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IHG年次レポート:重要性高まる「信頼の資本構築」

企業価値を支える「第4のC」として注目され、消費者のブランド選好の鍵を握る要因 ※本ニュースリリースは、2015年1月20日にIHGが発表したニュースリリースの抄訳版です

IHGは、本日、年次レポート「信頼の資本構築: つながり経済の時代におけるビジネスの新しい条件」(Building Trust Capital: The new business imperative in the Kinship Economy)を発表し、ブランドや会社への信頼を培うことが近年ますます重要になっていると指摘しました。




[画像: http://prtimes.jp/i/2364/267/resize/d2364-267-652621-0.jpg ]

IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ、本社:イギリス)は、本日、年次レポート「信頼の資本構築: つながり経済の時代におけるビジネスの新しい条件」(Building Trust Capital: The new business imperative in the Kinship Economy)を発表し、ブランドや会社への信頼を培うことが近年ますます重要になっていると指摘しました。スイスのダボスで開催される世界経済フォーラム(WEF)年次総会に合わせて発表されたこのレポートでは、官民いずれのセクターでも人々の信頼が低下しつつある傾向などが最近の特筆すべき動きとして挙げられています。

経営分野では、これまで企業価値の源泉として「3つのC(Capital=資本)」-すなわち金融資本・人的資本・知的資本が重視されてきましたが、最近これらに並ぶ「第4のC」として注目を集めているのが「信頼」です。企業やブランドが自らの信憑性・一貫性・先進性・道義性を消費者にアピールし、信頼を育てることが、成功に欠かせない要素となっています。

「The New Kinship Economy(つながり経済の登場)」では、ホスピタリティ業界の焦点がホテルブランドの体験からホテルブランドとの関係構築へと移り変わろうとしていることを指摘、続く2014年の「Creating Moments of Trust (信頼の創造: つながり経済の時代にホテルブランドとの関係構築を成功させる鍵)」では、前年の調査結果を受けて、永続的な関係構築の鍵がグローバル性・地域性・パーソナライズされた体験にあることを明らかにしました。

IHGの最高経営責任者(CEO)であるリチャード・ソロモンズは、次のように述べています。
「私たちを取り巻く世界では、多くのものが転換期を迎えています。デジタル化、24時間年中無休化、パーソナライゼーションが進み、消費者が企業とブランドに期待する価値も変わりつつある現在、ブランドとそれらを保有する企業に対する人々の信頼は、かつてないほど重要な要素となってきています。

IHGの調査からは、『信頼の資本』をいかに構築できるかが健全で安定した成長の鍵となってきていることが明らかになりました。信頼を構築する上で企業に求められているのは、取り組むべき課題を明確にし、パーソナライゼーションを進めるとともに、多様性にも配慮して地域や属性ごとに異なるお客様ニーズを深く理解することです。IHGは、こうしたお客様ニーズを引き続き重視し、未来に向けたお客様と自社ブランドとの永続的で実りある関係性を構築していきます。」

主な調査結果:顧客属性の変化

今回のレポートは、いくつかの注目すべき動向を挙げながら、世界の変化によって消費者の信頼のあり方にもダイレクトな変化が生まれていることを指摘しています。そのひとつが、世界のさまざまな地域で同時に進行している高齢化と若年化の傾向です。

人口ピラミッドを見ると、ベビーブーム世代(1946年〜1962年生まれ)とミレニアル世代(1982年〜2000年生まれ)という2つの大きな山がありますが、意識のあり方・世界観・旅行ニーズ・ブランドとの関わりや信頼の寄せ方などにおいてこれらの世代には大きな差異が見られます。今後のブランド戦略においては、これら2つの世代の異なるニーズに同時に答えるアプローチが大きなビジネスチャンスになっていくと予想されます。調査からは、次のような傾向も明らかになりました。


対ブランドにおいて、ミレニアル世代が「体験本位の親密な関係」を指向しているのに対し、ベビーブーム世代は「スムーズで一貫性の高い洗練された関係」を求めています。 - 「自分らしさを表現できるホテルに宿泊したい」という回答の割合は、ミレニアル世代で23%だったのに対し、ベビーブーム世代では11%にとどまりました。
ミレニアル世代は、ベビーブーム世代に比べて「旅行体験の見えない化(オペレーターや担当者を介さずに旅の手続を独自に進める傾向)」が進んでいます。 - 「知りたいことがある場合、ホテルに直接電話して聞く方がよい」という回答の割合は、ベビーブーム世代が67%と高く、ミレニアル世代の56%を上回りました。
家族旅行に関するニーズも、2つの世代間で異なっています。ミレニアル世代は、ファミリー向けの旅行先にお子様向けの安心で楽しいプログラムを求めています。ベビーブーム世代は、年齢を問わず家族が一緒に行動できる休暇を重視しています。


本レポートは、家族のあり方の変化が消費者の信頼形成にも変化をもたらしていることにも触れています。つながり経済の「つながり」においても、伝統的な家族の絆と同じくらい、気の合う仲間との関係性が重要となっています。これら2つのネットワークのそれぞれにアピールしていくことが、消費者との関係性を作り育てていく上で効果的(かつ経済的)なアプローチであるとレポートは分析しています。

以上

インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)について

インターコンチネンタル ホテルズグループ(IHG)【LON:IHG; NYSE:IHG (ADRs)、本社:英国】は、インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ、ホテルインディゴ、クラウンプラザホテルズ&リゾーツ、ホリデイ・インホテルズ&リゾーツ、ホリデイ・インエクスプレス、スティブリッジ・スイーツ、キャンドルウッド・スイーツ、EVENホテルズ、HUALUXE(華邑) ホテルズ&リゾーツといった9つのホテルブランドを展開するグローバル企業です。

また、業界初、会員数8,200万人以上を擁する世界最大のIHGのホテル会員プログラムのIHGリワーズクラブは、2013年7月に会員特典をリニューアルし、IHGリワーズクラブ会員は世界の全てのグループホテルでインターネット接続が無料で利用いただけます。

IHGは現在、世界の約100 の国や地域でおよそ4,700のホテル、69 万7,000の客室を所有、運営、リース、もしくはフランチャイズ契約し、います。さらに、世界中で1,100以上のホテルを開発中です。

インターコンチネンタルホテルズグループ PLCは、グループの持ち株会社であり、英国で法人格を取得し、イングランドとウェールズに登記しています。

IHG では、各種情報の入手や、宿泊予約をインターネット上で行うことができます。各ホテルに関する情報、及びご予約に関しては、www.ihg.com 、また、グループのホテル会員プログラムのIHGリワーズクラブに関しては、www.ihgrewardsclub.com をご確認ください。

IHGの最新情報については、メディア向けページwww.ihg.com/media のほか、www.twitter.com/ihg 、 www.facebook.com/ihg、www.youtube.com/ihgplc をご覧ください。(いずれも英語サイト)

IHG・ANA・ホテルズグループジャパンのウェブサイトURL: www.anaihghotels.co.jp
IHG・ANA・ホテルズグループジャパンのプレスリリースウェブサイトURL:
www.anaihghotels.co.jp/corporate/pr
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