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アドビ、日本のデジタル課題への取り組みを発表

〜「クリエイティブ デジタル リテラシー」人材の育成を加速〜





関西学院千里国際高等部と共同で「データサイエンス」のカリキュラムを開発
東京都教育委員会が都立学校20校にAdobe Creative Cloud を採用
下北沢商店街で個人事業主のクリエイティブスキル強化を支援

アドビ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神谷 知信、以下 アドビ)は本日、日本社会が直面しているデジタル課題に対して、デジタルエコノミー(デジタルテクノロジーやデータを活用した経済活動)の推進、デジタルトラストの実現、デジタル人材の育成という3つの方針で取り組むことを発表しました。特に喫緊の課題であるデジタル人材の不足に対して「クリエイティブ デジタル リテラシー」を持つ人材の育成を加速する施策を新たに展開します。

[画像: https://prtimes.jp/i/41087/271/resize/d41087-271-90db919c05bc5df54e4b-0.jpg ]

■デジタルエコノミーの推進
世界中であらゆるものがデジタルに移行する中、娯楽や教育の場、企業など、より幅広い人がデジタルコンテンツを制作し、消費するようになりました。SNSのような配信先となるチャネルやデバイスが拡大する中、多様な顧客体験のニーズに応えるには、より多くのコンテンツをより速いスピードで創出することが求められます。また、3Dやメタバースといった技術革新も急速に発展しています。アドビはあらゆる人のコンテンツ創出とデータ活用をテクノロジーで支援することでデジタルエコノミーを推進します。その新たな取り組みとしてデジタルの力で個人商店や伝統文化を活性化するプロジェクトを展開します。詳細は以下の通りです。

下北沢で個人事業主のクリエイティブスキル強化を支援
アドビは、東京都世田谷区下北沢にて約800店舗を対象としたAdobe Express (https://www.adobe.com/jp/express/ )のワークショップを実施し、各店舗の担当者がビジネスを加速させるために必要となる、チラシ・ポスター・SNS用コンテンツなどのクリエイティブを使った情報発信を、デザインの側面から支援していきます。誰もが作りたいものを簡単に作ることができ、自分の手で発信できるまでサポートすることで、デジタルを通して地域の活性化を目指します。このプロジェクトは、下北沢駅周辺商店街の店舗担当者を対象としており、7月中旬から開始します。

伝統文化デジタル協議会と協同で日本の伝統文化を発信:アドビの運営する世界最大級のクリエイターSNS「Behance」とNFTを活用して世界への展開と新たな収益モデルを構築
生産額の減少や従事者の高齢化が進む伝統工芸の分野を支援するため、アドビの擁する世界最大級のクリエイターSNS「Behance」(https://www.behance.net/ )を使って、日本の伝統工芸品を紹介する取り組みを開始しました。海外のクリエイターやマーケターに向けて、日本の伝統工芸品の魅力を伝えていくとともに、NFTに対応したBehanceで作品を公開することにより、伝統工芸における新たな収益モデル構築を支援します。

■デジタルトラストの実現
膨大なデータの活用が世界経済の成長を牽引し、加速度的に増えるデジタルコンテンツが人々の生活を豊かにする一方、デジタルにおける信頼性(デジタルトラスト)をどう担保するかという新たな課題も生まれています。アドビは、デジタル作品の盗用やディープフェイクといった問題にテクノロジーで対応するとともに業界を横断した「コンテンツ認証イニシアチブ」(https://blog.adobe.com/jp/publish/2021/10/26/cc-photo-adobe-unleashes-content-attribution-features-photoshop-beyond-max-2021 )を組織し、750社以上の参加企業とともに取り組んでいます。

また、デジタル文書のセキュリティにおいては、PDFの開発元として、高い安全性と信頼性を備えるAdobe Document Cloudを提供し、セキュリティ要件が厳しい行政機関や金融機関などにおける重要書類の長期保存にも幅広く利用されています。

顧客体験の分野においては、Cookielessへの対応、GDPRや個人情報保護法の改正といった企業が顧客のプライバシーに配慮したコミュニケーションをすることが求められています。アドビは、データ活用を行うためのデータガバナンス機能も搭載した顧客体験管理(CXM)ソリューション「Adobe Experience Cloud」により、企業がデータを活用し、より高度なパーソナライズした顧客体験を提供できるよう支援します。

■デジタル人材の育成
デジタル競争力の低迷は、日本社会における喫緊の課題となっています。IMDの調査「世界デジタル競争力ランキング2021」(https://www.imd.org/centers/world-competitiveness-center/rankings/world-digital-competitiveness/ )によると、日本のデジタル競争力は64ヶ国中28位と低く、特に「人材/デジタル・技術スキル」が62位と顕著に低い状況があります。

アドビはクリエイティブによるイノベーションと顧客体験の向上を牽引してきた知見と経験を活かして「データを解釈し、課題を発見する能力」と「課題に対してアイディアを引き出し、形にする能力」を兼ね備えた「クリエイティブ デジタル リテラシー」を持つ人材の育成に取り組んできました。今後、社長直下の専門組織を設置し、デジタル人材の育成を加速します。

