5大学・6企業で構成する産学協同の「Future Skills Project研究会」が、 大学1年次に正課で実施する、社会人力育成のための教育プログラムを完成
[12/11/14]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
5大学・6企業で構成する産学協同の「Future Skills Project研究会」が、
大学1年次に正課で実施する、社会人力育成のための教育プログラムを完成
〜12月14日、「産学協同就業力育成シンポジウム2012」にて発表〜
---------------------
社会で活躍する人材を育成するための大学教育を考える、産学協同の「Future Skills Project研究会」(座長・安西祐一郎:日本学術振興会理事長、以下:FSP研究会)は、大学1年次に正課で実施することを念頭においた、社会人力育成のための教育プログラムを企画、完成させました。FSP研究会では、12月14日(金)、明治大学・駿河台キャンパスにて開催する「産学協同就業力育成シンポジウム」2012にて、同プログラムの発表を行います。
「Future Skills Project研究会」は、2010年7月、社会で活躍する人材輩出のために産学協同で行うべきことは何かをテーマに、青山学院大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、立教大学の5つの大学と、アステラス製薬株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社資生堂、日本オラクル株式会社、野村證券株式会社、株式会社ベネッセコーポレーションの6つの企業にて、結成されました。従来の個別企業と個別大学の協同とは異なり、複数企業・大学が参画するからこそ実現しうる包括的な議論の中で、企業が大学授業に直接的に関わる教育プログラムを企画、FSP研究会参加大学の正課授業の中で実践しつつ、プログラムの完成度を高めて来ました。
当プログラムは、1年次の半期15コマの中で、二つの企業の提示する課題に取り組む、グループワーク形式の「課題解決型授業」になります。社会人力養成の講座を1年時に行う理由は、入学時の意欲の高いうちに主体性を引き出すことと、社会を知ることで学びへの目的意識を持ってもらうこと、大学在籍時に自分が付けるべきスキルを知ることにあります。また、二つの企業の事例を扱うことで、業界や企業による価値観やビジネスモデルの違いを体験でき、学生の視野を広げることができます。さらに、企業で実際に働く社員が、実際に企業で発生した課題を提示することで、社会で働くことの魅力、厳しさを感じることができます。
昨年度12月に引き続き開催する、「産学協同就業力育成シンポジウム2012」では、FSP研究会の上記成果を広く社会に公開し、大学教育の具体的な変革の視点を提供いたします。企業関係者の皆様、大学関係者の皆様、また、高校教員や高校生の保護者の皆様など、日本の未来に関心のある多くの方々に、シンポジウムに参加いただきたいと考えております。
「産学協同就業力育成講座」について
1. 講座のコンセプト
研究会で議論を重ねた象徴的な成果が下記、講座のコンセプトです。
講座では「主体性を引き出す」「実際の社会を知る」「社会で必要な力を知る」の三つが目的であると定義。
この抽象的な概念を、なるべく具体的にブレイクダウンし、講座設計の際の基準としました。
行動変化を具体的に表し、企業担当者や講座講師の目線合わせに使用しています。
2. 講座展開モデル15コマの例
本講座では、体験を重視し、グループ活動による演習中心に行います。
15コマの中で二つの企業事例に基づき、実際に業務を担当する社員を招き、学びを深めます。
企業担当者と学生は上司・部下という縦の関係。課題を与えるだけでなく、仕事を通じた社会貢献、商品
への思い、やりがい、失敗経験などを学生に語ります。
講師と学生はナナメの関係。教えるのでは無く、議論を整理し、考えを深めるための問いを発します。
「産学協同就業力育成シンポジウム2012」開催概要
1.日時:平成24年12月14日(金)14:00〜17:30
2.会場:明治大学アカデミーコモン内アカデミーホール (東京都千代田区神田駿河台1‐1)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
3.主催:Future Skills Project研究会
安西祐一郎 (日本学術振興会理事長・慶應義塾学事顧問)
青山学院大学/上智大学/東京理科大学/明治大学/立教大学
アステラス製薬株式会社/サントリーホールディングス株式会社
株式会社資生堂/日本オラクル株式会社/野村證券株式会社
株式会社ベネッセコーポレーション (事務局)
4.プログラム
・14:00〜
開会の挨拶と問題提起
安西祐一郎(研究会座長・日本学術振興会理事長・慶應義塾学事顧問)
研究報告
(株)ベネッセコーポレーション 大学事業部事業開発課 課長 松本隆
講座の説明
本講座の様子をスライドとVTRで紹介
・15:15〜
休憩
・15:30〜
実践者報告A
大学の視点〜学部内での変化に関して大学で産学協同講座の実現にあたっての課題とその克服に向け
青山学院大学 経営学部学部長 田中正郎
東京理科大学 教育開発センター長 山本誠
明治大学 商学部学部長 横井勝彦
立教大学 統括副総長 白石典義
実践者報告B
講師の視点〜講座実践の具体的な考え、生徒が変わった瞬間とその仕掛け
上智大学 経済学部教授 同大キャリア形成支援委員会議長 荒木勉
明治大学 特任准教授 樋渡雅幸
株式会社ワークスラボ 代表取締役 財田卓治5. 定員:1000人 (申込み先着順)
6.参加費:無料
7.お申込み:専用サイトから http://benesse.jp/berd/fsp/sympo2012
8.一般お合せ先:Future Skills Project研究会事務局
〒163-0411 東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビルディング13階
E-mail: fsp@mail.benesse.co.jp
Tel: 03-5320-1301 (土日祝日を除く9:30〜17:30)