キャリママのワーク・ライフ調査〜ワーク篇〜
[19/12/25]
提供元:PRTIMES
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キャリママの9割強が、出産や育児で得たスキルが「仕事をする際に役に立つ」と感じている。中でも出産前後で意識が変わったものは「忍耐力」「備え力」「俯瞰力」。
働く女性は増加の一途をたどっており、1997年に専業主婦世帯を共働き世帯が上回るなど、その傾向は続いています。また、女性活躍推進法施行から3年経ち、出産後も働く女性の活躍がさらに期待されています。一方、働くママの多くは仕事と家事の両立に負担を感じやすく、その軽減も課題となっています。
そこで、働く女性(キャリジョ)の研究をする「博報堂キャリジョ研*1」と子育て家族を研究する「博報堂こそだて家族研究所*2」が共同で、働くママ=「キャリママ」のワーク・ライフ調査を行いました。今回は「ワーク篇」として、出産や育児と仕事への意識について、調査結果の主なポイントをご紹介します。
<調査結果のポイント>
1. 出産や育児の経験が何らかの形で「仕事をする際に役に立っている」と感じるキャリママは92.6%。ほとんどのママが出産・育児経験が仕事をする際に役に立っていると感じている。
2. キャリママが「出産や育児の経験で変化を感じた」かつ「仕事をする際に役に立っている」と感じるスキルとしては、「忍耐力(自分のペースで物事が進まないことへの忍耐力がついた)」、「備え力(不測の事態に備えて代案を考えるようになった)」、「俯瞰力(より広い視点で世の中やものごとを見るようになった)」があがった。
3. 産前産後で仕事に対して変わった意識では、「やりがい」「社会との繋がり」、「人間としての成長」等、自分の中で働く意味を追求する意識。また、働き方としては、「残業がない」、「仕事と休みのメリハリがある」等、柔軟性や働きやすさを求める意識が高い。
4. キャリママに母親としての意識について聞くと、「良い母でいたい」人は81.2%、「周囲や世間に批判される母親にならないようしたい」人は86.2%、「育児や家事や子供の教育に関しては自分が家族のリーダーのような役割になりがちだと思う」人は78.7%。仕事にやりがいや自分の成長を求める一方で、母親としての役目を果たすことや周りからの見え方を意識している様子が見られた。
*1「博報堂キャリジョ研」 http://career-woman-lab.com/
イマドキの「働く女性(=キャリジョ)」について、トレンドからのインサイト分析やリサーチなどを行いながら特徴を深掘り、女性ターゲットの商品・サービス開発やコミュニケーションプランニングのヒントとなるナレッジ開発を行っています。
*2「博報堂こそだて家族研究所」 https://www.hakuhodo.co.jp/news/info/24207/
晩産化・少子化、共働き世帯の増加、夫や祖父母の育児参加など、近年大きく変わってきた「こそだて家族」を研究する専門組織。「妊娠期から小学生の子どもを持つ家族」を対象にした研究・調査、企画立案などを行っています。
「働くママのサービス・家電利用実態/意識と母親像・仕事意識調査」調査概要
l 調査地域: 7大都市の都心エリア
l 調査対象: 仕事をしている25〜39歳の女性 年収200万円以上 7大都市の都心エリア在住
(総合・一般職・派遣・フリーランスなどは問わず。パートアルバイトは除く)
キャリママ : 0歳〜小学校3年生までの同居子あり(未既婚問わず) n=489
キャリジョ(シングル) : 未婚・同居子なし n=156 ※キャリママの比較対象として聴取
l 調査手法: インターネット調査
l 調査期間: 2019年3月22日〜24日
l 企画分析: 博報堂キャリジョ研・博報堂こそだて家族研究所
l 実施集計: 株式会社H.M. マーケティングリサーチ
<調査結果詳細>
1. 出産や育児の経験が何らかの形で「仕事をする際に役に立っている」と感じるキャリママは92.6%。ほとんどのママが出産・育児経験が仕事に役立つと感じている。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-791147-0.jpg ]
2. 出産や育児の経験で得たスキルのうち仕事をする際に役立つと感じるものとしては、「忍耐力(自分のペースで物事が進まないことへの忍耐力がついた)」、「備え力(不測の事態に備えて代案を考えるようになった)」、「俯瞰力(より広い視点で世の中やものごとを見るようになった)」があがった。
l 出産や育児で身についた経験として「自分のペースで物事が進まないことへの忍耐力がついた」人は75.4%、「不測の事態に備えて代案を考えるようになった」人は75.2%、「より広い視点で世の中やものごとを見るようになった」人は74.7%。
l それぞれの経験が仕事に役立つと感じる人はそれぞれ82.5%、80.1%、81.8%。
<出産・育児経験後の変化>※「変化があった」「役立つ」共にスコアの高いものを赤枠囲み
