熱中症やハチ刺されなど、異常気象で医療機関の最前線にも異常が 内科医の3人に2人が熱中症患者を診察、うち15%は「3週間の入院が必要」な重症も 〜猛暑で急増した症状【緊急医師アンケート】〜
[13/08/21]
提供元:PRTIMES
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月600万人が利用する日本最大級の病院検索サイト、医薬品検索サイト、医療情報サイトを運営する総合医療メディア会社の株式会社 QLife(キューライフ/本社:東京都世田谷区、代表取締役:山内善行)は、クリニックなどで一般内科の外来診療を行っている医師を対象に、2013年夏の猛暑による熱中症などの健康被害状況について緊急アンケートを実施した。有効回収数は243名。インターネット調査で2013/8/15〜2013/8/16に実施した。
回答医師による具体的な事例コメントなど、詳細な内容はQLifeサイト内に掲載している。 http://www.qlife.jp/square/hospital/story36096.html
【調査結果概要】
◆3人に2人の内科医師が熱中症患者を診察 うち15%が重症
今夏、3人に2人の内科医師が「熱中症患者を診察した」と回答。そのうち15%の医師が「重症患者を診察した」と回答した。
◆内科医師1人あたり平均13.5人の熱中症患者を診察
医師一人あたりの症状別人数をみると、軽症が最も多く10.4人(77.2%)、中等症が2.6人(19.4%)、重症は0.5人(3.4%)で、合計13.5人に上った。
◆「扇風機を使っても」「老人ホーム内でも」発症したり、「ダイエット」原因も
印象に残った患者例については、横紋筋融解症や腎不全に至る「重症」のケースや、扇風機をつけたり老人ホーム内にいたにも関わらず発症した「対策が機能していない」ケースがあった。また「水分補給不足」の原因として、「認知症」「嚥下障害」などのほか、夏休みの宿題のプレッシャーやダイエットが原因となるなど、熱中症の原因や症状が多様に広がっていることが分かった。
◆熱中症予防には、より一層の情報提供が必要
熱中症予防のために社会が取り組むべきことについて、最も意見が多かったのが行政やメディアによる「より一層の情報提供」を求める声だった。
◆熱中症のほか、ハチ刺されなど異常気象で医療機関の最前線にも異常が
熱中症以外にも、「(アナフィラキシーショックの危険がある)ハチ刺されの受診者が増えている」と4%の内科医が回答するなど、異常気象で医療機関の最前線にも異常が起きているようだ。
▼調査主体
株式会社QLife(キューライフ)
▼実施概要
(1)調査対象:外来患者を診療している一般内科の医師
(2)有効回収数:243名
(3)調査方法:インターネット調査
(4)調査時期: 2013/8/15〜2013/8/16