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60・70代のシニア世代1,000名に聞いた!「終活」の意識と実態(マクロミル調べ)

先日公開した「年末年始のお休みに関する調査」では、44%が年末年始に実家への帰省を予定・検討、41%が墓参りを予定・検討していることがわかりました。家族で集まる機会も多い年末年始、改めて「終活」について考えてみてもいいかもしれません。そこで、「終活」についての調査を行いました。

調査は60歳〜79歳の男女を対象に実施。調査期間は2016年11月18日(金)〜11月19日(土)。有効回答数は1,000人。




<Trend Eyes vol.43>
[画像1: http://prtimes.jp/i/624/295/resize/d624-295-177274-0.jpg ]

■Topics


『終活』という言葉の認知率は、60代・70代とも80%。半数以上が「時期が来れば『終活』を行いたい」。
『終活』を行う理由、1位は「家族に迷惑をかけたくないから」71%。男女間で差が見られたのは「これからの人生をよりよく生きたいから」で女性の方が男性よりも5ポイント高い結果に。
60%が「人生でまだやり残したことがある」と回答。やり残した内容の最多は「旅行」。
『終活』のエピソード、「早めに終活に気づかせてくれたことに感謝」「老後資金の絶対的不足で頓挫」他。


■調査結果

【1】『終活』という言葉の認知率は、60代・70代とも80%。半数以上が「時期が来れば『終活』を行いたい」。

全国の60代・70代の方1,000名を対象に、『終活』という言葉の認知を尋ねたところ、80%が「知っている」と回答しました。

また、『終活』の言葉の定義(※1)を説明したうえで、実施状況について尋ねると、『終活(にあたること)』を「すでにやっている」方は9%、「近いうちに始めようと思っている」方は9%、「時期が来たら行いたいと思っている」方は56%でした。合わせて74%の方が、『終活』に関心を持っていることがわかりました。

<図:『終活』の認知状況(ベース:全体/n=1,000)>
[画像2: http://prtimes.jp/i/624/295/resize/d624-295-413933-2.jpg ]


<図:『終活』の実施状況(ベース:全体/n=1,000)>
[画像3: http://prtimes.jp/i/624/295/resize/d624-295-430758-3.jpg ]



[表: http://prtimes.jp/data/corp/624/table/295_1.jpg ]



【2】『終活』を行う理由、1位は「家族に迷惑をかけたくないから」71%。男女間で差が見られたのは「これからの人生をよりよく生きたいから」で女性の方が男性よりも5ポイント高い結果に。

『終活』を行っている/行おうと思っている736名に、その理由を聞きました。1位は「家族に迷惑をかけたくないから」71%、2位は「病気やけがなどで寝たきりになったりした場合に備えて」40%、3位は「自分の人生の終わり方は自分で決めたいから」32%でした。

男女で差が見られたな理由は、「これからの人生をよりよく生きたいから」「病気やけがなどで寝たきりになったりした場合に備えて」でそれぞれ女性が男性より5ポイント高い結果となりました。女性の方が、前向きに『終活』に取り組もうとしている人が多いのかもしれません。

<図:『終活』を行う/行おうと思う理由(ベース:全員/n=1,000)>
[画像4: http://prtimes.jp/i/624/295/resize/d624-295-472094-4.jpg ]



【3】60%が「人生でまだやり残したことがある」と回答。やり残した内容の最多は「旅行」。

『終活』を行っている/行おうと思っている736名に『終活』の内容について聞いたところ、56%が「これまでの人生でやり残したことを行う」を実施・希望していることがわかりました。また、全体の60%が「人生でまだやり残したことがある」と回答しました。自由回答で、「やり残していること」を尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「旅行」に関連する内容で、『世界一周』『海外旅行』『夫婦で旅行』など、37%が該当しました。次いで多かったのは、「子どもや孫」についての内容で『子どもの結婚』『孫の成長を見届けたい』など、13%が該当しました。

<図:「人生でやり残したこと」の有無(ベース:全員/n=1,000)>
[画像5: http://prtimes.jp/i/624/295/resize/d624-295-736070-5.jpg ]



【4】『終活』のエピソード、「早めに終活に気づかせてくれたことに感謝」「老後資金の絶対的不足で頓挫」他。

また、自由回答で『終活』にまつわるエピソードや考えなどを尋ねたところ、様々な回答が得られました。一部抜粋してご紹介します。

子供から生前贈与など、相続についての問題提起があり、終活を進めるきっかけになった。私と父の時代には生前贈与なんて不謹慎と考えられたが、早めに終活に気付かせてくれた事に今は感謝している。(72歳、男性)
自分の人生をシンプルに整理して、子供に迷惑や哀しみを遺さないように心掛けたいと思います。親が自分の人生をそれなりに全うして悔いを残さず、人に感謝して亡くなったと子供に思ってもらえるように。(70歳、女性)
お嫁さんのお母さんが若くして亡くなりました。身につまされるおもいでした。私は、40才になった時ぼんやりと自分自身の終活について考えるようになりました。(62歳、女性)
父親が亡くなったとき使えない物、役立たない物、等がとても多くて義理妹と大変な思いをして片付けました。本人にとっては大切なものでも片付ける側にとってはゴミということを思い知りました。なので私物は片付けてしまおうと思いました。(66歳、女性)
終活って言葉が新聞や雑誌で取り上げられていますが、周りのお友達や私自身そこまで深く考えていない。悲しい言葉に感じる。周りに迷惑をかけないようにしておく事も大事だけど、私は66歳でも夢もあるし、同級生達と旅行や遊びに行くので自分と同世代の方々がテレビなどで終活していますなんて聞くと驚いてしまいます!(66歳、女性)
着々と終活を進めて来たつもりでしたが、老後資金の絶対的不足で頓挫しています。死ぬことにもお金がいることを痛感しています。(62歳、女性)



>>調査結果の詳細、その他の調査結果は以下にも掲載しています。
調査レポートまとめサイト/HoNote(ホノテ): http://www.macromill.com/honote


▼調査概要
調査主体 マクロミル
調査方法 インターネットリサーチ
調査地域 全国
調査対象 60歳〜79歳の男女(マクロミルモニタ会員・マクロミル提携モニタ)
割付方法 平成27年国勢調査による、性別×年代別の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間 2016年11月18日(金)〜11月19日(土)

[画像6: http://prtimes.jp/i/624/295/resize/d624-295-334283-1.jpg ]
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