[画像2: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-180367-1.jpg ]
3. 産前産後で仕事に対して変わった意識についてキャリママに聞くと、「やりがい」「社会との繋がり」、「人間としての成長」等、自分の中で働く意味を追求する意識が高まったことを示す項目が約7割。また、働き方としては、「残業がない」、「仕事と休みのメリハリがある」等が7〜8割で、柔軟性や働きやすさを求める意識が高まったことがわかった。
・ 産前産後で変わった、仕事に対する質的な意識として「仕事にはやりがいが必要だと思う」と答えた人は70.4%、「仕事を辞めると社会との繋がりがなくなってしまうと思う」と答えた人は69.6%、「仕事を通して人間として成長したい」と答えた人は67.6%。
・ 同じく産前産後で変わった、仕事に対する働き方周りの意識として「残業のない仕事が良い」81.0%、「欧米型(定時で残業なし、仕事と休みのメリハリがある)の働き方に憧れる」77.7%、「いかに早く仕事を終わらせるかを重視している」74.7%、「働き場所や時間を、自分で自由に決められる仕事がいい」69.2%。
[画像3: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-945256-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-673141-3.jpg ]
4. 「良い母でいたい」「周囲や世間に批判される母親にならないようしたい」「育児や家事や子供の教育に関しては自分が家族のリーダーのような役割になりがちだと思う」は約8割。仕事にやりがいや自分の成長を求める一方で、母親としての役目を果たすことや周りからの見え方を意識している様子がうかがわれる。
・ キャリママに母親としての意識について聞くと、「良い母でいたいという意識が自分の中にあると思う」人は81.2%、「周囲や世間に批判される母親にならないようにしたいと思う」人は86.2%、「育児や家事や子供の教育に関しては自分が家族のリーダーのような役割になりがちだと思う」人は78.7%。母親としての役目を果たすことや周りからの見え方を意識している様子がうかがわれる。
・ 一方で、「育児や家事に関してなるべく家族や友達やサービスの力を借りられるなら借りた方がよいと思う」人は85.5%、「育児や子供の教育は、家族のチームワークでやりたいと思う」人は91.3%。
[画像5: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-418750-4.jpg ]
働く女性は増加の一途をたどっており、1997年に専業主婦世帯を共働き世帯が上回るなど、その傾向は続いています。また、女性活躍推進法施行から3年経ち、出産後も働く女性の活躍がさらに期待されています。一方、働くママの多くは仕事と家事の両立に負担を感じやすく、その軽減も課題となっています。
そこで、働く女性(キャリジョ)の研究をする「博報堂キャリジョ研*1」と子育て家族を研究する「博報堂こそだて家族研究所*2」が共同で、働くママ=「キャリママ」のワーク・ライフ調査を行いました。今回は「ワーク篇」として、出産や育児と仕事への意識について、調査結果の主なポイントをご紹介します。
<調査結果のポイント>
1. 出産や育児の経験が何らかの形で「仕事をする際に役に立っている」と感じるキャリママは92.6%。ほとんどのママが出産・育児経験が仕事をする際に役に立っていると感じている。
2. キャリママが「出産や育児の経験で変化を感じた」かつ「仕事をする際に役に立っている」と感じるスキルとしては、「忍耐力(自分のペースで物事が進まないことへの忍耐力がついた)」、「備え力(不測の事態に備えて代案を考えるようになった)」、「俯瞰力(より広い視点で世の中やものごとを見るようになった)」があがった。
3. 産前産後で仕事に対して変わった意識では、「やりがい」「社会との繋がり」、「人間としての成長」等、自分の中で働く意味を追求する意識。また、働き方としては、「残業がない」、「仕事と休みのメリハリがある」等、柔軟性や働きやすさを求める意識が高い。
4. キャリママに母親としての意識について聞くと、「良い母でいたい」人は81.2%、「周囲や世間に批判される母親にならないようしたい」人は86.2%、「育児や家事や子供の教育に関しては自分が家族のリーダーのような役割になりがちだと思う」人は78.7%。仕事にやりがいや自分の成長を求める一方で、母親としての役目を果たすことや周りからの見え方を意識している様子が見られた。
*1「博報堂キャリジョ研」 http://career-woman-lab.com/
イマドキの「働く女性(=キャリジョ)」について、トレンドからのインサイト分析やリサーチなどを行いながら特徴を深掘り、女性ターゲットの商品・サービス開発やコミュニケーションプランニングのヒントとなるナレッジ開発を行っています。