また、小中高等学校の教育現場に加えて、社会人に対しても、「学び直し(リスキリング)」の場を提供します。詳細は以下のとおりです。

Adobe Expressに続き、東京都教育委員会が都立モデル校へAdobe Creative Cloudを採用
東京都教育委員会では、学校教育のデジタル化を支援するため、直感的な操作で魅力的なビジュアルコンテンツが楽しく簡単に作れるAdobe Express (https://www.adobe.com/jp/express/ )を2022年4月より全都立学校(高校・中等教育学校・附属小学校・附属中学校・特別支援学校)に導入しています。これに加え、2022年5月より、情報Iの学習支援アプリとして都立高校のモデル校20校に新たにAdobe Creative Cloud(https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html )が採用されました。

関西学院千里国際高等部と共同で、学校のWebサイト来訪者データの分析を行う授業 「データサイエンス」カリキュラムを開発
2022年度から高等学校で必履修化された情報科の授業の一環として、アドビは、関西学院千里国際高等部と提携し、「データサイエンス」のカリキュラムを共同で開発し授業を実施します。生徒たちはアドビのweb分析ツール「Adobe Analytics」(https://business.adobe.com/jp/products/analytics/adobe-analytics.html )を活用して自校の入学検討者向けwebサイトの来訪者データを分析し、課題を見つけ、解決のためのアイディアを立案します。さらに、プロトタイピングツール「Adobe XD」(https://www.adobe.com/jp/products/xd.html )でプロトタイプを作成、プレゼンテーションを行います。この一連のプロセスを学ぶことで、情報社会を構成するデータに着目し、主体的にかかわることのできる人材の育成を目指します。本カリキュラムに基づく授業は、同校の全学年を対象に2022年11月から2023年3月にかけて実施される予定です。

あらゆる人のスキルアップ支援に官民一体で取り組む「日本リスキリングコンソーシアム」に参画
アドビは、誰もが活躍できる社会を目指し、あらゆる人のスキルをアップデートするために官民連携のもと発足した「日本リスキリングコンソーシアム」に参画します。アドビは「リスキリングパートナー」の一社として、デジタルスキルの向上に繋がるトレーニングプログラムを提供します。プログラムはアドビの3つのクラウドソリューション(Adobe Creative Cloud 、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud)から構成され、初心者向けのオンライン講座からビジネスですぐに応用できる実践的なスキル取得など、レベルに合わせて選択することができます。

DMM WEBCAMPとAdobe Digital Learning Servicesが、「高度デザイン人材」育成を目的としたコラボレーションカリキュラムを共同開発
社会や産業の急速な変化と進展とともに高度なデザイン人材の重要性が高まる一方で、積極的な育成への取り組みが不足している現状を踏まえ、デジタルマーケター向けに必要な基礎スキルを再定義したwebデザイン、UI/UXデザインの基礎を学べるカリキュラムを共同開発し、コースの提供を今夏より開始します。本コースは、アドビ公式トレーニング「Adobe Digital Learning Services」とDMM.comグループのインフラトップが運営するスクール「DMM WEBCAMP」によるもので、高度デザイン人材育成・輩出の促進を目的としています。


アドビ株式会社 代表取締役社長の神谷知信は、次のように述べています。「アドビは今年、日本法人設立30周年という節目を迎えました。『心、おどる、デジタル』のビジョンのもと、引き続きクリエイティブ デジタル リテラシーを持つ人材の育成を加速することにより、デジタルによる新たな価値創造を推進してまいります。」


■「アドビ」について
アドビは、「世界を動かすデジタル体験を」をミッションとして、3つのクラウドソリューションで、優れた顧客体験を提供できるよう企業・個人のお客様を支援しています。Creative Cloud( https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html)は、写真、デザイン、ビデオ、web、UXなどのための20以上の デスクトップアプリやモバイルアプリ、サービスを提供しています。Document Cloud( https://acrobat.adobe.com/jp/ja/ )では、デジタル文書の作成、編集、共有、スキャン、署名が簡単にでき、デバイスに関わらず文書のやり取りと共同作業が安全に行えます。Experience Cloud( https://business.adobe.com/jp/products/adobe-experience-cloud-products.html )は、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、データ分析、コマースに対し、顧客ロイヤルティおよび企業の長期的な成功を推進する優れた顧客体験の提供を支援しています。これら製品、サービスの多くで、アドビの人工知能(AI)と機械学習のプラットフォームであるAdobe Sensei( https://www.adobe.com/jp/sensei.html )を活用しています。

アドビ株式会社は米Adobe Inc.の日本法人です。日本市場においては、人々の創造性を解放するデジタルトランスフォーメーションを推進するため、「心、おどる、デジタル」というビジョンのもと、心にひびく、社会がつながる、幸せなデジタル社会の実現を目指します。

アドビに関する詳細な情報は、webサイト(https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html)をご覧ください。

(C) 2022 Adobe. All rights reserved. Adobe and the Adobe logo are either registered trademarks or trademarks of Adobe in the United States and/or other countries. All other trademarks are the property of their respective owners.
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