泌尿器疾患治療薬を開発するJuro Sciences株式会社に出資
[24/04/15]
提供元:PRTIMES
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三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、同社が運営するファンド(三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合)より、泌尿器疾患治療薬を開発するJuro Sciences株式会社に対し、2024年3月26日に出資したことをお知らせいたします。
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Juro Sciences株式会社について
Juro Sciences株式会社(以下Juro社)は、低活動膀胱(Underactive bladder、以下UAB)に対する治療薬を開発する創薬スタートアップです。
共同創業者である長袋洋氏および田中晃氏は、2018年に共に武田薬品工業株式会社(以下 武田薬品)からスピンアウトした創薬スタートアップであるARTham Therapeutics株式会社(以下 ARTham社)を創業し、武田薬品から導入した2つの臨床開発品を希少疾病用治療薬として開発推進しました。ARTham社は、2021年12月に科研製薬株式会社に買収され、創業から3年半で国内創薬スタートアップとして最大のM&Aディールを果たしています。
UABは加齢や中枢あるいは末梢の神経障害などにより、膀胱の排尿機能が失われ残尿を生じる疾患です。頻尿、尿失禁や尿閉、頻回の尿路感染症等も起こり、患者のQOLは著しく低下し、放置すると深刻な慢性腎臓病へ進展する可能性があります。
Juro社では、武田薬品にて臨床第IIa相試験まで開発が進められた化合物SFG-002を導入し、新たな製剤と臨床開発戦略のもと、UAB治療薬として開発します。
出資背景
UABは高齢化社会において注目されつつある疾患概念であり、巨大なアンメットメディカルニーズが存在します。このUABに対する治療薬開発を、ARTham社において機能した高度なドラッグリポジショニング技術とバーチャルR&Dの手法を用いて克服しようとするJuro社の取り組みに強く共感しました。弊社は、Juro社の医薬品開発における傑出した専門性がUAB治療の新たな可能性を生み出すと確信しており、MUFGのネットワークを最大限に活用し、事業推進を支援してまいります。
【Juro Sciences 概要】
会社名:Juro Sciences株式会社
所在地:神奈川県横浜市中区山下町24-8
代表者:長袋 洋
設 立:2021年12月1日
事業内容:低活動膀胱治療薬の研究開発、製造、製造受託および販売
U R L :https://www.sfgsci.com/juro/
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
[画像2: https://prtimes.jp/i/76057/280/resize/d76057-280-fe07eb5bf98de5e6e387-1.jpg ]
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有しています。
ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大規模であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。
◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 小島 拓朗
設 立:1974年8月1日
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
U R L :https://www.mucap.co.jp/
◆三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合について
投資対象:創薬、創薬基盤、再生医療、医療機器などを中心としたライフサイエンス分野
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2023年3月28日
ファンド総額:200億円