*2「博報堂こそだて家族研究所」 https://www.hakuhodo.co.jp/news/info/24207/
晩産化・少子化、共働き世帯の増加、夫や祖父母の育児参加など、近年大きく変わってきた「こそだて家族」を研究する専門組織。「妊娠期から小学生の子どもを持つ家族」を対象にした研究・調査、企画立案などを行っています。
「働くママのサービス・家電利用実態/意識と母親像・仕事意識調査」調査概要
l 調査地域: 7大都市の都心エリア
l 調査対象: 仕事をしている25〜39歳の女性 年収200万円以上 7大都市の都心エリア在住
(総合・一般職・派遣・フリーランスなどは問わず。パートアルバイトは除く)
キャリママ : 0歳〜小学校3年生までの同居子あり(未既婚問わず) n=489
キャリジョ(シングル) : 未婚・同居子なし n=156 ※キャリママの比較対象として聴取
l 調査手法: インターネット調査
l 調査期間: 2019年3月22日〜24日
l 企画分析: 博報堂キャリジョ研・博報堂こそだて家族研究所
l 実施集計: 株式会社H.M. マーケティングリサーチ
<調査結果詳細>
1. 出産や育児の経験が何らかの形で「仕事をする際に役に立っている」と感じるキャリママは92.6%。ほとんどのママが出産・育児経験が仕事に役立つと感じている。
[画像1: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-791147-0.jpg ]
2. 出産や育児の経験で得たスキルのうち仕事をする際に役立つと感じるものとしては、「忍耐力(自分のペースで物事が進まないことへの忍耐力がついた)」、「備え力(不測の事態に備えて代案を考えるようになった)」、「俯瞰力(より広い視点で世の中やものごとを見るようになった)」があがった。
l 出産や育児で身についた経験として「自分のペースで物事が進まないことへの忍耐力がついた」人は75.4%、「不測の事態に備えて代案を考えるようになった」人は75.2%、「より広い視点で世の中やものごとを見るようになった」人は74.7%。
l それぞれの経験が仕事に役立つと感じる人はそれぞれ82.5%、80.1%、81.8%。
<出産・育児経験後の変化>※「変化があった」「役立つ」共にスコアの高いものを赤枠囲み
[画像2: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-180367-1.jpg ]
3. 産前産後で仕事に対して変わった意識についてキャリママに聞くと、「やりがい」「社会との繋がり」、「人間としての成長」等、自分の中で働く意味を追求する意識が高まったことを示す項目が約7割。また、働き方としては、「残業がない」、「仕事と休みのメリハリがある」等が7〜8割で、柔軟性や働きやすさを求める意識が高まったことがわかった。
・ 産前産後で変わった、仕事に対する質的な意識として「仕事にはやりがいが必要だと思う」と答えた人は70.4%、「仕事を辞めると社会との繋がりがなくなってしまうと思う」と答えた人は69.6%、「仕事を通して人間として成長したい」と答えた人は67.6%。
・ 同じく産前産後で変わった、仕事に対する働き方周りの意識として「残業のない仕事が良い」81.0%、「欧米型(定時で残業なし、仕事と休みのメリハリがある)の働き方に憧れる」77.7%、「いかに早く仕事を終わらせるかを重視している」74.7%、「働き場所や時間を、自分で自由に決められる仕事がいい」69.2%。
[画像3: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-945256-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-673141-3.jpg ]
4. 「良い母でいたい」「周囲や世間に批判される母親にならないようしたい」「育児や家事や子供の教育に関しては自分が家族のリーダーのような役割になりがちだと思う」は約8割。仕事にやりがいや自分の成長を求める一方で、母親としての役目を果たすことや周りからの見え方を意識している様子がうかがわれる。
・ キャリママに母親としての意識について聞くと、「良い母でいたいという意識が自分の中にあると思う」人は81.2%、「周囲や世間に批判される母親にならないようにしたいと思う」人は86.2%、「育児や家事や子供の教育に関しては自分が家族のリーダーのような役割になりがちだと思う」人は78.7%。母親としての役目を果たすことや周りからの見え方を意識している様子がうかがわれる。
・ 一方で、「育児や家事に関してなるべく家族や友達やサービスの力を借りられるなら借りた方がよいと思う」人は85.5%、「育児や子供の教育は、家族のチームワークでやりたいと思う」人は91.3%。
[画像5: https://prtimes.jp/i/8062/273/resize/d8062-273-418750-4.jpg ]