベース:女性/n=700、複数回答)>
[画像5: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-705849-6.jpg ]



<図:妻が自分に求めていると思うこと 上位7位(ベース:男性/n=700、複数回答)>
[画像6: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-478013-7.jpg ]




【3】男性はご注意を。家事・育児への参加アピール、裏目に出ていませんか?「ちょっと手伝っただけで得意げな態度をとる」は妻の“夫にイラッ”の原因に。

女性に対し「夫にイラッとすること」を聞いたところ、1位「汚したり散らかしたりしても片づけない」39%、2位「お願いするまで手伝わない」35%、3位「ちょっと手伝っただけで得意げな態度をとる」28%でした。

一方で、男性に「妻が自分にイラッとしていると思うこと」を聞いたところ、1位「汚したり散らかしたりしても片づけない」22%、同率2位「お願いするまで手伝わない」、「帰宅時間が遅い」19%でした。

「片づけない」「頼まれるまで手伝わない」の2項目は、男女とも上位に入っており、妻・夫とも認識を同じくしている傾向が高いことがわかりました。一方で、妻・夫間で認識のギャップも明らかとなっています。妻側は「ちょっと手伝っただけで得意げな態度をとる」が3位に入り、4人に1人以上が感じているのに対し、夫側では「自分のした家事・育児等をついアピールしてしまうこと」が妻をイラッとさせると感じている人は11位でわずか8%。夫側では、自分の家事・育児アピールが妻をイラッとさせていることに気づいていない、あるいは、自分はアピールしていない(得意げな態度をとってはいない)と感じている様子がうかがえます。

<図:夫にイラッとすること 上位5位(ベース:女性/n=700、複数回答)>
[画像7: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-981810-8.jpg ]



<図:妻が自分にイラッとしていると思うこと 上位5位(ベース:男性/n=700、複数回答)>
[画像8: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-351313-9.jpg ]




今回の調査結果を受け、山下氏は次のように話します。

[表1: http://prtimes.jp/data/corp/624/table/256_1.jpg ]



[表2: http://prtimes.jp/data/corp/624/table/256_2.jpg ]



夫婦間コミュニケーションを円滑に行うため、特に男性に対し、山下氏は以下のようにアドバイスします。

[表3: http://prtimes.jp/data/corp/624/table/256_3.jpg ]



本調査結果からは、産後1年間の夫婦において、男性・女性でお互いに求める内容や考えていることにギャップがあることが明らかになりました。産後クライシスを防ぐためにも、ギャップがあることを前提として夫婦でお互い率直に話し合い、コミュニケーションの量を深めることが重要であるといえそうです。


>>調査結果の詳細、その他の調査結果は以下にも掲載しています。
調査レポートまとめサイト/HoNote(ホノテ): http://www.macromill.com/honote


▼調査概要
調査主体 マクロミル
調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象 20〜49歳の男女のうち、以下条件を満たす者(マクロミル提携モニタ)
  ・配偶者、子どもと同居している ・同居している一番下の子どもの年齢が0歳
割付方法 男性・女性を均等に回収 合計1,400サンプル
調査日時 2016年4月25日(月)〜5月2日(月)


<山下真実氏 プロフィール>
株式会社ここるく 代表取締役
人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。
[画像9: http://prtimes.jp/i/624/256/resize/d624-256-149526-2.jpg ]
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